で、岡山駅で降ろしてもらって、友だちと合流。今日は米子に行くつもりだったけど、Sかたさんは忙しいみたいなので、今日は岡山泊まりです。で、向かうは当然RINRINSHAです。ここは食べ物が安くておいしい。そしてワインもおいしい。そしてお店のふたりがとってもステキです。なので、ワインをボトルで頼んで、あっという間に呑みきって、もう一本なんてことをやっても、納得の値段で呑めてしまいます。
でも、さすがにボトル2本はやりすぎか?
年: 2015年
エンタメ集団「友輝」入団か?
先日、中倉茂樹さんから「松江の中学校でしゃべるけど、いっしょにやらない?」というお誘いを受けて、おもしろそうだからやってみようかなと。
てことで、今日は中倉さんと岡山駅で合流。ちなみに、岡山駅に向かう途中、階段で足を滑らせて
「あ!」
と思ったら、こんなことになってしまっていました(;_;)。
てのはおいといて、岡山駅に到着。合流するのは、もうひとかたおられるのですが、知らない人なんですよね。でも、中倉さんからは
「同じ変なオーラをもっている人だから、すぐわかると思います」
というメールが入っていたので、安心というかなんというか。
でも、集合場所に着いたけど、オーラを感じない。おかしいなと思っていたら、すでに車に乗っておられました。
そのもうひとかたは、森裕生さんという、脳性マヒのマジシャンの方です。今回はこの3人でコラボです。
かつてうちの学校に毎年中倉さんに来てもらっていました。中倉さん
「いつきさんのところだったらタダでも行くよ」
と言ってくださっていて、ほんとうに交通費も出たかどうかの講演料で来てくださっていました。でも、さすがに「これは無理だ」と判断して、一昨年を最後に来てもらうのを断念して、新しい人権学習のやり方を模索してきました。
なので、中倉さんとお会いするのはほんとうに久しぶりです。行きの車の中で、いろいろいろいろその後の話をしたりしているうちに松江に到着。まずは昼ごはん。協議の結果、「そばにしよう」ということになりました。で、松江駅の近くでそば屋を探していたら、お店の中から車いすユーザーの人がふらりと出てこられました。なんとなく会釈を交わしはしたのですが「今日はビストロじゃないし」と思って、そのままボーとしていました。と、そこにトイレから帰ってきた中倉さん、その車いすユーザーの人に「このあたりでそば屋ありませんか?」と質問です。考えてみると、食べ物店の人に食べ物店の質問をするってたいがいなわけですが、そういうことを気にしつつ気にしないのが中倉さんクオリティです。ところがこの車いすユーザーの方、「社会福祉法人ふらっと」というところの女将さんらしく、その場で系列のそば屋さんに電話してくださいました。で、女将さん曰く。
「わたしらのところの理事長も脳性マヒで、電動でそのへん走りまわってる変な人やけど、あんたらも変な人やな」
光栄でございます。次に松江に来ることがあったら、この店で食べたいな。で、紹介してもらったお店に行って割子そばを食べたけど、これがまたおいしい!たまりませんね。
おなかもふくらんだことなので、今日の会場の中学校へ。あいさつもそこそこに、仕込みの開始です。ふだんはピン芸人でうごいていますから、仕込みも何もありませんが、今日はマジシャンはいるわ、プロジェクターの接続がえはあるわ、登場の音楽はあるわで、はじめてガチで仕込みをしました。
で、公演の開始です。
森さんのマジック。すごい!ゼンジー北京系かと思ったら、なんのなんの。マジでフツーのマジックです。さすが弟子入りして本格的にトレーニングをした人です。で、マジックのあとはトーク。自らの生い立ちを、自虐ネタを交えて話をされるのは、まぁお互いさまです。
「障害は個性という人がいるけど、自分はそうは思わない。これは天からもらった才能だ」
とおっしゃいますが、すごいな。これはいただきです(笑)。
続いてわたしの番。実は後ろの方の保護者席にしれっといたのですが、呼び出し&登場の音楽ののち、一息置いてから歩きはじめるという演出です。いやぁ、気持ちいい!役者の気分です。ただ、問題は、与えられた時間が20分から25分。思いっきり話をへつりましたが、やっぱり35分しゃべってしまいました。
てことで、中倉さんの残りの時間は10分。さすがにこれは無理ですね。てことで、10分ほどオーバーして終了。でも、子どもたちの反応はすごかった。
終わったあとで、前の方に座っていた子どもと話をしていたら
「わたし、ハーフ」
「へ?どことどこの?」
「日本と中国」
「えー」
みたいな出会いがあったり、金髪の子がいたので
「原産国はどこ?」
「ウクライナ」
みたいな出会いがあったり。松江、おもしろい!
