で、午後からのシンポジウムに備えて打ち合わせ。
パネラーは4人。他の人はちゃんとした活動をしておられますが、ひとりジャンルが違います。助言者もコーディネーターも、なんとなくわたしの方を見てニヤニヤしておられます。
「順番、どうしましょ」
「うーん、いつきさんを最後にしたら、ぶっ飛んで終わるからなぁ」
「起承転結の「転」だから3番目かなぁ」
「えー、そんなことしたら最後がメッチャしゃべりにくいですよ」
あのね^^;;。
てことで、3番目になりました。
シンポは開始からいきなりコーディネーターが打ち合わせと違う話から入って会場を和ませてくれます。しかも、パネラーの紹介は他はみんな名字なのに、わたしだけ「いつきさん」。ま、うれしいですけどね。
まぁ、そんなこんなで、和やかに、でもいい論議ができたんじゃないですかねぇ。
年: 2013年
久しぶりの両性研
年度当初、いろいろスケジュールを見ていたら、今年の両性研は土日ってことがわかりまして
「これは久しぶりに参加できるな」
と思っていたのですが…。
ある日
「シンポジウムのパネラーをしないか」
というメールが来ました。へ?何をしゃべれと…。最近、
「他にもっとふさわしい人いるんとちゃうん」
という話がたまに来るのですが、ま、考え方を変えれば
「しゃべってみて」
って主催者が考えておられるわけで、それはそれでありかと思いながら引き受けることにしています^^;;。
てことで、会場へ。にしても眠いなぁと思っていたら、
「いつきさん!今年、来たんやー」
との声。大分のKさんでした^^;;。
「そら、来ますがな。わたし、午後のパネラー^^;;」
「えー!」
みたいなベタな会話を楽しみながら、まずは午前の伊藤公雄さんの講演です。
なるほどなぁ。多くの国は90年代の産業構造の変化の中で「働き方」を変えざるを得なかったんだけど、日本は逆に「団塊の世代」の長時間労働でそこを乗り切ってしまったがゆえに、「変化」に乗り遅れたと。さらに、いまだに「あの時の成功体験」から脱することができずに90年代への回帰を求めていると。なるほどなぁ。
他国の経年変化との比較をすると、そのあたりのことがとてもよくわかりました。うーん。わかりやすいなぁ。
それにしても、プレゼンテーションソフトを送って行く時、右クリックでメニュー出して「次へ」をいちいち押してるあたりが、なかなか^^;;。
大移動
で、電車に乗って移動開始。あり?京都…。を通り過ぎて、東へ東へ。到着したのは新横浜。さらに電車に乗って到着したのは東京都内の某地方都市。ここに九州から「デカセギ」にやって来た友だちが暮らしてます。
今日は宴会→お友だちの家に宿泊です。
この人たち、基本的にフリーダムです。なので、いろんなところに遊撃してはちょっかい出して帰ってくるみたいです。ま、そのフットワークのカルサは大切です。
でも、今日のメインテーマは恋愛相談だったりするのもまたかわいらしいですね。
「振られちゃいました」
「話してみ」
「かくかくしかじか」
「それ、振られてへんやん」
みたいな。
どうやら「間」ってやつがとれないみたいですね。まぁ、たぶん純粋なんだと思います。
てなことで、みんなで笑い転げながらのひと晩でした。
吸い込まれ感
今日は岡山でお座敷です。
そう言えば、去年も岡山で何回かお座敷がありました。ちなみに、この夏、もう一回岡山に行くことになっています。岡山、いま熱いです^^;;。
てのはおいといて…。
今、岡山市では「中学校区」単位でいろんなことをしはじめているとのことです。たしかに地域と学校の連携を考えるうえで「中学校区」はけっこういい範囲になるかなと思います。解放教育の文脈でも、地域の教育力を考える時に「中学校区」単位でとらえた実践が多く見られる気がします。
てことで、去年も今年も「中学校区」の人権研修ってことで呼ばれました。
小中の研修って、けっこう空気が柔らかくて話しやすいんです。
基本的に研修は「強制力」を持っています。でも、高校なんかだと他の仕事があったりして、メッチャ出席率が悪い。ところが、小中の場合は他の仕事を入れない体制(含む行事)をとられるので、出席率がけっこう高いんです。では「仕方なし感」も高いかというと、これが低いんです。たぶん「学び」への意欲がすごく高いんでしょうね。
