ここまで来たんやなぁ…。

急いで家に帰って、家族みんなで出かけます。今日は数少ない家族での外食の日です。なにせ、上の子どもの20歳の誕生日ですから。
子どもの20年は、わたしたち親の20年でもあります。
もちろん、20年は単なる通過点でしかありません。でも、やっぱり20年です。ある意味一番変化が激しい20年。でも、「運命的に一緒になってしまった」20年。次の20年は、変化は少ないかもしれないけど、きっともっと激しい20年になるでしょうね。わたしはそうでした。
そんなことを考えながら、Sイゼリヤよりはマシなレストランで晩ご飯を食べて、家に帰ってケーキを食べて。
そんな感じで、夜が過ぎていきました。

久しぶりの補習

わたしはかつてずっと毎週補習をしていました。ところが、出張が増えてくるに従って、放課後の余裕がなくなり、それでもなんとかやっていけたので、
「まぁええか」
と、ここ10年ぐらいやらなくなりました。
でも、補習はおもしろい。なにがおもしろいかというと、補習の時間の距離感は、授業の時とはまったく違います。子どもたちが剥き身で来るので、わたしもハイテンションでいくことができます。この時間を共有するかしないかで、生徒たちとの人間関係はずいぶんと変わります。もちろん、補習に頼り切って普段の授業をおろそかにする可能性もあるのですが、そこはそれ、人間関係で乗り切るわけです。
ところで、今年担当しているクラス、ほんとうに危ない子が顕在化してきました。
実は2学期の期末試験は折り返し点なんですね。ここで浮上する子はなんとかなる。でも、ここでさらに落ち込む子はほんとうに危ない。今年はそういう子がいます。なので、ここは一発「伝家の宝刀」をふるってやろうかと。
授業中の会話。
い「いやな、最近忙しくなって、ずっと補習せえへんかったんや。そやけど、3学期はやるで!」
S「ほな、ヒマになったんか?」
い「いや、まぁ忙しいのは忙しいけどな」
S「ほなやらんでええで!」
い「うるさいわい!いつきちゃんの出血大サービスや」
てことで、久しぶりの補習。
わたしの補習では、わたしは一切教えません。自分でやるか、友だちに教えてもらうか。ヒントはあちこちにちりばめてあります。とにかく自分の力で問題をやりきる。出題は10問もありません。それを全問正解したら帰れます。全問解いたところでチェックをしに来ます。間違いがあったら、ヒントだけ出して突っ返します。そこを訂正してきて全問○になったら合格マークを書いて終了。早い子で10分もかかりません。
大切なのは、長い補習を一回するより、短い補習を毎週やること。
今日も15分ほどで全員が終わりました。
さぁ、3学期のこのクラス、どうなるかな?