子どもの質問

下の子どもは、熱がある時は「しんどい〜、う〜ん」とうなりっぱなしで、実にうるさいです(笑)。で、熱が下がるとそれはそれでうるさいです。とにかくテレビを見ていてもひっきりなしにしゃべり続けています。さらに、漫画を読んでいても、わからない言葉が出てきたら、すぐに質問をしてきます。そんななかで、今日、質問を受けてしまいました。
おとうさん、「権利」ってなに?*1
この質問、ドキッとしました。ふだんから「権利」については考えているはずなんですけど、小学校2年生の子どもに伝えられる言葉が、とっさに出てきませんでした。ついでに言うと、たぶん高校生に伝えられる言葉も出てこなかったような気がしますけど。で、しばし考えたあとでこんな話をしました。

君がね、「やりたいな〜」とか「やりたくないな〜」と思うことがある。そんなとき、君は「これは自分の権利なんだ」と言ってみる。でもね、「やっちゃいけないよ」とか「やらなくちゃならないよ」とか言う人がいることもある。そこでいろいろやりとりがでてくる。そんなところから、「権利」っていうのがでてくるんだ。

たぶん答になっていないですね。でも、権利っていうのは、天から与えられるものではなくて、人と人とのやりとりの中から*2つくりだしていくものなんだということを、伝えたいなぁと思ったんです。
まぁ、たぶん子どもとは長いつきあいがこれからもあるから、ゆっくりとふたりで言葉を練っていこうかな。

*1:え〜、え〜、わたしは家ではお父さんです(笑)。もっとも、下の子どもは「お父さんは中身は女で外は男」って言っています。気をつかってくれているんだろうなぁ。

*2:もちろん、時としてというか、そのやりとりの多くは「闘い」だったりします

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