絶望しないでね

今日から授業がはじまります。ほんとになんでこんな時に授業をしなきゃならんのだとは思うのですが、しかたないです。
とりま、試験返し。悲喜こもごもです。ちなみに、悲喜は点数と比例するわけじゃないです。30点を越して喜ぶ生徒もいれば、100点を逃して悔しがる生徒もいます。それがおもしろい。
テストを返したら、次の内容へと突入します。しかし、大丈夫かなぁ。内容に入って、まわりがやってることを見て、ようやくなにをしなきゃならないか理解して、それから準備をはじめる生徒がいたりします。ぜったいリモートではムリな生徒ですね。対面の、多数の生徒がいる教室だからこそなんとかなる。

で、授業を3発終えたら年休です。今日はO教育大の人権教育全学シンポジウムです。基本的には授業のある日はこういうことはしないんだけど、大学、それも教員養成系は例外です。だって、同和教育の継承のためですからね。
駅に着くと迎えに来てくださってます。なんか、ものものしいです。卒業生で教員されてるおふたかたと会場へ。「4階です」とか言われてエレベーターの壁を見たら、えらいものものしい階らしいです。うーん
1階のカウンセリングルームあたりが楽だなぁ。
今回はオンラインで配信するとのことで、会場の会議室はほとんどスタジオです。弁護士会の時とか北摂地方の中学校とかで経験してるので、さほどの驚きはなかったりします。ただ、別のことで緊張しています。なにせ、与えられた時間は1時間。しかも情報保障のために早口禁止です。できるのか?実はお座敷週間1日目にテストしたけど、1時間では終わりませんでした。あれから、さらにネタを刈り込んだけど、どうなることやら。
てことで、お座敷スタート。必死で早口をとめます。ちなみに、ふつうにしゃべっても早口なので、意識的にスピードを抑えなきゃなりません。きついな。
それにしても、会場で聞いておられるセンセたちが笑いまくってます。まぁ、あの年代にウケるネタなんですよね。で、もしも学生さんたちがいたら、
「ネタがさっぱりわからんのに、なんで笑えるの?」
ってなるというネタです。
しかし、少しずつ時間が厳しくなってきました。それとともにノートテイクのキーボードの音が聞こえなくなってきました。いったいどうなったんだ?まぁ、UDトークかなにかを使っておられるのかな。
と、「あと5分」のカンペが!やばい!あとふたネタあるけど、そこまでいけるか?
なんとか30秒オーバーくらいで終われました。助かった…。でも、ノートテイカーのみなさんに謝らなくちゃ。
「最後は意味を考えずに入力してました」
とのこと。すみませんすみません。
しかし、もう刈りとる場所はないぞ…。

後半は学生さんの発表と、卒業生のみなさんとのシンポジウム。
とにかくコメントをしなきゃならんのですが、これが難しい。なにせ、自分ができていないことを棚に上げてコメントしなきゃなりません。でもまぁ、いつも棚に上げてるから、まぁええか。
それにしても、ほんとうにO教育大の人権教育ってすごいです。こんなところで学生生活を送れる学生さんって幸せです。でも、世間は厳しい。なので、最後にひとことコメントを求められたので
「大学と現場のギャップに絶望しないでください」
って言いました。するとセンセ方にウケてしまいました。
現場はそう簡単には変わらないけど、あきらめずに変え続けたら変わるんですよね。だから絶望しない。

で、シンポジスト&発表者で軽く打ち上げ。せっかくなので、O教育大の行きつけのお店にしましょう。てことでここ。

豆狸」です。
まずはビールで乾杯。みなさん、大学の先輩後輩なのて、はじめのうちは近況報告とかO教育大のネタで盛りあがっておられて、わたしは聞き役。ところがそのうち、なんとなくわたしのところにターンがまわってきて、そこからはしゃべりまくってしまいました。
と、やってきました。

ジョロキア焼き飯。みんなでわけわけしたけど、食べられますね。かなりおいしい。
そんなこんなで、8時くらいまで遊んで、さて帰りましょう。