あれから20年

今日は最後に担任した学年の卒業生と呑みです。とはいえ、「同窓会」なんかじゃありません。単に「呑もか」と誘ったというだけのことです。なにせ、相手は「お座敷」や「本」に出てくる「M」という子です。でも、「子」というのは失礼ですね。もう40前の2児の親です。てか、そもそもうちの生徒たちも世話になっています。
とりあえず合流して、どこに行こうかと。第2の故郷には飲み屋はないので、必然的にどこかに出かけることになります。なので、電車に乗って、職場の隣町へ。ちなみに、職場の近くにも飲み屋はほとんどないという。
とりま、焼き鳥の店に入ってメニューを見ると「赤星」があるらしいです。これはいい感じです!
てことで、ビールで乾杯。そこからは昔話で盛り上がります。なんか、いろいろ記憶が混乱しています。でも、そんなややこしい記憶もだんだん整理されてきます。と同時に、わたしが知らなかった教室の様子も浮かび上がってきます。どうやらMは、わたしが何でも知っていると思ってたらしいです。そんなわけない。MたちにはMたちの世界があって、それを保障するのがわたしの仕事です。
そうやっていろいろ話をしてるうちに、電車の中から連絡した卒業生Uもやってきました。さらに飲み屋から電話したOも来て、昔の話や今の話やいろいろ話。それぞれのできごとの時にどんなことを考えてたのか。今やっと話せることもたくさんあります。でも、そんなことを話せるのも、たぶんMが自分のことをクラスで話してくれたおかげです。だからこそ「話しちゃいけないこと」がない。
それにしても、この子らが卒業したの、もう20年前なんやなぁ。もう担任することもないだろうし、そうなるとこんな子らと出会うことはないやろなぁ。
そんなことを考えながら、家に帰ると0時前です。ヤバイな…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です