今日のお座敷でも、みなさんすごく聞いてくださっているのが伝わってきます。なんだろ…。会場の空気に自分が吸い込まれる感じ…。
そんなふうになってしまうと、当然のことながらネタも増えます。まぁ、そんなこんなで、制限時間ちょうどに終了しちゃいました。
変な店
で、夜は当然呑みです。
肥下ちゃん、お酒はなんでも飲むけど、実は味がわかってる人です。さて、どこにつれていくか…。ここは酒楽座かな^^;;。
満足してくれましたo(^^)o
ただ、ここ、お腹が減るので、日本一おいしいすじ肉でも食べてもらおうかと。で、お店に到着すると、休みです(;_;)。
しかたないので、前から気になっている「どて」という店ヘ。
中に入ると、なんかよくわからない店です。とにかくカニクリームコロッケとカルビの焼肉を注文。味はなかなかです。やがてなぜかカラオケタイムに突入。肥下ちゃん歌いまくりです(笑)。ならばとわたしも歌いまくりです(笑)。
で、お腹が減ったので、ご飯がほしくなり
「ご飯、ありますか?」
と注文したら、出てきたのはガチのホルモン丼^^;;。
おいおいと思ったけど、最近身体がお米を欲してるので、食べてしまいましたo(^^)o
たまご入れたらもっとうまかったかも^^;;。
攻守のバランス
学校は子どもを守るところなのか、それとも子どもに闘う力をつけるところなのか。
たぶん、そのどちらでもある。そのバランスです。
√か…。
今日は人権教育研究会の夏季研です。
午前はレポート。今回は新たにつくった「労働」についての教材の発表です。
正直、たいしたことのない内容ですが、おそらく京都の高校では誰もとりくんでいないんじゃないかな。なので、「問題提起」程度の位置づけです。
25分、事前の準備もなくダラダラと話して終了。それにしても、口のうまさは命とりです。それなりの内容に聞かせてしまう自分、質疑応答にも器用に答えてしまう自分が、たまにイヤなります^^;;。
午後からは西成高校の肥下ちゃんの講演です。
冒頭いきなりわたしの写真が出てきて爆笑です。
実は今回、普段話をしておられるであろう「反貧困学習」あるいは「反貧困の学校づくり」とは少し違う切り口で話してもらうよう頼みました。
たぶん「反貧困学習」についての話を京都でやったら、「あー、そんなことやってはるんやー」ってなってしまう。それは同時に「うちでは無理やなぁ」と同義なんですよね。
でもそれは当たり前で、生徒の状況も学校のシステムも、学校を取り巻く環境もまったく違います。だから、同じことができるはずがないんです。
で、今回、肥下ちゃんに話してもらいたかったのは
「なぜそんなことをしようと思ったの?」
ってことです。つまり、根っこ=√です。
これならば、個人的な「根っこ」の違いは当たり前。でも、肥下ちゃんの話しの中にある「根っこ」を聞きながら、自分の「根っこ」を考えることもできるし、そこから自分が何ができるかを考えることで、自分なりのとりくみを考えることができる。
必要なのはマニュアルではなく、作法である。
そんなことを考えたのです。
肥下ちゃん、見事にそんなわたしの思いに応えてくれました。バングラデシュで出会った識字の話からスタートして、教員になる前の話、教員になってからの話、「反貧困学習」「反貧困の学校づくり」に至るまでの一貫した思いを話してくれました。
「あの時の思い」を心の中に沈めて、淡々と考えとりくみ続けること。そこから新たなとりくみが出てくる。そしてそれは誰のためのとりくみなのか。なにを目指すとりくみなのか。それを考えた時「あの時の思い」が常にあるんでしょうね。
昼のライオン
今日は久しぶりにM瀬さんとサシのみです。
M瀬さんは、わたしがjaseに連載するきっかけを与えてくださった方です。もしもあの時の一本の電話がなければ、わたしの人生はまったくちがったものになってたんじゃないかな。いや、もしも同じような「形」であったとしても、「深さ」はまったくちがっただろうと思います。
前半2年間で、身のまわりのできごとを、そして今も続く後半3年間で、自分に起こったできごとを深く見つめるトレーニングをさせていただきました。M瀬さんは、いまは別のお仕事をされていますが、いまも原稿を読んでくださって、鋭いアドバイスをもらっています。
