今日は伊丹の人権文化センターでお座敷です。
午後からなので、昼は当然お好み焼き。でもあいているかなぁ。日曜日やし…。
なんしか最寄りの駅から会場までブラブラ歩いていきます。町並みが想像していたのと全然違います。完全になんにもない住宅街です。これはやばいか?
と、信号待ちをしているバイクから聞き慣れた音が…。「RZじゃん!」しばらくブラブラ歩いていると、「お!NSRじゃん!」。伊丹はいい街です(笑)。
さらにブラブラ歩いていると、何軒かお好み焼き屋さんはあるのですが、なにかが違います。「やむを得ない時はここだなぁ」とか思いながらさらに歩いていると、ありました!が、暖簾は出ているものの「お好み焼き・たこ焼きは6時から」とか書いてあります。「え〜…」とか思いながらも、中に入ると、おばちゃんがひとりお好みを食べておられます。「もしかしたらOK?」とか思いながら壁を見ると、「カス玉」という文字が!
「あのぉ…。カス玉いけますか?」とたずねると、「はいはい、カス玉ね」というお言葉!
お店にはおばちゃんと、腰が85゜くらい曲がったおばあちゃんがおられます。で、ご主人はおばあちゃんの方みたいです。リズミカルにキャベツを切った後、「卵入れて」「天かす入れて」「紅ショウガ入れて」と指示したあと「カスとってくるわ」と細かく動かれます。さらに帰ってきたらすぐに「マヨネーズとってくるわ」とまたまた奥に行かれます。フットワークが軽い!
さて、出てきたお好みは混ぜ系です。カスがのったらこんな感じです。
焼いておられる時間はそんなに長くはありません。でも焼きあがったらおいしそうな色をしています。
ひとくち口に入れるとフワフワです。さらにかむとキャベツのシャキシャキ感が残っています。みじん切りにしているのに、キャベツのエッジが歯にあたって、かむと甘みが口に広がります。「そうか、これがお好み焼きの火加減なんだ」と、あらためて感じました。
ところで、おばあちゃんはというと、またまたキャベツを切った後、今度は砥石を出して包丁を研いでおられます。やるなぁ。さすがはプロです。
なんでも、この店はもともとおばあちゃんのおつれあいがお好みを焼いておられたとか。それが最近のつれあいが亡くなられて、昼間の営業をやめてしまったとのことです。ところが、近所の人から「お好み食べたい」「焼きそば食べたい」「たこ焼き食べたい」という要望がよせられて、「せっかく鉄板があるから、日曜日だけは昼にお好み焼こかと思たんや」ということ。で、今日がその初日だったようです。なんというラッキー!
てことで…
data
カス入りお好み | 650円 |
ビール(ラガー) | 中瓶450円 |
スタイル | 混ぜ系 |
その他 | カスの固さは混ぜ系の宿命かもしれません。でも、生地の味はいいし、なんといってもキャベツの歯ごたえが最高です! |
独断的評価 | ★★★★☆ |
詳細なリンクにも追加しました。
てか、店の名前載ってるし(笑)。