うどんは食べられるのか・全同教0日目

少し早めに職場を出て、あちこち用事をすませて、とりあえず京都駅へ。で、向かうのは香川県高松市
K野さんと合流して、ぁゃιぃグループがやってる「実践交流会」の会場へ。到着すると、いきなり「これ、どない思う?」とレポートのゲラを見せられました。レポート読むより、隅っこに書いてある「.indd」を見て「InDesignか…」と思ったのはここだけの話です。
で、そのレポート読んで、参加分科会が決定(笑)。
しばしみなさんの暑い話を聞いていたのですが、突然自己紹介がまわってきて、ここ2ヶ月くらいのことを少しボヤいてみたりして。
実践交流会は終了間際だったので、二次会へ。と言っても、なんかアレだったので、徳島のKKコンビと香川のT上さんと4人でまたーりと呑み(^^)。で、12時も近くなったことなので、コンビニに寄って宅呑みの材料を買って、本日の宿舎に移動。しばし3人で飲んでたのですが、これはキリがないなと、寝ることにしました。
ま、今日はウォーミングアップだな。

今日はとにかくさくさくと仕事をしないとどうしようもない予感がします。てことで、7時半頃に出勤して、とにかく細かい作業をぜんぶすませてしまいました。で、午前中はカントクだの授業だの。
昼に職員室に帰ってきて、ちょいと「おべんきょ」です。
仁の物語」と「智の物語」をぶっ続けで見て、涙がチョチョ切れました。
で、おべんと。

午後からは第2のふるさとに出張。と、卒業生が出張先で働いていました。てことで、しばし雑談。んー、なつかしいなぁ。20年前にタイムスリップしたような感じです。しかし、20年前にタイムスリップということは、その卒業生を担任していた時のわたしの年齢は、その卒業生の今の年齢とほぼ同じ。なんかこわいな…。

で、夜はおべんきょです。
今日はさっきのビデオをつくられた幸重さんの講演です。テーマは「子どもの貧困」。わかりやすいワークシートを使って「貧困」について考えたり、そういう子どもたちの居場所づくりの話を聞いたり。
子どもの居場所づくりって、「根本的な解決」ではないかもしれません。でも、だからと言って、現実にその「居場所」を必要とする子がいるわけで、それはほうっておけない。まぁ、わたしがやっている「交流会」も似たようなものなのかもしれません。ちょっと違うか^^;;
にしても、一番ウケたのが、講演の後の雑談の時間帯の
「SSWの研修会で話をしたとき、「子どもの貧困ってそういうことだったんですね。わかりました」って言われて、「お前、仕事しろよ!」って思いましたよ」
ってエピソードでした(笑)。

家に帰ったら「本」が届いてました。
ふへへ…^^;;

映画「SAYAMA」

今日は、おべんきょ仲間がやっている自主上映会で「SAYAMA」が上映されるとか。てことで、行くことにしました。
2時半開始ということで、昼ごはんを食べ終えて大急ぎで行ったのですが、3時半からとのこと。まぁ、やることはないわけではないので、雑事をしながら時間つぶし。
で、3時半から見はじめました。

狭山事件というか、狭山差別裁判というべきか。
当然のことながら知ってはいるし、もっと言うなら授業でとりあげたこともあるし。さらにいうなら、1991年かな。狭山現調に行ったこともあるし。
てことで、基礎知識的なことは、まぁいまさらなわけです。ただ、狭山のことをそれほど日常的に意識し続けているわけではありません。なので、あらためて見る中で「あぁ!そうだよなぁ」ということが多々ありました。
それからもうひとつ。石川さんと早智子さんが普通に生活をしている場所に行き、その日常も含め映像にしている。あ、もちろん、カメラが入った時点で「日常」ではなくなるのですが、それも含めて「日々の暮らし」が映されている。これは二重の意味で衝撃的でした。ひとつは「石川さんにも日常がある」という当たり前のこと。そしてもうひとつが「その日常の中にあまりにも再審請求闘争が深く入り込んでいる」ということです。
もちろん、頭では理解できます。が、それを映像として目の前に出された時、やはりそれは衝撃的なわけです。

この映画を「映画」として見た時、実はよくわからないところがないわけではないです。まぁ、わたしは映画ファンではないのでよくわからないのですが、「狭山差別裁判」あるいは「石川一雄さん/早智子さん」という強いテーマ性をもったものが題材であるだけに、すごくつくりにくいんじゃないかなと思いました。それだけに「ストーリー」があるのかないのかわからない。それに起因する「散漫さ」というものを感じなかったわけではありません。
が、それを越えて、解放運動の弱体化とともに存在そのものが忘れられてしまうのではないかということが危惧されるいま、やはりこの映画が「そんないま」つくられた意味はすごくあるなというふうに思いました。

