久しぶりの参加・どこまで続く?(8日目)

今回、久しぶりに「当事者交流会」に参加しようかと。ま、いろいろ理由はありますが、とりあえず、来年への布石ってことで。
で、会場に入ると、目の前に黒いヤツとか島之絆とか。ま、そこに座りますわな。すると、あとからあとからやってくる人がいて、気がつくとえげつないメンバーのテーブルになっていきます。おもしろいなぁ…。
島之絆のメンバーに紹介してもらった人たちとワイワイしゃべったり、まりあちゃんもまじえてワイワイしゃべったり。
そうこうするうちに、中村中さんのライブがはじまりました。すごいなぁ…。
てなうちに、交流会終了。
来年、どうする?

お店から出たら、はじけてしまったH間さんが「二次会!」とか騒いでます。ま、わたしもですけどね。で、近くの居酒屋でもうひと騒ぎ。
しかし、若いFTM
「向こうの人、知ってる?」
「いや、誰ですか?」
「特例法知ってる?」
「知ってます」
「特例法つくった人。この人もね」
みたいな会話をしたりして。まぁ時代も変わりました。
で、いろいろ話をしてたけど、最後は倒れてたみたいで、M木ちゃんが身元引き受け人になって*1、とりあえず沖縄の最後の夜も終了です。

*1:Kうさんが「頼むで、ほんまに頼むで」って念押ししてたとか^^;;。

第16回GID学会(2日目)

朝、いやがる身体をなんとか起こして、朝ごはんを食べて、さて出発です。朝日が眩しいのは自業自得です(笑)。
で、2日目開始。

  • シンポジウム3『地方のGID診療の現場から』

主として沖縄九州の医療の状況でした。たまたま「GID島之絆」のレンチュが近くにいたので
「ウッチー引っ張り出すか」
とか笑いながらも、いろんなことを考えさせられました。
ひとつは、教員の意識の問題とその評価の問題です。福岡の黒岩さんから「人権教育研修会に来た教員にアンケートに協力してもらい、その結果と医療者の予想を比較した」って話が出てきました。結論は「案外教員の意識、高いじゃん」って話で、それはそれでうれしいわけですが…。それ、人権教育研修会の参加者だからじゃないかなぁ。生徒指導研修会とか教務研修会だったら、また変わるんじゃないかなぁ。
あと、みなさん、口をそろえて「九州のお国柄」みたいなことを言われて、それはそれでその通りだろうなと思っていたのですが…。たぶんそこで欠けてはいけない観点は「医療者自身もそのバイアスの中にいる」ってことではないかと思うのです。いや、たぶんこのギョーカイの人はバイアスは少ないだろうとは思うのですが、でも、きっとある。そういうバイアスは、ほんの小さな言葉の端々に出てきます*1。「バイアスがない」ことが大切なのではなく、「バイアスがある」ことを前提にして、それを修正しながら考えることが大切なんじゃないかなと。
もうひとつ考えたことがあったのですが、それは今回のまとめにもつながるので、のちほど。

  • 特別講演3『魚は性を自由に換える』

どうしようかと思ったけど、お腹減ったのでパスm(__)m。これを食べに行きました^^;;。

  • シンポジウム4『教育・児童・家庭への支援』

さて、個人的には今回もっとも関心のあるセッションです。
とはいえ、石川直子さん(特定非営利活動法人 性同一性障害まりあの会) がしゃべっておられる最中、「まりあちゃん」とキャッキャ言いながら写真を撮っては加工して遊んでいたので、どこまでマジメに聞いてるねんという話なのですが^^;;。あ、康さんに「おい!」って怒られちゃいました^^;;。
で、感想は…。寒竹葉月さん(一般社団法人 gid.jp 日本性同一性障害と共に生きる人々の会 沖縄支部)、すごいなと。いまから17〜8年前によくぞ望みの性別でガッコに通ったなと。
で、もうひとつは…。
やはり、他のマイノリティのとりくみにもっと学ばなきゃならないんじゃないかってことです。「違い」はあるんだけど、「共通点」を探すことも大切だと、わたしは思っています。で、おそらくら先行するどのとりくみも「ピア」を大切にしているように、わたしは思います。で、それができるひとつの場が「学校」だと思っているのです。
現在、トランスの子どもたちのサポートのHUBとして期待されているのは専門家≒医療者です。でも、医療や心理ができるのは、個へのかかわりです。そしてそれは、「当事者を変える」ことでしかないと思います。でも、それだけでいいんだろうかと、常に考えています。わたしは、同年代交流やロールモデルに出会わせることをもう少し大切にしてもいいんじゃないかと思っています。なので、そんなことを話したのですが…。
康さんと佐々木さんと石川さんくらいにしかウケてなかったかな^^;;。

