シンポ「教員社会とダイバーシティ」とか

今日は午後から前のおべんきょ場所で、「教員社会とダイバーシティ」というシンポジウムがあります。
思い返せば、年度当初「相談があるんだけど」ということで、伊藤さん@前のおべんきょ場所のセンセから「シンポジウムをやりたい」という話を聞いていました。なんでも、今年度いっぱいで定年退職なんだとか。通常、退職記念の最終講義は、ご自身と研究のことについて話をされます。去年、「とったどー」の翌日にセンセの最終講義があったので行ってきました。ところが、伊藤さんは、いわゆる最終講義はしたくないと。いままでたくさんの、そしてさまざまなマイノリティ学生に出会ってきたけど、そうしたマイノリティ性を教員社会はないことにしてしまう。というか、教員養成系の大学もまた、ないものにしてしまう。そして、伊藤さんも「女性」というマイノリティ性のもと、ないものにされてきた経験がある。なので、そこを問うシンポジウムをしたいということでした。伊藤さんには修論指導でメッチャクチャお世話になったので、もちろん協力をさせていただくわけですが、役まわりはシンポジストなんだとか。まぁそりゃそうか…。ちなみに、わたし以外にM田さんとKムさんと3人がシンポジストとして登壇することになりました。
問題は、開催方法です。このご時世、どうなるんだと思ったのですが、対面でやるんだとか。すげぇな。しかも、いろいろな事情で来られない人のために配信もするんだとか。しかも、それを知ったのが金曜日の夜。マジかと思いました。なんでもwebカメラを使って配信とか言っておられたけど、それはダメでしょう。せっかくなので、スイッチャーを出さねば。
てことで、まずはおにぎりを握って、その後午前に職場に行って、いろいろ機材をピックアップして、シンポの会場である前のおべんきょ場所に向かいました。
到着したら、おにぎりをパクつきながらセッティング開始です。そうこうするうちに、おべんきょ仲間とか、京都の人権教育界隈の人とか、いっぱい集まってこられました。ここでクラスターが発生したら、人権教育が2週間ほどとまるな。なんだかんだごちゃごちゃしてるうちに、伊藤さんが
「はじめるよ」
と。へ?もう13時30分。
ということで、まずは基調報告から。なんでも、日本の教員養成系の大学で人権教育の講義はそれなりにあるんだとか。でも、何をやっているのか、その中身はわからない(笑)。ダメじゃん。そんな話から、教員社会にはダイバーシティがないという話。で、伊藤さん自身はマイノリティ学生といっぱい出会ってこられた。でも、それらの学生をうまく組織化できなかったことの反省が、このシンポにつながったという話。
んー、組織化はしてなかったかもしれないけど、つないでこられた気はします。だからこそ、M田さんは学生時代にうちのガッコのリビングライブラリで本になってくださったわけで。そう思うと、派手さはないけど、貴重な働きをされてきたよなぁ。
で、シンポジウム開始。お題は「自己紹介」「教員社会の構造的な問題」「人権教育に求めること」「教員養成系の大学や大学生に求めること」です。特に「教員社会の構造的な問題」お内容が多岐にわたります。例えば、カミングアウトとそれにともなうリスクとかマイクロアグレッションとか。むずかしいな。
わたしに関しては、ノンカムフルバレ&24時間ひとりパレードですからねぇ。カミングアウトすると、ひとつの枠に収められてしまいそうで、それがイヤなんですよね。その代わり、カミングアウトしてないから、生徒がわたしのことをどう考えているかわからない。なので、相手の「ふるまい」を観察しながら、相手がわたしのことをどう考えているのかを分析する。例えば、相手が間違った解釈をしていそうだったら、それをこちらのふるまいで修正する。そういうめんどくささがあるけど、でもその駆け引きはおもしろい。おもしろいけど、めんどくさい。
まぁこういう駆け引き、多くの人も実はやってるんだろうけど、その「振れ幅」みたいのは少ないのと、カミングアウトに対するリスクが小さいから、「そのものズバリ」のカミングアウトで修正が可能だったりする。でも、そうはいかないんですよね。あと、なによりめんどくさいのが、性別カテゴリーの特殊性なんです。つまり、ある人を見たとき、必ずいずれかの性別カテゴリーへと割り振る。そこにペンディングがないんです。だから、常に駆け引きをし続けないと行けない。で、それをしないと平穏な生活が得られない。
まぁそんなあたりの内容を、実例を交えながら話しました。
人権教育はむずかしいな。なにせ担当ですからね。だから、担任時代のことと、人権教育の担当としての話。まぁリビングライブラリか。あとは授業担当として雑談の話をしてみました。
教員養成系の大学に求めることは…。子どもを社会的な存在としてみることですね。必ずその子の行動の背後には、その子の生活や、その子を取り巻く社会が存在する。それが学校社会・教員社会の「ふつー」と往々にしてバッティングする。そうしたときに、教員が権力を持っているので、教員社会の「フツー」で断罪をしてしまう。そうならないようにするためには、ある子を見るときに、その子の生活や社会を常に意識することが必要。そんな話をしたら、〆で伊藤さん
「普通を問い直すことがダイバーシティ」
と言われたので、拾ってくださったのかな。
シンポジウムのあとは、しばしの休憩の後、伊藤さん自らがつくられたお宝映像の上映会。いい教員人生を送ってこられたんだろうなぁ。伊藤さんがおられなくなるのは寂しいなぁ。
で、最後に記念写真を撮って修了。さてと、機材の撤収だ。