今年もやってきた

今日は毎年恒例の東九条マダンです。
はっきり言って、最近、やるのがしんどくなってきてはいるのです。でも、これをやらないと、交流会の活動ができなくなります。なので、やはりやらなきゃならないわけです。
それにしても、3日は特異日なんですが、3日をはずすとたいてい雨なんですよね。で、今年も雨らしいです。でも、マダンは決行です。
とりあえず8時に会場に入って、ひたすら準備。やがて毎年手伝ってくれるSさんか来てくれました。ほんとに助かります。
そうこうするうちに、卒業生から「向かってます」とか、現役生から「もうすぐ」とか連絡が入ってきます。よしよし。と、かつて担任したHがやってきました。久しぶりやなぁ…。
結局、マダンはこういうものなんですね。
マダンに来れば人に会える。まさに「マダン」です。だから、マダンをやる意味があるんだろうし、わたしも焼肉屋をやり続ける意味がある。
途中、えらい雨が降ってきて、ブログラムが中断。こんなのも珍しいです。やがてブログラムを再開したものの、スケジュールをぎっちり入れるものだから、隙間の時間がありません。ということは、お店をまわる人が少なくなる→肉が売れない(;_;)。
まぁ、それでも、1kg残して終了。もうけは少ないけど、ゼロではないはずです。
おそろしいほどの疲労と、でも何とも言えない充実感をもって、今年の東九条マダンも終了。

ファースト&オンリーステップ

↑が英語的にまったくダメダメなのはおいといて…。
今日は朝からレポートしなくちゃなりません。これ、年明けにある、とある集会への切符みたいなもんでして。
にしても、昨日の夜の飲み過ぎで、かなりフラフラです。てか、起きたくない(;_;)。
それでもなんとかかんとか起き出して、とりあえずおふろ…。うわ!気持ちいい。のんびり入…。あかん!レポートに間にあわん!
あわてて会場に急いで、レポート開始時間にはなんとか到着。さいわい開会のあいさつでつないでくださっていたので助かりました。
息も収まったところで、レポート開始。「多様性ワークショップの試み」なるタイトルです。このワークショップ、わたしひとりのものじゃないんですけど、まぁ、「アイデア」はわたしが出したから、よしとさせてもらおうかと^^;;。

にしても、レポート中に実演しながら、あるいはレポートのあとの質疑応答中に考えていたんですけど…。
このワークショップ、というよりも、そもそもが、ワークショップって、やる人の理解度とパーソナリティ、それからファシリテーターと参加者の関係にかなり影響されるものなのかもしれないです。
わたしなんかは、基本的にはワークショップとかやるのは嫌いなんですけど(笑)、やる限りは積極的にやろうと思うから、ま、そこそこにはなるんだろうなと思うんです。で、その「吹っ切れ方」ができないタイプの人はしんどいかもしれないですね。
あと、やはり人間関係ですね。どこかのセミナーみたいなのだったら、「一期一会」的なものかもしれないけど、学校でやるってことは、日常の関係がすでにあるわけです。すると、それにすごく左右される気がします。
まぁ、そのあたりが、学校でワークショップをやることの難しさなのかもしれないです。

ま、そんなこんなでレポート終了。

あけて京都の交流会

なんか、朝、騒がしいです。なんだろ…。あ、帰らなきゃならんメンバーが帰る音か…。
で、目を覚ますと、残っているのは5人。ま、これもいつものことです。ほとんどかたづけてくれたみたいなので、スロースタートでいきましょうか。
しばらくウダウダして、そのうちみんなが帰ったところで、K淵さんとふたりでニンニクの皮むき開始(笑)。
今日はタレとキムチの日です。
そうこうするうちに、ずっと一緒に交流会をやっているF村さん登場。3人でサクサク作業を進めていきます。にしても、生徒は遅いなぁ…。ま、いっか。
ヤンニョムをつくって、白菜に塗り塗り。できた!

タレを大鍋でグツグツ。

毎年繰り返される光景です。

けっきょく、生徒は来ず。こんな時もあります。でも、続けていれば「場」はあります。「場」があれば、必要とする生徒と巡りあうこともできます。
あとは試食タイム。大人の会話をしながら試食して片づけて、本日終了。

少し疲れたので、帰りに「マルガリータ」なる店で休憩(笑)。

さてと。明日もがんばるか…。

近現代の部落史

今日は某人権教育研究会の研修会。午前は「ツラッティ千本」の見学、午後からは「近現代の部落史」の講演という、マニアにとっては垂涎ものの一日でさす(笑)。
午前、案内して下さるのは古川豪さん。わたしが大学時代にすでにフォークシンガーとして活躍されていました。そんな方と、なぜかここ一年くらい知り合いになって、今度イベントで話さなきゃならないはめになって、どうしたものかと思っているのは別の話です。
この古川さんの案内がすごくいい!「研究者として」ではない。「行政」でもない。「生活人」と「実践者」があわさった感じです。だから、生活のにおいがぷんぷんとしながらも、とても優しいまなざしと、同時に鋭いまなざしが同居しています。約1時間半みっちりと話をしてもらって見学終了。

午後は去年に引き続き本郷浩二さんによる講演です。本郷さんの専門は「融和運動」です。
従来「融和運動」は「水平運動」の前史として、あるいは「越えるべき存在」として語られてきましたが、そこにスポットを当て再評価をしておりる。これまたとてもマニアックで、去年からものすごく聞きたかった話です。
話の内容は、近世までを軽くおさらいして、明治〜戦前あたりをざっと流すという感じでしたが、まさに前近代とはことなる、現在の部落問題の成立の過程を見事に話してくださいました。そして、最後の最後にほんの少しだけだけど「融和運動」の話。
ずっとずっと「自分たちがやってきた「解放教育」って、融和的な側面があるよなぁ」という疑問が拭いきれなかったのですが、「それでいいんだよ」っていうふうに歴史的に励ましてもらえた気がしました。

にしても、戦前で終わっちゃったよ。ここからが大切なんだよね。
これは、三年連続になるかな(笑)?

