今年も「世界人権宣言」の授業の日がやって来ました。
はじめてやったのが一昨年です。あの時は、それまでやってきた3年間のビックイベントができなくなった敗北感をバネに「負けてたまるか」の気分でやりました。でも、そういう時って、孤立無援な気分だったりするんですよね。あの時は子どもの感想に救われたよな。
去年は自分の心も少し溶けてたかな。でも、まだまだ「自分が!」って気持ちが強かったかもしれません。
おそらく今年は過去2年と比べてずいぶんと違う気がします。今年の1年学年団には信頼できる教員がたくさんいます。もとからいる人たちはもちろん、転勤してきた人の中にも「出もどり」の人がいて、しかもみんなどこかで一緒に人権を担当してきました。今年はきっとそんな人たちの支えの中でできるだろうなっていう予感がありました。
で、人権学習の時間がスタート。
はじめは整列やあいさつで「場」を整えてくれます。そんなあたりは担任団の若い教員が担当してくれます。そういうの、嫌いっちゃ嫌いだけど、でもありがたいっちゃありがたいです。
で、なんの前振りもなく、わたしにバトンタッチ。「ほ?」という感じですけど、そのままバトンをもらってしゃべくり開始です。
3年目といえど、1年に1回しかやらないネタなんで、忘れてます。もちろん復讐はしたし、いろいろ「新たな伝え方」は考えたけど、ところどころで出てきたスライドに「あ、これあったわ」ってなります。やはりつくった時が一番勢いがあるんですね。
でも、とにもかくにもビデオも含めて40分のしゃべくり終了。あとは感想文書きです。
でも、ここからがおもしろかった。わたしのあとマイクを持った教員が、自分なりの思いを語ってくれたり、突然整列させてくれた教員に感想を振ったり。その教員、突然のことでテンパッてSNSのことで説教はじめたり(笑)。わたしもマイクを持って「それ、感想ちゃうし」ってツッコミ入れたり。
なんか、任せっぱなしじゃなくて、自分たちもなにかしようと思ってくれるのがうれしいです。
たぶん1年目のわたしは突っ走ってた。2年目も必死だった。3年目になってこなれてきたのかな。
でも、何より大切なのは感想だ。