相談せずの導入を決意

昨日の夜、センセに「ピーク直下まで来た」って報告したら「喜んでいいかも」というお返事の後「報告書を出しなさい」という厳しいメールが来ました。まぁ、去年出したのをもとに、すでにほとんどつくってあったので、それに少し加筆して送ったのですが、去年出したものと思っていたら出す前の段階のもので「計画が書いてない!」って指摘されて「うわぁ」ってなったり。
昼は昼で教育委員会の計画訪問で「うわぁ」ってなったり。
まぁそんなワチャワチャした日でしたが、家族には相談せずに、あるものの導入を決意。高いものは10万くらいするし、最新機種は5万くらいするし。でも、1万ちょいで買えるぁゃιぃのもがあったので、それをポチりました。たぶん、今度は家族が「うわぁ」ってなるだろうけど、それはそれ。ひとつの刺激です。
ブツは水曜日に来るから、驚かせてあげましょう。
でも、その前に「前振り」のような動きを少し見せておきました。いいように働くといいな。

なんだろ…

今日から研修旅行に行ってた2年生の授業が再開です。ほとんど1週間「勉強」から離れて遊んでたわけですから、脳みそはリセットされてるでしょうね。しかも、来週が期末試験です。スケジュール的には最低です。ついでに言うと、そういう時期の教科の内容は「最後のややこしいところ」をやるから、たぶんみんな倒れるでしょうね。
そんなことを予感しながら授業開始。
んー、なんか気になる。
「ヒソヒソ、クスクス」
という笑い。
いちおう、笑いについてはかつて論文書いたくらいには考えてはいます。なので、笑いが授業に有効に働くことはわかってます。でも、この「笑い」は違います。全体に共有されない、とても閉鎖的な笑いです。
これ、どうしたらいいかなぁ。
まぁ、当面は叩き潰すしかないわけで、叩き潰すと、みんな寝てしまいました(笑)。

講演じゃないけどね(笑)

今日は3年生の人権学習です。今年も去年と同じく「部落問題学習」です。
去年と違うのはひとつだけ。時間です。去年までは2時間枠でやってたけど、今年は「スーパーロングホームルーム」の75分です。これ、25分短いのと、休憩がないのと、単なる延長なので子どもの気持ちが後ろ向きになりやすいのと。いろいろ懸念されます。が、やる限りはベストを尽くします。
朝、3年生の子どもと会うと
「ごめんな。今日はスーパーロングホームルームやねん」
「だるいわー」
「そんなこと言うなよ。わたしがしゃべるんやで」
「え、ほな聞くわ」
みたいな会話。
お世辞かもしれないけど、それでもうれしいです。

でも、15分削らなきゃならないのでどうしたものか。まずは、しゃべりのスピードをあげる(笑)。あと、スライドを数枚非表示にしてと。でも、なんか不足感があるんだよな。うーん。そうか「反差別の闘い」がないんだ。てことで、結局スライドを足してみたり(笑)。
で、5時間目に放送セット。いくつかトラブルがあつたので、そんなのを修正してると、休み時間の5分前。まぁええか。ひと通りおさらいをしておきましょう。
そうこうするうちにチャイムが鳴って、生徒が入ってきます。
「せんせー、今日はどんな友だちが来るのー」
「それは2学期な。今日はわたしがしゃべるねん」
「へー」
みたいな会話。
まずはDVDの視聴です。
「前説なしな。とりあえず見て」
みたいなスタートです。はじめはざわついてるけど、少しずつ静かになっていきます。それでいいんです。「なんの映画か」は、子どもたちが見ることを通して自分で考えるべきことなんです。しょせん「人権学習」ってわかってる。もしかしたら「また辛気臭い映画と違うん」って思ってたら、それを覆すだけの力のある映画だとは思います。若干化学調味料のにおいはするけどね(笑)。
その後、シームレスにわたしのスライドへ。
ここからは「フルスピード宣言」をして、とてつもない早口でしゃべりまくりました。
今年びっくりしたのは、話し終わったら拍手が起こったことです。それは違う。講演じゃない。これは授業です。でも、講演に聞こえたのかな。少なくとも、子どもたちにはそれくらいのクオリティで聞こえたのかもしれないし、もしかしたらそれくらいの一生懸命さと、それくらいの本気度が伝わったのかもしれません。だとしたら、うれしい。
片づけを手伝ってくれた体育の教員も「大学なんかで話しておられるんですかうまいですね。いや、上から目線じゃなくて、ほんとうにうまいと思いました」って言ってくださいました。子どもたちは真剣に聞いてくれてたらしいです。
放課後、知ってる3年の子に
「ごめんな、早口で。聞き取れた?」
って聞くと
「慣れてるし、まかしといて!」
って笑ってました。
あと
「Мさん、かっこええやろー」
「かっこいい!」
「そやけど、あのクラス、Mさんだけと違うねん。みんなすごかったんやで」
「えー、うらやましいー」
「へへーん(笑)」
みたいな会話もありました。
それにしても疲れた。
さぁ、今日はさっさと帰ろうと思ったら、研究会だよ。参った…。
研究会に向かう電車の中で、facebookに投稿すると、これまたえらいことになりそうな気配が…。

