感染症差別のない社会をめざしてーハンセン病対策の歴史に学ぶー

今日は某人権教育研究会の総会です。なので、朝はスマホのアラームを切って、ほんの少しゆっくり。のろのろ起き上がってコーヒーとトーストを食べて、京都府中部の町へ向けてスタート。
到着したら、すでに事務局や役員の人々が働いてます。みんなマジメやな。しかし、とある支店の支店長も細々とした準備をしていて、こういう感じは好きですね。
と、会場の音響照明担当の職員さんから名前を呼ばれてびっくりです。さらに
「わからんことがあるんですよ」
と、わたしを普段は立ち入り禁止のところに入れてくださって、なにがどうなってるのやら。
と、島根からO田さんが来られました。なんでも関西に来る用事があるので、午後の記念講演を聞きたいんだとか。まぁいろいろネジが切れてる人がまわりにたくさんおられるわけで、これがおもしろい。
やがて定時が来たので総会開始です。とはいえ、そんなにもめることもなく、淡々と総括が進んでいって、午前の部は終了。午後の講演にあわせてセットを変えて、とりまおべんとです。しまった、餅入りのお好みを入れてたけど、餅が固い。飲み込んでしまえ!
で、電車の時間が来たので、講師の和泉眞藏さんを駅まで迎えに行きました。
和泉さんとはメールでのやりとりはありますが、直接お会いするのははじめてです。お会いすると、すんごい謙虚な人です。でも、やってこられたことを知ると、半端ない人でもあります。そしてその半端なさの根拠が「科学者である」というあたりがまた、なんとも言えません。とにかく期待です。
で、講演スタート。
まずは自分史を語ったあと、covid-19をめぐる話から。ここでいきなり「全数調査をやめたからよくわからなくなった」としながらも、covid-19がどのようなウィルスでそれが人体にどのような症状をもたらすかを、簡潔ていねいに話されて、結果「5類にするのは反対」と。まさに科学者としての結論ですね。
そしてハンセン病とはどのような病気であるかということを、極めてていねいに話されます。そうなんだ、末梢神経にとどまりつづけるんだ。そして、自己免疫疾患なんだ。はじめて知りました。そして、ハンセン病対策の歴史とともに、ハンセン病についての語られ方の間違いを実証的に説明されます。
「ハンセン病は感染力が強い」とされてきた歴史があるゆえに、現在「ハンセン病は感染力が弱い」とされています。が、それは間違っていると。ハンセン病は感染力が強い。でも、発症することが少ない。しかも、そのプロセスはわからないことが多い。でも、早期に発見したら治る病気である。
そんな話をされながら、これといった結論は語られません。が、話全体が結論ですね。
しかし、「語られ方」についての話がおもしろい。例えば部落史だって、運動側が説明しやすいように語られてきました。それを歴史学者たちがバッサリとやりました。でも、そのおかげで豊かな部落のありようが明らかになったし、部落差別の本質に迫れるようになった。それはハンセン病も同じってことですね。で、和泉さんは苦笑しながら、そういうご都合主義的なところをバッサリとやられました。
せっかくなので「なぜ絶対隔離を光田健輔たちは続けたのか」と質問したら「あの人はメチャクチャなんです」と、これまたバッサリです。
あと、個人的にウケたのは、和泉さんのしゃべり方かな。まるで学会発表です(笑)。まぁしかし、当事者の話ではなく和泉さんの話からスタートできたのはよかった。いろんな人に聞いてほしいな。
ということで、総会終了。その後、O田さんとニューエビスノへ。ほんとうは和泉さんも来られる予定だったけど所用のためにダメになり、Aっちゃんに声をかけてたけどこちらもムリになり、サシ飲みです。それでも今日の講演の感想からスタートして、話はあちこちに飛びながらも、次の講演へ向けた話をしたりして、これまた有意義なひとときを過ごしました。
が、あまり遅くなると明日がしんどいですね。早めに帰ることにしましょう。あまり早くないけど…。

とりま始動

今日から仕事がはじまります。が、内容が午後からの出張なので、午前は労働者の権利を行使してゴロゴロ。もちろんゴロゴロはするけど、昨日の発見をどう「分析」へともっていくかですね。
おそらくは、そもそも聞き方がなってないので、いろいろ「分析」がしにくいんでしょうね。でも、そんなことを今頃言っててもしかたないので、今あるデータでやるしかありません。
が、ここで問題が発生。何かというと、年齢があわない問題です。
学齢を考えるときは年度で考えざるを得ません。ところが、生年は年です。そこにタイムラグができる。例えば、1990年2月生まれだと、生まれた年度は1989年にしなきゃならないのかな。学年はそれであうんだけど、「○年に起こった」という語りがあると、それが年度なのか年なのかがわからないので、それを年表に落とす時にどこに書けばいいかわからない。
まぁ、1年は小さいといえば小さいんだけど、子どもの頃の1年はけっこう大きかったりするのでややこしいです。
そんなことを今さら悩んでみたり。それでも、少し気づいたことを年表に落としているうちに昼になりました。なので昼ごはん。カツを入れましょう。

