授業のつくりかえ

この間も同じようなテーマの講演を聞きましたが、今日は「特別支援教育」にかかわるテーマで、やはり授業のつくりかえについての講演がありました。
まぁこれだけ「つくりかえ」「つくりかえ」って言われるんだから、今の授業はあかんのでしょうね(笑)。でも、教員って、基本的には自分が受けてきた授業の影響を受けるものみたいなんで、わたしたちの頃は「あかん授業」でよかったわけです。てか、先日の講師さんも今日の講師さんも、もと小学校教員でして、
「「つくりかえが必要」って言われている授業は、あんたら(の世代)がやってきた授業やろ」
というツッコミがあってもいいんじゃないかと思ったりもするのですが、まぁそれは失礼というものか…。
ちなみに、先日の講演とは違い、今日の講演では「こうすればうまくいく」みたいなノウハウは一切ありませんでした。なので、個人的にはこちらのほうがよほど好感が持てますね。
とは言え、いま自分がやっていること・やりつつあること・やろうとしていることが随所に見られて、「これでいいんだ」という思いと「いまさら」という思いが交錯していたのは正直なところです。
で、講演後のアンケートを見ながら…。授業のつくりかえの必然性について問う設問の選択肢に「つくりかえの必要を感じた」「感じていない」みたいなのが並んでいて「つくりかえをしている」というのがないんですよね。なんだかなぁ…。まぁええけど…。

で、私的打ち上げ

せっかくなので、何人かの知りあいで私的な打ち上げに行きました。
「何回聞いても一緒でしょ?」
「いや、違いますよ」
なんでも、その時その時の自分の「立ち位置」や「状況」によって、同じ話を聞いても感じるところや受けとめが違うとか。おもしろいものだなぁとは思いながら、そうかと納得します。話をするかぎりは、その解釈は受け手に委ねられているといつも思っています。だから、ひとつの物事にできるだけ解釈を加えず、淡々と話をしようと、いつも思っています。というより、その物事をチョイスした時点で、「わたしの解釈」はすでに加わっているわけで、それ以上の解釈は「いらぬおせっかい」でしかないと思うんです。
みなさんの話を聞きながら、
「それでよかったんやろうなぁ」
と漠然と思ったりしました。
などと、楽しい時間を過ごしたものの、気がつくと9時半です。最終電車の時間はひたひたと迫ってきています。さて帰りますか…。

リピーター

それでも昼ご飯用のおにぎりを握って地下鉄に乗ります。
今日は三田市同和教育研究大会の分科会で「実践報告」です。まぁ、「生きる」ってことは「実践する」っていうことだと拡大解釈すると、自分のライフヒストリーをしゃべることは、ある意味実践報告ですね。
にしても、なんとなく身体が空回り状態です。ちょっと不安。
三田に向かう電車に乗ってしばらくしていると、
「いつきさん」
という声。ありゃ?消しゴムハンコ職人さんでした。久しぶりです。
「前、伊丹の時、聞けなかったんでしたっけ?」
「いや、聞きましたよ」
「んなら、前回と同じ話ですよ。2回も聞いても一緒ですよ」
「いや、いいんです」
物好きやなぁ…。

分科会の打ち合わせの部屋に入って、久しぶりのみなさんとごあいさつ。いや、6月に一度打ち合わせをしているんですよね。でも、すでに2ヶ月経っていて、完全にすべてを忘れています。そうか、2時間半時間があるのは分科会であって、わたしの持ち時間は1時間半だったか(笑)。まぁええか。なるようになるでしょう。
分科会会場にはいると、
「いつきさん」
という声。ありゃ?ず〜っと前にわたしを呼んで下さったNさんです。てか、この間の3月に三田で話をした時、来はりましたやん。その隣には、やはりその時におられた方もおられます。
「あの〜、この間と同じ話ですよ」
「いや、いいんです」
物好きやなぁ…。

