交流会は元気だよ

今日はトランスジェンダー生徒交流会の日です。
いちおう11時スタートだけど、わたしは「買い出し」からのスタートなので、10時には近くの、もよりではない駅で「買い出し部隊」と合流。
今回は、メインは「サムゲタン」と決めていたけど、それ以外のメニューは結局思いつかなかったので、Kよぽんに一任。買い出し途中「これは時間がかかりそう」と判断したので、先に一人で行って圧力鍋を火にかけることにしました。
ホッと一息ついたところで最寄りの駅までお迎え。
集合場所に集まってくる「いつもの顔」「久しぶりの顔」「はじめての顔」。「さぁ、交流会がはじまるぞ」という気分になってきます。
とはいえ、具体的に何をするとその場所まで決めていないのも交流会です。まぁ、みんないろんな経験をしているだろうから、そういうのを語りあうだけでなんとかなるだろうという感じです。
Kよぽんが今回提示したメニューは、「生春巻き」。「焼きビーフンも」と本人は言っていたけど、結局、焼きビーフンは生春巻きの具になってしまっているのがなんとも。でも、それがすごくおいしい。しかも、けっこうお腹がふくれてきます。たいしたもんだ…。
一通り食べたところで、みんなで進路の問題とか制服の問題を語りあいます。
MTFとFTMの「格差」みたいなのが出てくるのも、これまたいつものこと。でも、そこで投げたらアカン。格差ゆえに「ふん、あんたらなんてまだまだやんか。こっちのほうが…」みたいな話になってしまうと、「仲間」を切り捨ててしまうことになるんだよ。その言葉を誰に向かって語るのか。誰にこそ伝えないといけないのか。
しんどいことをグチるのは必要だと思うけど、それは「グチなんだ」という自覚を持って、決して仲間を切り捨てない伝え方を身につけなくちゃいけないと、わたしは思っています。
ってなことを書いても、みんなここ読んでないけどね(笑)。

血液検査の結果

今日血液検査の結果が出てきました。
まずは結果から。

測定日 E2(pg/ml) プレマリン(錠/日) ビールの本数 ビールの味
2006/8/10 67.3 4 1本弱
2007/2/8 1430.0 5 1本弱
2007/4/10 1386.0 4 1本弱
2007/6/14 587.2 3 1本
2007/8/16 104.1 2 1本
2008/2/14 681.1 2 1本
2008/4/10 418.0 1.5 1本+α
2008/6/4 65.0 1 1本では足りない
2009/1/27 69.0 1.5 1本

ちなみに、他の数値は以下の通りです。

フィブリノーゲン 169 180〜400
血中テストステロン 1.6 2.4〜10.4

数値的には「閉経後の女性」よりはそれなりの多い。ということは、性ホルモンは十分に足りている感じかな。かといって、かつてのように異常に多いこともない。なによりも、ビールの本数と味の感じがちょうどバランスがとれています。きわめてええ感じです。
てことで、1錠と2錠を毎日繰り返しながら、てきとうにバランスを考えているのがわたしにあっているのかな。
このあたり、次回受診日にIちゃんさんに報告だな。

慣れっておそろしい(笑)

毎朝「何を着ていこう」というのがけっこう問題です。
なにせ、行きは下手するとマイナスの気温の中を疾走します。で、昼間は最近は10℃オーバー。
あと、まぁ「着たいもの」と「着られるもの」のギャップなんかもないわけではないわけで。

てことで、今朝は、この冬に買ったユニクロのニットのワンピースをチョイス。下はスキニーのジーンズです。さて、どうなることやら…。

で、職場を歩いていたのですが、反応はほぼゼロ。
唯一、1年生の子が「それ、スカートやん」と、極めて正しい指摘。「うん、かわいいやろ」でおしまい。
まぁそんなものか…。

皮肉やなぁ…

家に帰って新聞を開いたら、「性同一性障害の写真展は不適切? 立命大と学生対立」というタイトルがありました。
http://www.asahi.com/national/update/0203/OSK200902030027.html
なんちゅーか。本人達はこのタイトルとか中身*1をどう考えるのかな?