プルダックです。甘辛い。
ごはんを食べたらスタートです。今日の出張先は京都市南部です。京都駅あたりからだと6km程度です。なので歩きましょう。積極的休養というヤツです。
走る時は前を見てるけど、歩きだと横を見ることができます。あと、走る時は信号を嫌うけど、歩きだと信号はしかたないと考えられます。そんなふうにして街並みを楽しみながら、途中前のおべんきょ場所近辺へ。
そうだ、あそこへ行こう。で、パチリ。

パートナーに
「どこだ?」
とラインしたら、速攻正解が返ってきました。すごいな。正解は藤森神社です。するとパートナーから
「ごこんさんの水を飲んだら?」
とのお言葉。ちなみに「ごこんさん」は「御香宮神社」のことです。確かに補水したほうがいいから、ごこんさんに行きましょう。と、給水ポイントはこんなふうになってました。

正月モードかもしれませんね。でも、おいしい水でした。
で、会議場所へ。
今日の会議は進路関係との合同会議です。途中寝そうになりながら、会議に参加。と、外国人がらみの話が出てきたので覚醒です(笑)。
たぶん進路関係の人、家族滞在のことを知らないな。でも、進路の話と直結してます。するとそこに定時制の人がおられます。こちらは当然のことながら「知って」はります。すると、別の進路関係の人がその人に
「どんな問題があるんですか?」
と質問されて、それに対する答えは
「今話せるほど簡単じゃない」
でした。よしよし。
これでおそらく来年度の研修項目に入りますね。進路の人は基本的にまじめなので、いいことです。
さらに「紹介書」を見ると「性別」「氏名」とあります。なので、これも指摘しましょう。
「統一応募用紙から性別欄がなくなったのに、ここに性別欄があるってことは、アウティングにつながりますね。あと、氏は家制度がもともとってのはおいといても、例えばモンゴル人はファミリーネームの概念がないので氏名になりません。なので、ここは「名前」にしたほうがいいと思います」
会長さんが真剣にメモしてたから、これもよしよし。
そんな感じで会議は終了。
帰りは電車です。
で、Aっちゃんと合流して飲み。
なんでも部落問題学習の相談とかです。が、まぁそれはそれとして、レポート談義とか今後のこととか、いろいろ話せました。
で、11時解散。
明日早いのに、ヤバイな…。

1000に挑戦→豪華なzoom→滋賀はいいなぁ

今日は車出勤。と思いきや、見事にバッテリーが上がっています。さすがは北国の冬です。なので、小さい車で出勤。しかし、ウィンドウが凍る季節になったんですね。
今日は1時間目に授業があります。
「キミら、次の時間、走りやんな。1000やんな。どうしようかなぁ」
とネタフリをします。てことで、2時間目、着替えてグラウンドへ。すると、体育教員が
「走るんですか?1000ですよ」
走りますとも。ちなみに、子どもたちも
「せんせい、腰が痛いのに走るん?」
と心配してくれます。優しい子らです。
ちなみに、250mのトラックを4周です。なんでも、2グループにわけてやるんだとか。なので、2セット走ることにしました。てことで、念入りにアップです。
まずは1セット目。1周目はだいたい60秒。でも、少しずつ遅れはじめます。最終的に、4分25秒くらいです。まぁ1kmをこのタイムは、わたしとしてはたいがい早いです。
と、体育教員が
「あの子がゴールしたら、すぐに次のグループのスタートですよ」
マジか。まぁでも、今度はゆっくり走りましょう。
てことで2セット目。トップ集団は放っておいて、第2グループについて走りましょう。1周目は65秒くらい。最終的に4分50秒でした。それでもけっこう速い。それにしても、ほんの少し暖かいグラウンドを走るのは、メッチャ気持ちよかったです。
ということで、いい気持ちで4時間目の授業も終え、いろいろ雑事。