何度も聞いて下さる方がおられると助かります。なにせ、「どこで笑えばいつきが助かるか」を知って下さっているので、きちんと笑って下さいます。そういう笑い声が会場をリードして下さると、全体の雰囲気が柔らかくなっていきます。ほんとうにありがたい。

やがて、グループ討議の時間。みなさん、思い思いに感想を出して下さっています。シーンとならずに、ひとことずつ感想が出ている感じなのがうれしいです。グループ討議の発表を聞いて、いろんなところに反応して下さっていたのがわかり、またまたうれしくなりました。
てことで、また打ち上げがあるそうな\(^o^)/

朝がしんどい

朝、身体が動きません。
いや、けっして昨日の夜が遅かったというだけの理由ではなさそうです。8月頭からずっと慢性的に続いている寝不足と、あまりの暑さと交互にあらわれてくるクーラーの寒さによる夏バテ。このあたりがピークに来ているみたいです。
2階からパートナーが降りてきても、身体が動きません。かなりヤバイです。こんなんで今日一日大丈夫なんだろうか…。

修行が足りん

夜は大阪で呑み会。まぁ言ってみれば、明日ある某セミナーの前夜祭って感じですか。
梅田のガード下にある居酒屋に集まったのは、Oさん*1とかKさん*2とか、Hさん*3とか、その他まぁ、いろんな人。カナダ帰りの土産話をする人もいれば、名古屋帰りの土産話(笑)をする人もいて、電車の音よりもはるかににぎやかな呑み会でした。
で、ついつい明日のセミナーにかかわる話で「あんなこと」や「こんなこと」を力説してしまうあたりが、自分のいたらないところですね。そんなわたしの話を「精神科医」さんとか「事務局長」さんは受容的に聞いてくださいます。さすがはプロやなぁと、振り返って思うわけで。でも、受容的すぎると調子に乗るヤツもいるわけで、まさに酔っぱらいのわたしはそういうヤツかな^^;;。
2時間の飲み放題の時間はあっという間にすぎて
「もう一軒行くか」
と、目と目で合図を交わすKさんとわたし。
で、Kさんの案内でガード下からカッパ横町に場所を移します。もっともKさんは
「ボクが知ってるのはミナミやしなぁ」
実はわたしもミナミのほうが得意です。
ここで閉店の11時まで、またまた話。
って、11時か…。てことは、終電逃したなorz

*1:「大阪三郎」さん

*2:同い年の精神科医

*3:GID学会高槻大会の事務局長

土曜出勤

うちの職場では2学期最初に文化祭があります。で、そろそろ文化祭のとりくみをはじめるクラスが出てきます。もっとも、数年前だったら、今頃たけなわでしたがね。今から20年ぐらい前に担任したクラスなんざ、2学期入ったら、教室に自転車が積んであってビビッもん。いや、教室3階やったし…。
というのはおいといて…。
で、いちおう舞台練習もできるように、体育館を開けなくちゃなりません。もちろんその管理も仕事です。さらに、放送担当としては、放送機器と照明機器の管理もあります。
それにしても、立ち上げの時のトラブルって多いです。特に照明まわりですね。まぁ、年に1回しか使わないわけですから、いろいろ不具合が出てきても当然だし、しかもわかるのが立ち上げの時だからしかたがないんですけどね。
そんなバグをつぶしていると、あっという間に昼前です。外では野球部やテニス部が走りまわっているけど、ヤツらえらいなぁ。体育館の中にいるだけでイヤになってきます。
仕事はできないわ、やる気はなくなるわ、もうワヤです。
お弁当を食べてソファーに横になると寝ちゃいました。
ふと目が覚めると2時を過ぎています。いかん、帰らなくちゃ…。にしても、あした採用試験を控えているヤツが向こうで昼寝をしていたのは笑いました。みんな眠いんだよ。

