今日は、のど仏のことをさらに詳しく聞くために再び形成外科に行って来ました。
今回は、ここに書いたように、聞きたいことを整理して聞くことにしました。また、リスクの回避方法についても、けっこうきちんと答えていただけたかなぁと思いました。
結局、前回はわたしのほうからあまり質問しなかったので、それに対して、聞かれなかったことについては話をしないということだったようです。
例えば、ご自身の症例数*1についても話がありましたし、リスクとその回避方法について、当たり前といえば当たり前の回答*2ではあるけど、話をしていただきました。
あと、声帯に傷をつけた場合は、専門の医者*3を紹介すると言うことで、そのお医者さんはここの形成外科医のお師匠さんにあたるとか。このあたりはびっくりしました。それ以外に、術後のケアについては、「前の患者さんは必要なかったようだけど、必要になったら必要になるので、学期中より休みの方がいい」ということも合意ができました。
最後に、「やはり目の前に「のど仏の切除ができる」ということがわかったとき、さまざまなリスクを考えたり時期の問題を考える余裕がなくなって、とにかく飛びついてしまった。焦っていた」ということを話すと、「GIDの方は、みなさんそういう感じです」と、これまた率直に返されました。ふぅむ。
経験症例数が少ない!喉仏の軟骨が硬化している事例は、もしかしたら未経験かも?メスでショリショリ削れた患者さんしか診たことない人だったら、切ってみて硬化していた場合対処に困ったりして。
私の執刀医は、私を診た時点で、確か200例くらい喉仏を削っておられたような気がします。
う〜ん、手術そのものの症例数はものすごくある人なので、一般論として手術の腕は確かなようです。樹村さんのケース(ニッパーみたいなので食いきった)の話もしたのですが、「あぁ、◯◯をつかったんですね。あれを使うと、どうしてもたくさん削ってしまうことになるんですよ。まぁそういう時には××(歯医者さんのウィイーンというヤツみたいなの)を使ってゆっくりやれば、もっと少しずつ削れます」と話しておられました。のど仏の軟骨は2例目かもしれないけど、いろんなところの骨は削っているようです。ただ、やはり「その場所」の経験がなんといっても大切ですよね。
いずれにしろ、いままでやってこられた人たちの話を参考にさせていただいているので、とても心強いです。ほんとうに、感謝しています。
私の場合、削り過ぎにはなってないです。問題は応力と、術後の安静が足りなかった(夜中に叫んでしまった)こと、の2点だったみたいです。ご参考まで。
やっぱり、術後のケアって大切なんですね。そうなると、とりあえず、「延期」したのは正解です。なにせ、中間試験最終日で、翌日からまた授業の毎日なんで^^;;
ところで「応力」って?
応力とは、元の意味は”物体の内部に生じる力”のことで、典型的には”歪み”などのことです。で私は先日のコメントで「人体内部に生じる力」の意味で使っています。
つまり、「喉の軟骨に無理な力をかけたので、その軟骨に繋がっている他の骨や筋肉に無理な力が伝わり、ダメージが発生したようです」ということです、詳しく書き下せば。