ミーハー心がうずいたけど、ここはお勉強!ってことで、不参加です^^;;。

  • 一般演題 7/調査

えーと…。

  • 一般演題 8/性別違和

一般ピーポーに「自認する性別」を想像してもらって、それと反対の性別の服装を切ることへの拒否感のアンケート結果の報告があったんですけど、なかなかおもしろかったです。で、FTMの服装への拒否感にその結果をもっていってたんですけど、MTFのハードルの高さ&顕在化のしにくさとの関連もあるんじゃないかなとも思いました。

  • 一般演題 9/ホルモン・遺伝子

「遺伝子的にマーカーがあれば、子どもに対しても躊躇なく治療ができる」って話で…。なんか、とうとうGIDも遺伝病になるのかなぁと。
でも、そのシステムは難しくてわかりませんでした。ちなみに、阿部さん@阿部メンタルクリニックも同じ感想をもらしておられました。

  • 今回の感想

宮島さん(クリニックおもろまち)のお話の中に「中核群」「辺縁群」という話が出てきて
「久しぶりだなぁ(*´∀`)」
って思ったんですけど…。
なんか、いまのGIDをとりまく問題の問題って、「中核群にスポットをあてすぎてる」ことにあるんじゃないかと、ふと思いました。
「こんなにつらい思いをしている人がいる」というロジックは、同時に「そこまでではない人」を排除してしまう。それが例えばMTFへの医療のハードルをあげる=受診者数を引き下げることにつながるんじゃないかと。いや、MTFの「つらさ」がマシというわけではなく、「さまざまな抜け道」があるので、ガス抜きがしやすく、結果、あたかも「そこまでではなくなることも可能になる」ということなんですけどね。
でも、この発言を受けて、松本さん(岡山大学)が「臨床やってる人間なら、中核群の人たちにアドバイスすることはほとんどなくて、辺縁群の人のほうがサポートが必要であることはよくわかっていること」って言っておられました。
つまり、サポートが必要な人間にスポットがあたらず、アドバイスが不要な人間にスポットがあたっているあたりが、変なねじれを生み出しているんじゃないかなと思ったんです。
もう少していねいに言うならば、1997年にスポットをあてなきゃならなかった人と、2003年にスポットをあてなきゃならなかった人と、2008年にスポットをあてなきゃならなかった人と、現在スポットをあてなきゃならない人は変化をしている。でも、それはあくまでも「世間に理解してもらうため」のスポットであったわけで、潜在的には「アドバイスがいらない」=「やることがわかっている人」ではなく、「辺縁群」こそがサポートが必要だった。
なんか、そういう意味では「辺縁群」という言葉が「あとからでいい」みたいなニュアンスを持つので、よくないんじゃないかぁ。

もうひとつ思ったのが、「中核群」「辺縁群」ともかかわりますが、あまりにもホルモンとSRS(と乳切)に話が偏りすぎているのではないかと。例えば、わたしの場合、すごく大きかったのが、脱毛でした。これはわたしの場合であって、人によっては髪の毛であったり、服装であったり、FSSであったり、本来QOLがあがる要因はさまざまなはずです。であるにもかかわらず、ホルモンとSRSのみが話題にあがるのも「中核群へのスポット」と軌を一にしているのではないかという気がします。そしてそれが、ひいては「当事者」がホルモンとSRSに「のみ」QOLの向上の方法を見出すことにつながっているのではないかという気がしました。

てなことで、今年のGID学会も終了です。来年は…。大阪かぁ^^;;。

*1:例えば「「いまだ」戸籍変更をしてない方」みたいな(笑)。

さて、本番(笑)・どこまで続く?(7日目)

で、いよいよ(笑)懇親会。
ビール→ワインと渡り歩きながら、あちらで話をしたりこちらで話をしたり。にしても、優しい友だちたちが
「ほら、これ、食べ!」
って料理を持ってきてくださるのでとてもうれしいです。コップはずっと持ってるけど、おはしは置いちゃいますからねぇ^^;;。

「こっち来い」
と壇上に呼ばれて、そのまま行ったら
「ワイングラスを置いて来い」
って怒られて^^;;。いや、これ、ほんとはネタなんです。ってわからんか…。で、ひとりずつあいさつしろと。で、トリはわたしかよ…。
「あの、来年のオープニングどうしたらいいか、ずっと考えてました」
結局それです。壇から降りたら東さんがやってきて
「漫才やろか」
って、結局それかよ!

