クッキングライブラリ

今日は横浜でJPATH準備委員会のイベントがあります。なんでも、わたしはいちおう準備委員会のメンバーだとか。なのでというわけではないのですが、とっても行きたい。
が、今日は阪大の学生さんたちのイベント、リビングライブラリで本にならなきゃなりません。てことで、豊中へ。
今回のリビングライブラリが斬新なところは、一緒にごはんをつくって食べながら話をするというところにあります。わたしはなーんも考えずに、とりあえず「お好み焼き」で攻めることにしたのですが、学生さんたちはそれぞれ自分の思い入れのあるごはんを考えておられます。なんか、そういうのがいいですね。

で、リビングライブラリ開始。わたしのグループは、ひたすらキャベツとネギを切って、粉をダシで溶いて。そんなことをしながら、ひとしきりお好み焼きについての薀蓄をひとくさりしゃべったり。やがて、お好み焼きを焼きはじめたところで、ようやく本題に入りました。
なんか、さりげなく本題に入るって難しいです。でもまぁ、そこはそれ「なぜこのテーブルに」という定番の質問から、「あー、そっかぁ。そういうことが…」となるのが楽しい。そこから、自分の中に潜って言葉を探します。その言葉は、もちろんパーツの組み合わせでしかない。でも、その組み合わせは無限にあります。そこから一番フィットする組み合わせを探す。それが楽しいんですよね。
そんなふうにして、しばしの語らいを楽しんで、後かたづけ。
一段落してから参加者の振り返り。
「図書館は飲食禁止なのに、今回は飲食するのでびっくりした」
なんていう感想が出てきて、ごもっともと。
あと
「これ、リビングライブラリじゃなくてクッキングライブラリですね」
なんていう感想が出てきて、ごもっともと。

その後、もちろん打ち上げです。が、この打ち上げ、居酒屋さんに余った食べ物を持ち込んでの打ち上げです。ええんか?と思うのですが、そこはE井さん行きつけなので、なんとかなるわけです。ここでもワイワイ話をして、2時間でお開き。せっかくなのでPくくねさんと、さらにサシのみ。
いやぁ、楽しい夜です。
が、横浜も気になるよな…。

走った→忘れた

今日は終業式です。今年は式典が長いのでどうなるかと思ったら、やはり長かったです(笑)。
で、終業式の日の午前の最後は恒例のスタンプラリー。赤点の子らが教科担当をまわって確認印をもらうのですが、かつてはすごい人数でしたが、最近はめっきり人が減って、楽勝です。
で、さっくりとハンコを押して、職場を飛び出します。今日は三田でお座敷です。途中、東九条でお買い物。電車の時間があるから、走る走る。買い物すませて、再び走る走る。メッチャ疲れました。

で、三田に到着。眠いです。コンディション的には最悪です。
お座敷の冒頭「眠いです」と宣言。のんびり話ができるかと思ったら、スライドの説明はじめたところで、なぜかいらんスイッチが入って、いつものペースでしゃべってしまいました。たぶん、聞いてるみなさんたいへんやろなとは思いましたが、あのペースを1時間半聞くと、たいていの人は慣れてくださるみたいです。途中からフムフムという顔がどんどん増えていきました。もっとも、言葉のシャワーというものはクセ者で、眠くもなるんですよね。たぶんみなさん、ベースはすごくお疲れなので、ところどころで気を失っておられる方もおられました。まぁ、しゃーないです。
でも、終わった時の拍手の大きさは、わずか20人くらいしかおられないのにハンパなかったので、たぶん話の内容は伝わったのかな(^^)。

で、今回の仕掛け人のお友だちとしばしクールダウンをして、大阪へ。
交流会の卒業生とRぽたんと3人で謀議です。
なんか、その卒業生、某所で話をしなきゃならなくて、何を話していいかわからないから相談に乗ってほしいとか。てことで、生活史を聞き出して、メモをとらせて、話をつくるお手伝い。
一般的にはどうなのかな。心の動きをしゃべるのかな。でも、「実践レポート育ち」のわたしとしては「あったこと」をつないでストーリーをつくります。「その時どう感じたか」は、聞く人が考えればいい。なぜなら、心の動きは自分ではわからないからです。