産社の可能性

今日の午前は分科会です。さてさて、どんなレポートが出てくるのかなぁ。そんなことを思いながら座って分科会がはじまるのを待っていたら、昨日一緒に二次会に行った人が隣に座って
「ありゃ、どうも」
「おはようございます」
みたいな…。
で、レポートの内容は「労働」。「産業社会と人間」という科目における労働観の育成みたいな話でした。個人的にはかなり興味があるというか、参考にしたいというか、さらにいうなら少しうらやましいというか、そんな内容なんですが…。
ところどころに出てくるんですよね。ヘテロ的なものが。で、思わず隣の人と
「これ、どーする?」
「いつきさんから問題提起を。あとから追撃します」
みたいな会話。

「産業社会と人間」は、総合学科の必修科目なのかな。で、レポーターの方は、それなりの学力が必要と考えておられるようなんですね。でも、そうじゃない実践例が大阪にあるわけです。
大阪の場合は、学力的にしんどい層が入ってくる学校でこそ必要だと考え、そういう組み方をしています。まぁ、それぞれの県の作風というのがあるので、どこかでやっていることをそのまま他県に持っていってできるわけでもないので、それはそれでいいんですが…。でも、「産社」って、可能性がある科目なんですよね。
ちなみに、わたしはうちの職場でもやればいいと思っていたのですが、一笑に付されました(笑)。そのあたりが「うやらましさ」につながっているわけです。
そうそう。あと、論議の中で「教員は世間知らず」という自己批判が出てきたんですけど…。ほんとにそうなのかなぁ。
考えようによっては、教員ってすごく「つながり」の可能性を持っているんじゃないかと思うのです。例えば、普通に生活をしていたのでは絶対に会えなかったであろうムラの人や在日の人にも会える。それだけじゃなくて、さまざまな仕事をしている人や、ほんとに遠い地に住んでいる人とも会える。子どもを通して、すごくいろんな人とつながる可能性を持っているわけです。そこで身につける価値観は、あまりにも多様性に飛んでいる。まぁ、それが「世間知らず」と言われる所以かもしれませんがね(笑)。
そんなことを考えたひとときでもありました。

あたりまえのことを

今日は一日出張です。午前は講演。もちろん聞く側。午後はレポート。もちろん聞く側。気楽なものです。でも、勉強勉強!

午前の講演のタイトルは「教育は熱と涙」。講師は野口克海さんです。
んー。熱いです。そりゃ「熱」ですからね。もちろん、わたしとは芸風は違います。でも、違うのは芸風なんです。中身はそんなに変わるものではない。
「あー、あったよなぁ」
「あー、それそれ」
「あー、ちょい違うけど、そこだよなぁ」
みたいな感じで聞いていました。
と同時に、「この話を、今、しなくちゃならないことの意味」をふと感じてしまいました。
野口さんの話の中身は、ある意味担任として、あるいは教員として当たり前のことなんです。でも、その当たり前のことを講演してもらうということは、その「当たり前」が当たり前として、今、ないということです。ま、いつも言ってることですが^^;;。
やはり、深刻な感じがしますねぇ。

で、午後の分科会。メッチャしんどい状況を、メッチャ楽しそうにやってる実践があって、ほんとに心が和みました。こういう実践の奥底のものがもう少し一般化すれば、もっと学校がおもしろくなるんだけどなぁ…。

今日はどうやら一日大阪にいることになりそうです。
とりあえず目は覚めたものの眠い。でも、9時半頃には最寄りの駅に行かなきゃ間に合いません。でも着いたのは15分ほど遅れ。ヤバイな。結局本町から公園まで走っていくはめになりました。てか、これ、パレードよりもこっちで疲れそうです^^;;。
で、一時間ちょいパレード。荊冠旗を持ってる人や松本治一郎の言葉を身につけてる人なんかもおられて、なるほどなぁと。
で、解散。ちょいと疲れたので、Mょんすさんとか東京から来られた方と一緒にお昼ごはんを軽く呑んで^^;;。
午後からはカウンター。
終わったら友だちのお兄さんから
「呑みに行こか」
と声をかけられたので一緒に行くことにしました。
にしても、在日の人4人とわたしという、なんだかアウェイのはずなのに、でも妙にしっくりくる感じのまましっかり飲んで、さらにカラオケに行くことになり。1時間のはずが2時間歌い、さすがにクタクタですね。
それでもまだ終電にはなりません。とにかく帰ろう。