で、二次会ヘ。今回はK城さんつながりで、とってもいいお店を予約することができました。持つべきものは友だちです。ひとりではなにもできないわたしが、それでもなんとかやっていけるのは、すごく力のある友だちがたくさんいるからです。
さて、ようやく一緒に飲みたい人たちとゆっくりできるひとときです。が…。
ゆっくりしすぎて寝ちゃったみたいです(笑)。
目が覚めると
「帰るぞ」
と。で、歩こうとしたら
「乗れ!」
って言われて、タクシー押しこまれてしまいました。いやぁ、力のある友だちに恵まれています(^^)。

第16回GID学会(1日目)

で、遅刻覚悟でGID学会の会場へ。と、まだはじまってませんでした^^;;。てか、受付9時からって、大会そのものがそんなに早くはじまるわけないか。

ということで…。

  • オープニングイベント

こんなんあるんだ…。てかこんなことやっちゃったら、これから毎年やらなきゃならないプレッシャーがかかりますがな。来年はなんなんだろう(笑)。

  • 会長講演『沖縄のGID診療の歴史・現状・課題』山本和儀さん

山本さん、けっこう昔からやっておられたんだなぁ…。&勉強熱心なんだなぁ。にしても、やはり沖縄のFTMの多さは…。

  • 理事長講演『性同一性障害に関する社会的課題と学会としての対応』中塚幹也さん

やはり学校問題と保険適用ですよねぇ。
学校への医療者からのアプローチ、実は、ありがたいけど、ビミョーなんですよね。発達障害もそうなんだけど、「いや、ビョーキだからしかたないのはわかりました。でも」なんです。教員は基本は善意の人なんだけど、システムを変えようとまでする人はほとんどいないんです。で、その板ばさみになると。てか、「ビョーキで解決」はなぁ…。
保険…。かつて「貧困ビジネス」って話もあったしなぁ。なんとなくだけど、それなりの「ハードル」って大切な気もするんですよね。

  • 特別講演1『Lost in Transition: trans people, recognition, pathology and rights』Sam Winterさん

基本的には大阪で聞いた話のまとめって感じです。一度聞いたのみならず、手元にその時の配布資料があったので、すごくわかりやすかったです。てか、東さん、疲れましたよね。途中マイク落とすし(;_;)。

  • 一般演題 1/心理

後日

  • 一般演題 2/児童・学校

いろいろあるけど後日

  • 一般演題 3/職場・雇用

かなりお腹減ってたけど後日

疫学を明らかにするのは大切だとは思います。とはいえ、GIDの場合、難しいでしょうね。だって、基本的には「自己申告」ですからねぇ。多分に文化的な要素があるわけで。そういう意味では中村かれんさん(エール大学大学院 文化人類学部)に話してもらったのはすごく意味があったんじゃないかなと思います。にしても、中村さん、こまかく笑いをとりにこられて^^;;。

また余裕があれば、メモを見ながら追記するとしましょうか…。

フィールドワーカー?

起床は8時。もうろうとしています。今日の受付はたしか9時開始だっけ。たぶん間に合いませんね。ま、いっか。
ということで、チャイをいただきながら、またまた野入さんと話。いろいろ話しているうちに、話は「アメラジアンスクール」関係へと移行していきます。
なんでも、アメラジアンスクール、けっこうお客さんが来られるとか。で、みなさん質問攻めにされるとか。きっとまじめなんでしょうね。
そう言えば、わたし、夏にアメラジアンスクールに連れて行ってもらった時、ぜんぜん質問しませんでした。まぁ、質問できるほど事前の知識がないというのはまぁあるわけですが、わたしの関心事は「そこにただよう空気に身を任せる」ことなんですよね。廊下に並んでいる本や、ふとしたスペース。教室のつくりや、そこにおいてあるもの、飾ってある展示物。そういうものを見ながら、ここでどんな営みがされているのかということに思いをめぐらせるのが好きなんです。それはアメラジアンスクールだけじゃなくて、昨日の夜の町並みを見る時も同じです。
しかも、質問の内容が
アメラジアンスクールの設立の趣旨は?」
みたいなものだったりするみたいで、それは違うだろうと。
「だって、そもそも「こんなもんをつくろう!」って考えてできたものじゃなくて「必要に迫られてつくったら、それがアメラジアンスクールになって、必要に応じて変化してこうなった」みたいなもんなんでしょ?」
「うん!」
「けっきょく、沖縄のというか日本の教育を取り巻く状況がアメラジアンスクールをつくってるんですよね?」
「そう!」
てな話をしながら
「わたし、いまは教育学の場所にいるけど、教育社会学に行きたいんですよね」
みたいなことをつぶやくと、野入さんのひとこと。
「いつきさんは社会学
あー、社会学、そこまでいってまうのかぁ(^^)。