15時からはzoomです。メンバーはいつもお世話になっているH本さんTカさん、そしてなんと、つっちーやすこさんです。どれだけ濃いぃねん。
てことで、まずは自己紹介から。すると、それぞれの自己紹介中、やすこさんはなにやらメモをとっておられます。そしてご自分の番になったら、まずはそれぞれの自己紹介で感じたことへのコメントです。すげぇ。しかもそれがおもしろい。わたしへのコメントは「東の大将と西の大将の激突」をめぐる話でした。なんのこっちゃですね。そこから、みんなでいろいろ話をして、1時間半ほどしたところで、やすこさんが「なんか、表で用事ができたから、行かなあかんねん」ということで、退出。なんでそんなに忙しくなるんだろう。あとはみんなで今後のことを話しあって、1時間45分のzoomが終了。しかし、こんなにあっという間のzoomははじめてかも。メッチャ研修でしたよ。

で、定時にスタート。問題は、小さい車にはナビがない。どうしたものか。とにかくipadをナビにしましょう。
てことで、1時間半ほど走ったら、「トレセン」の裏にあるコミュニティセンターに到着。今日は小学校区の研修会です。到着していただいたHotto Mottoのおべんとをパクついていたら、続々とせんせい方が来られます。てか、6時からの研修会に、なぜにこんなにせんせい方が?京都では考えられません。ちなみに図書館に『月刊 部落解放』第501号があって爆笑するなど。
てことで、お座敷がはじまるので会場に入るとBTSのイベント感の方がおられてビックリ。いや、もうしわけないです。
てことで、お座敷開始。与えられた時間は1時間半と思いきや、最初のあいさつで10分ばっかかかったので、1時間20分ですかねぇ。どうなるかな。それでもなかなか「ここカット」とはいかないです。いつものミッション3を走りきるしかないです。
そんなこんなで、なんとか走りきれるかと思ったけど、どうにも5分ほどオーバーしそうです。
「すみません、5分だけいいですか?」
と聞いた先が支店長さんで、これは違うと、思わず
「いかん、みなさんに聞かないとアカンのや」
で、OKをもらったので、5分オーバーで終了。
終わってから、何度もお世話になって、この時にもお世話になった方が「久しぶりです」とあいさつにきてくださって、いつもありがとうございます。そう言えば、帰り道送ってもらいながら、「現場にもどりたい」と言いながらも、今の人権の仕事も楽しいみたいな話を聞かせてもらって、滋賀県はほんとうに人財を育てているなぁと感じたのでした。さらに、1997年頃にお会いしたという方もいらして、なにがなんだか…。
てことで、今年最後のお座敷も終了。帰りもipadの世話になりながら家までドライブ。
帰って、さぁやっとビールだな。

保健デーのち望年会

今日は久しぶりの授業です。まぁ、子どもたちは期末試験→研修旅行だったし、わたしはその間お座敷だったので、こういうことになったのですがね。
てことで、朝イチ、「保健デー」の放送をセットしたり、メールのやりとりしたり。で、落ち着いたところで授業の時間がきました。そうか、40分授業か。
試験返しは悲喜こもごも(笑)。
しかし、マークしてたふたりのうちのひとりは「取り出し」に応じてくれて危険な状況から少し脱したけど、来なかったひとりは撃沈。しかたないので、机のところに行って
「あの時、きみに向けて「おいで」って言ってたんだよ」
すると
「そうやろなーと思ってた」