QOLの向上

晩ご飯時の家族の会話。
い「この頃、とーちゃんとかーちゃん、ケンカせーへんやろ」
子「うん、せーへん」
い「理由は次のうちなんやと思う?1、ゴニョゴニョのおかげでホルモンバランスが変わった。2、お金を貯めなくてよくなった。3、家にいない」
子「(笑)」
い「実は3やったりしてな」
子「結局それかい!」
パ「あんなぁ、ゴニョゴニョのあとやと思って、けっこう気ぃつこてんにゃで」
い「あ、それかぁ」
子「そやけど、ケンカせーへんから、オレも楽やぁ」
い「よかったなぁ。って、人ごとみたいな言い方やな(笑)」

呑気な家族ですわ。

久しぶりの職場

まぁ、昨日も出張の帰りに職場には寄りましたが…。でも、今日は久しぶりにフルタイムの出勤です。
朝から会議とか打ち合わせとか、2学期へ向けての雑事がてんこ盛りです。その合間をぬって自分がやらなくちゃならない仕事をしようと思うのですが、自分の頭が「仕事モード」になりません。困った…。まぁまだ2学期がはじまるまで5日あるからいいか…。
という発想が命取りなのは、充分わかっていますがね。

夕方、久しぶりに髪をカットしてもらいました。ここ数週間、ずっと髪をくくっていましたが、ようやくさっぱりしました。ふぅ…。

まぁ、いいんだけどね…

今日は校区の小・中の研修会。人権教育がらみで連携をとっている関係で、わたしもオブザーバー参加です。
テーマは、ずばり「学力向上」です。
学力向上のための方策はいろいろあります。というか、逆に言うと、いろいろありすぎて、「これ」というのがないというほうが的確かな。いままでさまざまな研究をする中で、例えば「生活習慣」とか「読み聞かせ体験」とかいった、いわゆる「家庭の教育力」と、どうやら相関関係があるらしいということはわかってきてはいます*1。でも、そこに「学校」がどの程度踏み込めるのか。というか、踏み込んではいるのですが、あまりにも効果が薄い。
てことで、「学校」ができる最も簡単な方法は、授業をどうするかという話になるわけです。ちなみに「簡単な方法」と書きましたが、結局これって「個人への依存」なんですよね。そういう意味では「なんだかなぁ」とは思うのですが、まぁ個人的には興味があるなと。
で、今日講師に呼ばれたのは、愛知教育大学の志水廣さんと、志水さんの薫陶を受けたおふたりの教員。
志水さん、「志水メソッド」なるものをつくっておられて、例えば「○つけ法」とか「(意味づけ)復唱法」とか、そういうのを提唱しておられるとか。で、
「これをやれば、確実に成績があがる」
と力説しておられます。
さらに、
「「志水メソッド」をやって成績があがりました!」
という教員が、具体的な話をされました。
で、感想ね。
言っておられたことって、けっこうみんなやっていることだよなぁと。で、それを意識化するという側面では意味があるなと。あるいは、楽を覚えてやらなくなった人に、ふたたびやらなきゃという思いを持ってもらうためには効果的かなと。
でも、少なくともわたしからすると、なんかすごくうさんくさい。それは、講演全体が「セミナー」なんですよ。

尊 師「◯◯をすれば幸せになる!」
伝道者「わたしも◯◯をやって幸せになった!」
尊 師「さぁ、◯◯をやろう!はい、繰り返して!」
参加者「◯◯をやろう!」

みたいな雰囲気なんですね。
いや、別に本の宣伝はあるにしろ、宗教ではないし、あくまでも授業力アップのための講演なんですけど、全体を通じてそういう空気が流れている。それが、少なくともわたしからすると、すごくイヤ。
まぁ、こういうわたしみたいなあまのじゃくは授業力はアップしないんだろうな。

*1:これ、「相関関係」程度しかわかっていなくて「◯◯をすれば××になる」という単純なことは言えないんですよね。あたりまえなんだけど…