今日、授業から職員室に帰った時のことです。ある教員が「うちのクラスの生徒、『いつきちゃん、転勤せんほうがいいんとちゃうかなぁ』と言っているんです」とのことです。なんでも、その生徒、『婦人公論』を読んだそうな。で、なんで読んだかというと、別の生徒が持っていたからで、どうやら回し読みをしたそうな。で、別の生徒はなんで持っていたかというと、ある朝、新聞を読んでいた母親が「あんた!いつき先生が『婦人公論』に載ってるみたいやで。あんた仲ええんやろ。買って来!」と母親からお金を渡されたとか。で、『転勤せんほうがいい」と言った生徒は、なんでそう言ったか。「うちらは理解してるけど、転勤したらいじめられるんとちがうかなぁ」だそうです。
めっちゃ笑いました。「ほな、もうちょっと一緒の学校にいようかって言ったろうか。でも、留年せんとあかんがな」。ほんま後先あんまり考えてないよなぁと思ったけど、心の底からうれしかったです。
教員って、クラスの生徒に「最後まで守ったる!」って啖呵を切るのが仕事です。少なくとも、わたしはそう思っています。でも、生徒が・保護者がわたしを守ってくれている。そんなことを実感できることって、めっちゃ幸せです。
さてと、あしたも授業がある。適当にいじくったろうかなぁ。