「なんで来なかったん?来なくて、笑いながら楽しそうにしている姿を見た瞬間にオワタと思ったよ。次は必ずおいでな」
「うん」
さて、どうなるか…。
午後は「保健デー」。なので、昼休みはスクリーン吊りと放送セット。講師の方が来られたので、動画の確認。うーん、再生しない。ちらりと「Quick timeに対応してない」とか出てきたから、そのあたりかな。なんでも職場では再生できたんだとか。まぁ、うちの職場のPCに入ってるpower pointは2010やからなぁ。
「新しいのを借りてきて」
とやってたら、生徒が入ってきて少し焦るなど。最終的に、古いPCはD-sub15でつないで、新しいPCはHDMIでつないで、音声はプロジェクタからとってくることにしました。ただし、テストしてないのがこわいです。たぶん爆音が鳴るやろな。
なんでも動画の再生は40分くらいあととのことなので、セットが終わったら、とりまおべんと。おべんと食べながら、とあるゲンコの書式をつくるなど。
食べ終わったら体育館へ。ちょうど望まない妊娠の話に入ったところです。
避妊、大切だよなぁ。あと、中絶のことも大切だよなぁ。
「中絶は獲得した権利」
って言い切っておられる助産師さんっていいなぁ。
ともすれば、「産むことが正しい」みたいな、当事者を置き去りにした価値観の押しつけみたいなのに巻き込まれてしまいがちだからなぁ。でも、実際産むと、確実に「産ませたヤツ」は逃げるからなぁ。
そうならないためにも避妊は大切だし、確実に避妊するためには妊娠のプロセスを知ってないといけない。そういう科学的な知識は、やはり「ジブンゴト」として教えなきゃね。
ただ、一方で、若年で出産したカポーが、例えば学業を続けながら子育てできる社会じゃないと、本来はアカンと思います。これは価値観の押しつけではなく、中絶しか選択肢がないってのがアカンって話です。「出産・育児か高校か」みたいな社会は間違ってると思うし、例えば高校生の妊娠を隠さなきゃならないような社会は間違ってると思います。だって、その背後にあるのは高校生は妊娠してはならない=純潔教育があると思うからです。産まないのは権利だけど、産むのも権利なんで、それは高校生にも保障されるべきだし、保障されるということは、それが可能な社会である必要があるってことですよね。
なんか、そんなことを考えたので、講演のあと講師さんにひとこと話をしに行ってみたり。で、職員室に帰ってメールチェックしたら、ここが見つかってしまってることがわかってビビるなど(笑)。
放課後はノートの点検。終わったら4時。うーん…。腰が痛いから走るか(笑)。
てことで校舎まわりを5km走りました。アベレージは6分42秒→6分16秒→5分59秒→5分33秒→6分22秒。3kmと4kmは飛ばそうと思ってたから、いい感じです。
帰ってきたら、即着替えて脱出。今日は「ちょぼやき会」の望年会です。ほんとは「多様性ワークショップ」をやってからの飲み会の予定だったけど、参加者が少ないのでワークショップは2月にまわして、今日は飲み会のみ。
メンバーはF尾さんとUりんちゃんとわたし。
話はお座敷のことだったりします。まぁ子ども相手の話は、いつもドキドキってこととか、だんだん自分の話をしなくなるねってこととか。はたまたアウティングとカミングアウトをめぐる話とか。つくづく人権がらみのことしか話せない面々です(笑)。
そんなこんなで、あっという間に2時間のコースが終わって、その後クールダウンでしばらく話してバイバイ。
しかし赤ワインをかなり飲んだから、明日はしんどいかもね。まぁいいか。望年会です。