ほんとうは打ちあげがあるはずだったけど、このご時世なので、また落ち着いたらやりましょうということで、今日は自主打ちあげをやりましょう。
てことで、シンポジスト+αでストーンズへ。
ここで、部落問題をめぐるネタが炸裂。
いや、かつて
「部落問題は根が深い」
みたいな話がよく出ていました。いや、今も出てるか。それに比べると、同性愛の話って最近出てきたみたいな感じで捉えられがちです。でも、考えてみたら、同性愛差別をめぐる話って、おそらく人類が誕生した瞬間から起こっていたんじゃないかな。例えば、ソドムの町の話とか、旧約聖書の世界の話ですからね。そんな話をしたら、M田さんが
「延喜式とか、西暦で言うと、せいぜいが3桁の話ですよね。メッチャ最近のことですよね」
とか言いはじめて、一同大爆笑です。
あー、いい夜が過ごせた。さてと、明日も朝寝坊ができないから、これくらいにしてくかな。

当事者の主体性をうばわない活動とは?

今日は朝からパタパタです。やはり1日出張をした翌朝はせわしないです。そんな中、支店長に頼みごとと報告された事項。頼みごとはすんなり通って、報告事項については激怒です。本店に対してどうすべきか考えるなど。まぁ、仕掛けて報復されたらそれまでのことです。その引き換えに本店が失うものもある。
で、授業を3発。
片方のクラスは数学が苦手な進学系なので、授業の時は問題が解けるんですよね。でも、テストの時に点がとれない。たぶん、根本的に授業時の問題の解き方が違うんだと思います。概念の把握をせずに字面で解いている。できれば1年かけて概念の把握ってのを身につけてほしいな。
もうひとつのクラスは、まぁフツーのクラスです。もっとも、うちのフツーですけどね(笑)。ただ、今日の内容はハードです。ハードだから、さっくり終わりましょう。ほんとはプリントやりたかったけど、流れが悪かったんですよね。まぁ明日プリントやって、来週には復習に入れるでしょう。
午後は6時間目の放送なんかのセット。目下の課題はスクリーンをしまう場所です。これまでは人海戦術でなんとかしてきたけど、人海戦術は人が多いからできることです。少人数ではきつい。まぁでも、久しぶりに生徒と一緒に汗をかくのも悪くないです。新採の頃の気分を思い出します。
放課後、1時間労働者の権利を行使して帰宅。今日は「ダイバーシティカフェ30/当事者の主体性をうばわない活動とは?」なるイベントがあります。登壇者は、なほさんりりぃちゃんわたし(笑)です。
まずはzoomで打ち合わせ。と思ったら、うまくつぬがらない。つながっても音声デバイスを認識しません。うーん。PCを再起動だな。つながりました。が、しばらくすると、なほさんが退出してしまいました。なんでもネットが落ちたんだとか。前途多難です。
それでも、6時になったので、イベント開始。まずは自己紹介。わたしは「学校教育労働者です」からスタート。が、りりぃちゃんの「一応トランスジェンダー当事者です」を聞いて、それを言うのを忘れてたなと(笑)。やはり忘れるんですよ。
その後、トランスジェンダー生徒交流会の話へと至る話。
わたしのグループワークの源流はどこにあるんだろうと思ったけど、やはりキャンプリーダーですね。それも「やまびこキャンプ」でやった2回のカウンセラー経験です。1回はわたし中心のグループ。もう1回はバラバラのキャンプ。結論的にはどちらも違った。
そして、それをもとにしたクラスづくり。1対1✕49を目指したけど、それも違った。結局、わたしはコーディネーターであり、ハブである。それが結論でした。そのためにクラスを観察する。あたかも
「教室は劇場!教壇は舞台!主役はわたし!」
ってやってるように見せながら、実際は違うんですよね。そうやって、数学を媒体としたクラスづくりを、今もやっている。
交流会もやっぱりそうですね。ニーズを持ってるのは子どもたちだから、そのニーズを出せる場であること。その一点のために、壮大なムダをやる。そんなのが好きなんですね。
でも、どうやらニーズの捉え方が違うらしいなと。グループとしてのニーズみたいな話が出てきて、「あ、交流会にはそれはないわ」となりました。なんなんだろ…。
あとはおべんきょの話か。搾取をめぐって、なにが搾取かと。「調査対象者が搾取と思えば搾取」なんですけど、では、どういう時に搾取と感じるのか。りりぃちゃんがうまく言いました。「データをとっただけ」。それですね。
あと、おもしろかったのは「当事者だからわかることがある」という言葉をめぐる話かな。わたしは基本的には「んなことはない」って思ってます。が、イベントが終わって、「いや、あるか」と思いました。
たぶん、リサーチクェスチョンです。自分の感じる居心地の悪さから思いつくリサーチクェスチョン。でも、そこからは当事者であることはジャマになる。なぜなら、ついついバイアスをかけてしまうから。そのバイアスは自分の主張を立証するためにデータを使うというところに結びつきかねないから。だから、当事者であるからこそ気づいたリサーチクェスチョンを立てたら、すみやかに当事者性を捨て去る。そんなのが大切かなぁ。みたいなことを、イベントが終わってから話してたのですが、それを聞いたなほさんが
「なんでさっき、最後にその話をしなかったん」
って言われて、ごめんなさい。

