途中、子どもの銀行口座をつくる必要があったので、銀行へ。
「いかがされましたか?」
「子どもの銀行口座をつくろうと思いまして」
「お子様の保険証か何かありますか?あと、お母さんの写真入りの身分証明書かなにか…」
お母さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
あとは泥沼のようにお母さん扱いです。
最後に書く「代理に口座をつくる理由」の紙にも
「あ、ここにお子様の名前を書いていただいて、ここにお母様のお名前を書いていただいて…」
名前を書くと
「あ、ここには「母」と書いて下さい」
「あの、「親」でもいいですか?」
「「母」でいいです」
書けと言われたので書きました(笑)。
残務整理
今日は久しぶりに学校に行きました。当然机の上には仕事の山。こいつを半日でサクッとやりきらないといけません。しんど…。
午後からは高座なので、移動。途中スリッパ500足を返さないといけません。しんど…。
で、宴会
あたしゃサメかorz
夏の交流会
去年の夏からはじめた「トランスジェンダー生徒交流会」も、とうとう季節を一巡して、2巡目に入りました。
今回のメニューは、夏らしく「麺づくし」。そうめん・そば・冷やしうどんをメインに、トッピングに凝ってみることにしました。そうそう、うどんは手打ちで攻めてみました。
トッピングの材料は、おあげ・なす・ミョウガ・キュウリ・舞茸です。
キュウリとミョウガは千切りですね。お揚げは細切りにしてミョウガと一緒に、ちょっと甘めに炊いてみました。なすは千切りしてサッと塩をしたもの*1と、多めの油でしっかりと炒めて舞茸と一緒にしたあとダシで炒め煮したもの*2。なるほど、やっぱりなすびは油とあうなぁ。
今回のゲストスピーカーは、ミックスルーツ関西を立ちあげられた方です。
トランスの問題とミックスルーツの問題はもちろん違うのですが、アイデンティティの問題も含め、いろいろ「ヒント」がもらえるんじゃないかというふうに思ったんです。M谷さんからご自分の話をしていただいた後、意見交流の時間。はじめは「ぜんぜん違う」みたいな意見が出ていたのですが、だんだん「このあたりでつながるかな」といった感想が出はじめました。
たぶん、トランスの抱える問題をトランスだけで考えることって、深まるところもあるけど、どこかにこぼれてしまうところが出てくるんじゃないかと思うのです。わたしとしては、異種格闘技戦から深まるところを大切にしてみたいなと思っていて、それをこの交流会にぶつけてみている感じですか。
そうそう、これって、トランスの側もそうなんですが、ミックスルーツの方々にとってもたぶん「異種格闘技戦」なわけで、こういう対話の場を設定することで、「相互乗り入れ」みたいな関係が生まれてくることんじゃないかとも思います。
刺激的な対話の時間の後は、皿洗い&ダラダラの時間。
その後、NPO法人JUMPの企画「おいしいお肉切ったんねん」に参加。向野の肉さばき職人の方の見事な包丁さばきと熱い話を堪能しました*3。
この企画が終わったあたりで、わたしのガスは完全に切れました。ウトウトしながら電車に乗って、ようやくお家へ…。
第2試合
中学校の高座が終わったら、すぐに最寄りの駅へ。午後は2時から東住吉区にある障碍者自立支援施設での高座です。聞いて下さるのはピアサポートをするための学習をしておられる方々です。てことは、もちろんみなさん、なんらかの障碍をもっておられるわけです。前に話をさせていただいた時は、盲聾の方がおられて、触手話で話をしておられました。そういうところで話をするのってなかなか経験ができません。なにより「自分の伝えたいことを伝達するための方法」をきちんと考えないといけないわけです。
これ、たぶん「配慮」とかじゃないような気がします。どちらかというと、「伝えたい」と思うなら、やらなきゃならないことなんだと思うのです。伝えたいのは自分なのに、相手に伝わらないような伝達のしかたをとって、「伝わらないのは相手のせい」というのは「健常」者どうしのコミュニケーションの中でもよくあるわけで、そういう自分自身を振り返るためにも、すごくいいトレーニングだと思いました。
で、話しはじめたら、これがまたいい感じです。みなさんすごく反応して下さるし、話を聞くのに疲れたらちゃんと寝られるし(笑)。一寝入りしたら、ちゃんと目を覚まして聞いて反応をして下さるわけで、それはそれではっきりしていていいかなぁ、と。
高座が終わってロビーで休憩していると、そこにタバコを吸いに来られた利用者の方が…。会話をはじめたのですが、これがむずかしい。なにせ、相手はどうやらCPの方みたいで、えらい体力を使いながら話しかけてこられます。ところがわたしがわからない…。と、いきなりうしろから文字盤を取り出して指でさして下さいました。で、会話が成立、と(笑)。おもしろいもので、話をしているうちにだんだんとわかってくるんですね。