で、帰りの車の中では時間オーバーの原因について、厳しい反省会です。ま、簡単に言えば詰め込みすぎ。もっともっと他の人に任せていけばいいということがわかったので、次は時間オーバーにはならないだろうな。てか、「次」はあるのか?と思ったのですが、またあるかもしれないみたいです。
おだやかに
なんか、やっときた金曜日という感じです。ここしばらく、ほんとうに激しい日々を過ごした来たので、これ以上は「イヤ」という感じです。なので、今日は淡々と過ごしましょう。授業をやって、ちょっと本を読んで、原稿を書いて。ふと思いついて『女を愛する女たちの物語』と『「レズビアン」である、ということ』を探したらあったので、ぽちってみたり。
夕方からは明日のために移動を開始です。移動中に、とりあえず原稿のたたき台を完成させたので、さっそく送りました。ホッとした。
夜は友だちと呑み。
もうひとがんばりすれば、読みたい本も読める状況になります。
練られたワークの力
今日はp4cのある日です。
この間、名前のワークをやったり、パワーグラフのワークをやったりしてきました。で、今回は「ソクラテスの対話ゲーム」のワークです。
準備は先週、「絵本のワーク」でやりました。その時の目標は「問を立てる」でした。「不思議」から「個別の問」へ。そしてそれを一般化する。
みんな「難しかった」という感想を書いていました。
今日の「ソクラテスの対話ゲーム」の目標は「問答」です。「問うソクラテス」と「答える若者」そして「記録するプラトン」の3人でワークをすすめます。
事前にネットで調べたらこんなのがありました。中身を読むと、高校生がすごく楽しんでやってるみたいです。で、どこの高校かなと思ったら…。
「Rぽたんの出身校かよ!」
そりゃできますわ。絶望感が去来しました。
でも、やるしかありません。
まずはみんなで先週つくった問の中からやりたいものを選びます。その後、とりあえず、わたしとふぁいあーさんで模範演技をしました。と、子どもたちの反応がすごい。姿勢が変わりました。
で、わたしから「ソクラテスのコツってありますか?」と振ると、ふぁいあーさんがいくつか出してくれました。
- 例えばどんなものがありますか?
- どうしてそう考えたのですか?
- その考えはこうですか?ちがいますか?
- だとしたら、あなたの考えはこうですか?
- あなたの意見に対してこんな意見もありますが、どう考えますか?
これらの「質問」を組み合わせながら「問答」を進めていきます。
で、いざワーク開始。
あちこちで楽しそうな会話が進んでいます。びっくりです。できるんだ!
感想を読んだら、これがおもしろい。
「質問したら、ちゃんと答えてくれるのがよかった」
考えました。てことは、普段の会話ではちゃんと答えてくれることが少ないんだ。じゃ、どんな会話をしてるんだろ。
終わってからふぁいあーさんと振り返り。
「ソクラテスの対話ゲーム」が優れているのは、おそらくは、わたしたちがふだん3人以上の会話でやっている「役割」を分解して、それを固定していることなんでしょうね。
わたしたちは、ふだん、なにげなく「問う」「答える」「聴く」を瞬時に切り替えながら対話を進めている。でも、それってほんとうはすごく高度な技術です。そこで、役割を固定して、一問一答にして、質問のテンプレをつくる。すると、「切り替え」をせずに、その役に徹することができるから、案外出来てしまう。
「名前のワーク」でやった「名前の詩をつくる」もそうだったけど、「やりかた」をきちんとふめばできるという経験が、次につながります。そんな「できた感」を少しずつつないでいけば、少しずつ複雑なこともできるようになる。
やはり10年以上かけて練り上げられたワークには、子どもたちを楽しく鍛える力があるなって、あらためて思いました。
さてと。来週はもう一歩先へ。でも、焦らない。
だんだん腹が立ってきた
これ、渋谷区役所のトイレのピクトらしいです。これを「素敵なデザイン」と言う人は、自分を3つのうちのどこに入れているんだろう。そして、わたしはどこに入るんだろう。
