で、当然呑み会

終わってからは、Mなもとさんをはじめ、留学生の方が2人。あと日本語教師の方と、突然呼び出しを受けてしまわれたKちゅかるさん。
日本語教師の方は話を聞いておられなかったので、ふたたび線引きの話。けっこうウケていました。
たぶん、みなさん、けっこうそういうところに直面をすることがあって、なんかわけのわからないもやもやがあるんじゃないかと思います。それを「思いつき」ではあっても、ひとつの観点を出されると、ちょっともやもやが晴れるというだけじゃなく、自分自身で答えを見つけるきっかけになるみたいです。
「線引き」の話から発展していく話を、すごく興味深く聞かせていただきました。
やがて、Mなもとさんと日本語教師の方は退出。かわって院生のK淵さんが参戦。なんか、フラフラになりながら呑み続けて、気がついたら11時です。
これはヤバイ。さぁ、帰りましょう。

あと1日だな。

そりゃしんどいよ

もちろんお座敷の後は呑み。京橋の高架下でふたりで乾杯です。疲れ切った身体にビールが染み渡ります。
K村さんは、ひたすら
「しんどいのよね」
と語られます。なにがしんどいかというと、当事者の気持ちを代弁することへの限界みたいなものを感じておられるんです。ほんとうに謙虚な方だと思います。それは、わたし自身の過去を振り返った時に思います。と同時に、そのしんどさを、自分自身も感じてきたなぁと思います。
でもね。
どこかでそういう「期待される語り」から脱却して、「誰にでもできる語り」へと普遍化できないかなぁと思います。そのためには、当事者自身が当事者語りからどう自分自身を客観化するのかというあたりが、ひとつのポイントになるんじゃないかなぁと。ちょっと沈黙の多い二人呑みだったけど、その沈黙の中で考えたことはすごく豊かだった気がします。
ふたりとも身体がフラフラだったので、7時に解散。駅で
「じゃあ」
と言った時は、ふたりともけっこう元気だった気がします。大切なのは、明日へ向けての元気を得るための毒吐きなのかな。
わたしもけっこう毒を吐いたり考えたりして、こんな呑みもいいのかなと思いました。

さて、宴会はあとまだ2日続くぞ(笑)

格別な呑み会

で、夕方A久◯さん家へ。
今日は久しぶりに「4人」の呑み会です。
もしかしたら閉鎖的かなぁと思わないわけではないのですが、やはりこの「4人」の呑み会は、どうしようもなく格別なんです。それだけはどうしようもありません。
もちろん「4人」以外にもたくさんの「格別」があります。玖伊屋のスタッフ+αの「格別」。Iずみちゃんと呑む格別。トランスジェンダー生徒交流会の「格別」。在日外国人生徒交流会・卒業生の会の「格別」。N教組教研の時に集まるメンバーとの「格別」。他にも、いっぱいいっぱい「格別」があるし、それらは他の「格別」と比較ができない、それぞれの大切な「格別」です。
だからこそ、この「4人」も格別なんです。
もちろん「4人」で集まるのは、とてもたいへんです。ぞれぞれがそれぞれの場所で大切な仕事をしています。もちろん多忙。日程調整もままなりません。でも、どうしようもなく、この「4人」で集まりたくなるんですね。これが「3人」でもダメ。「5人」でもダメ。
あらためて「4人」で集まって、ふと気がついたのは、このシチュエーションって、はじめて「4人」で集まってから、まだ2回目?ってことです。
あれからいろんなことがあって、いろんな人とも出会って、いろんなことを話しあって。でも、約1年半ぶりにふたたび「4人」で呑みながら、いろんなことを話しあいながら、互いが感じてきた同一感・違和感を、これまたゆっくりと忌憚なく話をするわけです。大切なのは、そこで語られる違和感。
ロッカールームの中って、どうしても違和感を語りあいにくいのかなぁと思います。ともすれば
「わたしたち、一緒ね!」
で集まってしまいがち。でも、そこからはなかなか新しいものが生み出されてこないんじゃないかと思います。「違う」というアキューズが忌憚なく出せる関係こそが、ほんとうに心地よいロッカールームをつくることにつながるんだなあと思いながら、知らず知らずのうちにお酒が進みます。だって、阿K◯さん、
「へ?毎日2〜3合よ」
と、ふつーに言っておられますから。
てことで、今回は平日ですから、みなさん終電で帰ります。まぁ、あまり無茶ばかりするとあかんからなぁ…。

