つもと@飛鳥

ここ、はじめて意識的に「ムラ中のお好み」と思って食べた店だった気がします。もちろん、わたしが前に住んでいたあたりのお好みもそうだったわけですが、こちらの方はあまりにも当たり前すぎて、逆に意識的じゃなかったんですよね。でも、今にして思えば、永遠に食べられないお好みもあったわけで、記録に残しておかなかったのは痛恨の極みです。
てことで、久々に「つもと」にやってきました。
ここの焼き方は、まず生地を鉄板に置きます。その時に、ほんの少しだけ生地を残しておきます。で、具をのせる。その具の上から残しておいた生地を載せて、裏返した時に具に火が通りすぎないようにするんです。これ、たしかにヒットです。とくに、スジのたいたんを載せたりすると、こうしないと焦げ焦げになる気がします。
さて、生地にカスが乗ります。

カス、でかっ!
期待に胸がふくらみます。
焼きあがると…。

カスのゼラチン質がところどころに見えます。カスの大きさがあるからですね。
で、ソースをかけて、青のり・削り節をかけて、いただきます。

一切れ口の近くまで運んできた時、ソースの香りがぷんとします。この香りがまた独特です。そういえば、前に浪速生協で買ったソースと似ています。しまった。あのときにメーカーをメモるの忘れていた!また行った時に調べます。
しゃーないので、お店の人に帰り際に「ソースはどこのを使こてはりますの?」と聞くと、「このへんでは売ってへんやつや」としかこたえてくれません。まぁ、企業秘密ですわな(笑)。「なんや?おいしないのか?」とおばちゃんに聞かれたんで「ちゃいますがな。ものすごおいしいんですがな」と、当然のこたえ。
と、よこのおばちゃんが「雑誌に載せるんやったら、ちゃんと載せたってや」。
地元の方々に愛されている、まぁムラやったらどこでもある風景ですね。
てことで、恒例の…。

data

カス入りお好み 600円(安い!)
ビール 不明(;_;)
スタイル 混ぜ系
その他 なんしかカスが大きいです。となりのおばちゃんと店のおばちゃんがしゃべっているのを聞いていたら「カスがなかったしな、鶴橋行って買うてきたんや」「そうか」「そらな、カスがなかったら商売できへんしな」とか言ってはりました。なるほど、口が裂けても「ない」は言わないわけです(笑)。ちなみに、ここのスジのお好み(580円)もおいしいです。
独断的評価 ★★★★★(わたしにとっては、「出発点」となったお店ですから…。)

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