マジか→英語が飛び交う飲み会

今日は午後から人権学習で使うDVDを借りに行かなきゃなりません。なので、5時間目の授業が終わったらガッコを飛び出して、とりま京都駅へ。京都駅ではちょっと寄り道してヨドバシカメラへ。狙いは「おべんと箱」です。
別に今のおべんと箱が気に入らないわけではありません。てか、気に入ってます。が、もうひとつ必要、それもできれば明日の夕方までにあるのが吉です。
とにかく夜に用事があると、帰りが遅くなります。いつも遅くに帰ってから、おべんとを詰めて、翌朝の用意をして寝るので、家に帰ってから30分くらいいろいろやって寝てます。すると、翌朝がきつい。でも、そうせざるを得ないのは、詰めるべきおべんと箱は、わたしが持ってるからなんです。
なので、スペアのおべんと箱があると楽だなと。
ところがヨドバシカメラにはない。いや、あるんですが、すべて保温タイプです。単なるおべんと箱がない。マジか…。保温タイプは、保温部分が大きすぎてリュックに入らないんですよね。まいったな。そうか、ドンキか!でも、先に府教委です。地下鉄に乗って、車内でドンキのおべんと箱を検索したら、いいのがない。マジか…。こちらは、とってもかわいいか保温タイプです。ネタでかわいいのにしてもいいんだけど、子ども用なので小さいんですよね。しかたないので、「河」に頼ることに。すると、あった…。今使ってるのと同サイズか?念のためにおべんと箱を取り出してものさしで図ってみると、同サイズでした。
てことで、こいつをポチって、案件がひとつ終了。
で、府教委までテクテク歩いて、さぁ建物に入ろうとしたら張り紙が。
「府教委は移転しました」
マジか…。てか、府の職員であるわたしは、なぜにそのことを知らない(笑)?で、移転先は…。丹波口?マジか…。
府教委があった京都市営地下鉄丸太町駅からJR嵯峨野線丹波口駅ってアクセスがメッチャめんどくさいじゃないですか。なんでも、阪急大宮駅からも行けるようですが、はっきり言ってめんどくささはほとんど変わりません。
でも、選択の余地はありません。地下鉄の駅までテクテク歩いて、地下鉄に乗って京都駅へ。これがまた、改札前でたたずむ人がいるんだよな。そんな人の間を縫ってひょいと電光掲示板を見ると、あと2分。えーと、嵯峨野線は端っこなんだよな。とにかく走って行くと、ピッタリ間に合って、ほっと一息です。
で、無事DVDを借りて、帰りの嵯峨野線。すし詰めです。マジか…。そりゃそうです。時間は5時前。花園大学の学生と京都先端科学大学の学生と立命館大学の学生が乗り込んでるところに、北嵯峨高校の生徒と嵯峨野高校の生徒が混じって、さらに嵐山帰りの観光客と太秦映画村帰りの修学旅行生が乗る時間帯です。しかも、京都駅の嵯峨野線のホームは先頭車両に乗らないとすぐに次に行けない。まぁこうなるよなぁ。

