今日の子どもたちの起床は6時。当然わたしはつきあいません(笑)。いや、そんな時間に起きたら、あと身体がもたないし…。
で、7時の朝食に間にあうように食堂に行くと、子どもたちは外で発声をやっていました。まぁ、今日はできるだろうな。
午前のメニューは「シチュエーショントレーニング」です。まぁ、カタカナで書くとカッコイイですけど、結局は
「今日のホームルームの時間は体育館で学年集会」
とか言われたら、どういう機材を持っていって、どうセッティングしたらいいのかみたいなことを考えさせる練習です。子どもたちは、基本的に頭がグチャグチャになっているので、その頭の中を整理させる方法を身につけさせないと、無駄なものを持っていったり、必要なものを持っていかなかったりして、えらいことになってしまいます。
なんだかんだと1時間ほどやって、その後は
「なんでスピーカーはふたつあるのか」
みたいな話。きちんと定位する音源を聞かせると、やっぱりびっくりしますねぇ。あと、マイク一本でも、パンで左右に振ると定位する場所が変わるので、目を閉じさせて
「どこにいる?」
みたいなことをすると、けっこうおもしろいです。さらに、極性を間違えるとえらいことになるので、そんなことも経験させます。
てなことをやっているうちに昼になりました。
「12時半、足元を固めて玄関集合!」
途中、コンビニで昼ご飯を買って、目指すは天理のトレイルセンターです。ここに車を置いて歩きはじめます。
山を登ると、いろんなことがわかります。ペース配分を考えずに飛ばすヤツ。速攻足が動かなくなるヤツ。淡々と登るヤツ。ひたすらしゃべり続けるヤツ。黙々と登るヤツ。ふだんはわからないこういう姿を互いに見せることが大切なんだと思います。もっとも、子どもたちから
「なんで山に登るの?」
と聞かれたら、定番の
「そこに山があるから」
が答なんですけどね。
そして、山頂に立った時に爽快感は、やはり最高です。
山に登ったら降りなくちゃなりません。実はこっちの方がしんどい。歩いているうちに、やっぱりひざがカクカクしはじめます。ほっとも子どもたちを見たら、みんな
「武者震いや〜」
とか言って笑っていますから、いっしょなんでしょうけどね。
で、ようやく山を下りて、車に乗って宿に帰ります。約3時間の山行でした。ちょっと短かったかな(笑)。
入浴→夕食後に夜のミーティング。
「ぜんぜん収録してへんやろ?みんなそれで明日の朝作品発表できるんか?」
ところが、イマイチ動きが悪い。しばらく見ていたのですが、なんかバラバラです。と、いきなり2年生が立ちあがって思いをぶちまけはじめました。いい感じです。こういうのがほしかった。
このひとことから、ようやく子どもたちが動きはじめます。って、もう9時過ぎてるよ。どうすんねん。
まぁお前らたぶん今晩は徹夜やな(笑)。
わたしはもたんから寝るしね。