「つながる」こと

今日の午後は、在日外国人教育セミナー。「外国につながる児童生徒をつなげるとりくみ」というテーマです。すごくまわりくどいテーマなんですけど、これが現実なんだと思うのです。かつてだったら「外国籍」の一言ですんでいたかもしれない。ところが、国籍だけではとうてい考えられない状態になったのが、1985年の国籍法の改正*1あたりからの状況です。で、いまや「ルーツ」は(一部)日本にあるけど外国人っていう子がいっぱい出てきていて*2、こうなると「外国につながる」というわけのわからない表現になってしまうわけなんです。
で、そんな子どもたちを「つなげる」とりくみは、古くからあるし、最近でもあちこちで起こってきています。そんな活動のうち、京都で行われている活動の紹介とか、そこにつながっている子どもたちが自分たちのことを話すというのが、今回のセミナーの内容でした。
それにしても、わたしたちが京都で在日外国人生徒の交流会を立ちあげたのが15年前。その時の状況と今とが、根っこのところでは何も変わっていないというのが、わかってはいたけどやはりショックです。
ただ、そのありようはぜんぜん違います。今クローズアップされている子どもたちは「新渡日」の子どもたちなんですけど、この子達って、具体的に言葉や生活習慣の違いなど、さまざまな「不便」により孤立してしまっているんです。ところが、その一方で、そのあたりのことについてはぜんぜん「不便」をしていないけど、やっぱり孤立させられてしまっている在日外国人の子どもたちもまたいます。
このふたつの課題、単純に「在日外国人」という形で一緒にすることはできません。でも、そうした子どもたちを「つなぐ」ことによって、この国で生き抜いていくためのサバイバルテクニックや仲間づくりの手法などを伝えることはしなくちゃならない。
子どもたちにかかわるボランティアの大学生の話や、うちの交流会の子どもたちの話を聞きながら、そんなことを考えました。そしてなにより、そういう活動をしている私たちこそが「つながる」ことが大切だなぁと思いました。

*1:国際結婚の子どもの日本国籍取得が父系主義から父母両系主義になって、日本籍のダブルの子どもが激増した

*2:例えば、沖縄出身のブラジル移民の3世で日本に来たとか、中国残留孤児の子孫とか。ちなみに、日本政府はあくまでも血統主義をとっているために、日本にルーツがないと受けいれをしないという問題点がある。

番外編・そばめし@いつき

ところで、今日は下の子どもとパートナーは午前中外出。なので、昼はわたしと上の子どもだけ。上の子どもは「昼ご飯、O将に行きたい」とか言ってたけど、「きょうはそばめしをつくろうかと思っててな」というと、「いいねぇ」とあっさり引き下がりました。
なんでいきなりそばめしを食べようかと思ったというと、この間T川さんから次のような話を聞いたんですよね。

昔な、T田のムラ中のお好み焼き屋に冷やごはんを持っていくやろ。そしたら、おばちゃんが鉄板の上でそばと一緒に炒めてくれるねん。で、そこにカスを入れて一緒に炒めたんを出してくれる。これがうまいんや!
神戸のそばめしがブームになった時、ムラの若いもんと一緒に言ってたもん「あれ、◯◯で10年くらい前から出してくれてたやんか」ってな。

で、食べたいなと思ったという…。
てことで、焼きそばを買ってきて、昨日の晩ご飯のあまりのごはんを準備して、カスを切って、青ネギを切って準備完了。
まずはごはんを炒めて、横でそばを炒めます。そばは細かく切るんですよね。で、一通り火が通ったところで、カスを放り込んで一緒に炒めます。ホットプレートの空いたところでは、卵を炒めておきます。
そばめし本体は、塩コショウで軽く味をつけて、さらにしょうゆを一回し。そして、トンカツソースをかけてもうひと炒め。そこに、炒めた卵と青ネギをまぶしてできあがり。こんな感じです。

上の子どもに「なんで卵が別かわかったやろ?」と言うと、「わかった」と言ってました。ビールにとてもあいますわ。

まぁめでたいかな

今日は、「まぁめでたい日*1」ということで、晩ご飯は「勝手巻き寿司」。具は、三つ葉・菜の花・ふきのとう*2のみじん切りをゆがいたもの。シイタケの炊いたもの。錦糸卵。納豆。あとは、めばちまぐろとかサーモンの切り落とし[1]トロは買えないっす(;_;)とかのれそれ[2] … Continue reading)、静かな家の中でのんびり食べるのって、すごく落ちつきますね。しかも、お酒は確実に家のほうがおいしいし(笑)。 土曜日は「宿題せい!」「うわ〜ん!」という喧噪もないから、いいです。下の子どもが「あ〜あ、今日は普通の日になっちゃった[3] … Continue reading)とかネギトロ[4]トロは買えないっす(;_;)とかのれそれ[5]一点豪華主義

*4:目の前に人がいる店には入れないっす(;_;
)、静かな家の中でのんびり食べるのって、すごく落ちつきますね。しかも、お酒は確実に家のほうがおいしいし(笑)。
土曜日は「宿題せい!」「うわ〜ん!」という喧噪もないから、いいです。下の子どもが「あ〜あ、今日は普通の日になっちゃった((「おまえ、あれだけ寿司を食べてそう言うか」みたいな

footnotes

footnotes
1, 4 トロは買えないっす(;_;
2 一点豪華主義">*3とか。あとは巻き簀をおいておけば、子どもたちは勝手に巻いてくれます。なんでも、手巻きじゃなくて、巻き簀で巻くのが楽しいみたいです。しこたま切り身をのせてすごい太巻きをつくってえらい勢いで食べていました。わたしとパートナーは子どもたちが落ちつくのを待ちながら、軍艦寿司みたいなのとか手巻き寿司をつくってちょびちょび食べていました。
そりゃぁ、目の前を皿が流れていくところもいいけど
3 「おまえ、あれだけ寿司を食べてそう言うか」みたいな">*4」とかいうので、「そんなことないよ」と部屋の隅っこにつれていったら、ちゃんとちいさなおひな様が飾ってあります。

横についているぼんぼりは、去年つくった手づくりの麦球入りのものです。部屋の隅っこで子どもと一緒に「あかりをつけましょ〜」と歌ってひな祭りもおしまい。
「まぁめでたい日」かな。

*1:とりあえず子どもの進路が決まった&ひな祭り・笑

*2:朝、上の子どもと一緒に、近くでとってきた

*3:ザクは買えないっす(;_;

5 一点豪華主義

*4:目の前に人がいる店には入れないっす(;_;