決戦前夜

あしたからは3連戦。その初日が金曜日ということで、年休を取らざるをえません。てことは、金曜日の分の仕事は今日やらなきゃなりません。そんな日に限って、「〆切が今日!」みたいなのが山のようにどかんとやってきますorz。しかも、今日は夕方5時過ぎには職場を出たいんですよね。どうすりゃいいんだ…。
てな感じでごりごりと仕事を片づけて、さて終了かと思った瞬間、「あ、あの原稿、今日中に書いといて」のひとこと。さらに、「あと残ってる仕事は◯◯やなぁ…」。思わず心の中で「ちょっと、ちょっと」。そんなプレッシャーをわたしにかけてどないすんねん。
とりあえず、原稿を書き上げて、さっさと職場を脱出。

はじめてのカムアウト

今日は職場の寄りあいです。議題は、わたしの処遇問題。早い話が、わたしのロッカーの設置場所なんかにかかわる女性教職員の寄りあいです。
いや、緊張しました。おそらく、わたしのここ20年ぐらいの間で最も緊張した1時間だったんじゃないかなぁ。
別にケーキをつくれるわけでもないし(笑)、さしたる取り柄もないわたしですから、「使わせて」という他できることもないし。なので、そのまんま「着替える場所がないし、ロッカーをおかせて」みたいな話。我ながら芸がないです。
あとは、いろいろ各種質問。
質問「書類上は男性として登録されているけど、女性として扱ってほしいと言うこと?」答え「う〜ん、むずかしいですねぇ。一番ピッタリ来るのは「だいたい女性として扱ってほしい」という感じでしょうか」
質問「生徒から「男なん?女なん?」って聞かれたらどうしたらいいの?いままでは「本人に聞いて」って、とりあえず言ってたけど」
答え「う〜ん、一番ピッタリ来るのは「だいたい女」か「男ではない」かなぁ。もちろん「本人に聞いて」って言ってもらってもいいし、「だいたい女とか、男ではないって言ってたよ」って言ってもらってもいいですよ」
質問「わたしらはまぁいいとして、来年転勤してきた人にはどうするの?」
答え「まぁこうやって立場を明らかにしたんだから、今後は自分できちんと説明していかなきゃならんかなぁと思っています」
で、最終的な反応はというと、おおむねOKです。「おおむね」というところがミソですね。そりゃそうだと思います。ヒゲのアンチャンの時からのつきあいの人もいますから、その「記憶」はありますわな。そこの無理は言いたくもないし、したくもないです。
最後に、「これからいろんなことがあったら率直に言ってほしいし、助けてほしい時にはお願いするのでよろしく」ということでおしまい。
そのあとは、ふつうの寄りあい。
てことで、いままでのうやむや状態から、はっきりさせていく方向に一歩足を踏み出してしまいました。

火事場

昨日は半日遊んだ(笑)ので、その分の仕事は今日回し。もっとも、ひとつ頼まれていた仕事に泣きを入れたところ「どうせ間にあわへんし、3月いっぱいまで許したる」というメールが返ってきたので一安心(笑)。ま、ゆるゆるやりますわ。
とはいえ、火のついたような状態でどんどん仕事が降りかかってきます。それをこなしているうちに、あっという間に昼。ちょっと一息ついたら、すぐに職員会議。会議中の記憶は飛んでいます(笑)。
会議が終わったら、すでに疲労困憊。帰りの体力は残しておかなくっちゃね。