その後、ビールを飲みながらいろいろ考えてたけど、今後のことについて少しずつ落ち着いた気持ちになってきました。まぁ、新たなチャレンジもするし、そんなのが影響してるのかも。

今年最後のお座敷→zoom2連発

朝、目が覚めると8時。やはり鶴橋で泊まってよかったです。と考えたらいいのか、昨日の夜が悪かったのか。まぁええでしょう。とりま、朝ごはんを食べてシャワーを浴びて、第2のおべんきょ場所へ移動です。
到着したら、ちょうどいい時間。PCのセットをしてしばし待機。そんなことをしてると学生さんがやってこられました。
時間がきたので、Hがしさんの過分な紹介の後、スタート。
この授業、ソーシャルワークにかかわるものなので、天一の話を出してみたり。もちろんワークも入れてみたり。ベースにしたのはO教育大のものです。あのとき1時間で行けたから余裕があるでしょう。
みなさん、メッチャメモをとっておられます。そんなメモをとるような話じゃないんだけどなぁ。ワークもガッツリやっておられます。
と、ワークの答えがないことに気づきました。どうしよう。うーん、まぁええか。考えてもらうことが大切です。そんなこんなで枝葉をバッサリ刈りとった話をして終了。でも、学生さん、ほんとに表情豊かに聞いてくださったのでうれしかったですね。
お座敷のあと、Hがしさんから
「特例法の要件って「厳しい」って言われるけど、そういう言い方でいいのかなぁ。あれは人権侵害なんじゃないのかなぁ。どう思う?」
と、難解な質問をされたり。5つまとめたら「厳しい」で、ひとつひとつ検討すると人権侵害の要件もあるって感じじゃないかと思うんですよね。知らんけど。
で、第2のおべんきょ場所をあとにして、おうちに帰りましょう。途中、新梅田食堂街でごはんを食べようかと思ったけど、なんとなく食べたいものが見つからないのでやんぺ。家に帰ってカップ焼きそばと肉まんで昼ごはん。
その後、「あおぞら財団」の研究会にzoom参加。すでに終わりかけかと思いきや、まだまだたけなわで、30分延長になりました。
1時間後、今度は学生さんからの取材のzoomです。この時期に取材してて卒論間に合うのかと、いらん心配をするわけですが、まぁなんとかなるんだとか。いろいろ質問されたけど
「ケースバイケースですね」
が一番多くて、あまり参考にならなかったんじゃないかなぁ^^;。
6時までzoom。さぁ、ようやくビールだな。昼に飲んだけど(笑)。

