で、打ちあげ

夜は再び米子にもどって、大山町・伯耆町のみなさんと打ちあげです。すでにさんざんしゃべってきたのに、まだしゃべる自分って、いったいなにものなのかなぁ。でも、両町とも同じ話だったので、その背後にある基本的な考え方を披露しなくちゃならないかなと思ったのです。で、さらに、なぜそう考えたかというと、大山町・伯耆町のみなさんは、例えばN村IソンさんとかKちゅかるさんとか、そんな人たちとも交流があって、簡単に言うなら、人権のベースがものすごく幅広いんですよね。だからこそ、「解題」をしても通じるところがあるかなと思ったのです。
まぁそんなこんなで話をしていたのですが、さすがに最後は横にならざるを得ないほどフラフラになってしまいました。
ということで、お開きです。
ホテルにもどって爆睡しました。

鳥取県西部におけるチャレンジ!(2日目)

朝、身体が動きません。でも、S田さんはちゃんと「そら」の散歩に行かれたとか。えらいなぁ。とにかく、わたしはギリギリまで寝させてもらって、今日の会場の尚徳中学校に移動です。

  • ミッション3のフルバージョン@尚徳中学校(3/5)

会場に着いたのは、お座敷開始5分前。普段はまずありえないことですが、そう言えば、1回中津で30分遅刻したな^^;;。てのはおいといて、あわててセッティング開始。ところが、設置してあるプロジェクタとつながりません。困ったなと思ったら、ちゃんと別のプロジェクタとスピーカーも持ってきてくださいました。ありがたや!
実はこの尚徳中学校、2年生の人権学習のテーマがLGBTなんだとか。なので、すでにみなさんはかなり熱心に学習をしておられます。てことは、みなさんの既習の内容を上まわる内容をしゃべらなきゃなりません。これまたプレッシャーです。でもま、提供できる内容は、しょせんわたしがしゃべれる内容でしかありません。背伸びをしてもしかたないので、「ありのままのわたし(笑)」でいきましょう。
てことで、お座敷スタート。今日は2時間もらっているので、ミッション3をノーカットでいけそうです。こんなの久しぶりです。うれしいな。
話しはじめると、みなさんメッチャガッツリと聞いておられます。実は、多目的教室なのか視聴覚教室なのかわかりませんが、カーペット敷きの地べたに思い思いのかっこうで座っておられるのですが、それだけに真剣に聞いてくださっているかどうかは姿勢に如実にあらわれます。みなさん見ていると、うなづきながら、あるいは微笑みを浮かべながら、真剣に聞いてくださっているのが、すごく伝わってきます。となると、わたしものってくるわけでして^^;;。ということで、開始が10分遅れたので、終了もちゃんと10分遅れました。

  • 企業の人に通じるか?@大山町(4/5)

で、大山町の方のお迎えの車に乗って昼ごはん。向かうは「すし弁慶」なる開店寿司。うわ!めっちゃおいしい!

ビールがほしいけど、ここはガマンです。
で、大山町の役場へ。今日の午後は企業の方々対象のお座敷です。企業の方が対象となると、ミッション2はありえません。あれは、あまりにも学校に特化しています。与えられた時間は1時間半なので、ミッション3の学校部分をカットする作戦に出ることにしました。うまくいくかな…。
それにしても、放送設備が妙に充実しているのが気になります。というか、タイピンマイクがあまりにも「もの」がいいです。いったい、この町はなんなんだ…。
そんな疑問を持ちながら話しはじめたのですが…。く、空気が…。とにかく真剣にメモをとっておられる方がおられるのですが、その真剣さは、わたしのお座敷にはあわないと思うのですが^^;;。もっとも、ミッション3の最大の特徴「苦手分野に言及する」というところから、
「話に余裕がなくなる」→「笑いのツボを用意できなくなる」→「笑いがない」→「ガチになる」→「息をさせなくしてしまう」
という悪循環の40分ぐらいが生じてしまうのは、ある種しかたがないという話もあります。もちろん、後半は「得意分野」なので、ここは笑いのツボを用意する余裕もあります。なので、このあたりになると、みなさんの顔にも笑いが出てきて、ところどころで笑い声も聞こえるようになってきて、よかったよかった。
やはり、あの40分間をどうするかが課題だな。でも、たぶん、笑いはとれないだろうから、後半とのギャップでなんとかするしかないかな。
ちなみに、お座敷のあと、会場の横にある倉庫の中を見せてもらってびっくりです。なんじゃこりゃ!