まぁ、3時間くらいでとりあえずストーリーができたので、お開き。
さてと、今日は早めに帰れるなと思ったら、新快速の中に、東九条で買ったものを忘れちゃいました(;_;)。
もうやだ…。

柔らかい

朝、5時半にスマホのアラームがなって目が覚めました。しまった、切っておくのを忘れてた。かなり悲しいけど、目が覚めたものはしかたありません。とりあえず朝風呂に行ってみたりして。その後グダグダして、ホテルを脱出。
今日の午前は大分高教組女性部のお座敷です。
この学習会、かなり歴史があるようです。配布された冊子を見たら、「市川房枝」とか「中島通子」とか並んでいます。「すげー」とか思ってさらにページをめくると、「2016年」のところにわたしの名前が書いてありました^^;;。これはアカンな。
てことで、お座敷開始。なんですが、知ってる人がそこそこいます。中には「何度も聞いたやろ!」みたいな人もおられて、これはまずいなと。ネタバレしてるやん。とにかく、ネタをバラさないようにクギを刺して、話を進めていきました。
それにしても、空気がいいです。とても柔らかい。ウェルカム感がすごく伝わってきます。そういう空気に話を引き出してもらえるんですよね。知らず知らずのうちに会場が一体になっていきます。やはり、これが大分なんですよね。
なんか、話をすることを通して、逆にわたしがとても元気をもらいました。
終わってから、とりあえずビールをいっぱいもらって(笑)、しばし別室で個人的なよもやま話。それから、会場にもどって、フリートークとか閉会行事に参加して、さらにいろんな人といろいろ話。やはり、ややこしいケースを抱えている人がいるんですね。それにしても
「トランスと気づいた→手術したい」
という短絡的思考が蔓延するこの世の中はなんとかならんのかなぁ。

その後、悪い友だち3人と一緒に昼ごはんを食べて、しばしグダグダトーク。いいクールダウンです。
で、ソニックに乗って新幹線に乗って、なんとか帰宅。もう限界です。
ビールを呑んで寝よう。
ちなみに、新幹線の中ではビールは呑まなかった(笑)。

二人会→詩のワークショップ

今日は野洲で源淳子さんと二人会です。タイトルは「わたしの出会った「性」と「生」」。源さんは女性史の専門家。わたしは…。まぁ、一高校教員です(笑)。さてさてどうなるのか。
基本的にわたしは、フェミニズムを避けてきた人間なんですよね。たぶん、セクマイ界隈の人でフェミニズムに救われた人はいるんでしょうけど、わたしはそうじゃなかった。そんなわたしが、なにかを話せるのかなとは思ったのですが、源さんから「やろ」って言われたら、断るわけにはいきません。
てことで、京都駅で待ちあわせをして、野洲の会場へ。ちょいと呑みすぎで、ヤバゲです(笑)。
会場に着くと、冨田さんという、まぁいうなれば首謀者の方のお出迎え。「いつきちゃーん、久しぶりやな〜」。ほんとに何年前のことやろ。久しぶりです。冨田さん、豪快なんだけど細やかなんですよね。パッと見はようしゃべるおばちゃんなんですけどね。
で、お座敷開始。
まずは源さんから。ご自分の生い立ちや、フェミニズムとの出会いを、とてもわかりやすく話をされます。もちろん、フェミニズムの解説も忘れられません。ほんとにひとつの思想が人の生き方を救うというか変えるというか、そんなことを思うとともに、「他者は変えられない」というあたりも興味深かったです。
で、わたし。今回のことで、久しぶりに自分史をもう少し深く考えていたのですが、いろんなことを思い出すとともに、いろんなことに気づかされました。
わたしの場合、逃げていたのはフェミニズムだけじゃなくて差別問題からも逃げていたんですよね。でも、わたしがトランスとして生きることを決めて、そんなわたしを受け止めてくれたのは、フェミニストや反差別の人たちなんですよね。そう考えると、ほんとにおもしろいし、不思議だなと思います。
で、質疑応答。その中で、まぁ、セクシュアリティについても説明しなきゃならんかなと思って、スライドを使って説明してみたり。急遽つくったスライドなので、こなれてませんが、これ、いずれもう少しこなれたかたちにしたいなぁ。
そんなこんなで、二人会終了。
お座敷のあとは、冨田さんのおうちにおじゃまして、しばしよもやま話。からの、駅の近くで軽く食事。
そして、大阪に向かいます。