はしご

今日は、鳥取からお客さんが二人。リクエストは「ウトロと東九条郁文中学校二部学級に行きたい。その後、東九条でごはんを食べたい」というてんこ盛りというか、コテコテというか…。
とりあえず、お昼過ぎにウチの職場に来られて、まずは簡単に概要を話します。こういう時にグーグルマップは便利です。特に、ウトロの説明をするにあたって、京都南飛行場の「痕跡」があるとわかりやすいのですが、見事に出ています。その他、歴史についても簡単に話をして、いざ現場へ。
まずは、ウトロ。それにしても寒いです。もうちょっと暖かかったら知りあいが散歩しているかもしれなかったのですが、見事に町中には人影がありません。とりあえず、反バアとを見せたり、周辺との土地の高低差がわかるところにつれていったり、井戸を見せたりと定番コースで終了。
続いて東九条。こちらは「パッチギ!」ゆかりの場所と、あとは40番地あと。う〜ん、我ながらええ加減やなぁ。
あまりにもええ加減なのでどうしようかと思っていたのですが「そうだ!柳原銀行へ行こう!」ということで行きました。ところが、ついたのが閉館時間。あかんかと思ったら、館の中から知りあいの方が出て来られました。「鳥取からのお客さんなんです」というと、「入れ」と手招き。結局特別展の説明までしてもらいました。すんません。
その後、郁文中学へ。で、わたしは車を置きに帰りました。その後郁文中学にもどると、教頭さんが説明をしておられました。すんません、つれていっただけで。でも、横で聞かせてもらったら、すごいいい話でした。やっぱり「学ぶ」ということは生きる力なんですよね。そのことがよくわかりました。なんとかウチの学校の子どもたちにも伝えたいなぁ。
ここでようやくフィールドワークが終了。あとは、西九条で晩ご飯を食べて、京都駅北側でもう少し燃料補給をしておしまい。
しかし、わたしみたいな素人によるバチモンの説明でいいんかいなと思いながら、それでもけっこうよろこんでもらいました。よかったよかった。

あいこちゃん@崇仁

とにかくはずしちゃいけないのが、この店です。
はじめて行ったのはいつの頃だろう。とにかく、威勢のいいお母ちゃんが鉄板の前にデンと陣取っておられます。横のカウンターの中には配達担当のおばあちゃんとか、うどん関係担当のお兄さんとかがおられます。鉄板の前は4席。横のカウンターの前には2席。そして4人掛けのテーブルがひとつ。店の中はこれだけです。ただし、外で食べてもいいのならば、テラス(笑)がありますけどね。
ここの店は、ある程度気心が知れているので、いろんな話ができます。今回もお母ちゃんに
「このあたり、お好み屋さん、何軒くらいあります?」
と聞くと、商売敵であるにもかかわらず、
「あそこの団地の1階やろ。あそこの道の北っかわやろ…。この辺の店でわたしが行ってへんのは、たか橋のこっちのところだけや」
とあっさり教えてくださいました。このあたり、けっこうたくさんあるようです。でも続けて
「あぁ、やまもとマンボですよね。あそこ閉まってませんか?」
「そやねん。閉まってるねん。なんか、おっちゃんが具合悪いか死なはったかなんかやで」
「やっぱり…」
と、店のお兄ちゃんが乱入。
「せやなぁ、この辺の店もどんどん減ってきたわ。わしらが子どもの頃は、こんな店と違ごて普通の家の奥でもやってたもんな。よその人にはわからへん。それが最近は若いもんはみんな外に出て働いてるし、減る一方やな。この店も、あと数年とちゃうか」
んなさびしいことを!で、わたし
「そうでしょ?どこのムラでもどんどん減ってるんですわ。でも、お好みはムラのソウルフードですやんか。そやから、記録を残していかんとあかんと思ってるんですわ。ちなみに、この店ははじめっから5つ星って決まってますねん」
「そうか」
とちょっとうれしそう。
「ウチの店はな、みんなから「どなやってつくってんにゃ」て聞かれたらな、全部教えたんねん。この粉にもな、ちょっとだけ重曹が入ってるねん。そやからパリッと焼けんねん」
そうか。重曹を入れてるんだ!でも、続けて
「でな、家で焼いてきはるやろ。で、言わはんねん。「ウチで焼いたけどあかんかったわ」ってな。当たり前やんか。熱が違う。それにな、家で焼いたんといっしょやったら、店やって食べていけへんやろ」
そりゃ当たり前ですわ。
てなこと言っている最中に、お母ちゃんは手際よく粉をひいてキャベツとネギを乗せて行かれます。つまりベタ焼き系ですね。そして、トッピング(笑)は当然カス!こんな感じです。