わたし「わたしは高校の時に「酒は飲んでもタバコは吸わない」って決めたんですよ」
相手「ボクは酒は飲めへんねん」
わたし「酒飲めへんの、いいですね。お酒はお金がかかりますねん」
相手「タバコもいっしょやで」
わたし「そりゃそうか」
相手「わはは」
みたいな世間話をしていました。
それにしても、さすがに午前・午後のダブルヘッダーは疲れます。5時頃に退散。
帰りに天満橋の串カツ屋さんで一杯引っかけて帰りました。
第1試合
朝は京都市内の中学校で高座。
この高座の話、実は、鬼塚さんからめぐりめぐってわたしのところに来たんです。どうしたものかと思っていたのですが、たまたま時間に隙間があったし、なにより中学校の現場の方々に話をさせてもらうことに意味があると思ったので、引き受けることにしました。
それにしても、昨日の今日はやっぱりきびしいなぁとは思ったのですが、やっぱり厳しかったです(笑)。でも、それくらいがちょうどいいのかな。2時間のわくにうまくはまりました。聞いて下さった方々も、けっこう柔らかい反応をして下さって、ほんとうに話しやすかったですね。
おまけ
夜はうちの母親がごはんを食べに来いと言っているので、家族で実家へ。こちらもなかなかおいしい料理が並んでいたのですが、さすがに疲れていたので、わたしは横になってしまいました。ごめん。
やっぱり移動がこたえるんだ…。10時頃には退散。家に帰ったら、爆睡です。
う〜ん、でも8月中にやらなきゃならないことが山のようにあるんだけどなぁ…。
オフ・2日目
朝の長湯は寒いくらいです。昨日は倒れ込むように寝てしまったのですが、とても心地よい目覚めです。
のんびりとコーヒーを飲んで、朝ご飯を食べて、久住の山並みを見て。
考えてみると、このあたりに住んでいる人って、すごくぜいたくですよね。普通はみなさん休息をとるためにわざわざ来られるのに、そこに住んでいるんですから。もっとも、その分の不便もあるんでしょうけど…。
久々にのんびりした朝を過ごしたら、お友だちの来るまで大分へ。途中、地場の野菜を売っている店に寄ったのですが、これがすごい。基本的にはなんでも100円です(笑)。でも、とうもろこしなんかは店の前の畑で朝とれたものですから、新鮮もいいところです。ぜいたくだなぁ…。
大分の町に着くと、友だちの知りあいのお店へ。昼ご飯だというのに、関サバ半身分のお刺身とか、ウニが一枚分出てきたり、すごい店です。お友だちが古くから知っている店だとかいうことですが、それにしてもすごすぎ。お友達の子どもも「鉄火丼」を頼んだら一面マグロでした。こういうの、京都では食べようと思っても食べられないです。やっぱり「そこでとれた」というのが大きいんですよね。山あり海あり自然ありの大分ならではの昼ご飯でした。ごちそうさまでした!
あとは、列車に乗れば自然に京都に着きますわ。てことで、2日間の「オフ」を堪能しました。ほんとうにありがとうございました〜>K村さん、G藤さん!
オフ
高座が終わると、お友だちが待っていてくれました。そのままお友だちの家まで移動です。途中、滝に寄ったり*1しながら、お友だちの家のある長湯へ。
「いつきさん、どこの温泉に入りたい?」「あ、ガニ湯がいいかなぁ」
なんでガニ湯かというと、これを思い出したからです(笑)。ただ、全身つかるほどの気合いもなかったので、足湯だけ。それでも、すごく気持ちよかったです。
あ、気持ちがいいのはお湯の問題だけじゃないんですよね、きっと。天気はいい。あたりにはトンボが飛んでいます。友だちと一緒に他愛のない会話を楽しんだり、海水パンツの子どもが「アチチ」とか言っているのを見ながらのんびりと過ごす時間は、ほんとうに久しぶりです。
友だちの家に着いたら、今夜の宴会の準備です。まずは、水餃子から。強力粉を練って練って。ニラを切って切って。続いて、カスのお好みの準備です。この間教えてもらったとおり、ちょっと大きめにざくざくと切ります。あとは、中力粉を溶いておしまい。
ちょっと休憩ということで、ながのの湯へ。わたしも同じミスをしたのはご愛敬と言うことでしょうか*2。
のんびりお湯に浸かって友だちの家にもどると、宴会が始まりかかっていました。ぎょうざの皮ののばし方を子どもたちに見せて、あとは「包み」はおまかせ。わたしはひたすらお好み焼き屋さんです。なるほど、上からぎゅうぎゅう押さえつけると、全体に味がまわってなかなかいい感じです。
ぎょうざを食べて、お好みを食べて、友達がつくって下さった料理を食べて、軍鶏を焼いて、ビールを飲んで。そんな感じで夜は過ぎていきました。外は満天の星空です。