質問する生徒、質問しない人

今日はからお座敷週間がはじまります。なんか、試験中にドカンと学校をあけるのはなんとなく気が引けますが、他の時は行けないので、ここに集中してしまうんですよね。てことで、第1弾は尼崎市内の中学生の皆さんに聞いていただきます。
ただ、家を出るのは少しゆっくりです。もっとも、一度職場に行ってからだと、おそらく10時くらいに出ないと間に合わないので、やはり職場から行くのは無理ですね。ゆっくりできるので、本来は職場でやる仕事を家でやります。気分は在宅ワークです。
で、スタート。阪急を乗り継いで中学校の近くまで。なぜJRではなく阪急かというと、もちろん安いからです。やはり圧倒的に違います。
最寄りの駅から20分ほど歩きます。途中の公園で用意しておいたおにぎりをパクつきます。なぜ近くのお店に入らないかというと、もちろん安いからです。コンビニのおにぎりだってふたつ買って、ついでにお茶を買ったら400円くらいします。もったいない。なにせ、給料が激減しましたからね。
しかし、公園の感じが、なかなかやれた感じでいいですね。おにぎりを食べていると、一匹のネコがやってきました。完全にロックオンされています。ニーニー鳴いています。これは餌付けされてますね。ただ、ここでネコにおにぎりをあげると、おそらく晩までもたないです。なので、ここで食べるのは断念だな。中学校近くの道端でふたつめのおにぎりをパクついて、中学校へ。
うーん、中学校もやれた感じです。おそらくかつては荒れてたんでしょうね。でも、そういう学校の子どもたちって、確実にあったかいです。
とりま保健室で、今回声をかけてくださった養護教諭の方としばし話。なんでも6年前に聞いてくださったんだとか。恐縮です。
で、体育館へ。えーと、準備がまったくできていません。まぁ椅子が並んでるからええか。と、運んでこられたスピーカーを見て笑いました。JBLのPartyboxです。なんでも、「これで再生したら迫力でるよ」という教員がおられたとか。そりゃ迫力出ますよ。実際にbluetoothで接続したら、めっちゃ迫力ありました。てことで、プロジェクタを設置したり、あれやこれやしていると、生徒さんが続々と入ってこられました。
お座敷の冒頭は、なにやら「オイタ」をした子がいるらしく、まずは生徒指導から。みんな神妙な顔で聞いています。かわいいな。
で、お座敷スタート。笑いがない。どうしたものか。が、よく見ると、生徒さんたちの反応が半端ないです。声は出てないけど、マスクの下で笑っています。そして、うなづいたり身体が動いたり。これはすごい。そして、メッチャ集中しておられます。
これは90分ぶっ通しでやったら、この子ら倒れるな。
てことで、中程で休憩。するとみなさん、ぐにゃぐにゃになられました。そういうことやったんですね。休憩入れてよかった。でも、休憩中の教員の皆さんとの会話を聞いてると
「部落差別ってなんですか?」
とか質問してるので、これはすごいな。
で、後半です。少しみなさん息を吹き返したみたいで、空気が和やかな感じになっています。よかった。そして質問タイム。まずは
「部落差別ってどういうものですか?」
からスタート。そこかぃ!
さらにカミングアウトの話なんかもしてくださって、ガチで皆さんが聞いてくださっているのが伝わってきました。
そんなこんなでお座敷終了。体育館で片付けしている生徒さんたちの表情がいい。
で、校長室で教頭さんと話をしていると、やはりかつてはメチャクチャ荒れていた学校だそうです。そうやろなぁ。でも、そんな子らとていねいにつきあってこられたんでしょうね。
で、中学校をおいとま。
京都市内にもどって後藤勝さんと合流。なんだか、「会いたい」と言ってこられて、なんでだろうと。後藤さんと言えば、戦争写真家として有名なのかもしれませんが、わたし的には「対岸の肖像」ですね。かつて後藤さんのサイトにあったので、たまに見に行って癒されていました。ちなみに、有名なのは川崎那恵さんの写真ですが、わたしが好きなのは李嘉永さんがネコと一緒に写ってる写真だったりします。
で、ディープなところに行きたいとのことだったので、やはりここは角打ちですね。ということで、2人で入ると、やはり「彼氏か」「教え子か」と、あちこちから声が飛んできます。まぁそういうことです。そして、おじさまから
「いっぱい出したろ」
と、いつもの世界です。でも、この世界を知ってほしいなと思ったので角打ちに来たんですよね。ただ、角打ちは7時でおしまいです。夜は長いから、2軒目へ。どこにしようかと思ったけど「お福」かな。
途中、ホワイトホテルのあたりを通って、リド食堂街へ。そして
「お久しぶりです」
と引き戸を開けると、お母さんが
「あら、久しぶり」
と、これまたいつものあいさつです。
で、ハイボールを飲みながら、ダラダラ話し。
それにしても、後藤さん、今日、一度も質問をされません。わたしも質問しないタイプですが、きっとそうなんですね。相手から出てくる話題を楽しむ。その出てくる話題がその人なんですよね。そこに質問はジャマ。わたしはそう思っているし、きっと後藤さんもそういうタイプの人なんでしょうね。なので、アメラジアンスクールでの思い出を話したり。
そんなこんなで、スリリングは夜は更けていきます。が、明日もお座敷です。
てことで、おいとま。なぜか帰りにちりめん山椒をもらったり。お福はどこまでもお福です。しかし、後藤さん、帰れるかな。

キタ━(゚∀゚)━!!

朝、職朝で放課後に職員会議があることが判明。そりゃそうだ。追認判定もしなきゃならんし、なによりそろそろ人事の季節です。
水曜日は、朝はゆっくりできるので、いろいろ書類をつくったり、ペーパー読みのことをしたり。しかし、ひとつひとつの文言に引っかかってしまうのがなぁ。
で、ふたコマ授業。片方はベクトル方程式です。みんな混乱しまくりです。まぁ、これまでやったことがない表現方法やしなぁ。でも、これをやれば、平面も空間も同じ手法でできるから、メッチャええんやけどなぁ。なにより、数学の立式って言語やからなぁ。明日はその話をしようかな。
もうひとつのクラスは対数方程式と不等式。不等式の真数条件がたいへんなんですよね。子どもたち、連立不等式が解けない。なぜ解けないかというと、数直線がわかってない。不等式を数直線に落とし、数直線を不等式であらわすってことができない。たぶん数字の大小関係があやふやなんだろなぁ。どうしたもんだろ。
で、昼休みはすみやかに音響セットとスクリーン吊り。
午後は会議。で、職員会議。
んー、再任用って、ほんとに「すき間」ですね。扱いがひどい。まぁでも、若手教員が
「僕らの頃はどうなるんでしょうねぇ。定年、70でしょうかねぇ」
とか言ってるから、ほんとに絶望的な社会ですね。だって、公務員がこれですからね。たぶん、「あの人たち」は、こんな状況にフタをして、自分たちが逃げ切れたらいいと思ってるんだろうな。
てことで、20分オーバーで職員会議終了。今日は最後までつきあってあげました。
帰りにへんこつに寄ろうかと思ったけど、やめときましょう。角打ちもやめときましょう。
家に帰って、そういやスマホにアップデートが来てるなと確認したら、android12が来てました。あり?来ないと思ってたら、来た?
人柱のつもりでアップデートです。どうなるかな。
アップデートしたら、LINEの起動が早くなりました。これは助かった。でも、とうとうwidget zoidが動かなくなりました。残念…。まぁでも、今はwifiとbluetoothはつけっぱなしだし、画面の明るさはautoにしてるから、トグルスイッチは懐中電灯とマナーモードスイッチくらいです。そいつを画面に貼り付けたらええか。
なんか、それ以外も、動作が心なしか軽くなったような気がします。ええやん。
他の使い具合は、おいおいですね。
まぁ、こんなことがないと、やってられません。

