得手不得手

それにしても、つくづく思うのは、わたしは「政治」には向いてないんでしょうね。あるいは「運動」か。まぁ、運動も政治ですからね。
かつて、ある尊敬する先輩教員から
「お前は活動家じゃない、実践家やぞ」
と言われたことを、あらためて思い出します。
学校という分脈に引きつけて言うなら「教育活動」ではなく「教育実践」ですね。
そして、解放教育の世界で言われてきたことは「実践を差し出せ」でした。つまり実践に基づいた論議をするってことです。
なので、わたしはそうやってきたんだけど、そうもいかないこともある。でも、元来不得手なんですね。
そんなことを思った朝。

平常運行

今日から本格的に平常運行です。が、機械のようにすぐに切り替わるわけもなく、ダラダラと緩やかにしか切り替わりません。
「ノート出して、これ写せよ」
とか言っても、時間のかかること。ま、そんなもんです。
で、ヒマなので「腰が痛い」とか言いながら教室内をウロウロしてたら、ある生徒が
「せんせい、慰安婦問題ってなに?」
と質問してきました(笑)。
なので、答えようと思ったら、近くの生徒が説明してくれました。さすがはここ出身です。と、さっきの生徒が
「ほな日本が悪いんやん」
と言ったので
「そうやな。ドイツはナチス時代を反省したけど、日本はしてへんな」
と。するとさらに
「○部が悪いんやん」
と。そこにさっきの生徒が
「そうや、わたしあの人、キライやねん」
と。おもろいことが起こったなと思ってたら、
「あの人、滑舌が悪いねん。「S」が「th」になるんやで!「th」!」
と。
理由はそれかい!と思わず笑ってしまったのですが、まぁこんなことが日常なんでしょうね。