どこにでもいるんだろうな…

反対するために反対する人とか、意見を言うために意見を言う人とか…。
本人はそれで満足なんだろうけど、まわりの人間にとってはほんとうに迷惑きわまりないです。直接対決は後日なんですが…。まぁそれまでに足元を固めておこうかな。

始業式…

どうも「学校」という生活をしていると、「1月が新年」という感覚が薄れます。1月は単なる休み明けという感じですね。ついでに言うと、机まわりの掃除も3月の方が「やらなくっちゃ」という気になります。というのは、どうでもいいけど…。
で、始業式です。生徒たちはけっこう冬休み中はじけたみたいで、なんでも服装頭髪違反の子が多いそうな。ところがそんななかにいつもなら違反している子が大丈夫だったとか。みんなが「え〜、あの子が…」といっていたら、ある教員が「だまされたらあかんで、あの子、かつらかぶってパスしてたで」と暴露。やるな…。まぁ、パスするためだからええやんかという気もしました。
学期初日といえども、午後からは授業なんですが、幸いわたしは空き時間。やれやれ…。初日から授業をする気にはなれませんわなぁ…。

2枚目の魔物

あまりにも最近ダラダラしていたので、ツケが回ってきました。なにせ、明日から授業。試験後の最初の授業は恒例の「テスト返し」をしなくちゃ、しまりません。ここでの、阿鼻叫喚の教室の姿(笑)に、「あぁ、教員やっているなぁ」という充実感が(笑)。
てか、ここで阿鼻叫喚というか、悲喜こもごもというか、こういうのがなかったら、それは学習集団としてアカンやろうと思うのですよ。だって、やっぱそれなりに「やった」という自負があるからこそ、「どうかな」という期待があるわけで、その期待に添った点数が出た時は大いに喜んだらいいし、その期待に添わない時には大いに悲しんだらいいわけです。
かつて担任した子で、とことん数学が苦手な子がいて、完全に投げていたんですよね。で、学校すらも投げていた。まぁ、やんちゃをしていました。この子が、文化祭のとりくみで新しい人間関係ができて、その中で立ち直っていった。で、勉強もしはじめた。でも、結果が出ないんですよね。で、何回目かのテストのあと、「あれだけやったのに」と悔し涙を出しているのを見て、感動したことがあります。今時、たかが数学のテストの点数で悔し涙を出す子、いませんもん。それだけのことを、この子はやってきたんだなぁと思いました。今でも折にふれて、その子のことをクラスで話します。忘れられない生徒のうちの1人です。
ていうのはおいといて…。
「ツケ」というのはもちろん採点です。つくるのに比べて、採点のなんと面倒なことよ。てか、採点するのが好きな教員がいたら、会ってみたい気がします。でも、まぁ数学の採点なんて楽なもんといえば言えます。なにしろ、ちょっと難しいテストを出すと、○つけじゃなくて、×つけになるし(笑)。
で、無事採点が終わって、同僚の数学教員と話をしていました。
1年生の数学って、週5時間あります。これだけの内容を、わずか50分のテストに出せるわけがないということで、かつては90分テストをやっていたんですけど、最近は生徒が持たないということで、50分にしています。でも、それなりの範囲があるので、どうしても2枚になってしまう。つまり、「全範囲を出して、いずれかのところで点数をとってもらう」ために2枚にしているんです。
ところが、生徒たちはそうは感じないみたいです。「2枚目は難しい」。こう思っているみたいです。生徒によっては、「今度のテスト、2枚目捨てたし!」という生徒もいるとか。いや、そういうことじゃないんですけど…。
でも、採点をしていると、やっぱりわかるんです。1枚目、好調にやってきた子が、2枚目になるとがくんと点数が落ちます。「あれ?これ、こないだやったやん」「補習でやったやん」「これ、基本問題やで」という問題が解けない。なんか、すごく混乱しているのが答案用紙から伝わってきます。ということで、1枚目の配点を高くすると平均点は上がるし、2枚目を高くすると平均点は下がります。これ、たぶん問題の配列を変えても、同じ現象が起こるんじゃないかと思います。