やはりWebinarはむずかしい

今日は午後にお座敷があります。なので、朝はゆっくり。10時くらいから走りに行きました。一昨日・昨日と40分走ったから、今日も40分走ろうと思ったけど、20分くらい走ったところで、いきなりひざの力が抜けた感じがしました。ヤバイかな。まぁ3日目なので無理はやめておきましょう。てことで、30分で切り上げました。それでも5km走れたから、アベレージは6分/kmです。よしよし。
昼ごはんは自分にカツを入れるために、これ。

やはりトゥンセラーメンの辛さはさわやかです。
頃合いを見てスタート。お座敷会場に向かいます。といっても、京都市中心街の会議室です。今日のお座敷はwebinarでやるとのことです。
念のために1時間前に集合。wifiにつないで、いちおうテスト接続です。ところが、どうやらpowerpointのメニューが使えないらしいことが判明。どうしよう…。まぁ、しかたないので、ミッション3を少しだけいじりましょう。
てことで、お座敷スタート。今日は最長2時間15分までOKとのことなので、余裕があります。が、ふと気づきました。
「あの、早口ですか?」
会場の3人はうなずかれます。
「すみません、メッチャゆっくりしゃべってるんです」
あきれられました。てか、こないだと同じです。
それでもいいテンポで話しました。せっかくなのでちょこっとビデオも見てもらったり。そんなこんなで、2時間5分で修了。ところどころ端折ったから、まぁこんなもんでしょう。
Webinarは反応がないから、やはりやりにくいです。まぁでも、これも慣れていかなきゃならないのかな。
そんなこんなで、会場を後にして、さぁ帰りましょうか。ちょっと疲れた…。でも、きっとビールはおいしいはずo(^^)o

東から西へ

起床は6時。なるほど、東京の日の出は早いですね。

せっかくなのでシャワーを浴びて、荷物を整理してチェックアウト。新幹線に乗ったのが7時過ぎ。ホテルの朝ごはんは7時からとのことで、間にあいませんでした。なので、新幹線の中でコンビニのパンです。まぁ、いつものことかな。
今日は滋賀県でお座敷です。もともとはこの日にやる予定だったけど、一度は中止になって、でも「保育所の保護者会としてやりたい」ということで、今日やることになったという。なんか、申しわけないです。
今日与えられた時間は1時間半。はたしてどうなるかな。
てことで、スタート。が、とにかく眠いです。ヤバすぎます。なので、テンションを上げなければなりません。が、早口ってわけにもいきません。極力ゆっくりと…。。と、ふとみなさんの顔を見て気になったので聞いてみました。
「あの、早口ですか?」
みなさんうなずかれました。マジかよ。これで早口か。ならばしかたないですね。
「これ、ゆっくりなんです」
みなさん、あきれられたような顔をされました^^;;
あとは、ところどころを端折りながら、なんとか第2のオチまでいけました。
ここからは分科会。さすがは本気の人びとです。わたしも各分科会をまわりながら、みなさんの感想や意見を聞かせてもらったり、質問に答えたり。そんなこんなで、1時まで分科会があって、そこから勝手に「第3のオチ」を10分やらせてもらって修了。
結局、13時をまわってしまったので、近くで昼ごはんを食べることにしました。なんでも「串まる」という焼き鳥屋さんがあるんだとか。では、そこに行ってみましょう。てことで頼んだのは「鳥刺し丼」と赤星です。

うまいわ。久しぶりに鳥刺しを食べました。
で、いったん家に帰ってしばしダラダラ。その後、再度出発です。今度は向かうは大阪です。今日から明日、トランスジェンダー生徒交流会の合宿があります。
会場に着いたら、まさに準備をはじめようというところでした。でもまぁ、まずは展示しますか。

そしたら、いろんな人から「おめでとう」を言われました。いやいや、みなさんのおかげですがな。その後、カレーがあるからごはんを炊かなきゃなりません。そんなこんなでワイワイやってましたが、トラブル発生。うーん、合宿は中止だな。その代わり、明日、また交流会だ。
てことで、恒例の幸楽へ。まだ帰れるなぁと思いながらも、明日の朝がしんどいだろうなと。てことで、今日はSゅんすけの家に泊めてもらうことにしました。ただ、どうせ遅くまで呑むだろうなと思ったら、やっぱり遅くまで呑んでしまったから、結局明日の朝はしんどいじゃん。