到着したのは釜ヶ崎。「ココやどや」です。なんか、メッチャいい雰囲気です。ここで、放送部の連中が合宿をやってます。引率は他の人に頼んでいるので、かなり気が楽です。
今日は上田假奈代さんによる詩のワークショップです。思いを言葉にする。言葉を詩にする。とても難しそうなテーマなんですけど、それをやっちゃうんですよね。そして、子どもたちの言葉が引き出される。
今回、とあるプロジェクトを依頼されたのですが、それを引き受けようと思ったのは、上田さんをはじめ、ステキな講師陣と出会えるからなんですよね。わたしにはとうていできないことが、この人たちとならできるだろうと思ったんです。きっとそれは、子どもたちにとっていいだろうなと思ったのです。
さてと、明日はどうなるかな。

さすがは!

今日は夕方から大阪府北中部の学校でお座敷です。与えられた時間は1時間。でも、テーマは壮大です(簡単に言えば「専門外まで含む」ってこと)。
にしても、今日は暑い!時間があったので、迎えを断って、会場まで歩いたのですが、止まった瞬間汗が吹き出しました。にしても、途中小学生に「どこ行くの?」ってナンパされたのはおもしろかったなぁ。あ、ナンパじゃないか。不審者か(笑)。
で、お座敷開始!
今日も快調に飛ばします。が、舌がもつれる。あれか、口の中の水分が足りてない?とにかく、水分補給しながら、1時間しゃべりまくりました。ちなみに、わたしは話をしながら考えをまとめていくタイプなので、時計を見ながら「ここの説明はこれでいくか」とか考えます。特に新ネタはその要素が強いので、毎回ビミョーに変化する。やがてその変化が収束はしていくんですけどね。なので、今回のネタは、まだしばらくはふらつくかな…。てか、まだまだ勉強が足りないのですよ。
それにしても、聞いている人たちの反応がおもしろい。「うんうん」と力強くうなずく人もいれば、とにかく唖然としながら、それでも聞いている人もいる。でも、それでいいんですよね。既知の知識を確認するうなずき、未知の知識を獲得する唖然。すべての反応が楽しいです。
そんなこんなで、1時間吹っ飛ばして、なんとか終了。よかった…。

で、今から京橋で、とあるM原高校の生徒のI川さんと待ちあわせです。
この松B高校、3年生になると卒業論文みたいなのがあって、それのためのインタビューだとか。すごいなぁ。で、待ちあわせの打ち合わせの中で「わたし、るるくをやっていて」って出てきたから、これまたすごいなぁ。
そもそも、MB高校、バリバリの同推校で、「一切の差別を許さない学校」です。そんなこんなで、ここ数年で言うなら、バリバラなんかにも出ていたりもします。
で、今日の話を聞いてくださった方おふたりと、合計4人でお店に入って、あーだこーだと話。
インタビューもおもしろかったけど、そのあとの話もおもしろい。てか、ほとんど一方的に話してたな^^;;。
やがて、I川さんは「門限が」ということで帰られて、残った3人はもう少しお店にいて、それでも少し早めに帰りました。