で、おたふく

今日はIずみちゃんとTる田さんでおたふくに向かいます。
到着したら、横浜とか仙台とか、かなり遠方から来られた方がおられます。これがなかなか「いいお客さん」っぷりです。自分たちだけで盛りあがらずに、他のお客さんとしっかりコミュニケーションをとっておられます。たいしたものだ…。
まずはヘパを呑んでるわたしたちを見て、
「呑む気満々ですね」
と、きわめて正しいツッコミです。で、わたしの返しは
「さぁ、長い長い一日がはじまった」

わたしたち3人もちょこちょことお客さん達と話ながら、でもやっぱりトランスがらみのゴチャゴチャした話を延々と話します。
なんというか、やっぱり2003年という、「特例法前夜」の頃は、やっぱり血湧き肉躍る時代でしたねぇ。みんなが本気で性別とはなにかということを考え、その思想に従ってそれぞれが意見を闘わせ、運動を展開していた。
「今」がおもしろくないのは、きっとその思想の部分がズッポリと抜け落ちて、「方法」の論議しかなくなっているからなんだろうなぁ。でも、じゃぁ「思想」の部分が一定の結論を見たかというと、ぜんぜん結論なんて出ていない。
たしかに、まわりくどいことを言っている間に、ベルトコンベアに乗ったように性別は変更できる。でも、それでいいんだろうか。

てなことを感じながら、ちょっと河岸を変えたくなったので、この間行った「スペースネコ穴」へ。相変わらずぬるいというか、けだるいというか、ネコ的なところです。
このあたりで、わたしは完全にネコ化しはじめてしまいました。眠くなってきたので、ごろりとなって、ゴロゴロしてしまいました。あかんあかん…。
Tる田さんに「10時ですよ」と起こされたところで撤収です。
なんとか家に帰ったところで、長い長い一日が終わりました。

「そんなことのために」と思ったけど…

この4月からJASEの原稿を担当される編集の方が変わります。なので、今日は、昨年に引き続きわざわざ京都まで来られて呑み引き継ぎです。
昨年も思ったのですが、なんでこんなことのために来られるのかなぁと思ったのですが、もしかしたらかつてはそれが当たり前だったのかもしれません。
通信手段が発達する前は、基本的には「直接会う」のがもっとも確実な手段だった。それが、電話になり、ファックスになり、メールでことがすむようになっています。でも、それでコミュニケーションがとれているのかというと、きっとぜんぜんとれていないんじゃないかなぁ。単発の原稿だったらいざ知らず、1年間継続してとなると、やはりお互いに顔と顔をつきあわせて、どんな人なのかをわずかながらでも知ることが大切なんでしょうね。そんなことを、前の担当の方がおっしゃられていました。
確かに一見ムダかもしれない。でも、その「ムダ」の中に、とても大切なものが含まれているような気がしてなりません。

そうそう、昨日の夜、某国営放送の方が来られてちょっと話をしていました。
「これほどネットが普及している状態で、トランスの子って、やっぱりみんな「ひとり」なんですか?けっこうみんな交流しているんじゃないんですか?」
という質問。
で、わたしの答え。
「ネットは「会うこと」と「会うこと」の間を埋めるツールでしかないと思います。実際に会ったことのない人同士が、ネットだけで連絡をとっても、それはつながることにはならないと思います」
これ、いろんな大切な友だちたちのことを頭に描きながらの答えなんです。
本当に会いたくて会いたくてしかたがないけど、時間や距離の関係でどうしても会えない。でも、また必ず会えると信じながら、その「次」までの隙間を埋めるために、つまらないメールや、ちょっと深刻なメールを出しあうんですよね。
やっぱり、会ってしゃべって呑むのが一番ですよ。

あ、てことで、ほんとうに一年間お世話になりました。これからもよろしくお願いします。>M瀬さん

猫穴

円山公園に着いたら雨。当然誰もいません。◯っこさんに電話すると、
スペースネコ穴にいます。ぜったい来るべき!」
との答え。じゃぁ行きましょう。
着いたところはかつて住んでいた田舎の家を彷彿とさせるような感じです。なつかしい…。
土間はそのままキッチン。上がり口に棚を置いてそこがそのままカウンター。そしてぶち抜き2部屋のたたみの間にはこたつがふたつと、間に連結用のちゃぶ台がひとつ。そして、名前の通り、ヌコがフラフラと歩いています。お約束の「必殺人差し指攻撃」をすると、きちんと臭いをかいでくれます(笑)。黒板に書いてあるお品書きを見ると、「やる気あるのか?(笑)」というほど安いです。ただ、「欠品中」のものも多数あるそうな(笑)。
今回は、花見の後の「避難」のために行ったので、持ち込みの食材*1をいろいろ調理をして下さって、所場代わずかという…。そりゃぁこれでは儲からないです。でも、
「こんな店をやりたかった」
という店主さんの熱意の元、アルバイトを続けながらこの店を維持しておられるそうです。しかし、不定期休&開店時間も不定期という、この店の状況ならではのアバウトさがきびしいのかなぁ。ま、また行く時は予約をしてみますか。