絶望しないでね

今日から授業がはじまります。ほんとになんでこんな時に授業をしなきゃならんのだとは思うのですが、しかたないです。
とりま、試験返し。悲喜こもごもです。ちなみに、悲喜は点数と比例するわけじゃないです。30点を越して喜ぶ生徒もいれば、100点を逃して悔しがる生徒もいます。それがおもしろい。
テストを返したら、次の内容へと突入します。しかし、大丈夫かなぁ。内容に入って、まわりがやってることを見て、ようやくなにをしなきゃならないか理解して、それから準備をはじめる生徒がいたりします。ぜったいリモートではムリな生徒ですね。対面の、多数の生徒がいる教室だからこそなんとかなる。

で、授業を3発終えたら年休です。今日はO教育大の人権教育全学シンポジウムです。基本的には授業のある日はこういうことはしないんだけど、大学、それも教員養成系は例外です。だって、同和教育の継承のためですからね。
駅に着くと迎えに来てくださってます。なんか、ものものしいです。卒業生で教員されてるおふたかたと会場へ。「4階です」とか言われてエレベーターの壁を見たら、えらいものものしい階らしいです。うーん
1階のカウンセリングルームあたりが楽だなぁ。
今回はオンラインで配信するとのことで、会場の会議室はほとんどスタジオです。弁護士会の時とか北摂地方の中学校とかで経験してるので、さほどの驚きはなかったりします。ただ、別のことで緊張しています。なにせ、与えられた時間は1時間。しかも情報保障のために早口禁止です。できるのか?実はお座敷週間1日目にテストしたけど、1時間では終わりませんでした。あれから、さらにネタを刈り込んだけど、どうなることやら。
てことで、お座敷スタート。必死で早口をとめます。ちなみに、ふつうにしゃべっても早口なので、意識的にスピードを抑えなきゃなりません。きついな。
それにしても、会場で聞いておられるセンセたちが笑いまくってます。まぁ、あの年代にウケるネタなんですよね。で、もしも学生さんたちがいたら、
「ネタがさっぱりわからんのに、なんで笑えるの?」
ってなるというネタです。
しかし、少しずつ時間が厳しくなってきました。それとともにノートテイクのキーボードの音が聞こえなくなってきました。いったいどうなったんだ?まぁ、UDトークかなにかを使っておられるのかな。
と、「あと5分」のカンペが!やばい!あとふたネタあるけど、そこまでいけるか?
なんとか30秒オーバーくらいで終われました。助かった…。でも、ノートテイカーのみなさんに謝らなくちゃ。
「最後は意味を考えずに入力してました」
とのこと。すみませんすみません。
しかし、もう刈りとる場所はないぞ…。

後半は学生さんの発表と、卒業生のみなさんとのシンポジウム。
とにかくコメントをしなきゃならんのですが、これが難しい。なにせ、自分ができていないことを棚に上げてコメントしなきゃなりません。でもまぁ、いつも棚に上げてるから、まぁええか。
それにしても、ほんとうにO教育大の人権教育ってすごいです。こんなところで学生生活を送れる学生さんって幸せです。でも、世間は厳しい。なので、最後にひとことコメントを求められたので
「大学と現場のギャップに絶望しないでください」
って言いました。するとセンセ方にウケてしまいました。
現場はそう簡単には変わらないけど、あきらめずに変え続けたら変わるんですよね。だから絶望しない。

で、シンポジスト&発表者で軽く打ち上げ。せっかくなので、O教育大の行きつけのお店にしましょう。てことでここ。

豆狸」です。
まずはビールで乾杯。みなさん、大学の先輩後輩なのて、はじめのうちは近況報告とかO教育大のネタで盛りあがっておられて、わたしは聞き役。ところがそのうち、なんとなくわたしのところにターンがまわってきて、そこからはしゃべりまくってしまいました。
と、やってきました。

