帰り道

あしたは終業式。なので、今晩最終の新幹線に乗らなくちゃなりません。「このあと2次会だろうなぁ」と後ろ髪を引かれる思いで、博多駅へ。燃料*1を買って乗車。ほんとうに疲れたけど、でも有意義な2日間でした。
岡山を過ぎたあたりでおねんね。あっというまに新大阪。そのあとは快速に乗り継いで京都へ。
とうとう、ラーメンを食べなかったなぁという深い反省の元、家の近くのコンビニで「博多ラーメン」のカップ面を買ったけど、家に帰ったらそのまま爆睡でした。

*1:ふなくち1本

レポート第4部・懇親会

いろんな人と話をしたかったし、いろんな人どうしに出会ってほしかった。でも、その思いが、自分の力量を越えていたんだと思います。すごく不充分になってしまったのが、心残り。「話をしようね」って言っていた人たち、すみません。
でも、こんな記念写真(あれ、こっちかな)をとるようなGID研究会ははじめてだったんじゃないだろうか。とすると、これはこれで、あらたな第1歩になったような気がするんですよね。あ、id:hisamura75さん、トラックバックありがとうございます!
てことで、第8回GID研究会も無事終了。

レポート第3部

  • 総会

間にあいませんでした。

  • シンポジウム1「GID特例法の改正に向けて」

聞こうと思ったけど、外でしゃべっていたら終わってしまっていました。シンポジスとのお三方、すみませんでした。

聞こうと思ったけど、外でしゃべっていたら、塚田さんの話は終わっていました。あぁ…。ところで、「自己責任」なんですけど、本来はその前に「自己選択」「自己決定」つーのがあるみたいです。そこらあたりについて触れられていた野宮さんの話は大切だと思うんだけどなぁ…。でも、半分くらいしか聞いていないから…。で、もしかして、まだ公表されていなかったんですか…。てことは、あの本(汗)。

まずは、故事の説明から。てか、故事の説明をしなくちゃならない説明で細かく笑いをとってくるあたりが…。しかし、ちょっとジェンダーバイアスが…。まぁええけどね。しかし、形成外科ってすごいことをやっているんだなぁ。

  • 針間克己さん:イブニングセミナー2「当事者の方々のための研修会」

そうそうたるメンバーの参加の下、ほぼ満席。柄にもなく緊張してしまい、講師紹介するのを忘れてしまいました。あと、きちんとネタあわせをしていなかったので、ところどころぎくしゃくした場面も…。次にやるときは、事前にネタをくっておかないといけないなぁと大反省。でも、んな機会あらへんわな(笑)。プレゼンテーションの小ネタはさすがです。
そうそう、カミングアウトの順番なんですけど、一番しやすいのは「関係ない人」なんだと思うんですけど。だって、切られてもその場限りだし、関係が切れる怖さってないですから。やっぱりしんどいのは近い人。そして何よりも「自分自身」へのカミングアウトが一番しんどい。まぁ、たぶん単に「トランスやねん」みたいなのじゃなくて、もっと深いカミングアウトのことを言っておられたんでしょうけど。
で、みなさんのご協力の下、無事終了。やれやれ…。
そうそう、久々の女装、やみつきになりそう^^;;

大正解!

とりあえず、アウトローな人々*1で、人波とは逆の方へ。目指すは「中華料理北川」*2
座敷にどかんと陣取って、燃料を補充しながら話をしていたのですが、後ろから聞こえてくる厨房内の会話は明らかに中国語。なので、食事の内容も大期待。で、結論。んまかった!安かった!多かった!ということで大満足。特にエビチリとか麻婆豆腐の風味がなかなか。もう、食べすぎてしまいました。

*1:汚れ系とか、アウトカーストな人とか、表のエリートとか、ネクタイ美人とか…

*2:食事マップは大正解でした。ありがとうございます>事務局のみなさん

レポート第2部

一般演題3は血みどろなのでパス。
一般演題4。

「トランスとして」と同時に「親として」という提起は大切です。そして、「だからこそ書類の(以下略)」となるのではなく、それ以前のところでの話をしていることも大切。でも、少々耳が痛い…。あと、桑原さんの横に立っていた猫背の君は(以下略)。

  • 山田奈々さん:「親の性別変更による子への影響と、特例法「現に子がいないこと」要件の問題点」と「子どもを持つ当事者の実態調査と、各医療機関での実数調査」

う〜ん(汗)。まぁいろいろ考えました。なので、「当事者みたいな人」として質問しました。ついでですから、わざわざ名前も言いました*1。「子なし要件」は家族制度や戸籍制度とのからみで存在しているので、そこまでを射程に入れた論議をしないと結局「ほつれ」を他のところにもっていくだけだと思うんですよね。その時まずは「自分の所からほつれが移動したからいいんだ」というところからはじめるのか、移動するであろう先との連帯を考えながらやるのかということを質問したんですけど、答えてもらえなかったかな。さらに続けようと思ったんだけど、座長が怒っていたのでやめました(笑)。

