娑婆へ

朝、目が覚めました。目が覚めたということは、「寝た」ということです。これ、かなり大きなことです。徐々に寝られるようになっているってことですね。
で、今日の朝ごはん。

実は、「玉子どんぶり?」「鶏そぼろどんぶり?」「麻婆どんぶり?」「それともお総菜?」と聞かれていたのですが、まず「麻婆」はあきませんでしょう。で、悩みまくって「お総菜」にしてもらいました。これ、前回、おいしかったんですよね。それにしても、ようやく「普通の白ご飯」です。しみじみとうまい。ゆっくりゆっくりとご飯をかみしめて、ぞんぶんに味わいました。
さてと、あとはパートナーを待つだけです。
身体からどんどん管が外されていきます。すっきします。どんどん身軽になっていきます。トイレにも行きやすい(笑)。ひとつだけはずさない管があります。ほんとはこれもはずしたいんだけど、「予防」の意味がある大切な管なので「よし」としましょう。
2週間前に本当にお世話になった看護師のS藤さんが今日の担当。ちょっとなかよしになった人なのでうれしいです。だって、気軽にいろんなことを聞けます。
「あの、おいしいご飯、このへんで何が食べられます?」
この、とてもえーかげんな質問にもちゃんと答えてくださいます。
「この店を出て、右に行って、つきあたりを左に行ったらパスタ・デ・ココがありますよ。あんかけスパゲティ、わたし好きです!」
決まりです。
2時過ぎにパートナーと子どもが迎えに来てくれました。最後の診察を受けて,今後のケアについて説明を受けて、いよいよ退院です。で、食べに行きました。

娑婆のご飯です。たしかにおいしい。でも、昨日のおかゆもおいしかったなぁ。
てことで、家に帰りました。めでたしめでたし(笑)。

てか、ほんとはこれからがたいへんなんだよね。ネタがないから(笑)