まぁ、自分がいくら「違う」といっても、しょせんはこういうふうにしか表現してもらえないわけで。そこから逃走するのにどれだけのスピードが必要だったことか(笑)。

*1:「女性の体で生まれ、性同一性障害と診断された」という表現

玖伊屋

今日は玖伊屋の日。
今回は、事前にこんな人とかこんな人から「行くよ」という連絡をもらっていました。また、東京方面からも、ここの委員長さんが来られるとか、A◯澤さんからも「友だちもいっぱい連れて行くね!」と言われていたので、これはもう、気合いが入ります。
さて、メニューをどうしようかと思ったのですが、今回はコリアン料理で攻めることにしました。
まずは、チヂミ・イカフェ・チャプチェですね。そしてメインディッシュの参鶏湯です。あとはまぁ、出たとこ勝負ということで。
準備の関係上ちょっと早めに阿K◯さんたちと待ちあわせ。ぁゃιぃ7人で東九条の街をブラブラ歩いて会場へ。7人の中には、なんでもバザールカフェで料理をつくっておられる方もおられるそうな。なので、せっかくですから一品つくってもらうことにしました。それが、これですね。
それにしても、なんかもう…。わけがわからない状態でしたね、今回は。なにせ、日本語とタガログ語と英語がごちゃ混ぜになっていて、話題もトランスネタから人権関係ネタ、メンタル系のネタまで、これまたごちゃ混ぜです。でも、このごった煮状態が玖伊屋なんだと思います。やっぱり、ふだんしゃべれないことを、ここでならしゃべれる。そういう空気をつくらなくちゃならないなぁと、つくづく思います。

さて、今回は珍しくわたしはほぼ最終まで起きていました。なんでだろう…。
和室に移動すると、すでにみなさん寝ておられます。隙間を探したのですが、1人分しかスペースがありません。てことで、いずみちゃんと仲よく添い寝ですわ(笑)。

血液検査→惣菜づくりの夜

出没情報には書いてないことも、たまにあったりする今日この頃。
今日はあまりウケなかったのが…。でも、最後になんとなく「当事者性」を匂わす人が話しかけてくれたのがうれしかったかな。

夕方、血液検査。
地元のお医者さんも慣れたもので、「凝固系とホルモン系だけでいいですね」とのこと。ここ、小児科なんだけど、なんでもありなんですよね。
採血してもらいながら、インフルエンザ談義をしばし。「家に閉じこもっているのが一番いいんです」とのことですが、「うちの場合は、子どもも親もウィルスの渦巻く学校に行かなくちゃならないんですよね」と愚痴をこぼします。
なんでも、お医者さんのギョーカイでは、新型インフルエンザにかなり警戒心が高まっているそうな。で、「いよいよヤバイ」となったら、個人医では対応できないので、逆に閉店する可能性も大とか。じゃないと、働いている人はもちろん、お医者さん本人も安全が確保されませんから。
てなこと、ここの人たちはわかってるのかなぁ。あ、中の人はわかってるかな。

さて、晩ご飯後に冷蔵庫を開けてみると、お総菜がな〜んにもないです。てことは、あしたの弁当やばいやんか。てなことで、晩ご飯後にお総菜づくり大会。といっても、冷蔵庫をあさりながら、適当に思いついたのをつくるだけです。
つくったのは、「ぜんまいの炒め煮」「きんぴらゴボウ」「こんにゃくの炊いたん」「かぼちゃの炊いたん」「ほうれん草のおしたし」の5品です。さぁ、これで今週のお弁当は大船に乗った気持ちでいけるぞっと。

ひとつ屋根の下で

10年近く使ってきた洗濯機、ここ1〜2年調子がイマイチだったのですが、とうとう脱水ができなくなったとか。まぁ、結果があるから原因があるんでしょうし、洗濯ができて脱水ができないならモーターではないんでしょうが、ここらが買い換え時かなぁと。だって、当時子どもは小学生と赤ちゃん。それがいまや高校生と小学生ですからねぇ。洗濯量が圧倒的に違います。
てことで、家に帰って速攻「買に行こう」とパートナーを誘います。
突然のことでパートナーもビックリしたみたいですが、「善は急げ」です(違)。
で、ふたりであーだこーだ言いながら品定め。店員さんがつつっと寄ってきて、さりげなくプッシュ。で、しばらく話をしてお買いあげ。
店「じゃ、どうぞこちらの方へ」
と机の方に移動して、いきなり
店「一緒にお住まいなんですか?」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
J「え、ええ…」
店「ごきょうだいかなにか?」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
J「え、ええ…」

やっぱ、「ひねり」を入れるのはむずかしいっす。

家に帰って、どちらが姉に見られたかで、しばし言いあい。
J「あんたの方が背が高いから姉に見られたと思うで」
ハイハイ…。

でもバレていました(笑)