で、京都駅からはJR京都線。向かうは大阪です。
明日・明後日、大阪府立大学でこんな公開授業があります。でも、当然のことながらわたしは行けません。だって、授業と出張にまみれてるし、明後日にいたっては人権学習でしゃべらなきゃなりません。なので「行けない」とコメントしたら、Hがしさんから「前日夜は?」という悪魔のような誘いがあって、ついそれに乗っかってしまいました。
てことで、到着したのは「季節料理 四季」です。すでにI歩&Kんちゃんが来ていて7人分の座席を陣取ってくれてます。間もなくHがしさんも到着。ここにJessica Lynnさんとそのお友だち?、さらにBrian Davisが来られて、宴会開始です。
それにしても、なぜにみんなで昔の写真の見せ合いっこするんだろ。てか、わたしの見せたらライパル心を燃やして見せはじめるから、これ、洋の東西を問わず、「トランスはネタに走る」ってことなのかな。基本的にやることは変わらないってことですね。
そんなこんなで、シリアスな話もネタに走った話もいろいろ楽しんで、9時にお開きです。早い!いやこれ、はじめに「早めにはじめて9時に終わろう」って提案してました。
で、最後に記念写真をパチリ。

さぁ、帰りましょう。
なんと、家に着いたのは10時過ぎ。せっかくなので、職場用のコーレ-グースの詰め替えをして、その手で目をこすったら、ヒリヒリ。マジか…。
それでも普段通りの時間に寝られました。9時お開きは正解だな。でも、明日は不可能…。

身体を休める

Aっちゃんから「話しあいは9時スタート」という連絡があったけど、まぁいつものことなので予想通りかな。それにあわせて予定を組んでたから、ちょうどマダンセンターに到着です。気になってた「ラハナ・サルマス」と「パバ・レジェーナ」をひとくちずつ食べたけど、うまい!
ここからは話しあいです。今年の実行委員長を決めたり、スローガンを決めたり。こうやって、みんなでつくっていくのが「全国在日外国人生徒交流会」なんですよね。そして、単に引率をするだけじゃなくて、世話人としてかかわると、この過程に参加できるってことです。
で、昼前に話しあいを終えて、あとかたづけ。

わたしは友だちと合流して昼ごはん。
夕方には家に帰って、しばし猫の額で本を読んで。
あとはお風呂に入ってビールを飲んで、最後はハーブティー。これで1日が終了です。とにかく睡眠時間の確保です。