多様性というのは、「普通の人がいて多様な人がいる」んじゃない。すべての人が多様性というパレットの上に自分の場所を持っているということ。「女」「男」「多様」じゃない。「女も男もレインボーの中に入っているんだ」
レインボーの中に格差があるって、よくわかる。
障害者運動が言ってきた「Nothing about us without us」という言葉がお腹の底からわいてきた。
日本脳性マヒ者協会
全国青い芝の会 行動綱領とその解説一、我らは、自らが脳性マヒ者であることを自覚する。
我々は、現代社会にあって、「本来、あってはならない存在」とされつつある自らの位置を認識し、そこに一切の運動の原点を置かなければならないと信じ、且つまた行動する。
私たち脳性マヒ者は、この社会においては、「本来生まれるべきではない人間」「本来、あってはならない存在」という認識を持たれているのだという自らが置かれている社会的立場を、被差別者としての立場を認識し、健全者が行う私たちに対する差別への怒り、恐怖、悲しみを持ち、そしてこういった社会的立場であるからこそ、この社会を変えられるのだとする強烈な意思を持つことであり、そこに一切の運動の原点を置かなければならないと信じ、かつまた行動する。一、我らは、強烈な自己主張を行なう。
我々が、脳性マヒ者であることを自覚した時、そこに起こるのは自らを守ろうとする意志である。
我々は強烈な自己主張こそ、それを成し得る唯一の路であると信じ、且つまた行動する。
私たち脳性マヒ者は、自らが置かれている社会的立場を自覚した時、そこに起こるのは人間として生きぬくために自らを守ろうとする意志である。
そしてそれは健全者社会に向けて「殺すな!」「私たちは生きるべき人間である」と叫ぶこと、すなわち強烈な自己主張を持ってしか自らを守ることはできないのだと信じ、かつまた行動する。一、我らは、愛と正義を否定する。
我々は、愛と正義のもつエゴイズムを鋭く告発し、それを否定することによって生じる人間凝視こそ真の相互理解であると信じ、且つまた行動する。
私たち脳性マヒ者は、健全者社会が持つ愛と正義を一方的に押し付けられてきた。それにより私たちの自由は奪われ命をも否定されてきたことを鑑み、それが健全者自らのためのものではないのかと鋭く指摘すること、すなわち愛と正義を否定することにより、人間を深く見つめることに伴う私たち脳性マヒ者と健全者との関係性の回復こそが真の相互理解であると信じ、かつまた行動する。一、我らは、健全者文明を否定する。
我々は、健全者のみが創り出してきた文明が、われら脳性マヒ者を弾き出すことによって成り立ってきたことを認識し、運動及び日常生活の中から、我々独自の文化を創り出すことが現代文明の告発に通じることと信じ、且つまた行動する。
私たち脳性マヒ者は、健全者が創り出してきた文明が、私たちを人間として見ず、全く無視し切ったところで成り立ってきたということを認識し、運動及び日常生活の中から私たち独自の文化及び生活様式を創り出すことが、健全者文明への告発に通じることと信じ、かつまた行動する。一、我らは、問題解決の路を選ばない。
我々は、安易に問題解決を図ろうとすることが、いかに危険な妥協への出発であるか身をもって知ってきた。
我々は、次々と問題提起を行なうことのみが、我々の行ない得る運動であると信じ、且つまた行動する。
私たち脳性マヒ者は、自己主張することなく簡単に問題を解決しようとすることが、私たちの置かれている社会的立場を容認する危険な妥協への出発であることを身をもって知ってきた。
私たちは、次々と問題提起を行なうことこそが、私たちの行なうことのできるただ一つの運動であると信じ、かつまた行動する。
「問題解決の道を選ばない」。鋭く突き刺さる言葉です。自分もこの道を選ばなきゃと思いながら、それがなかなかできない。そしてそのことを指摘される。突き刺さります。
なぜできないのだろう?