にしても、暑さにやられたな…。

人柄やなぁ

今日は京都府北部の性教協サークルに呼ばれてのお座敷です。少し緊張です。
京都府北部と京都府南部では、同じ京都府であっても、なんか違いがあります。端的に言うなら、京都府北部の人々は基本的にはまっすぐな人柄です。それに対して、京都府南部というか口丹以南の人々はフレキシブル(グニャグニャともいう)な人柄です。もちろん、これはあくまでも傾向であって、みんがみんなそういうわけではありません。が、そこにもうひとつの要素をクロスさせると、ポラリゼーションのように、ある特定の傾向が浮かび上がってきたりします。で、「性教協サークル」というのは、そのポラリゼーションになりうる要素かなと。
てことで、特急に乗って天橋立へ。快適です。天橋立は、見事に観光地です。ちょっとおもしろい。で、お迎えに来てもらって、地産地消野菜のお昼の定食のお店へ。お店に入ると、すでに料理が並んでいるのですが、すんごい豪勢!お店のお母さんの畑でとれた野菜づくしです。

うわ!おいしい!にしても、ここのお母さんの人柄が、やはりまっすぐです。なんだろ。ひとつひとつのものごとにごまかしがないというか、真剣というか。ふだんわたしがつきあっている人々の中にはあまりいないタイプの人々です。いや、ふだんおつきあいしている人々も真剣でごまかしがない人々なんですが、なんか違うんですよね。緊張です。
で、会場へ。とりあえず、会場設営を手伝って、ひといきついて、コンセントレーションを高めます。
で、お座敷開始。
みなさん、真剣な眼差しで話を聞かれます。たぶん、性教協にかかわる人、あるいはサークルの人間じゃないけどここに来られる人って、それなりの、それもかなり高いニーズを持っておられるのかな。もう少しはっきり言うなら「なんとなく」ではなく「具体的なニーズがある」、あるいは具体的に当事者支援をする必要がある人々が来られてるのかな。そんな感じが伝わってきます。
でも、だからと言って、わたしの芸風を変えるとまずいです。なにせ、かつて痛い経験をしたことがありますから。ということで、あいも変わらずの軽佻浮薄なお座敷を展開したりして。
で、しばしの休憩のあと、1時間の意見交流。かなり時間をとるなと思ったら、やはりみなさんからいろいろな具体的な話が出てきます。
LGBTは都会にしかいないわけじゃないという当たり前のことが明らかになります。と同時に、都会にはない生きづらさがここにあるということも明らかになります。そして、その中で当事者をなんとかサポートしたいというまっすぐな思いが伝わってきます。なんか、そんな人たちを前に、このええかげんなわたしが話していいのかと思うと、緊張です^^;;。
でも、ほんとにいろんな人が経験してこられた出会いをいっぱい聞かせてもらって、答えのない答えをいろいろ話をして、たぶんお互いにすごく気づきがあったのかな。そんな気がしました。
で、お座敷終了がちょうど5時頃。これは「呑め」ということですな。てことで、迷惑なわたしは「呑みましょ」と誘ってしまうわけですよ。すると、みなさんつきあってくださるわけですよ。しかも、みなさん車だから呑めないわけです。ほんとにもうしわけない。でも、1時間ほどおいしい刺身や天ぷらをいただいて、ビールも黒ラベルをいただいて、なんか、わけのわからん労働界隈の話をして、帰りの特急の人になりました。
ふう。いい経験でした。脳みそを酷使した1日でした。でも、得るものがあったな…。

セリフーが飛んだー♪→2ヶ月遅れの誕生日会

朝、動きたくない…。考えてみたら、昨日は飲み放題で、ずっとワインを飲んでいたんですけど、切れ目なく飲んでいたからどれくらい飲んだんだろう…。ヤバイですね。
でも、行かなきゃなりません。なにせ、今日は午前中に東近江市でお座敷です。
もうろうとした頭で、とりあえず、近江八幡駅に着いて、さてどうするんだっけ。メールの過去ログをあさって、その後わたしがとらなきゃならない行動を確認したり。で、車に乗せてもらって、いきなり二日酔いであることを自白しました。まぁ、和やかに笑ってもらえたからよかったよかった。
会場に着いて、水をもらってゴクゴクゴク。おいしい水です。井戸水だそうです。鈴鹿山脈の伏流水です。で、しばし休憩。頭の中で少し復習。だって、「基礎編」話すの、いつ以来だろう…。