時の流れ

今日は午前午後ともに出張です。なので、雑用は何もできません。
午前の出張は、山間にある小さな町で情報交換。保・小・中のみなさんは共通認識を深め、時に更新する。高校はそこに新しい風を入れる。そんな役回りかな。
それにしても、小学生と保育園児がつくったダンボールハウスがかわいい。

「おかしのおうち」らしいです。

午前の会議の後は1時間ほどかけて午後の会議場所へ。山の上にあるガッコです。ちなみに「響け!」のモデル校です(笑)。
こちらは近隣校の人権教育担当者の会議です。それぞれのガッコのとりくみを出しあって、刺激しあいます。ただ、今日はいつになく淡白かな。
会議が終わったら夜の仕事です。が、このあたりで燃料が切れてきた感じです。力が入らない。なので、燃料補給。

買い食いです(笑)。
なんか、衣が多すぎる。しかもサクサクすぎて、なんかもう。まぁでも、こういうものなのか。これで少し血糖値があがったので、身体はもつでしょう。
夜の仕事、楽しいです。
今日もふたり模擬授業をしてくれました。
ひとりは前回に引き続き、板書を使った授業です。今回はグループワークに挑戦しておられます。
最小限の情報だけ与えて、それをつかってペアで分類していく。これ、おもしろいです。パズル感覚です。しかも、ここでこれをやれば、「なぜそうなるか」が理解できるから、忘れても分類しなおせる。「やること」を覚えるのではなく「やりかた」を覚えることをめざしている感じです。
これ、模擬試験なんかを受けることを意図しておられて、そういう意味ではドンピシャですね。あとは、ヒントの出し方をシェアするとか、いろいろテクニックはあるけど、それはそれ。
もうひとりもおもしろい。ポケモンから宗教へと流していく導入はなかなかです。あとで聞いたら、かなり「仕込み」をされてたみたいです。てことは、それだけこの模擬授業にリソースを割いてくださってるってことで、それは光栄としかいいようがないですね。
スライドを使った授業もテンポがいいです。そして人権への配慮も忘れない。ワークシートも穴埋めを嫌ったとのこと。いいですね。
ただ、スライドを使った授業への違和感が少しありますね。なんなんだろう…。
そうか、画面が切り替わるんだ。それは普段の教科書投影方式の時も気になってることです。
「いいかい、スクロールするからね。消すよ」
ってやって、ボタンひとつで書いた内容が消える。そしてそれはもとにもどらない。
でも、黒板に書いたものは、上書きするまで時間がかかるから残ります。残るということは、比較できるということです。比較するということは「差分」を認識できるということです。これ、案外大切じゃないかな。
ワークシートに履歴を残せるように準備してくれているので、個々人は比較できるんですが、共有できない。そう考えると、スライドを使うようになる前は、スライドをフリップにしてマグネットで貼ったりしてました。そうすると履歴が残るから比較できる。まぁプリントアウトがたいへんですけどね。
テンポのよさが諸刃の剣になるということなのかな。
でも、ふたりともおもしろかった。
豊かな気持ちになって、帰り道は恒例の会議にzoom参加。なんでも今のやり方は今回までで、次回からやり方が変わるんだとか。それにともなって、わたしの立場も変化します。まぁ、必要不可欠な立場ではなかったから、それはしかたないですね。
家に着いてからは、今後の方式についてのレクチャー。で、9時過ぎに終了。疲れた。
まぁ、忙しい人たちだし、年齢も上がってくるし、それぞれの隙間の時間を使ってコメントして、それを持ち寄るってのは合理的です。みなさんを拘束する時間は大幅に減ります。ただ、その合理化の中で失うものもあります。明らかにT田さんはそのことを気にしてる。もちろんそれはみなさんわかっておられることです。結局、どちらをとるかってことです。で、合理性をとった。
まぁ時の流れかな。けっこう楽しかったんだけどな。もう、ああいう時間は来ないんだろうなと思ったら、少しさびしいな。
まぁ、時の流れかな。

作文にまみれて、血圧は下降気味か?