てことで、今日わかったこと。「2枚目には魔物が住んでいるらしい…」

ヒアリング

そろそろ来年度の自分の身の振り方を考える季節になってきました。例年わたしは「留任希望」を出しています。今年はどうするか…。一応先日文書を出して、今日は校長との面談です。
なんか、最近どうでもいいような気がします。特に行きたい学校があるわけでもなく、でも、ぜったいに留任したいわけでもなく。でも、これって大切なのかもしれない。かつては「◯◯でなければ」という気持ちがあったけど、「どこでも大差ないや。やれるところで、やれることをやったらいいや」という気持ちになっているんですよね。
まぁ、こんな投げやりな気持ちを、校長さんにダラダラと話をしてきましたよ。校長は「まぁ、どうなるかわからへんけどな」と、これまた投げやりな話(笑)。まぁ、それでええんですけどね*1

*1:だって、かつては「転勤しなさい」とか言われていたわけで、それに比べれば天国ですわ

朝の一仕事

Gさん夫婦は朝早くに仕事へ。わたしはのんびりと寝させてもらって、お子さんに朝ご飯を御馳走になって、ホッと一息です。
そこで思い出したのが、パソコンの修理の件。電源を入れたらすぐに「ピーピー」となって、起動をしないということ。てことは、ビデオボードの不具合かなぁと思ってビデオボードを探していたのですが、VAIOのディスプレイと一体になったやつなので、マザーのオンボードを使っているみたいで、とうとう見つけられなかったというのが昨日までの状況。で、朝方ウトウトしながら考えていたんですけど、ビデオボードの前に最初にチェックをしに行くのは…。メモリやなぁ、と。一回メモリを挿し直してみようか。で、メモリを挿し直してみたら、ちゃんと起動しました。よかったよかった。

最近の仕事のウェイト

今年は本当に特殊な年です。普段だったら、この時期授業に行くのが苦痛で苦痛で溜まらないのですが、今年はほんとうに楽。てか、授業にいっている時が一番楽しい時間です。授業から帰ってきたら「現実」が待っていて、雑事をこなしているという感じです。
まぁ、生徒と遊ぶために教員になったようなもんですから、これで本望という感じなんでしょうね。

細工

昨日録音した音源、やっぱりけっこう「生っぽい」ので、そのままではいろいろアラが目立って使えそうにありません。なので、やっぱりちょこっとリバーブでもかけてやることにしました。つっても、簡単です。ミキサーのsend/returnにエフェクタをかませて、出力をパソコンに放り込むだけのことです。しかも、最近はエフェクトの具合もすべてスイッチポンなので、「どれが自然に聞こえるかなぁ」「どのくらいエフェクトを返してこようかなぁ」程度のことですみます。なんだかんだで10回ばっか確認して終了。あとはwav→CDでおしまいです。そうかぁ、この程度だったら、30分仕事なんだ…。

生録

この間の土曜日に、サッカー部の全国行きが決まったわけですが、それに伴っていろいろなことがおこります。たとえば、「祝勝会(宴会)」。まぁ、わたしは病院があるので遠慮させていただきますが…。たとえば、寄付。これはえらいこってす。それ以外にも細々したことがあるのですが、わたしに直接関係あるのは「校歌のCDの準備」だったりします(笑)。
実は、去年も言われたのですが、去年は「今日の今日」だったりしたもので、とりあえず図書室から校歌のカセットを持ち出して、wavに落としてCDを焼くというところはやりました。でも、さすがに30年近く前のものなので音質がイマイチなんですよね。なので、急遽放課後にそのあたりにいた生徒を集めて録音したのですが、これがまぁたいしたことがないんです。なので、とりあえずつくったけどボツ。
で、今年はリベンジを果たそうと…。月曜日のうちに、吹奏楽の顧問と音楽科の教員に話をしておいて、作戦決行は今日の放課後でした。
音楽室にマイクを4本立てて準備。2本は合唱と吹奏楽用。あとの2本は合唱専用。なかなかよく音をひろってくれます。あとはミキシングの腕次第です。つっても、生徒にやらせたんですけど。
結局40分ほど、5〜6回やったところでとりあえずOK*1。再生してみると、けっこういい感じでした。
さて、あとはあしたエフェクトをかけてごまかしてCDに焼くだけです。