完全にプロの音響屋さんの倉庫です。というより、プロより充実しています。
「大山の山開きが」
って、そういう話じゃないでしょう(笑)。
うちの放送部員に見せたくなって、思わずラインで写真を送ったら
「スピーカーひとつくらい持って帰ってもわからんのちゃう?」
という、わたしと同じことを考えた部長がいて笑いました。

  • プロがいた!@伯耆町(5/5)

お座敷の最後あたりで、再びS田さん登場。わたしをホテルまで送ってくださることになっているというか、ホテルまでの途中に温泉に寄ることになっているというか。てことで、温泉へ。いやぁ、気持ちいい。特に、ちょっと濁りのある、どうやら超音波が出ているっぽい浴槽が気持ちいいです。少し熱くなったところで、露天風呂へ。夏だけど、ほんの少し涼しい風が心地いいです。
お風呂上がりは大山ビールで水分補給(笑)。ビールは水分補給じゃないらしいですね。
で、ホテルにチェックインして、ちょっとひと息。気持ちを整えて、次の場所へとモチベーションを高めます。
で、本日のトリプルヘッダー最後の場所、伯耆町に向かいます。車に乗った瞬間「はい、、水分補給」とプレモルを渡されたのは、ここだけの話です(笑)。会場に少し早めに着いたので、入念にチェックをして、19時スタートです。50人分ほど用意してある席はほぼ満席です。
伯耆町に限らずですが、とにかく驚くほど参加者数が多いです。米子市は平日昼間なのに80人ぐらいの席がガチで満席。南部町に至っては、週はじめの夜なのに100人以上来られます。今日の午前と午後は一般市民のみなさん対象じゃないのでおいといて、今日もまだまだ週はじめの夜ですが、やはり満席。ということは、主催者が予想・予定されている参加者数とほぼ同じというか、どちらかというと上まわっているのかな。住民のみなさんの人権への関心の高さはほんとうにすごいというのを、聞いておられる態度だけじゃなくて、こういった参加者数でも感じさせられます。それはやはり、主催者である行政の方の本気度が住民のみなさんに伝わっているとも言えるのかな。その要因として、もしかしたら、過剰に大きくない規模の街ということもあるかもしれません。
で、お座敷スタート。午後にやったお座敷が1時間半を5分オーバーくらいでいけたので、同じパターンでやればいけるはずです。そう考えて話しはじめたのですが、なんとなく違います。なんだろう…。ぜったいにビールのせいではありません。やはりそれは聞いてくださるみなさんの姿勢なんでしょうね。最前列の方が、考え込んだり、首を振ったり、笑ったり、いろんな表情を見せられるのが、すごく気になります^^;;。そういうのって、やっぱり、その場その瞬間の「評価」ですからね。そんな「評価」に乗せられて、つい多めにしゃべってしまい、15分オーバーで終了。みなさんに深く深く謝って、さて終わりかと思いきや、ここでおふたり質問をされました。いや、もうすでにかなり時間をオーバーしてますよ。早く帰りたいとか思わないんですか^^;;。この質問がまたすごい。おひとりは医療従事者で、完全にプロの質問をされました。いやぁ、まいった。ほんとにすごいわ。

ということで、怒濤の2日で5回のお座敷を無事終えました。
ほんとうに主催者のみなさん、聞いてくださったみなさんに支えられての2日間でした。