マダンのあとは、全国在日外国人生徒交流会の生徒実行委員の合宿です。今回は、ふだんやっている場所とは少し違うので、勝手も違います。なにより、原則自炊できないのがきついです。それでも、なんとかチゲと水ぎょうざをつくって、晩ご飯も終了。その後、生徒たちは夏の交流会の総括をはじめました。
ところが、これが長い!というか、放っておいたらエンドレス。エンドレスだと次の日にみんなが倒れてしまうので、11時を目途に終わるように話をして、なんとか終了。ここでようやく引率教員は軽くクールダウン。自己紹介がてら、各地の報告をしていたのですが、わたしはそろそろ限界。ひょいと時計を見ると、12時40分。「もうダメポ…」ということで、布団にもぐり込みました。はぁ…。
日: 2006年11月3日
東九条マダン
今日は第14回になる「東九条マダン」の日。「マダン」っていうのは、「広場」のことです。東九条というところは、在日と日本人が混住する街なんですが、だからこそその地において「ともに生きる」「広場を」つくっていこうということではじめられました。で、わたしもかかわっている在日外国人生徒交流会は、この祭りで焼肉屋を出しはじめて、今年で11回目になります。
わたしたちはなんのためにここで焼肉屋をしているかというと、一年間の活動資金をかせぐためなんです。なにせ、財政的な裏付けがいっさいない*1というとてもなさけないグループなので、とにかくここで稼いで、あとは、かかわっている教員のカンパでなんとか活動をしているんです*2。
ということで、今日も6時起床。7時過ぎに家をスタート。途中、一緒にやる人をピックアップしたり、この間つくったキムチとかタレを車に積みながら、会場へ。8時過ぎには会場に到着。荷物をおろして開店準備です。
天気はまさに「マダン日和*3」。さて今日も一日忙しくなりそうだ、と。そうこうするうちに、生徒たちがどんどん集まってきます。ところが、客足がイマイチ。ひとつ波が来たあとはさっぱりです。はたして30kg(笑)の肉がさばききれるだろうかという不安が心をよぎります。どうも向かい側で売ってる焼き鳥とか、中の方で売ってるたこ焼き*4とかと競合しているみたいです。
こういう時はむずかしいです。下手に肉を焼くと、ぜんぶ固くなって内部消費用(笑)になります。でも、ぜんぜん焼かなかったら煙が出ないので、「あ、はやってないな」と見抜かれてこれまた売れません。そのギリギリのタイミングをはかりながら、みんな声をからして呼び込みをします。
で、わたしはというと、あちこちに知りあいがいるので、あいさつまわり。それでいいのか…?そんなことをやっていると、とつぜん「あの、テレビに出ておられませんでしたか?」という人がいました。あーびっくりした。はじめての経験でした。
昼頃になると、ようやく店も繁盛してきたみたいです。なので、わたしがいたらかえって邪魔だろうなということで、やっぱり放浪の旅に出ていました(笑)。
3時頃には、肉の売れ行きもだいたい止まったみたいです。結局、だいたい28kgの肉が売れたみたいです。すげぇ…。
そんなこんなで、今年の東九条マダンも終了。