ジョロキア焼き飯。みんなでわけわけしたけど、食べられますね。かなりおいしい。
そんなこんなで、8時くらいまで遊んで、さて帰りましょう。

〆は二人会

お座敷週間のエンディングは滋賀県の中学校での二人会です。午後一なので、午前は少し時間があります。なので、採点をしてみたり。ただ、いろいろ事務仕事をしていると、メンタルが悪くなってきました。これはやばいな。
それでもお座敷があることには変わりません。とりあえず二人会の相手のAっちゃんと合流。人と話をすると、メンタルも少しまぎれます。たぶん、ひとりでいたら落ち込むんだろうな。
で、会場の中学校へ。ここ、実は3月に一度来ました。ただ、今回はさらにディープなところまで行きたいというオファーがありました。となると、サンプルが一人よりも二人の方がいいだろうということで、二人会をすることになりました。ただ、一昨日~昨日一緒にいたけどネタあわせをする時間もなかったので、お座敷直前にネタあわせです。genderbread personにゴソゴソ◯を打ってみたり。これ、「そうなんだぁ」となったりして、意外とおもしろいです。
で、お座敷開始。前回もだけど、今回もみんな一生懸命聞いてくださっています。もちろん、しょーもないライフストーリーをだらだら話をするのが今回のテーマなので、おそらく退屈なのかもしれません。が、人生なんてそんなもんなんだと思います。それでもやっぱり「もやもや感」はある。それがAっちゃんとわたしの場合はセクシュアリティにかかわる話ってだけのことです。
そんな感じで1時間ばっか話をしたところで、仕込んでおいたgenderbread personが登場。そこから一気にエンディングです。
まぁそれなりにおもしろかったんじゃないかと思うけど、中学生に1時間半オーバーはきつかったかもしれませんね。
さてと、あとは家に帰ってビールだな。昨日のお土産が食べられる。

ひたすら高テンションで乗りきる

お座敷週間3日目の起床は6時。スマホの目覚ましのおかげで起きられました。しかし眠い。てか、おなかがいっぱいです。朝ごはんを買ったとして、たべられるかなぁ。
とりあえず急ぐメールの処理をして、服を着替えて支度をしてスタートです。バスは7時45分。行きのコンビニで朝ごはんのパンと昼ごはんのおにぎりを仕入れてバス乗り場へ。まもなく到着したバスに乗り、向かうはなぜかOCATです。
しかし眠い。でも寝られません。やはり4時間バスはきついなぁ。しかも日が当たる。しかもカーテンが前の人の横にあるので日を遮れません。きついなぁ。いろいろやらなきゃならないこともあるけど、どうしてもやる気スイッチが入りません。まぁしかたない。
そんなこんなで昼前にOCATに到着。お次は近鉄です。向かうは奈良。それもどちらかというと南部です。電車の中でおにぎりをいただいて、あとはボー。それでもなんとか大和高田に着きました。今日は奈良の高校の人権教育研究会の会議で、その学習会のお座敷です。
到着したけど、なんか、事務局の人は忙しいらしいです。なので、プロジェクタのセッティングはわたしがやるハメに。まぁええですけどね(笑)。
と、おひとりこちらにいらして声をかけられました。
「昔、おうちにうかがったことがあります。地鶏をごちそうしてもらいました」
あー、第2のふるさとで礼拝をやっていたころのことかな。なつかしい。
で、お座敷開始。だけど、ひたすら眠いです。こんな日程を組んだことを後悔します。が、やらなきゃなりません。てことで、テンション高くミッション3をやりはじめました。が、テンション高くやると、酸素が必要になります。ところがマスクがあるから酸素が入ってこない。息が苦しい(笑)。
そんなわたしを見て、はじめはとまどっておられたみたいですが、少しずつ反応が出てくるようになりました。よかった。しかし、少々オーバーペースです。ヤバイぞ。どうなることかと思ったけど、最後の方はネタもウケて、よかったよかった。
終わってから当事者の生徒がいる学校の教員の方が少し相談に来られたり。はたまた、おひとり来られた方が
「1年だけ一緒の職場にいました」
と衝撃の発言をされたり。そうか、この子がいたころですね。一番攻めてた頃かな。
てことで帰りましょう。さすがにクタクタです。特急があったら乗りたかったけど、急行が直通だから、まぁええか。
ほんとは会いたい人がいたけど、夜のひとつ用事が入ってるから、しかたない。

