補習授業の一コマ。
ある生徒が悩んでいるので、ちょいとアドバイス。
「前の問題、できてるやん。同じ感じで解けるんやで。これがこうで、ここがこうやろ」
ヒョイと顔を見ると、なんか頭が真っ白な感じです。
しばらく待って、動きがないので
「う〜ん、前の問題のここがこれやんか。で、ここがこれ。同じように式をつくってみ」
鉛筆を持って書こうと思い、またやめます。
「とりあえず、書いてごらん」
書きません。
なにが鉛筆を動かすことを躊躇させるんだろう。
数学の世界って、失敗してもケガもしないし何もこわいことはないはず。でも、鉛筆を動かすことを躊躇する。
これ、数学が苦手な子に共通しているんだよね。
でも、書くことからしかはじまらない。まちがえてもいいから、とりあえず書かなくちゃはじまらない。というよりも、まちがえるところからしかはじめられない。
わたしはそう思うんだけど、そうは思えないんだろうなぁ。
どうやったら鉛筆が動くんだろう…。
> そうは思えないんだろうなぁ
私には、少し分かるような気がします。私の場合、数学じゃなくって英語で、だけど。
苦手な科目をやってる時って、ブレーカーが落ちたように、脳味噌が停まるんです。「思う・思わない」じゃないんです。「手を動かす・動かさない」でもない。本当に、物理的に目の前が真っ白になって、いわば気絶常態になるんです。苦手科目・嫌いな科目だと。「頭真っ白」とは、たぶんあの状態の形容。
じゃ、どうしたら良いか、っていうと… そんなの、私が知りたい(-_-;)。
お疲れさまです。。疲れた時には休むこと。私の場合は、忙しくしていると自分を見失うから、私は毎日30分とか日記を付けながら自分と対話してる。状態はどうなのか、無理をしてないか、体と心の調子はどうなのか。しんどさのあまり蓋をして、そこから逃げてないか? とかね。
> 樹村さん
そうか!英語の感じか!なんとなくわかってきたような気もしないわけでもない。でも、確かに解決法はないですね(;_;)
> mizuki3desuさん
日記書きも、かれこれ8年。毎日(分)書くようになってから6年。すでにネタ切れ気味で、それでも続ける「タスク」のようなものです。まさにこれも「無理」をしているのかも。
でも、「書こうか書くまいか」とか逡巡する瞬間って、たしかに「自分との対話」です(笑)。