で、10時になってお座敷開始。
とりあえず、マクラを振って「これから2時間ほどおつきあいのほどを」で、いよいよスタート。表向きは笑顔ですが、内心久しぶりなので緊張です。
なんか、少々焦りがあるのか、いつになく早口な自分に、少し不安を感じます。残り時間をチラチラ見ながら、瞬時に「このネタ入れようか」「入れよう」「やめよう」と判断しながら話をするのがいつものパターンですが、なんかうまく読めない。うーん。
そんなことを考えながら話しているうちに…。
ヤバっ。次のネタなんだっけ^^;;。
「すみません、セリフが飛びました」
やってまいました(;_;)。
それでもなんとかかんとか最後まで来て、残り40分ほど残して基礎知識に突入。質疑応答の時間がとれるなとひと安心した瞬間、司会の人が前に出てこられたのが視界に入りました。
「あの、もしかして、11時半まで?」
「はい」
やってもた!
「すみません!あと5分ください!」
とウソをついて10分もらってなんとか終了。まぁでもおかげさまで、グダグダ言わずともひとことで説明できる言葉を発見できたのでよかったです。必要は発明の母です(笑)。
ほんとに久しぶりの「基礎編」でしたが、みなさんの笑顔に元気づけられてなんとか最後までいけて、ホッとしました。

で、近江八幡まで送ってもらって、駅前のラーメン屋さんで昼ごはん。熱いスープが五臓六腑に染み渡ります。
で、家に帰って、そのまま布団の上にダウン。限界です。

で、夕方に起き出して、外出のしたくです。
今日は2ヶ月遅れの母親の誕生日会。実家近くのピザ屋さんで晩ごはんです。
下の子どもが「サイゼリアみたいなところ?」と聞くので「ちゃんとしたピザ屋さん」と答えておきましたが、ほんとうにちゃんとしたピザ屋さんでした。
おいしいピザとおいしいワインを飲んで、その後実家でケーキを食べて、11時に帰宅。
あかん、限界や…。

専門外はあきません

今日は三重県外教の学習会。なんでわたしが外国人教育の学習会で話をするはめになったのかというと、先日、とある方から「ヘイトスピーチについて話をしてほしい」というオファーがありました。もちろん、即座に断りました。だって、最近カウンターにも行ってないし、最新情報を集めてるわけでもない。てか、ヘイトスピーチ関連なら、あんな人やこんな人や、いっぱいおられます。なので、当然「わたしは専門外なので無理です。誰か紹介しましょうか」と言ったのですが「いつきさんがいい」とのこと。謎です。でも、教育関係なので、教員として考えたことがたぶん求められてるのかなと思い、最終的に引き受けることにしました。
ちなみに、こういうことがないわけじゃないです。かつては「部落史について話をしてほしい」と言われたこともあります。最近では「LGBTについて」とか言われたこともあります。いずれも専門外です。が、最終的に引き受けざるを得なくて、話をしたらそこそこ好評だったりするのは、たぶん素人ならではの「危ない味」があるんでしょうね(笑)。
で、何を話しをしようかと思ったのですが、最終的にはこれをベースに、極私的な経験や考えを話すことにしました。
レジュメはこんな感じです。

カウンターにまつわるつれづれ
いつき
1、はじめて「ヘイトスピーチ」を知ったのは
2、カウンターに行こう
(1)初カウンター ー知ってる人がいない!ー
(2)カウンターに行きはじめて ーカウンターはつらいよー
(3)ヘイトスピーチvsカウンター ービデオをつくってみました
(4)カウンターから生まれたもの ー「仲よくしようぜ!」ー
3、ヘイトスピーチをめぐるこれまで・これから
4、わたしがカウンターから得たもの
5、おわりに ーカウンターを日常へー