鳥取、すごい…、いろいろと

お座敷週間2日目。なにが悲しくて7時過ぎに新快速に乗らなきゃならんのかとは思いますが、それてもふだんよりはゆっくりですね。で、阪急三番街からバスに乗って、到着したのは米子です。今年はしょっちゅう鳥取に来てる気がします。
向かったのはビッグシップ。そう言えば、前に来た時は、ここでATSUSHIのコンサートがあったんだな。到着すると「お別れ会」をやっておられます。えーと、ど派手な赤の服を着て、ここに入るのかと思いながら、小ホールに向かうと、なにやらキャスターをいじってる人が…。今日のメインスピーカーの遠藤まめたさんでした。メッチャ久しぶりです。公開交流会以来かな。ちなみにわたしの役まわりはパネラーです。
とりあえず、おべんとを食べながらパネルディスカッションの打ちあわせと思ったけど、よもやま話で終了。で、会場に入ると知りあいがいっぱいです(笑)。
で、まめたさんのお話開始。
うまいなぁ。まずは聞きとりやすい。実はまめたさん、ふだんの会話はけっこう早口です。でも、講演となるとゆっくりになる。見習わなきゃなぁ。そしてプレゼンにムダがない。ちなみに、わたしのプレゼンはムダしかない(笑)。ただ、1時間という制約があるので、少し薄めだったかな。でも、話の内容は「そうそうそう!」って言いたくなったり「なるほどー」って言いたくなる話でした。ただし、やはり時間オーバーでしたけどね(^^)。
で、パネルディスカッション。内容は「居場所づくり」です。鳥取って、けっこうLGBTのことに力を入れていて、こんなことをやってたり、さらには全国的にも珍しいんじゃないかな、行政がコミュニティ・スペースをつくったりしています。鳥取市と倉吉市の方からそういう話をされるために登壇されました。で、わたしは交流会の話、まめたさんは「にじーず」です。
それにしてもコーディネーターのまめたさん、ムチャ振りをしてこられます。とにかくあらたな話題のトップバッターはわたし。さらに打ちあわせにないネタも振ってこられます。いくつかネタを考えていたけど、どこで出そうと思っているうちに話題が変わっていったり。なので、ところどころで強引にネタをぶっこむハメになりました。それでもなんとか1時間ちょいのパネルディスカッション、終了。
フロアに降りると
「いつ来るんでしたっけ」
と、メモを出しておられます。交流会のキャンプのことでした。うれしいなぁ。

とりま、ホテルに行って横になろう。で、しばしメールチェックとかしてると、メッセンジャーにメッセージが…。
「先飲みしてるからおいで」
マジか…。てことで、あわててお風呂に入ってさっぱり温まって、飲み屋へ。今日の感想を聞かせてもらうなど。なんでも、まめたさんとわたし、やり方が真逆なんだとか。たしかにね。でも、あくまでもアプローチが違うだけで、方向性は同じなんですよね。
まぁそんな話をしながら、本番の飲み。鳥取西部の人権担当者が勢揃いです。みんな仲がいい。そして真剣です。ちなみに遅れてこられた方がアーチェリーの選手で、うちの職場の人を知ってました。まぁ当たり前か。ユニバーシアードに出たような人ですからね。
と、そうだ!と思いつきました。交流会のキャンプでアーチェリー体験させてもらおう!選手の方、ふたつ返事です「いいですよ」と。ありがたい。
で、お友だちのお迎えが来るまで、屋台寿司でもう少し飲んでみたり。それにしても、鳥取の人たちパワフルだな。元気がもらえました。
が、明日も朝が早い。ホテルに帰って寝なくちゃ。

変則トリプルヘッダー

今日からお座敷週間がはじまります。
てことで、朝から福知山線に乗って三田の中学校へ。今回は5年ぶりにF村さんが声をかけてくださいました。ちなみに学校は変わってますが、支店長さんも副支店長さんも前の話を聞かれたんだとか。なんか、もうしわけないです。でも、わたしの話でいいなら引き受けさせてもらいましょう。
今回一番難儀したのは、ハイブリッドで開催ということです。体育館で3年生のみなさんに話しながら、1・2年生は教室に配信ということです。これ、画面共有があったり動画があったりするからめんどうなんですよね。しかも、わたしは1箇所にとまらない。動きます。どうしたものか。てことで、放送部の機材を担いでいくことにしました。この時の経験が役に立ちます。
で、セッティングしているうちにあっという間にお座敷の時間が来ました。3年生のみなさんが入ってきます。整列の指示をしているのは生徒さん。このあたりがえらいなぁ。
で、お座敷スタート。う…。リアクションがない。これはつらい。白けてるのかな…。と思ったら、まったく白けてません。なんか、ガチで話を聞いてくれてます。そんなこんなで、笑いはないけど、すんごい集中力の1時間を過ごして質問タイム。すると「はい」と小さく手をあげる生徒さん。さらにもうひとり。「仕込み」ではないガチの質問が出てきます。すごいな。てか、これ以上質問を受け付けたら時間オーバーしてしまうぞ。てことで、1発目のオチを話して終了です。
あとで支店長さんと話をしてたら、やはりみなさん、すんごい人の話を聞くんだとか。でも、単に聞くだけじゃなくて質問するって、ほんとうに聞いてるわけですから、いい子らです。
ここでようやくF村さんと再会。久しぶりです。でも、もう出なきゃなりません。てことで、次の場所へ向けてスタート。