人権学習の翌日は作文読みと決まってます。てか、決めました。
かつて担任をやってた時は、速報版で「おもしろいやつ」を学級通信に載せて、さらに翌週のロングホームルームで全員分を返すってやってたけど、今の担任さんに「やれ」とはなかなか言いづらいです。まぁ、わたしがやらなかったら、やってくれる人はきっといるけど、やらない人の方が多いだろうから、やはりわたしがやるしかない。クラスづくりって、そういうところからやっていくものなんですけどね。クラスづくりという言葉も死語か…。
まぁなので、できるだけ早く子どもたちに作文を返したい。作文は鮮度が命です。となると、水曜日に書いた作文は木曜日に読んで、できれば入力を終えて、金曜日か遅くとも月曜日には返したい。必然的に、翌日は作文祭りになるということです。
なので読みはじめましたが…。
うーん。やはり1年生やな。話が聞けてない。その場で話されたことをそのこととして聞くのではなく、自分の文脈で解釈してるから、自分の文脈の補強にしかなってない。
具体的には、昨日書いたように「個人と社会の距離を困難とする」というのが小林さんがたどり着いた障害の捉え方なんだけど、それを「障害者と健常者の距離」と勘違いしてる子が多数います。そうなると、「社会がどうあるか」ではなく「自分がどうするか」になってしまう。それではまったく話が変わってしまう。
まぁそれでも「当事者の話を聞く」という言葉は残ってたみたいなので、それはいいんだけど、その言葉の意味も変わってくる。
でも、だからこそ作文を返す必要があるんでしょうね。もちろん「そのこととして聞いている」子どももいるから、そういう作文を読むことで「そうか」とわかってくれる子も出てくるかな。
ただ、もちろん授業はあるわけです。なぜか、いつになく引き締まった感じです。ここしばらく少し苦言を呈してきたからかな。でも、気にしてる子がやらない。わからないことを放っておいてます。どうしたもんだろ。
午前のうちに作文読み完了。速やかに入力開始。少し入力を進めたところでおべんと。ふぅ。
食べ終わったら作文入力と思ったけど、メッチャ眠いので、しばし横になります。でも、あかんあかん。再び作文入力開始。
と、若い衆が突然掃除をはじめました。この音が大きい。机に突っ伏してた他の若い衆が
「お前はオカンか」
とか言ってます。なるほど。しかし、掃除の音を変換するのはやめてほしいな。
そんなこともありながら、作文入力終了。
ちなみに、担任さんに子どもたちが誤読してたことを話すと
「それでと、せんせいがはじめにコメントしてくれたから、何人かは「個人と社会の距離」と捉えられたんですよ」
と言ってくれて、やはりそういうのが必要なんだと思ったり。
てことで、クタクタになったところで定時が来たので退勤。
今日は帰りにお医者さんに寄らなきゃなりません。
「血圧、いかがですか?」
「地味に下がってます」
と、血圧の表を見せました。
「下がってますね。なにかされてますか?」
「土日は走ってます」
てことで、結論は
「行いがいいし、今の薬をもう少し続けましょうか」
とのこと。行いは悪いけどね…。
それでもようやく2学期の人権学習が終わりました。明日から別のことができそうです。

ふたつ手放した

今日は出張のない火曜日です。1時間労働者の権利を行使するので、8時から16時までの8時間が勝負です。あり?勤務時間が7時間45分なのに、1時間労働者の権利を行使して8時間?計算がおかしい。
てことで、出勤して、とりまルーティンワークからのゲンコの最終チェックです。朝の通勤電車の中で思いついたフレーズがあって、それを自分宛てにメールしたので、それを反映。と、
「読んだ。まぁいいと思うけど、ここをもう少し」
という天の声があったので、そこを少し修正。
できたかな…。日曜日の段階では
「駄文だ。見たくない」
と思ってたけど、とりま背筋が整った気がします。なので、送信。
「スタイルですが、社会学系のもので書いていますので、もしかしたらメチャクチャお手を煩わせてしまうのではないかと恐怖しております。すみません」
というメッセージを添えました。ほんとにすみません。
てか、掲載誌ごとにスタイル変えるのやめてほしい。
だって、文献を最後にアルファベット順に並べるスタイルで育ったのに、文献を注で入れるとか、わけわかりません。まぁ、その方がわかりやすい人もいるだろうから、それはそれでいいんですがね。
で、昼前にネットでミーティング。
ミーティングのアドレスを見て、あり?Teams?入ってたかな。入ってない。まぁいいや、ブラウザでやるかと思ったら、bravesはアカンのね。いや、vivaldiがiosに対応してないので、やむを得ずbravesに変えたのですが。しかたないから、ミーティング直前にインストール。まぁ、とりま、間にあいました。
1時間ばっかのミーティングのあと、おべんと食べて、次のタスクはなんだろなと見て固まりました。
えーと、去年の1月末の文字起こしの2次校正が残ってた。そういや、6月の1次校正は頼んでたかな。頼んでませんでした。まぁそちらはやってもらいましょう。
で、チェック開始。講演そのものはおもしろいのですが、中に「?」なところが残ってます。うーん、どうする?
しかたないです。音声データにあたるしかないです。てことで、okoshiyasu2に音声データを食わせて、1.5倍速で再生しながら原稿チェック。2時間ほどの原稿を1時間半かからずにチェックできました。が、脳みそがクタクタです。でも、スタートしなきゃ。
追認試験を受けてる子をひとこと励まして、夜の仕事へ。
途中月がきれいだったので、パチリ。