  • 山本蘭さん:「性同一性障害に関する政策提言」と「特例法施行における当事者の実態調査」

う〜ん(汗)。厚生労働省直属の「トランス公安委員会」ができたら怖いなぁ(笑)。で、偽造手帳が出回るとか。いや、貴重な資料もたくさんあったし、提言も「そうそう!」と思うのはいっぱいあったんですよ。でも、ついこういうところに反応をしてしまうんですよね(笑)。

てことで、午前の部、お開き。

*1:事務局の人、ごめんなさい←謎

レポート第1部

一般演題2は、大期待の演題があるので、さすがに会場へ。

  • 三橋順子さん:日本最初の「性転換手術」について

永井明子さんとペアルックの着物で、細かく笑いをとってこられるあたりがさすがです。しかし、「事実を調べる」ということが、いかにたいへんなことかを感じさせられる発表でした。あとで聞いたら、見出しのないコラムなんかに、大切な情報が入っていたとか。それだけに、「事実の重み」ということもまた感じさせられました。

  • 佐々木掌子さん:ホルモン療法、手術療法とジェンダーアイデンティファイ

FTMはSRSとジェンダーアイデンティファイの正の相関関係が有意に存在するけど、MTFは相関関係がないという話。もちろん、研究者や医療側としては細かいツッコミどころはいろいろあるんでしょうけど、個人的にはガッテンボタンを連打。しかし、あとでロビーで先輩*1から厳しい指導・助言*2を受けておられました*3

  • 櫻庭京子さん:Transsexual voice therapyにおける話者性別推定技術の臨床応用

女声にするためには声帯を狭く緊張させるんですね。あたしゃ、声楽をちょっとだけだけどやったのでまったく逆に声帯を広げていかに緊張させないかというのが勝負でした。数値化された声パスの道は厳しいなぁと思ったけど、それだけが声パスの道ではないのは、あきらかですよね。てなことをいろいろと思ってたけど、最終的に「声が低くても女声に見える人」「学習能力が高い人」への対応ができていないことを正直に話されたので、「あぁ、この人いい人だぁ」と思いました。でも、あのソフト、おもしろいなぁ…。

  • 伊東聡さん:FTMサポート10年の歩みと諸問題

もう、日本3大FTM*4のお一人ですから…。あのまじめなキャラで「大門軍団・ゴルゴ13のび太・鶴本直」の4分類をされるというのがなんともいいです。あれ、あくまでもFTMに特化をしているので、MTFに拡大して援用して「ちゃうやん」としても伊東さんの意図とずれてしまうことに注意をする必要があるとは思いますが、それを越えても、なかなかのヒットでした。

ここで、中座。いろいろいらん情報も入ったことなので、今後の作戦を立てました。あ、阿部先生の優しい笑顔が印象的でした。

*1:HがしYうこさん

*2:Hさん曰く「対等な論議だよ〜」

*3:怒られているようにまわりに見せるコツは、話を聞く時「ペンを持ちながら」「時折うなずきながら」「心持ち首をかしげ見あげるように」ということがわかりました(笑)

*4:あとはM木さんと、T井さんは克服済みなので、かわってF生さんてことにしよう

で、第8回GID研究会

朝、目が覚めたら7時前。いよいよ年寄りかなぁと思いながら、とりあえずシャワー。友だちは「エウレカセブン」。その後、本日の武装開始。久々の女装に胸が高鳴ります(笑)。
経費節減で、現地へはバスで。ホゲホゲとバスに揺られていたのですが、ホテルで教えてもらったバス停を通過しようとしたので、あわてて「降ります〜!」とダッシュ。みなさんに迷惑をかけたところ、じつはそれがひとつ手前のバス停。結局歩いていました。
会場に着いたら、あちこちにあちこちな顔。なんだかんだとあいさつをしていると、研究会がはじまったらしいです。「でもまぁ、あいさつだしなぁ」と思っていると、去年シンポジウムで一緒になった方が来られました。「この子、去年発表した当事者の子です」と紹介されて「そっかぁ〜。この子かぁ」。カムアウトの是非についていろいろと論議があったけど、こうやって立っているからええんとちゃうかなぁ。
てなことを考えていると、さらに遅れてきた知りあいが…。てなことをしていると、結局、一般演題1はほとんど聞けませんでした。まぁ、座長の中島さんが欠席*1ということなんで、いいんですけど…。
こんな感じなので、今年も詳細なレポートは書けません。

*1:はじまる前に、佐藤俊樹さんが「座長がいない」と走り回っておられました