お次は尼崎で乗り換えて、東へ東へ。途中、おにぎりをぱくつきながら、到着したのは彦根です。ここの私学の方から「教職員に話をして」って頼まれました。与えられた時間は1時間15分。さてさてどうなるか。とにかくメッチャ刈り込んだネタを持ってきてみました。できれば1時間で終えて質疑応答に持っていきたい。
おそらく私学の教職員って2パターンにわかれるのかな。そこにずっといる人と変わっていく人と。それはその学校がその県でどのような役割をしているかによります。今回の学校は県内のしんどい子らを引き受けておられる学校のようです。したがって、年齢層は若い人とベテランの人の両側に分布してる感じです。でも、少しずつこの学校に定着する人が増えているんだとか。きっと多様な子どもたちの学びが保障できるよりよい学校にしようとがんばっておられるんだろうな。
てことで、お座敷スタート。いつものしょーもないネタはなし。今日はガチ勝負です。みなさんの反応もいい。なんと言っても人権教育担当の方の反応がビビッドです。うれしいなぁ。
ただ、時間はどんどん過ぎていきます。えーと、第1部で20分かよ。これはまずい。第2部が終わったところで40分。これは終わらないな。結局1時間10分かかってしまって、質疑応答の時間がとれず。そうか、まだひとネタ刈り込まなきゃならんか…。ネタってけっこう複雑に入り組んでるから、刈り込めるネタとそうじゃないのがあるんですよね。まぁがんばりましょう。それにしても、お座敷のあと、ずっと感想を書いてくださってる方の姿がうれしかったです。
お座敷のあとは店長さんとしばし雑談。その後カレーをいただいておいとま。食べるのが楽しみです。

で、京都駅へもどって、軽く燃料補給をして、ちょぼやき会。今日のお話の担当は油田さんです。どんな話が聞けるのか楽しみです。
話の内容は、ざっくり言うと、ライフストーリーです。ただ、ふだん講演で話す内容だけでなく、講演では話さない内容を話されたのがおもしろかったですね。まさにライフストーリーは「聞き手」との間の相互行為であるってことです。社会学が専門の油田さんは、おそらくそのことを踏まえて、そういう話をされたのかな。
もうひとつ印象的だったのは、一見サクセスストーリーなんですけど、そこに自立生活運動の歴史を入れ込んでいるってことです。つまり「自分ひとりで闘った→勝ちとった」ではなく、その背景に「そこにはこれまでの運動の成果があったかもしれない」と補足される。さらに、自分の中に内在する成果主義みたいなものも分析の俎上に乗せられます。これ、大切ですよね。「〇〇できる自分が差別されるのはおかしい」あるいは「差別される立場であるが〇〇ができる」みたいに「できる」ことと差別を結びつけて考えてしまうことが、マイノリティってありがちです。それはもちろん、わたしも例外ではありません。狩りにトランスであることと教員であることをつなげてしまうと、その「罠」に落ちてしまう。なので、直感的にそこをつなげないようにしてきたんだけど、それはそういうことなのかな。
「挫折の経験」について質問したら「大きな挫折はないけど、小さな挫折が積み重なっている」という答えでした。これもまた「なるほど」でした。まさに大きな挫折をせずに過ごせたのはこれまでの運動の成果が影響しているんだろうけど、それが届かない個別の事案が「今の課題」なんでしょうね。
なんしかおもしろかった。油田さん、ありがとーo(^^)o。って読んでないだろうけど(笑)。
てことで、そのあとはボーネン会です。お店に入ったらKゎんすがいてビックリするなど。あとは今日の感想を交換したり、刃の話をしたり。そんなこんなで楽しい夜が更けていって、最後はハグで締まりました。