統計の誤差

選挙会場の入り口で、パートナーが「どこに入れるか迷ってきた」と言ったので、「んじゃ、先入るね」と言って、先に受付をすませました。
で、選挙用紙をもらう紙を見たら「女」に◯(笑)。よく見なくちゃね…。
統計に誤差が出るぞ〜。

選挙会場の出口で、
朝日新聞ですが」
と言って出口アンケートの紙を渡されました。アンケート結果が「自民と民主」だけではおもしろくないから、他の党の回答もと思い、アンケートに答えることにしました。で、調査員の人の手元を見ると、ブルーの紙の束が。で、わたしに渡された紙はピンク。
統計に誤差が出るぞ〜。

ひとりだけかな?

で、負け戦の人も、勝ち戦の人も、いろんなコメントを返していました。
みんな一様に主語としていたのが「国民」でした。そのことに、強い違和感を持つことすらしんどくなるほど、あたりまえに使われていました。
その中で、一人だけその主語を(たぶん)使わなかった人がいました。その人って、「田中康夫」だったんですよね。なんとなく「なるほど」と思ってしまったりして…。

こわい…

いや、わたしは基本的には「反自民」ですから、自民が負けたことそのものはとてもうれしいのですよ。でも、あまりにも民主が勝ちすぎな気がします。
4年前「郵政」の風が吹いて自民・公明が大勝をした。で、今回その反対の風が吹いて民主が大勝をした。

わたしは議会制民主主義というのは、拮抗するふたつ、ないし、いくつかの考え方が、互いに考えをぶつけながら合意を形成し、あるいは妥協をし、「まだマシな方向」へと進んでいくようなものではないかと思っています。
こういうのがいいかどうかはわからないけど、こういうしくみそのものが「まだマシなしくみ」なんだと思います。そういう意味では、前回の総選挙も今回の総選挙も、ひとつ、ないし2つの政党に決定的な力を与えたと言うところでは同じ意味あいを持っているように思います。
それは、「めんどくさいからパシッとやって!」という感じ?もっと簡単に言うならば、独裁者を求めている感じ?議会制民主主義のめんどくささを受けとめられない感じ?
じゃぁ、革命を起こすのかというとそうではない。選挙を通して「誰か」に委ねる。

4年後、民主への逆風が吹いた時、またその風が推すその政党がどんな政党になるのかがこわい。

風にとらわれず、自分の場所から選択をしていく必要があると思うんだけどなぁ…。