これから欠けていくんだな。
夜の仕事は楽しいですね。少人数ということもあるけど、半年のはずが全員通年なので、気心もしれた感じです。
で、今日も模擬授業。みんなうまいなぁ。ちなみに、今日がはじめての学生さんの模擬授業、味がありますね。今からこんなに味を出してどないすんねんと思いますが、おそらくそこで勝負でしょうね。
導入から笑ってしまいましたが、妙な説得力があります。それは「好きなネタ」だからでしょうね。そして授業そのものがおもしろい。
ひとつも教えてない(笑)。
ひたすら問いかけ、考えさせ、発表させ、それをフィードバックし、再び考えさせ、発表させる。まさに「主体的対話的で深い学び」です。もちろん、題材によってはこんなことできないだろうけど、それができるネタを考えるのも力のうちのひとつです。
ただ、オチがない。
なので、最後のコメントで
「なにも教えてなかったね」
というと、一同爆笑。本人も「バレたか」と笑ってました。
「生徒と一緒に考えることは大切ですねど、まとめを話すために勉強しなきゃダメですよ」
とコメントしておきました。
きっと生徒から好かれる教員になるだろうな。同僚からはどうかは知らんけど(笑)。
で、帰り道。すでに皆既状態です。なのでパチリ。

月と飛行機が撮れました。
さてと、帰りましょう。よく働いた。でも、明日からも忙しい。S読、いつできるねん…。

鮮度を保つ

朝、一度目が覚めたけど、二度寝。寝られるかなと思ったけど、気がついだら9時半過ぎでした。コーヒー淹れて、あれやこれやをしたら10時。朝ごはんはやめて、早めの昼ごはんといきましょう。
てことで、作文読み開始。昼までに読み終えたい。
作文、おもしろいですね。そこに引っかかったのねという子がたくさんいます。それにしても
「LGBTの人、友だちにも先生にもいるし」
と書いてる子がひとりいて爆笑するなど。ちなみに去年担当した子です。
でも、「身近なところにいない」って書く子がほとんどの中、こうやって書く子は、きちんと観察してるし、留意してるってことです。
で、昼前に作文読み終了。
今日は天気がいいので、久しぶりの外食です。

もちろん食べに行ったわけではなく、お外で食べただけのことです。そしていつものトゥンセラーメン、やっぱり辛いな。少し体調が悪くなりますが、平常運行ですね。
で、作文入力開始。2時には終えたい。しかしたくさん選んじゃったな。まぁそれだけおもしろい作文があったってことと、少なめに選ぶとあとからもう一回作文探さなきゃならんってことです。
なんとか2時半くらいに入力し終えました。あとは、クラスごとにわけて、終了。組版は明日ですね。とにかく、作文返しは鮮度が命です。
と、Yーきからメール。
「5時くらいに着きます」
マジか。では、走りに行きましょう。今日も5kmばっか走りました。が、しんどかった。昨日の夜のせいなのか、はたまた体力が落ちてるのか。平均のaverageは1kmで6分46秒ですが、速い時で6分20秒くらいで最後の1kmが7分20秒くらい。ダメですね。
帰ってきたら補強をして迎撃準備です。今日は鶏のすき焼きにしましょう。野菜を切るだけでいけますからね。
やがてYーきがやってきて、ダラダラ話。そうこうするうちにSゅーともやってきてダラダラ話。しかしこいつら仲がいいな(笑)。
ただ、Yーきが急ぎの仕事があるとのことで、8時半におひらき。あとは純セレブスピーカーで音楽鳴らしながら片づけ。少しテレビを見て寝ましょう。
まぁいい1日だったかな。