てことで、ホテルをチェックアウトぎりぎりの10時にスタート。待ち合わせは11時半。さてどうするか…。
とりあえず、新宿駅に向かって歩きはじめます。
まずは二丁目通過。うーん。ま、そうだな^^;;。二丁目ですo(^^)o
で、四丁目に行くかゴールデン街方面に行くか…。やっぱ、聖地・ゴールデン街ですね。その後、歌舞伎町の奥の方をまわって新宿駅へ。
にしても、あの辻々に立っているコワモテのおじさまたちは、いったいなにものだろうo(^^)o
てなことしてるうちに、移動の時間です。有楽町に到着。久しぶりのM瀬さんとのご対面。相変わらずステキな人です。ご自分の仕事にプライドと信念があることが伝わって来ます。なんか、自然と背筋が伸びてくる気がします。まぁ、実際には猫背のままなんですけどね^^;;。
で、向かうは銀座ライオンの第一号店。歴史を感じさせる建物です。
まずはヱビスのグラスビールから。いきなりの中ジョッキは量も多すぎて他のものが呑めなくなります。通だなぁ(^^)。
はじめはよもやま話から。でもそのうち当然のことながら原稿の話や編集の話。さらにはお互いの世界の見え方や生き様、さらにこれからの人生について、どことなく地に足がついた話題が続きます。
ふとまわりを見渡すと、かなりな人が平日昼からビールを楽しんでます。いい雰囲気だなぁo(^^)o
結局、予定していた新幹線を2回予約しなおしました。でも、それだけの価値のあるひとときでした。
残り7回。がんばろう!
旧友との再会
で、有楽町まで移動して飲み。最近ごたついている旧友Aさんと、ある意味安定している旧友Bさんとわたし。話をしていてビミョーなスレ違い感がたまらなくおもしろいです。ついついAさんを残りふたりでいじってしまいます。悪かったかなぁ^^;;。
でも、久しぶりの3人呑みはやっぱり楽しいな。
その後、早く帰らなくちゃならないAさんを見送って、Bさんとサシのみ。これまたほんとに久しぶりのシチュエーションです。もう10年来のつきあいですが、ほとんどふだん会えないので、積もる話は山のようにあります。新宿へと河岸を変えながら、フラフラと話すふたりなのでした^^;;。
京都の名物
東九条にて起きたのは6時。やはり身体が動きません。でも…。とにかく100均ローソンに行って、マイボトル用ジャスミンティーのティーバッグをお買い上げ。
で、7時半に東九条スタート。電車を乗り換え乗り換えして、昼についたのは宇都宮(笑)。
行動計画って、破綻したほうがまだ楽で、破綻寸前はダメってよくわかりました。
お迎えに来てくれたのは運転手さんが運転される黒塗りのクラウンです。ドライビングはあくまでも重厚です。
で、お座敷会場へ。
さて、今日のまくらはどうするか…。いつも悩むところです。うーんと考えて、最終的に思いついたのは「京都の名物」。
えーと。みなさん、京都の名物ってご存知ですか?京都の名物は、実は豆腐とかじゃなくて、ギョウザとラーメンなんです。で、わたし、両方とも大好きで。で、宇都宮といえば、やっぱり餃子!でも、今日は食べるヒマがなさげなのが残念でえ
あー、しょーもないネタやなぁ(;_;)。ま、ご当地ネタではあるけど^^;;。
なんでも栃木ではこの間GIDの子らのことをずっと扱っているとか。で、去年は順子姐さんを講師に招いて、今年はなぜかわたしだとか。で、子どものサポートの話をしてほしいとか。てことはニューバージョンですね^^;;。
ニューバージョン、まだこなれてないので、ところどころかみますねぇ。でも、会場のみなさん、けっこう関心持って聞いてくださってるみたいです。よかった。
最後に、前に先進校視察でうちのガッコに来られた方が
「宇都宮餃子、送ったげる」
とか言われて、これはかなりうれしかったです(違^^;;)
で、後半はKJ法を使っての事例研究です。みなさん、すごく真剣に討論されてます。すごいなぁ…。
しかし、事例があえてのムチャぶりなので、みなさん混乱されてます。でも、この混乱が大切なんでしょうね。そこから何を考えるのか。願わくば「あ!」っていうことが出てくるとおもしろいんですけどねぇ。