なんだかぁゃιぃお客さん達とぁゃιぃ話をしながら、気がついたら左肘をついていました。だめですね。クズの前兆です(笑)。やがてお店で寝ちゃいました。
あかんあかん。明日は仕事。さっさと起きて帰りましょう。帰り道でつい食べた天一がお腹に重い…。

*1:マクドのフライドポテト

異種格闘義戦

で、夜は今日も呑み。これで1週間連続ですね。
今日は千葉から来られたお友だちと一緒です。
みなさん、ほんとうに真剣に部落問題と向きあい、部落に入り込み、いや部落と一体となって物事を考えておられる方です*1。なので、必然的に濃いぃ話になります。
と、そこに北海道のお友だちからメール。
ベーシックインカムの会議が、今終わった」
てことで、3人の方が合流。
ここからは、「あなたはなぜベーシックインカムに関心を持ったのか」「あなたはなぜ部落問題にかかわるようになったのか」と、互いに壮絶な打ちあいがはじまります。
それにしても、7人のメンバー全員が、ふとしたきっかけで、それぞれの関心事に深く深くかかわっていくんですね。そして、かかわっていったからこそ、異種格闘義戦が成立する。
バリバリの韓国料理の店*2でやる異種格闘義戦は、なかなか深いものがありましたね。もっとも、中身は酔っぱらっていたので覚えていませんが(笑)。

*1:うち一人は「成城」出身の部落の人らしいですが(笑)

*2:本国から来られたハルモニとオモニでやってる店です。日本語がメチャクチャ通じにくい

で、今日も呑み

途中、ムラをサクッと案内してもらって、人権センターの資料館にも連れて行ってもらって、博多に移動です。
会場に到着すると、すでに佐賀からの参加者がおられます。物好きな(笑)。
そうこうするうちに、三々五々集まってこられます。と、そこに佐賀のお友だち*1から「仕事が終わった」との連絡。ふたりも佐賀から来られるって、やっぱりうれしいなぁ。
さらに、「わたしを 読んで ください」に出ていた友だちがパートナーを連れて登場。もう、なにがなんだかわからないうちに、みなさん「終電だ」とか言いながら帰って行かれました。
ほんとうに楽しい夜をありがとうございました。>T田さん!
さて、ホテルに帰ってメールチェックをしていたら、そのまま爆睡です。

*1:「お友だち」と言わせて下さいませm(__)m

で、なぜかサイゼリア(笑)

実は金曜日が下の子どもの卒業式でした。
「お祝いはサイゼリアで」
という子どものリクエストがあったので、家族4人で行きました。
久しぶりに家族4人でする食事は、やっぱりおいしかったです。とはいえ、わたしはビール→ワイン→グラッパとすすんでいきましたがね(笑)。
家に帰ってお風呂に入って、さて寝ましょう。
「おやすみ」
と言うつもりが
「行ってきます」
と言ってしまった自分が情けない。パートナーに
「行ってらっしゃい」
と笑われてしまいましたよ。
さぁあしたも朝が早い…。

最後じゃなかった(GID学会3日目・その4)

で、再び日野さんのお宅におじゃま。T村さんはレコードの多さにびっくりしています。やがて
「これ聞きたい」「あれ聞きたい」
となりはじめて、T村さんがかつてピアノをそうとうやっていたことが判明。考えてみると、学校がらみとか運動がらみの話とかはいろいろしてきたけど、趣味の話はまったくと言っていいほどやってきませんでした。
明日は朝が早いというのに、ついつい呑みながら話が深まっていきます。
でも、もしかしたらこういう話をしないとほんとうに深いところでつながっていかないのかもしれないですね。そういう意味では、このほんとうに最後の小さな宴会で、はじめてT村さんと出会えたのかもしれません。
でも、ほんとうに明日は朝が早い。なので、そろそろ寝ることにしましょう。
てことで、就寝12時。