プレイベント・どこまで続く?(その6)

今日は終業式。長かった一年も、今日で終わりです。
で、いろいろ残務整理をして、とっとと職場を後にします。で、乗り継ぎ乗り継ぎしながら到着したのは那覇空港(笑)。あしたからはじまるGID学会の前泊です。人使いの荒いわたしは、沖縄の友だちK城さんに迎えに来てもらったりして^^;;。なんでもK城さん
「ツーシータ−やし」
って言っておられるので、どんな車かなと思ったらRX7でした。いやぁ、興奮です!
で、連れて行ってもらったお店が、夏にも来た「ゲジョル」です。
「今回は参鶏湯を注文してあるからね」
との野入さんのお言葉に、こちらも興奮です。とりあえずはオリオンビールからスタートするわけですが、オモニが
「これ、人気あるよ」
と薦めてくださったのが、ラズベリーのお酒。うーん、甘い…。と、突然ひらめきました。チャミスルと混ぜるとうまいはず!てことで、
チャミスル、ください」
「あー、みんな混ぜるとおいしいって言ってるよ」
突然のひらめきは正解でした。
そんなことをやっているうちに、K城さんとパートナーさんが登場。4人でわいわいしゃべりながらおいしい朝鮮料理をつつきます。と、参鶏湯登場。

でかっ!量多っ!うま!でも、完全におなかいっぱいになりました。
楽しいひとときが終わって、今日は野入さんの家にお泊まりです。ゲジョルから歩いて行くのですが、途中の町並みが、もう最高です。

えらい興奮しているわたしを見て、野入さんのひと言
「いつきさん、こういうところ、好きやねぇ」
あきれられてしまいました。
お家に着いたら2匹の犬のお出迎え。気がつくと、完全になつかれてしまっていました。

野入さんのお家でワインをいただきながら、社会学関係の話。うわぁ。魅力的やなぁ…。でも、わたしのいる場所は教育学。う~んと思いながら寝ていく夜でした。

きっとわたしはダメなんだろな・どこまで続く?(5日目)

まぁ、わたしがダメ人間なのは既知のこととして、プラス何がダメなのか…。
今日は校内セクションの忘年度会です。わたしが所属しているセクションは、部長を筆頭にとてもいい人たちで、仕事もバリバリとやる。で、ギャグのセンスも切れてるし、笑いが絶えない。まぁ、ここを逃げ場にする教員も多々いるみたいなところです。なので、その呑み会なら楽しくないわけがないです。ひたすら
「んま!」
「笑」
の繰り返しです。
で、わたしも一緒に笑っていたのですが…。なんか、徐々に「差」が明確になってきます。その「差」をひとことで言うなら「クラブ」です。ほんとに部活が楽しくてしかたない。そして、その部活を通した子どもたちとのつながりをほんとうに大切にしている。そして、子どもたちとのつながりが深い。ほんとうに
「先生なんやなぁ」
と思ってしまえる人たちなんです。
翻って、わたしは…。
部活は放ったらかしです(笑)。クラブは子どもたちの場所だと思っているので、「自分たちが居心地よく楽しめるように、自分たちで考えろ」ってスタンスです。なので、子どもたちとのつながりは薄い。
まぁ、体育系と文系って違いはあるでしょうけどね。
でもまぁ、そんな差を目の当たりにして、でも
「まぁいいか…」
と思ってしまった複雑な気持ちのひとときでした。

あ…。でも…。
トランスジェンダー生徒交流会に来てる子どもから卒業式の写真が「今から家族で飲み会です」というメッセージと一緒に送られてきました。その写真のかわいさに、思わず笑顔がこぼれました。
ま、そんなつきあいをしてるんだな、わたしは…。

「自然」と「反自然」の線引き・どこまで続く?(4日目)

今日の夜はトランス関係のミーティング。当然その後は飲み会なわけですが…。
まぁ、トランス関係の人と飲んでいるわけですから、話題はトランス関係になるわけです。で、話題はホルモン療法のことになっていって、そこではたと考えたわけですが…。