店のテレビには、NHKが映っています。番組は、のど自慢。60過ぎのおっちゃんが「お嫁サンバ」を歌ってます。すげぇよ…。
と、間もなく焼きあがりました。栄養をつけるために、卵を落としてもらっています。

ソースは定番ですが、甘辛。つまり、まず甘口を塗って、その上から辛口を落とすようにしていきます*1。そして、粉がつおと青のりのふります。
一口食べると、マジでうまいです。なるほど、重曹の効果がバッチリ出ています。表面はパリっとしていて、中はキャベツの水分でトロリとしています。カスにあたると、しっかりとカスの味がします。久しぶりに来たけど、やっぱりここの味はええわ。
てことで、恒例のdata。
data

お好み焼き(カス) 500円
瓶ビール350ml(笑) 300円
生ビール(笑) なし
お茶 飲み放題
スタイル ベタ焼き系
その他 ベジタリアン用に「肉類一切なし、お新香入り」というのもやってくれます。450円でした。その他、「ベタ焼きだけやのうて、混ぜるヤツもやるで。客の注文にはよっぽどムチャを言われんかぎり応えるねん」とのお兄ちゃんの頼もしい言葉でした。
独断的評価 ★★★★★(そら、文句なしですわ!)

*1:ハケに甘口がつくとあかんのです。

親孝行か?

夜は、わたしの実家へ。明日がパートナーの誕生日でおとついがわたしの誕生日。そして昨日がウチの両親の結婚記念日らしくて、とりまとめてお祝いとか。晩ご飯を食べて、ひとくさり話をして帰りました。あー、長い一日だわ…。

玖伊屋の朝

なぜか6時に起きてしまいました。なんでだろう…。とりあえず、お腹が減っています。考えてみると、昨日はつくるばっかりであんまり食べていませんでした。しかたがないので、近くのコンビニに行って肉まんを買って、帰りの道々、むさぼるように食べました。で、会場に到着してから、コーヒーを淹れて、みそ汁をつくって、おにぎりをつくりました。
問題は、みそ汁。ここでもダシを使わないというのがテーマです。どうしようかと思ったのですが、ふと思いつきました。あまったタマネギとゴボウをごま油で炒めて、少量の砂糖とお酒としょうゆで軽く味つけをします。そして水をドババと入れてしばらくグラグラ。煮立ってきたら、味噌を入れます。これでけっこういけます。野菜のダシって、なかなかすごいんだなぁ…。
さて、11時頃になってもまだ倒れているヤツがいるので、そのあたりをたたき起こして撤収。その後、数人でお昼ご飯。近くのお好み焼き屋でクールダウンです。あとは、自転車でフラフラと京都の史跡*1をめぐりながら帰りました。

*1:五条楽園とか三条京阪の裏側とか出町柳の裏側とか(笑)

サムゲタンに負けてへん(笑)!

今回の玖伊屋、もう、メンツが濃すぎ!
IずみちゃんとかT中玲ちゃんとかゼロ島さんとかオブリガートのビアテイスターとか。他にも、某書籍に出てた*1とか、この本の関係者とか…。他にもいっぱいおられました。サムゲタンのドロドロになったスープが薄く感じられるくらいです(笑)。
で、わたしはというと、本当に久しぶりだったので、Iずみちゃんとずっと話をしてました。まぁ、サヨネタから差別問題ネタそして『トランスジェンダリズム宣言』の総括的な話*2とか、かなり刺激的でした*3
てなことで、あとは倒れるまでしゃべっていた感じですね。

*1:あんまり人のこと言えないけど(笑)

