今日は、校内の人権教育研修会です。てことは、主催者なわけで。
昨日部長と「ちょっと早めに来ようか」などと話していたのですが、「じゃぁ、8時頃」って、ふだんと一緒の時間です。
てことで、ようやく日常の生活リズムにもどりはじめました。てか、6時起きがデフォルトって、なんだか歳のせいかなぁという気が(;_;)
今日の講師は大阪の中学校の先生。「公立学校ができること、すべきこと」というタイトルで、「ちからのある学校」になるためのシステムづくりみたいな話でした。
語り口が少々押しが強い感じなので「ちょっと苦手だなぁ」と思っていたのですが、内容そのものはすごくよくわかる話でした。
簡単に言うならば、いま(も昔も)「個人の力量を高める」ことを要求されているんですが、それでは現在の格差社会の中で低位におかれている子どもたちに対応しきれないという問題点からスタートされています。しかも、団塊の世代が退職することで、経験が少ない教員が大量に採用されています。ますます「個人の力量」が期待できない状況が進んでいます。
じゃぁどうするかというと、個人の力量に頼らないシステムをつくっていく必要があるということです。具体的には、たくさんの教員がひとりの生徒にかかわれるシステムをつくっていく。そうすることにより、ひとりひとりの教員の負担は減るし、子どもにとっても「逃げ場」ができる。
そういう問題の立て方からスタートして、具体的な「システム」を見ていったのですが、まぁ言ってみれば、「個人としては/教科としてはそれやってるよ」的なことがたくさんあります。でも、それを学校全体のシステムとしてやっているところがすごいですね。たしかに自分が個人でやっていることは「個人/教科のウリ」としてはおいしいのですが、それでは状況の根本的な解決にはならないし、時としては時間的/人的/思想的に校内でバッティングしてしまうこともあり、すごくやりにくい局面も出てきてしまいます。そういう意味では、「システムをつくる」ということは友好だなぁと思いました。
まぁ、中学と高校の違い*1というのはあるのですが、「やってみたいなぁ」と思わせる話でした。
*1:最大の違いは「人数」と「チームワークの有無」だと思っているのですが(笑)