「おもしろかった」らしい

今日の授業はプリント学習。と思ったけど、あまりにも簡単なプリントなので、早い子は10分ほどで終わってしまうんですよね。そうなると、残りの40分がヒマになってしまいます。もちろん、課題は与えるけど、やるかどうかはその子次第です。てことで、はじめ15分だけ授業をして、プリントの時間は35分にしました。
さてさてどうなるか。
教室で教員と生徒の間にinteractiveな関係がある場合は、子どもたち同士の関係をどうつくるかってのが課題になります。でも、教員と生徒の間にinteractiveな関係がつくれない場合、子どもたち同士の関係があらかじめあって、教員を寄せつけない感じがあるんですよね。そういう場合にどうするか。とにかく、個々の生徒との関係をつくるしかないです。だから、どんな質問にも全力で答える。解決の糸口を提示して考えてもらう。こういう教員と生徒の関係づくりを通して、既存の子どもたち同士の関係を切る。interactiveな関係にある子どもを少しずつ増やす。そして、そういう子どもたち同士の関係を再構築する。
たぶん、そんなことが必要なのかなと思います。今はその最初の段階です。そして、プリント学習の時間が、それをやる時間なんですよね。だから、ここでの個々の子どもたちとの関係づくりは大切です。と同時に、「数学」でつながっている関係があれば、それを最大限尊重して、肯定する。そうすれば、「そういう関係は肯定される」ってことが明らかになります。
プリント学習のもうひとつの効果は「できる」気にさせること。そうすれば、諦めなくなります。なので、みんなのできぐあいを点検しながら、苦手な子が少しずつでもやっていたら「やってるね。OKOK」とつぶやく。
そんなことを繰り返しながら、35分間をめいっぱい動きまわりました。
職員室に帰ったらプリントチェック。楽しみなのは、プリントの最後にある「今週の授業を振り返っての一言」欄です。ここには子どもたちが気づいたことがいっぱい書いてあって、それを読むと自分が何に気をつけながら授業を進めなくちゃならないかがよくわかります。そんな中に、ひとこと「おもしろかった」と書いてる子がいました。
この子とは、ほんのちいさなひとことがきっかけで、すこしずつinteractiveな関係をつくりつつある感じなんですよね。こういう小さな関係を大切にしながら、クラスづくりをしなくちゃなと思いました。
さらに、放課後、気にしている生徒と会ったので廊下で立ち話。
「まさか、うしろの答え、写してへんやろな?」
「写してへんよ」
「そうか。あのプリントな、できぐあいはどうでもよくて、半分しかできていない子をチェックしてるねん。その子ができるようにするためにやってるねん。だから、写されるとチェックから漏れてしまって困るねん」
「今回、簡単やったし,自分でできたわ」
「そうかぁ。よかった」
少しずつ「芽」が出てきたかな。でも、まだまだこれからです。

早く寝ると楽だ

今日も昼間はなんだかんだと雑務です。時間割上はけっこうあいてるはずなんだけど、なぜかあかない。とにかくずっと雑務をしてる気がします。
なんなんだろ…。
なので、おべんきょするための道具を持って行ったけど、使うことができず。あぁ、でも、昼前の少しの時間「うーん、わからん」と思って前読んだところを読み返したら、なんとなく落ちてきて、それはよかったです。
で、定時にあがって、帰りの電車でもおべんきょ。付箋を貼ったところをパラパラ読んでるうちに「あー、そーゆーことかー」って思えるようになってきたから、それも成果かな。それにしても、なんでこんなに時間がかかるんだろ。

帰りに実家に寄って、少し用事。にしても、早めに帰って「猫の額でおべんきょ」と思ったけど、それがなかなかできないのがつらいところです。
それでも、家族そろって晩ごはんを食べて、録画してあったマツコを見てゲラゲラ笑って、10時頃からハーブティー飲みながら報ステ見て腹を立てて、10時半くらいにおふとんに入ったら、すぐに寝てしまいました。
これで7時間ほど寝られます。2日連続、ハーブティー&7時間睡眠かo(^^)o

もぐら叩き→それでもここでは継承はなされてるよな

今日の授業の組み立てを考えて、さぁやろうと思ったら、ひとクラスは「府立高校模試」なるものでつぶれました。やれやれ。で、もうひとつのクラスがなかなかです。
今日は15分だけ授業をして、残りの時間はプリントなんですが、やらない。てか、できない。
もちろん黒板には解き方というか、公式の使い方を図式的に書いてあるんだけど、それを見てもわからないんでしょうね。もちろん、多数の子はやります。が、やらない子とできない子が目立ちます。やらない子は、まぁいいんです。でも、やらない子ができない子を引っ張ってやらさない。てことで、そこのつながりを切りながら、ひとりひとり教えていくんですけど、ほとんど5〜6人の子の家庭教師を同時にやってる感じです。これ、他のクラスなら「教えあい」に持ち込めるんだけど、教えられる子がいないから、それができない。なので、教えてる時はやるけど、他の子を教えに行ってる間はできない。もぐら叩きです。
こうなるのはわかってたんだけど、なぜそれがわからんかなぁ。まぁ、「日本の競技スポーツ」、特に「高校における競技スポーツ」はコーチの言うとおりにやって、自分たちで考えるってことを要求しないことが、まだまだ多数やからなぁ。でも、授業はクラブとは違うんですよね。モチベーションも強制力もまったく違う。
まぁでも、「落とさない」ためには年間トータルで点をとらせるしかないので、こんなことを続けて、少しずつ「やる子」を増やしていくしかないかな。