*2:内容は忘れた^^;;

*3:やっぱあの本は、わたしの出発点だったなぁ。と思うと同時に、あの本の時って、わたしの出発点以前だったんだなぁ、と。

で、夜は玖伊屋

昨日の日記でも書きましたが、今日のお客さんの中にはベジタリアンの方がいらっしゃいます。こういう連絡があった時、「え〜」とめげてしまうタイプの人と「よっしゃぁ!」と萌えるタイプがあると思うんですが、わたしは後者のパターンです。ただ、野菜ものはつくるのに時間がかかります。さらに、本日のメインディッシュはサムゲタン。これまた時間がかかります。
てことで、今日はいつもよりもかなり早い6時過ぎには現場に入りました。で、まずはお着替え。つっても、スカートはいただけで、わずか30秒でできる女装ですけどね(笑)。で、買い出し。タイトのロングは歩きにくいわ。
買い出しのあとは、まずはサムゲタンづくり。ニンジン*1、ナツメ、ニンニク、栗、もち米をお腹の中に詰め込んで、串でお尻をふさいで、ダッチオーブンに水をドババと入れて、フタして火にかけたらおしまい。次に中身を見るのは4時間後ですわ。
続いてナムルづくり。ダシが使えないので、どちらかというと薄めの味にして、素材の味中心でいこうかな、と。もやし・ほうれん草・春菊・白ネギ・ぜんまいあたりをどんどん味つけしていきます。とくに、ほうれん草とぜんまいには今回はニンニクを混ぜ込むことにしました。ふだんはなかなか入れる機会がないのですが、やっぱ必要ですよ。
最後に、チヂミづくり。具はニラとにんじんとタマネギ。問題は、タネです。いろいろ考えた結果、味噌を入れてみることにしました。そしてもちろんニンニク。チヂミは焼き方も大事です。今回は、バーテンのchungがいたので、ヤツにまかせることにしました。で、焼いている場所に行ったら、えらいことになっていました。そういえば、ヤツは惜しげもなくごま油を使うんだった_| ̄|◯。もっとも、友達の在日の名言*2があるからなぁ…。でも、あの大量のごま油で揚がったチヂミはなかなかの味でした。でも、もう少し油を切らなくちゃね。
朝鮮料理ばっかりではなんですから、わさび菜の炒め煮とか、ゴボウとニンジンのきんぴらとか、菜の花のカラシ和えなんかもつくりました。
そんなこんなしているうちに、サムゲタンもできあがり。さすがに4時間炊くとトロトロになっています。できあがりは、玖伊屋のサイトの開催報告をご覧下さい。

*1:これがおととい買い込んだブツです。冷凍だったけど、一本300円!てか、お店の人に「いくらにしよ」と言われて「そんなんわかりますかいな」と答えると「300円でいい?」って言われたという(笑)。

*2:「イタリア人のオリーブオイル朝鮮人のごま油。ソウルフードです」

今日も今日とて

はたして1日にいろんな用事を詰め込んで他の日をあけるのが楽なのか、それとも何日かにバラして1日あたりの用事の量を減らすのが楽なのか。わたしは基本的には前者の方が楽だと考えるタイプなんです。なので、今日みたいに午前〜午後は某在日外国人教育関係の会議が入っていて、夜は玖伊屋なんていうのはよくあるパターンになります。
ただ、問題が一つありまして、せっかくあけた他の日に別の用事が入るという_| ̄|◯
てことで、午前中〜午後は会議。
ふだんはわたしはこの会議、のんびりと参加しています。というのは、いろんな提案事項とかに参画するというよりも、どちらかというと提案されたことを実行する「汗かき屋」の役回りをしているからなんです。ところが、今日はまいった。なにしろ、提案をする立場の人が子どものインフルエンザ&タミフルの監視役で会議を欠席されて、提案できる人が他にいないという状況になってしまったんです。おかげさまで、とても緊張感のある半日になりました。