*1:てか、これ以上やると疲れたが出てきて、どんどん声が出なくなる

ちょっとジマソプレイ

今日、5時間目は数人の人権教育関係の人たちが授業見学に来られました。この人たち、忌憚のない意見を互いに言える人たちなので、事後研の時にどんな話が出るかなぁと楽しみにしながら、いつものとおりまた〜りと授業をしました。
そうそう、一般的に言って「研究授業」ってのはしょーもないことが多いんですよ。まず、教案を出さないといけない。まぁあんまりおもしろくないですわな。授業なんて、ハプニングから思わぬ展開があって、それが授業を豊かにするんです。あらかじめ決められたコースをたどれるかどうかなんて、そんなん一番おもしろくないことです。で、事後研究の時は「◯◯センセイの授業は素晴らしかったです*1」か「この教材の教授法は、こうあるべきじゃないかと思います*2」とか、まぁ、しょーもない話しか出ない。だから、「時間の無駄」ということでやりたがらない人がほとんどなんです。
でも、わたしは基本的には「授業は公開しよう。みんなで互いの授業をみながら互いに研鑽しよう」とは思っているんです。で、あとでみんなで感想を言いあう。必要なことは、数学の話じゃないんです。わたしの場合は「数学をネタ」とするのですが、大切なことは「子どもたちが学びに向かったか」「学びの空間を、どうつくったか」ということなんです。それだったら、数学以外の人たちも話しあいに参加できるんですよね。
で、事後研。「いつきさん、ずっと笑っていたよね。すごく楽しそうだった」「黒板をすぐに消さなかったよね。写すのが遅い子がいるのを確認して、ちょっと待ったよね。子どもがやる気を失なわかったよね」「宿題がわからなかった子どもに『あの子がわかっているから、あの子*3に教えてもらえ』って言ったら行ったよね。そういう関係ができているんだね」。
うれしかったです。ふだん気をつけていることをわかってくれて、キチンと評価してくれて、逆にそのことでわたしがさらに意識化できる。自分は間違っていなかったんだろうなぁという確信がもてる。だから、明日からの授業も自信をもってやることができる。エンパワーメントの授業研でした。
でもね、そういう授業ができるのは、生徒のおかげなんですよね。数学は苦手だけど、もともと「学びたい」「やらなくちゃ」という思いは持っている子どもたち。その子どもたちからどうやる気を失わないようにするかということが、この半年間の留意点でした。そのことを、子どもたち自身がきちんと受けとめてくれているからこそ、そういう授業が成り立つ。受けとる子どもたちが、実はすごいんです。だから、ジマソできるのは、「そういう子ども達といっしょに毎日遊んでいるんだぞ〜、いいだろ〜」ってことです。

*1:単なる常套句

*2:えらいセソセイが言うんだけど、「それ、教育実習か新採研の話やんけ」みたいな話。だいたいそんなもん、教科が違ごたら話に入れへんやんけ!

*3:この子、クラスで一番数学が苦手な子

やっぱり怒濤の11月・学校公開らしい

東九条マダンのあと、メチャクチャ体調が悪いです。いえ、チェで頭を打っただけではありません(笑)。もちろん、飲み過ぎただけでもないです。なんしか、身体が疲れている。なのに、今日は学校公開。なにが悲しゅうて休みの朝1時間以上書けて学校まで行かにゃならんのでしょうか。でも、放送担当。行かなきゃならんのです。
疲れているのはわたしだけじゃないです。パートナーも疲れています。なので、朝、パートナーはぴくりとも動きません。6時半に目が覚めたのはわたしだけ。とりあえず、コーヒーを入れて、朝ご飯をつくって、家のカギを閉めて出発です。学校に着いて放送セット。生徒が来ているのが救いですね。途中、あんまりにも身体がゴキゴキなので、中抜けをして接骨医へ。肩と首を押してもらって、ちょっとマシになりました。学校に帰ったら、説明会は終了。生徒がほぼ機材の撤収もしていたので、一安心。で、家に帰還です。