で、グッタリ疲れた次は府立高校模試の採点です。これがまためんどくさい。まぁ、採点が好きな教員なんていないと思いますけどね。これ、早めにやってさっさと終わってしまえばいいんだけど、あとの方になると自分のを終えて他の人のを助けたりするハメになったりするので、延々とやらなきゃならないです。
こんな採点、府教委が人を雇って処理すればいいはずなんだけど、教員にやらせるんですよね。まぁお金がないらしいけど、アカンやろと。「働き方改革」と反対の方向だし、人を雇えば雇用が増えて、もしかしたら収入や消費が増えると税収も増えるわけで、そうしたら府の予算がないのも好転するはずなんだけど、その前のところで財布の紐をしめるんだよな。

で、疲れきったところで定時で退勤。
京都駅で「阪急北千里線的な名前」のI田さんたちと合流。夏のお座敷の打ち合わせです。ちなみに、わたしとの打ち合わせの前は「堀家さん」としてたとか。他の講師を見たら「幸重さん」「李信恵さん」とあるので、ぎょえーな感じです。でも、I田さんはこういう人を知ってるわけですから、よほどあちこちで人とつながっておられるんだろな。それだけじゃなくて、男女共生部会のお三方も若いです。みなさんにわたしの問題意識を伝えると、「あぁ、それ!」と、打てば響くように返ってくる。
なんだかんだ言っても、大阪では京都よりは同和教育・人権教育の継承がなされてるよなぁと思いますね。もちろん、京都でもやってるのはやってるんだけど、打ち合わせを飲みながらやるという発想はたぶんないな。だって、わたしが飲んでる時間帯は、みなさんクラブで忙しいのが京都の現状です。それを変えないと、たぶん継承はムリやろな。もっとも「働き方改革」の真反対ですけどね(笑)。
そんな感じで、疲れた日の最後は「希望」で終わった気がしました。
で、お開きは9時。これはうれしい。二次会もなく、帰りましょう。家に帰ったら、ハーブティー飲んで寝ようかな。

チャレンジふたつ

昨日久しぶりに「ほっとけ」と言われたけど(笑)、翌日も授業があるのは世の常です。で、「ほっとけ」って言った子も、たぶん「しもた」って思ってます。なので、そこは触れない(笑)。
てか、今日はがっつりやらなきゃなりません。
今日のテーマは直線です。こいつをどう教えるか。いろいろ考えたけど、バラバラに教えるんじゃなくて、「一本の線」にしたがって教えようかと。
基本的に教科書の並びって、あるものごとをやって、そこにこだわってから次に行きます。その「こだわる」ところがしつこさを招きます。あと「こだわる」ところは少しレベルが上がるので、苦手な子にとってはしんどい。
なので、今日は徹底的に直線の方程式をつくることにこだわった授業をしようかと。
まず、「傾きと1点が与えられた直線」です。これをベースに「2点を通る直線」「ある直線と平行で1点を通る直線」「ある直線と垂直で1点を通る直線」を一気にやろうかと。なんでかというと、はじめのがベースで、あとの3つは「傾きを求めるバリエーション」でしかないからです。しかもこれらは図形の問題なのに、図形を書く必要がない。なので、図形が苦手な子も「ベースの公式を覚えればいいんだ」ってなります。
ただし、50分の授業で4項目はかなり厳しいです。テーマの提示・公式の導入・例・問・答えのワンセットをひとつあたり10分でこなさなきゃなりません。
てことで「今日はやります」と宣言して、いつもの通り小さな声でガンガン進みました。
さすがにみんな倒れていきます。でも、注意するヒマなんてありません。てか、いいんです。やりさえすれば、月曜日のプリントでフォローができます。
最終的に生き残ったのはクラスの1/3くらいです。でも、その子らの集中力のすごさが伝わってきたし、残り5分残って雑談してる時の「やりきった感」あふれる爽やかな表情は、見ているこちらもすごくうれしい。なにより、中間試験まで倒れてた子が、今日の授業を集中して聞いてくれてたのがうれしかった、思わずお礼を言いに行きました。
さぁ、月曜日は「余計なこだわり」をササッとやって、プリント30分やな。目標は、直線の単元を3時間ですませること!