きっとそれは、問題提起し続けなくても生きていけてしまうところに自分がいるからでしょうね。
でも、そこからでもできると信じてやりつづけなくちゃなりません。
ついでと言っちゃなんですが…
怒られた^^;;
今日は月一行くと決めている「おべんきょ」の日です。でも、さっぱりワヤです。とりあえず、行きの電車でもっかいおさらいして、気づいたことをメモして、地下鉄では座れたからパソコンパチパチして。あとは謝ろうと(;_;)。
で、「おべんきょ仲間部屋」に行ってプリントアウト。ふだんは前日にプリントアウトしてるから、ほんとに切羽詰ってるよなぁと、我ながら思います。
さて、いよいよ「おべんきょ」の時間がやってきました。
わたしの説明は15分くらいでしゅうりょ。「よくわからないので教えてください」と正直に謝ると、「それでは困るんですけどね」とニッコリと怒られてしまいました。すみません、すみません。
でも、それからの時間は楽しい。センセの豊かな知識が、テキストを深めていきます。思わず、自分なりにそれでも読み込んだところについて意見を出してみたり。脱線していく先もまたおもしろい。気がつくと、あっという間に12時です。
ということで、今月の「おべんきょ時間」も終了。終わるとやっぱり「楽しかった」なんですよねぇ。
その後は「おべんきょ仲間」と学食でごはん。みなさん、5年選手、6年選手なので、最後の〆の話をしておられます。そんな日が自分にも来るのかなぁ。少なくとも、今みたいなことをやっていたんじゃ、永遠に来ないでしょうね。でも、この人たちがいなくなると、かなり寂しいな…。
尻に火がついた
激しい金・土・日を過ごしたおかげで、今日はメチャクチャ眠い。でも、明日は月一回は行くと決めてる「おべんきょの日」です。ということは、レジュメを切って発表しなくちゃなりません。でも、まだまったく本を読んでない。どうする…?
ということで、今日はおべんきょさせていただくことにしました。
ま、こうなることが少々予想できていたので、金曜日にがんばったわけです。
が…。
本の中身が難しすぎて、読んでもわからない。
やばい…(;_;)
今日はおたふくではなく
朝、しんどいけど、とりあえずのそのそ起きあがって、パンをかじりながら「ほろよい」です。どうやら昨日「魔の手」に引っかかったKさかべさんは帰られたようです。なにごともなければいいのですが…。
会場を片づけたら、今日は東福寺から南へ。なんでも、韓国からウトロにパンソリグループが来るので、それの放送担当を頼まれています。
まずは2時からフィールドワーク。IずみちゃんとM木ちゃんとTけ元さんとYえさんも参加です。みんな「ほぇー」となっていたみたい。フィールドワークが終わったところで、M木ちゃんとTけ元さんは離脱。残った3人でパンソリグループを迎え撃つわけですが、なかなか来ない。結局1時間半ほど遅れてようやく来られました。ウトロのみなさんも、しょうしょうあきれながら「コリアンタイムやしなぁ」と笑っておられます。まぁ、そんなもんです。
それにしても、パンソリ、すごい!もう、身体に染み渡ります。さらにすごいのが、ウトロの歌姫の朴慶南さんとのコラボです。おそらくは最年長の慶南さんが、パンソリの人たちに触発されて、どんどん歌を歌ってオッケチュムをはじめて。なんか、涙が出てきました。
で、そのあとは一品持ちよりパーティー。玖伊屋グループはYえさん謹製のネッチリ煮込んだ鶏と玉子の炊き物とパンです。ちなみに、放送部の子どもも来ていて、ふたりとも「うまいうまい」と食べていました。よかったよかった。
と、隣の部屋にどうやらバックヤードがあるらしい。オモニ達はそちらで宴会をしてます。てことは、そっちが楽しいな。で、バックヤードの宴会に参加。
「これ食べ。あれ食べ」
は、いつもの風景です。やがて、パンソリグループが「みんなで遊そぼ」といいはじめて、なぜかわたしもチャンゴを叩く羽目に。久しぶりだけど楽しかった。
パンソリグループが帰られたあとも、バックヤードでは宴会が続いています。結局ウトロをあとにしたのは10時頃。まぁ帰れるからいいか。てか、ひとりおいてきてしまいましたよ。
で、玖伊屋
次の会場は、もちろんマダンセンター。今日は玖伊屋です。
会場に着くと、スタッフのYえさんがすでに来ています。ここで、Kさかべさんと一緒に買い出し。今回はキャスター&コンテナというニューアイテムを導入したので、買い物は楽々です。帰ってきたら、ひたすら野菜切り。なにせ、今日は鍋ですから。
ここで、帰ろうとするKさかべさんをひたすら引き留めて、最終的に引き留めに成功。またまた悪いヤツになってしまいました。
あとは、みんなでワイワイしゃべってワイワイ呑んで。今回は、こないだのリビングライブラリに本として参加してくれたM田さんも来てくれて、なかなか盛況でした。でも、みんながワイワイやっているところで、わたしはダウン。そりゃそうです。だって、2日連続の雑魚寝はきつい。