現在、直接職場とは関係なさげだけど、やっぱりいちおう仕事という「資料集づくり」をしています。なかでも一番たいへんなのは、講演の校正。
で、4本の講演の校正をやって版組をしているのですが…。
いちおうテープおこしをしてくださるのは、「常任委員」と言われる役割をしている人々です。このテープおこしがくせものです。必ずしもきちんと起きているとは限らない!
今回なにがきつかったかというと、もともとの講演と語尾が全然違うのがひとつ。もうひとつは、なんだかえらい短い気がしたのがひとつ。
そりゃぁ、はじめにそのあたりに配慮してくれといえばよかったんですがね。
「なんか違和感あるなぁ」
と思って、あらためてテープを聴いてみると、語尾が違うから、ぜんぜん雰囲気が変わっています。
「ありゃ?講師の校正で「?」がついているところがある」
と思って、あらためてテープを聴いてみると、自分で解釈して、文章をズバズバ切っている。なので、意味が通らないところが出てきているのです。そこのところをよく聞いたら、ぜんぜん違うことを講師は話しておられる。
もうね、今回はさすがにまいりました。
講演録って、その雰囲気を出しながら、でも「読める形」にしなくちゃなりません。このあたりのさじ加減が難しい。講演ならではのざらつき感は大切だし、途中で挿入されるエピソードとか無駄話が、案外大切なんですよね。だからこそ、最初のテープおこしは、話の内容をそのまま起こしてもらわないと、あとの料理ができない。
たいへんなのはわかるんですがねぇ…。