今日は、某在日外国人教育関係の会議。
いつもの通り、新年会をしながらの会議です(笑)。コンビニで買ったK霧島が、会議が終わったらあいていました。
その後、宴会ですが、わたしはちょっと失礼して別コースへ。こちらのほうは、わたしがノンカムでおつきあいさせていただいている数少ないグループです。
会場に着くと、お一人来ておられます。しばらく話をしているともう一人。「中に入って先に呑もう」という言葉に甘えて、先に乾杯をしています。やがて「なんで先に呑んでるねん」みたいな感じで続々と来られます。まぁなんしか、ここはノンカム。おしとやかにしておきましょう。
と、突然わたしに質問が来ました。
「ところで、いっちゃん、男か女かどっちや?」
「へ、お、女ですよ」
「ふ〜ん…」
「ばれてました?」*1
「わかってたよ」
「いつから?」
「初めて会った時から」
ばれてるって、ぜんぜんわかりませんでした。なんでかというと、きちんとわたしを女性扱いしておられていたねす。
「わかってたけど、いっちゃんが自分のことを「女や」って言ってるんだからそうなんだろうと思ってたんや」「ふだんはどうしてるんや」
「いや、このままですよ。生徒たちは普通につきあってくれてますけど」
「それ聞けてよかったわ」
メッチャ驚きました。でも、すごく楽になった。だって、過去や現在をどう伝えるか、ウソをつく必要がなくなりましたから。
2次会のカラオケ。「みなさん男性ですか?」という店員さんの質問に「一人女性です」と答えて下さっていました(笑)。

*1:ここで、「そういう言い方があかんのや!」という指摘あり。これがまた、いいですね。

トランスってなんだ?

最近「トランスって何だろう?」と考えることがよくあります。
わたしはトランスをしているのかしていないのか。
確かに、ヒゲは脱毛しました。パーマをあてるのもやめました。髪を伸ばしました。服もレディスを着るようになりました。ホルモンもはじめました。でもそれがトランスか?少なくともわたしは違うと、いつも感じています。
じゃぁ、トランスっていったいなんだろう。
それはもしかしたら友達関係というか人間関係の中にあるのかもしれないと、最近思うのです。わたしの友達や家族が、わたしをわたしの望む性別で受け入れてくれているかどうか。そこにトランスの本質があるんじゃないかなぁと思ったりもするのです。
極論すれば、ヒゲ面のくちゃくちゃ頭の「わたし」を、わたしの望む性別で受け入れてくれる人間関係があれば、そこにトランスはあるんじゃないだろうか。
じゃぁ、なんのために脱毛をし、髪を伸ばし、レディスを着るのか。
簡単に言えば、「自己満足」なんだと思うのです。だって、自分にとって楽な姿になるというだけのことですから、それは「自己満足」と言えるのではないかと思うのです。で、その内容はというと、極めてジェンダライズされた「自己認識」に、自分をあわせているだけのことです。もちろん、「できること」「できないこと」はある程度は考えていますし、「あわせる」のは「受け入れてもらいやすくする」というところも含みこんではいるのですが…。

ということは、もしかしたら、「フルタイムのトランス」って、「いつも自分の望む姿でいる」ということじゃなくて、自分の望む性別で受け入れてくれる人間関係を、日常の場においてつくること、ということなんじゃないのかな。
でもね、そういう人間関係をつくっていくと、中には、自分自身のありようを問い直してくれる人が出てくるんだよね。いや、こういう言い方はよくないですね。おそらくは、もともと自分自身のありようを問い続けている人が、「トランス」という事象と触れることによって、ひとつのきっかけを手に入れるという方がいいのかもしれない。そういう「既得権益としての性別」を問い直す人は、おそらくは「トランスの仲間」なんじゃないかなぁ。

受診日

試験監督を終えて、やらなきゃならない仕事も終えて、大急ぎで病院へ。もちろん病院の前に、吉野家で燃料補給。
で、まずは、女性診療科です。この間、職場の健康診断の結果が出たので、いちおうそれを見ながらひとくさりしょーもない話をして、その後うだうだと話しあい。まぁ、このゆるさがいいんでしょうね。
にしても、「まだこれだけ残っているんですよ」と本日の受診者人数を見せてもらって、メチャクチャ驚きました。朝からまったく休憩せずにどんどん受診者をこなしていっても、3時の時点で今日の予定の半分にもなっていないという感じです。って、そんなん、こなすの無理やんか…。産婦人科医が少ない&病院が少ない&病院が雇用していない状態なんだなぁと、つくづく思いました。
てことで、いずみちゃんから「こんな話をしている場合じゃないんです(笑)」と言われたので、退散。
その後、滝井に移動して、O田さん参り。
こちらでも、最近のギョーカイについて「なんだかなぁ」みたいな話です。でも、O田さん曰く「そういう歳になってしまったんだと思うんです」。まぁそれはそうかもしれませんがねぇ…。てな話をしていると、延々と続きそうです。待合室には次の人がおられたので「そろそろやめますか」ということで診察終了(笑)。