管理職が「話がある」というので、嫌な予感はしたんですよね。まぁ、すねにずいぶんと傷を持っているので、「どれかなぁ」などと思いながらも(笑)、「まぁたぶんあれだな」と検討をつけていたんです。
内容は、案の定「それ」でした。まぁ簡単に言うならば、管理職から依頼されていたある仕事について、トランスであるがゆえに一部教職員から理解が得られず、その依頼を白紙にもどしてほしいということですわ。
もともとわたしに依頼するって、えらいチャレンジャーやな/ぁと思っていたので、「そうでしょ?「チャレンジャーやな」って言うたやないですか(笑)」と返事をしました。
管理職は、ひたすら謝っていましたけど、しゃーないものはしゃーないです。わたしも別になにか努力をしたわけでもないし、「さもありなん」ですから。
ただ、やはり時間がたつにつれて徐々に効いてきますね、フォビアの直撃は。
落ち込みかかってきたので、いつものグチの聞き役の方のところにちょいと相談。その方は
「せっかくのいい機会なのに、その人らもったいないことをするなぁ」
と、これまたいい返事。さらに、
「自分の個人的な思い*1を職場全体のことにスライドさせることがおかしい」
と、これまたきわめて元気が出る意見を話されます。
ちょっと元気になったところで、再び管理職のところへ。
といっても、個人的には管理職にはほとんど(笑)責任はないと思っているので、その人を攻める気はまったくありません。どちらかというと、「自分の感情」を通すことで、(今回は)わたしにフォビアをぶつけ、その自分がやったことに対し「やむをえないこと」と自分自身を許してしまうことの危なさを伝えた方がいいかと思ったのです。で、言いたくはないけど、「新京都府人権教育・啓発推進計画」なんぞを持ち出して(笑)みることにしました。
すると管理職、「いや、ボクもな、その観点からだいぶ言うたんや。「ここで変えていかんとアカン」ってな。でもあかなんだんやわ。ホンマにごめん」との返事。
「まぁ、わたし個人のことがイヤだというなら、これはなんの文句もありませんが(笑)」といちおうフォロー。
それにしてもビックリしましたね。というか、管理職をなめたらアカンなぁと思いました。やっぱ、きちんと勉強してますわ。
その後、再度いつも愚痴を言っている方のところへ。
「管理職は「ここで変えていかなアカン」って言ったそうですよ」
「ふーん。でも、最初にやるのがイヤなんやろなぁ」
「そうやろね。「なんでわたしらが」っていう感じなんでしょうね。まぁ、管理職には来年またチャレンジしてもらいますわ」
久々に受けた直撃だったけど、今回はファイトがわく結果になった気がします。
*1:トランスを受けいれられるかどうかという個人の感情