で、夜は鳥取西部の人権啓発担当者の飲み会です。なんでわたしが呼ばれるのかはわからんような、わかるような。場所は水月亭です。久しぶりやな。
てことで、お店に入ると「久しぶりやな」と声をかられるなど。とりま、持ち帰り用の豚足を注文して、あとは呑みです。
が、ふと思いついて、聞いてみました。
「トランスジェンダー生徒交流会のキャンプがあるんですが、鳥取でできますか?」
こう言われると
「できる」
しか答えはありませんよね。でも、それだけじゃありません。
「えーと、高知ではかつおの差し入れがありました。島根ではたぶん鮎かな。鳥取は?」
暴投もここまでいくとひどいもんですが、こんなこと言われたら「ある」としか答えられません。
「大山鷄とヱビスでいい?」
やったね!ということで、来年は鳥取に行くことになりそうです。

ほっとけ→いっぱい会った

今までは試験前に図書館学習をしていました。が、そんなのではおっつかないなと。なので、やり方を変えて、ひとつのクラスでは、単元が終わるごとに復習プリントをさせることにしたのですが、昨日の授業で、もうひとつのクラスもやばい子がゴロゴロいることを感じました。なので、こちらのクラスも単元復習プリントで攻めることにしました。
ちなみに、「質問に来い」と言っても来る子らじゃないので、ずっと教室をまわって、とにかく教えまくることにしました。
ところが、みんながみんなやるわけじゃない。なので、「やりなさい」となるわけです。ところがやらない。なのに「やってるやろ!」と。久しぶりのリアクションです。やってる子は「やってるやろ!」とは言いません(笑)。そしてとうとう「ほっとけ」と。
いやぁ、久しぶりに聞きました。何年聞いてなかっただろう。もしかしたら、1992年以来かもです(笑)。
しかし、「やってるやろ!」「ほっとけ」って、今時は中学生でも使わないんじゃないかな。まぁでも、ほっとけないので「ほっときません」と中学校か小学校の教員みたいな返事をしておきました。

で、夜はとある大学のセンセと飲み。めっちゃ久しぶりです。
待ち合わせをしたあと場所を決めようと思って、
「ニューエビスノはこないだ行ったしな」
と思って、向かったのは「まつ新」です。開店が6時なので、前で待ってたら、前を通る方があいさつされました。見たことあるけど、誰だっただろう思いながら軽く会釈したら、その方「へんこつ」に入っていかれました。へんこつのお母ちゃんか!にしても、あいさつされるとは^^;。
ちなみに、まつ新は6時になっても開かないというか、電話しても誰も出ないというか。そういやこないだも閉まってたし、つぶれたんかなぁ。いやだなぁ。
てことで、次の選択は「いろどり」です。ここは生がサッポロなのでOKです。ここで、インタビューという名目の飲み会開始。当然、話の内容は日本のトランスジェンダーをめぐる状況や、トランスジェンダー・スタディーズをめぐる状況へと進んでいきます。まぁ、飲み会という名目のインタビューですね。そんなこんなで、楽しい3時間半くらいを過ごしてたのですが、なにやら奥の方から団体客が帰ろうとしていて、そのトッブに車いすが。そこに座ってる人を見たら…。
「Kさちゃん!」
毎年リビングライブラリに来てくれてる人でした。
さらに店員さんが
「せんせい」
と声をかけてくれました。
「おぼえてますか?」
と。顔は覚えてます(笑)。名札を見せてくれたら「あー」と。数年前に授業を担当した子でした。なつかしいなぁ。とてもいい子だったんですよね。数学が得意だったわけじゃないけど。
「ほっとけ」って言われた夜は、いろんな人と会えた夜でした。きっと、みんなほっといてくれない人たちなんですね(笑)。