話をしながら、何度か泣いちゃいました。
例えば、はじめての仲パレの時の「差別はいらない!一緒に生きよう!」というシュプレヒコールを思い出した時、あるいはリンダ祭りでのチョゴリのできごとを思い出した時。どれも笑いにもできるはずなんだけど、そして笑いのつもりで出そうと思ったんだけど、それはできませんでした。キャラが違うなと思いながらも、でも、それでいいんだろうなとも思いました。
終わってから、何人かの人から「とってもいい話でした」って言われちゃいました。でもなぁ…。まぁ、1回限りの話だから、こういうふうに話ができたんでしょうね。もうやらない(笑)。

ニーズの変化

思えば、はじめて大人数を相手にしたお座敷で呼ばれたのは2002年の宮崎でした。まぁ、それまでも内輪の研修なんかはありましたけどね。
で、その頃から一貫してるのは、「話の内容はトランスのこと」です。それは、自分をネタにする時も、交流会の子らから学んだことを話す時も、つねにそうです。そして、それでみなさん満足されました。
で、もちろん今も「満足」は変わらないんだろうけど、明らかにニーズは変化しています。最近は「LGBTについて」っていう依頼が来るようになりました。なので、「わたしはLGBT全体を俯瞰した話はできませんよ。できるのはトランスのことについてです」といったん返すことにしています。そりゃまぁ、LGBは隣町のことなので、少しは知ってるけど、でもそんなことはお話できるものじゃないです。でも、みなさん「それでいいです」って再依頼がくる。「いいのかなぁ」って思いながら依頼を受けるのですが…。
でも、考えてみると、わたしはずっとそうですね。野球で言うなら、スライダー投手みたいな。軽く芯をはずす球を放る感じ。例えば「GIDについて」って言われてるのに「トランスジェンダーの話」とかね。

で、今日もそんな感じでした。まぁ、せっかくなので、ほんの少しは隣町の話はしましたけど、メインはトランスの話です。まぁ、それが身の丈にあってるからいいんです。下手に知らないことを言うよりも、知ってることを確実に話すことで普遍化できることもあるわけで。
10人ほどの方を相手に1時間ちょい話をして、呑み会です(笑)。こちらは1時間ですむはずもなく。まぁこちらがメインという話もあるくらいです。
呑み会では、逆にいろいろ話を聞かせてもらえます。今回の人は田川の人なんで、興味津々です。炭鉱の街には、在日がいて、そこにはおいしいホルモンがあるわけです。話を聞いているうちに「行きたー」って思いました(笑)。
てことで、11時前におひらき。なんか、二次会に行く元気な人もいたけど、わたしは退散。明日のことを考えるとは、歳をとったな(笑)。

まさかの…。

玖伊屋明けの朝は、いつもの通り寝不足です。こんなこと、いつまで続けるんだろ…。
今日は体調を考えなくちゃならないので、モーニングチューハイはほんの少しだけ。おかげさまで、機嫌は悪いけど体調はいい状態を保持して、おたふくへ。
今日は祭りがあるとかで、「いなせな兄さんたち」と、そのおつれあい&子ども(赤ちゃん)がわんさか。で、こちらはというと、いなせでもなんでもないややこしい4人組でしみじみと楽しく呑み。
3時でおいとま。とにかく家路を急ぎます。なんとか4時に間にあって、パソコンに火をくべて。
今日はピンクドット沖縄スカイプシンポジウムです。とにかく、スカイプをつなげて、シンポジウム開始です。まずは、文公輝さんのメッセージビデオ。続いてわたしの出番?出番?
あり?気を失ってた^^;;。
気がつくと砂川さんが登場しておられます。ダメじゃん。でもでも、あとはなんとか話をして…。んー、ネタの切れ味がイマイチです。ま、しゃーないな。
てことで、シンポジウムが終わって、主催者の森さんに「えーと、途中寝てました」って言ったら、「まさかの寝落ち!」ってびっくり&笑われてしまいました。これでまたひとつ「ダメ伝説」をつくってしまいました(;_;)。
てことで、今度沖縄に行った時は、このおわびをしなくちゃならなくなりました。

あとはお風呂に入ってビールをのんで。さっさと寝ましょう。