例えば、わたしみたいな年とってからのMTFのホルモンって、まぁ「効き」はたいしたことないです。すでに変化し尽くしたあと、ちょいと変化する程度です。でも、MTFであっても、例えば2次性徴直前あたりのホルモンは、おそらく劇的に効くんじゃないかと。そうすると、放っておいたらあっちにいくであろう成長の曲線を人為的に曲げることになる。そして、身体の形をコントロールしていく。例えば、胸の大きさはこれくらい。身長はこれくらい。声の高さはこれくらい。
しかし、そうした身体の形にはモデルがある。そのモデルは、おそらくは社会のあり方に規定されている。そして、その社会のあり方は、女性のあり方を規定している。そして、その規定に沿わないネーチブ女性の生きづらさをつくっている。
とするなら、「モデル」にあわせて身体の形をコントロールすることは、「モデル」からはずれたネーチブ女性の生き方を抑圧することにつながる。
トランスがトランスとして生きることを決意する時に「ありのままの自分で生きようと思った」なーんていうタームが出てくることがあります。でもその「ありのままの自分」が、実は「モデルとしての女性/男性」であるとしたら、そしてそのためのホルモンや手術ならば、それはほんとうに「ありのまま」なのか?っていうことなんですよね。

じゃぁ、わたしがやっていることは?
程度の差はあれ、同じことと言えるし、でも、違うとも言える。なぜなら、その「程度の差」こそが問題になるんじゃないかと思うからです。
トランスなんていう行為は、基本的に「反自然」なんだと思います。でも、その「反自然」の中に、どの程度「変えないもの=自然」をブレンドするのか。そのことで「モデル」からはずれた身体の形を持つ女性への抑圧を少しでも緩和することができ、そのことは最終的には(モデルからはずれざるを得ない)MTFへの抑圧を緩和することにつながるんじゃないかな。

たぶん正常な呑み会→?・どこまで続く?(3日目)

今日はとある研究会の最終会議です。まぁ、今年一年振り返って、来年を展望する感じでしょうか。
で、終わったら、これまた恒例の呑み会。
まぁ、そんなにひどい飲み方をする人たちではないので、しみじみとこぢんまりと飲むわけです。
と、そこにいきなりメール。
「呑も」
「うん」
早々に終わった飲み会を脱出して、別の飲み会へ。気がつくと終電です(笑)。
まぁこんなもんだわ^^;;。

明けて現役の会・どこまで続く?(2日目)

5時半くらいにふと目が覚めて、ベッドに潜り込んで再び爆睡。9時前に起きて、和室と台所の窮状を見て、「これはあかん」と直感。だって、11時には現役生が来ます。
今回は働き者の卒業生が多くて30分ほどで片づけ終了。それから、昨日の鍋に辛ラーメンを放り込んだ朝ごはん。おいしいけど、食べ過ぎそうです。
そうこうするうちに、11時です。ボチボチ現役生が来る時間。
「おー」
「来たでー」
「今日、何つくるん?」
「鍋」
てことで、みんな買い出しに行きました。さて、なにができるんだろ。
帰ってきた中国帰国の子、土鍋に八角・ナツメ・くこの実・人参・ニンニクあたりを入れて煮出しています。すごいよ!さすがは中国料理!医食同源です!肉団子を鍋にくぐらせては取り出します。
「固くなるしな」
もうね!感動です。
やがてできあがった鍋のおいしいこと!
そんな鍋をつつきながら、話はディープに進みます。
「ルーツ、どこやったっけ?」
「ややこしいから言わへん」
「せやけどな」
そこからルーツにこだわる、パラムの会からはじまるわたしのストーリーがはじまります。「ネーチブややこしい」に対抗するためには「自ら求めたややこしさ」でいくしかないです。だって、自覚的にややこしさを選ぶって、「選べずに担うしかない」というのとは違うややこしさをはらんでいるんですよね(笑)。
なんだろ…。
逃げられたのに逃げなかった。ので、逃げられなくなった。それはそれで変なんですよね…。
で、なおも突っ込んでいくと、ボチボチと「ややこしさ」を話してくれます。だって、同じ親から生まれたきょうだいだけど、生まれた場所が小さな海を隔てただけで国籍が違うんです。国籍ってなんだろう。民族ってなんだろう。わたしがわたしであることと、国籍や民族はどのような関係にあるんだろう。そんなことを、子どもたちの言葉を聞きながら考えさせられます。
こんな時間は至福の時間です。こんな時間を独占するのはもったいないなぁ。みんな来たらいいのになぁ…。
そんなことを考えているうちに、話題は「たいしたことない」話へと。まぁ、ガチな話は長続きしないです(笑)。
てなことやっているうちに、お部屋の片づけしなくちゃならない時間に。でもわたしはそろそろダウン気味^^;;。
まぁそんな現役の会でした(笑)。