誰が困るのか

まぁ、いつでも↑のようにいくわけじゃなくて、やはり子どもが寝てしまったり、おしゃべりしたり、遠い世界に行ってしまうこともあるわけです。
で、やっぱりおしゃべりは困るわけです。なので怒る。すると、子どもたちの中には逆に、授業への不服従という形で、より行動がエスカレートしていく場合があります。そうするとやっかいです。教員は困ってしまう。まぁそういう時に教員は子どもたちを何とかしようと思うのですが…。
そんなことを同僚と話をしていたのですが、わたし、なんとなく
「でも、教員ってほんとは困ってないんじゃないんですかねぇ」
って問いかけてみました。するとその教員、
「うん、ほんとに困ってるのは生徒だよね」
って返してきました。
そうなんですよね…。困ってるのは生徒なんです。
てことがわかるには、それなりの場数が必要かなぁ…。

うれしいなぁo(^^)o

二次方程式にからまる内容でなにがおもしろいかって、個人的には「解と係数の関係」っていうところです。まぁ、人によっては
「結局何が言いたいねん!」
ってところなんですが、わたしは二次方程式をいろんな角度からついてる気がして楽しいんです。
さらに、対称式のあたりは、まぁ知ってるか知らないかみたいなところも若干ないわけではないのですが、なんしか美しい。やはりこれです(^^)
ところで、今回の試験範囲に「解と係数の関係」を入れるかどうかで少し論議があったのですが、ここをやらないでどうすんねんというところがあるので
「入れましょう」
と、断固として主張しちゃいました。が、全部は無理なので、結局、単純に
「和と積がわかんねん」
ってあたりで終えたのですが、せっかくなので
「足してもかけても1になる2つの数字、求められる?」
って聞いてみました。
まぁ、結論的には「ax^2-x+1=0」を解けばいいだけのことです。で、
「こうなるね」
って言いながら「(1+sqrt(3)i)/2と(1-sqrt(3)i)/2」って書いたわけで。でも、とてもシンプルな問題が、意外と複雑な結論になるという意味では、なんとなく「深いぃ」ものを感じるので
「おもしろいね」
って言ってみたわけです。
ところが一番前でいつも一生懸命勉強してる子が
「すごいなぁ。不思議だなぁ。だから数学、好きなんだ」
って、ずっとつぶやいていました。
「なっ(^^)」「なっ(^^)」
って、二人で顔を見合わせてニッコリ。
なーんとなく幸せな気持ちになりました。