午前は、教務部の研修。ウチの学校のあり方をめぐった、ちょっと真剣な討議もありました。
ところで、グループ討論→記録→発表っていうシチュエーションがあったんですが、やっぱみんな記録をやりたがらないんですよね。たまたま司会の横に座っていて、紙がわたしの前にふぅ〜って来たので、「んな、やろか?」と言ってしまったのが運の尽き。記録をすることになってしまいました。すると、向こうから「記録した人間が一番発表しやすいよな」と追い打ちをかける言葉。「あいよ、わかったわかった」と引き受けてしまいました。
で、発表の時間。やはり心がけなくちゃならないのは、「短く」「インパクト」「笑い」ですよね(笑)。まぁ、なんとかやりきりました。
年: 2007年
座談会
なんか、夏の中ごろにメールが来て「座談会やるので参加して」っていう話がありました。で、C京大学へ。
テーマは「家族」。
なんか最近、どんどん自分の身の丈よりも大きなオファーが来はじめているような気がしていて、ちょっとこわいです。もっとも、わたしに声をかけて下さった方は、別にわたしに学術的な話を求めているんじゃなくて、経験談を話をしてほしいそうですから、それはそれでいいんですけどね。
てことで、な〜んにも考えずにいきました。
最初のお題は「(教育再生会議が提言をあきらめた)親学について」。
とりあえず紹介など…。
◇「親学」提言のポイント
(1)子守歌を聞かせ、母乳で育児
(2)授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない
(3)早寝早起き朝ごはんの励行
(4)PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す
(5)インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施
(6)企業は授乳休憩で母親を守る
(7)親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞
(8)乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施
(9)遊び場確保に道路を一時開放
(10)幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる
(11)思春期からは自尊心が低下しないよう努める
これ、あらためてよく読んだのですが、ここ10年ぐらいかけて部落の子どもたちの学力調査と生活実態調査の中から出されてきた内容(以下、「調査」)とすごく似ているんですよね。
たとえば、「朝食を食べるかどうかと学力には相関関係がある」なんていうことは、「調査」でも論じられているんですよ。ただ、その結論は「相関関係があるみたいだけど、「それがなぜか」についてはたくさんの要因があるのでわからない」なんですよね。ある調査を具体的なとりくみにかえていくためには、おそらくていねいな論議を踏まえながら、「不安だけどやってみて、軌道修正をおそれない」くらいの態度が必要なんだと思うのです。
ところが、こレを見ると、「調査」をみごとにうわべだけかっさらって、都合よく解釈した感じがありありです*1。
なにせ、最後のところが「自尊心」だったりするわけですよね。これ、「自尊感情」じゃないのがポイントですよね(笑)。この違い、おそらくは「pride」と「self esteem」なんだと思うのです。で、「pride」の行き着く先は、「提言」には書いてないけど「nationalism」なんだろうな…。
そうそう。ある人から「家族っていったいなんだろう」という疑問が出され、一同「う〜ん」となっていました。で、いろいろ話しあったのですが、一つのキーワードが「親密圏」という言葉。でも、これだけだと「家族」である必要がないですよね。で、もうひとつが「相互の批判があっても安心できる場所」みたいな感じだったかなぁ。まぁ、だから「=家族」とはならないんだろうけど、わたしにとっての「家族」というのは、「自己否定」を促す場所ではあった/あるような気がしますねぇ…。よくわかんないけど…。
まぁ、あとはいろいろぐたぐた話をしてあっという間の2時間でした。
あとは近くの居酒屋でお食事会。
帰りはK都大学のI藤公雄さんといっしょに、家の近くまで帰りました。てか、家が近所だってはじめて知りましたよ。
*1:もちろん、「調査」を底本にしているとは思っていません。
校内研修1日目
今日明日の2日間、午前・午後・午前・午後と校内研修です。
今日の午前は進路部の研修会。某大学の教員が来られて、進路についての話をされました。
まぁ「がんばってはるなぁ…」「大学もたいへんやなぁ…」という感じですわ。ただ、話のあちこちに「ん?」と思うところ多々…。「父兄」と言いかけて「保護者」と言い直されたので、「意識はしてるな」とは思ったのですが、こういう具体的な「言葉」って「訂正」がきくからいいですよね。そうじゃなくて、根底のところにある感覚がふと言語化される時に、「あ、それ…」みたいなものがすごくあるんですよね。
でも、人の振り見て我が振り直せだな。
知らなかった…
ここ数日、昼間はバタバタ、夜は陸上→爆睡というコースをたどっています。で、杏野さんのところを見てびっくり。ぜんぜん知りませんでした。
せっかくですからもとの場所をば…
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007082100183&genre=K1&area=K40
で、読んだ感想は…。
おおむねあんなもんでしょうねぇ。ただ、「体と心の性別に違和感を持ち」っていうのは…、う〜ん。一貫して言い続けているのですが、わたしの場合は「反対の性別への同一感」が強いのです。でも、これって、表現しにくいのかなぁ…。
あ、写真、あれくらい遠ければあらが見えないですね(笑)。
搾取?
親じゃないのね(笑)
残務整理
今日は久しぶりに学校に行きました。当然机の上には仕事の山。こいつを半日でサクッとやりきらないといけません。しんど…。
午後からは高座なので、移動。途中スリッパ500足を返さないといけません。しんど…。
で、宴会
あたしゃサメかorz
夏の交流会
去年の夏からはじめた「トランスジェンダー生徒交流会」も、とうとう季節を一巡して、2巡目に入りました。
今回のメニューは、夏らしく「麺づくし」。そうめん・そば・冷やしうどんをメインに、トッピングに凝ってみることにしました。そうそう、うどんは手打ちで攻めてみました。
トッピングの材料は、おあげ・なす・ミョウガ・キュウリ・舞茸です。
キュウリとミョウガは千切りですね。お揚げは細切りにしてミョウガと一緒に、ちょっと甘めに炊いてみました。なすは千切りしてサッと塩をしたもの*1と、多めの油でしっかりと炒めて舞茸と一緒にしたあとダシで炒め煮したもの*2。なるほど、やっぱりなすびは油とあうなぁ。
今回のゲストスピーカーは、ミックスルーツ関西を立ちあげられた方です。
トランスの問題とミックスルーツの問題はもちろん違うのですが、アイデンティティの問題も含め、いろいろ「ヒント」がもらえるんじゃないかというふうに思ったんです。M谷さんからご自分の話をしていただいた後、意見交流の時間。はじめは「ぜんぜん違う」みたいな意見が出ていたのですが、だんだん「このあたりでつながるかな」といった感想が出はじめました。
たぶん、トランスの抱える問題をトランスだけで考えることって、深まるところもあるけど、どこかにこぼれてしまうところが出てくるんじゃないかと思うのです。わたしとしては、異種格闘技戦から深まるところを大切にしてみたいなと思っていて、それをこの交流会にぶつけてみている感じですか。
そうそう、これって、トランスの側もそうなんですが、ミックスルーツの方々にとってもたぶん「異種格闘技戦」なわけで、こういう対話の場を設定することで、「相互乗り入れ」みたいな関係が生まれてくることんじゃないかとも思います。
刺激的な対話の時間の後は、皿洗い&ダラダラの時間。
その後、NPO法人JUMPの企画「おいしいお肉切ったんねん」に参加。向野の肉さばき職人の方の見事な包丁さばきと熱い話を堪能しました*3。
この企画が終わったあたりで、わたしのガスは完全に切れました。ウトウトしながら電車に乗って、ようやくお家へ…。