福岡の人たちとの交流

で、7時から福岡のGIDの人たちと交流。話の内容を聞いていると、お子さんのいらっしゃる方、プチ田舎に住んでおられる方。いろいろたいへんな状況の中で、それでも自分のことだけじゃなくて、知りあいのGIDの子どものことなんかで動いておられることを聞いて「ようがんばってはるなぁ」と感心しました。メインで動いておられる方は、なんでも「埋没していたけど、自分にできることはしなくちゃいけないなと思って」みたいなことをサラッとおっしゃいます。そういう人のまわりには理解者が生まれるんですね。
てな話をしていたのですが、昼間から飛ばしすぎたツケが回ってきたのか、メチャおねむになってきました。で、ついに「すんません、クズにならせて下さい」といって9時前に横になってしまいました。途中、わざわざ佐賀から来られた方もおられたのですが、「こんばんわ」と言ったまま、また横に。Oさんが、ずっと「大丈夫?」と優しいまなざしで心配して下さっていました。で、「そろそろ」と起こされたのが11時。2時間ばっか爆睡をしていたようです。せっかくの交流の時間を〜(涙)。
お店を出てOさんと一緒にタクシーに乗ってホテルへ。フロントでキーを受けとって、エレベーターを待っている間にこみあげてくる「なにものか」があったりして、えらいことになっていました。なんか、乳房文化研いらいでした。
自分の体調が、今ぜんぜんわからない…。
せっかくの時間をすみませんでした。ほんま…。

敗因・その2

で、お店を出たのが3時頃。そこから7時まで時間をつぶそうということで、駅の方までぶらぶらと歩いて、喫茶店に入ったりウィンドショッピングをしたり。ところが、ここ数日の疲れで眠くなってきました。どないしようと思っていたのですが、さらに困ったことにお腹が減ってきました。で、入ったのがビヤホール。ここでちょこっとアテをつまみながら黒ビールを一杯。1時間ほど話をしていました。

敗因・その1

Oさんと一緒に昼ご飯を食べていたのですが、いつもの通り話がはずむとお酒もはずみます。しばらくはおとなしく生中を飲んでいたのですが、やがて「ワインにしましょう」と言うことで、赤ワインをボトルで頼んでしまいました。で、3時頃にはあいていた、と。
それにしても、チヂミがおいしかった。エッジのところが香ばしく焼けているのは当たり前なのですが、中のほうもいい焼け具合。どこを食べてもぱりっとしているのはいいです。楽しい?話とおいしい食べ物。そらワインもすすみます罠。

GIDとIS

最初にお会いしたのがISのOさんという方です。ホテルのロビーにいらしたOさんを見た第1印象は「普通の男性やん」。
この方から前にもらったメールの中に、どうしようもないショックを受けた一文がありました。「ISは自分の意志と関係なく身体が変わっていくんです」。そうかぁ、そうですよね。トランスは自分の意志で身体を変えていきます。だから、何が起こってもそれは納得ずくであるはずです。同じく身体の変化があるISの人たちですが、自分の意志とは関係ないんですよね。でも、それにつきあい、折りあいをつけていかなくちゃならないんですね。すごい、すごすぎると思いました。
で、いろいろ話をしたのですが、いやぁすごいです。小学校の時に保健室に呼ばれて「そんなに胸が大きいんだったら、これが必要」とかってにブラをつけられたこと。中学校の時に勝手に制服を詰め襟からスカートにかえられ、しかたなくスカートで登校したこと。大学の時に、体育の水泳の授業で「頼むからこれを着てくれ」と女性用の水着を差し出されたこと。「自分の性自認としては、どちらかというと男なんです」とのことです。で、いまはうまく身体をコントロールすることで、少し男性寄りになっているとのこと。「まぁ、マシにはなったかなぁ」と笑っておられました。
もちろん、こんな話を深刻な顔で話しておられたわけじゃありません。ケラケラ笑いながらおもしろいエピソードを語るように話されるんです。「わたしはISなおかげでスカートもたくさん持ってますよ〜。あきるほどはきました」とか「なぜかISの人ってウェディングドレスを持っている人がちょこちょこいるんですよね」とか。なので、3月に行われるであろう全国交流会でコスプレをするという話が進んでしまいました^^;;。
他にもいろんなことを話しましたが、さすがに書き切れません。そのうち玖伊屋にも来られるかもしれません。楽しみです。

今日は、谷間の日。というのは、昨日が福岡の高教組で、明日・あさってが福教組の研究会という日程になっているからです。
ところが、わたしが福岡に来るという情報をどこからともなく仕入れた方が「会いたい」と言ってこられました。もちろんわたしとしても、うれしい話なので、お会いすることにしました。

でも懇親会は楽しい

まぁ難しいことはいろいろあるだろうけど、やっぱり懇親会は楽しいものです。夕方はみなさんと「飲み」。女性部の飲み会なので、参加者は女性ばかり。年功序列はないわけではないでしょうが、それでもいつも思うのですが、自由な感じなんですね。でも、2次会に流れる人は少数。そのあたりも女性部の「飲み」なんだろうなぁ。
2次会は、近くの屋台。やっぱ福岡に来て屋台に行かないともったいないと、3人の方が誘って下さいました。ありがとうございます。しばらくして、3人の方のうちの一人の方の子どもさんが京都にいることが判明。ちょうど帰省中ということで、わざわざ呼び出して下さいました。なんか、田辺移転とか学友会のこととか一生懸命話をしていた感じがするのですが、何を話したかよくおぼえていない酔っぱらいです。でも、一個だけおぼえているのは玖伊屋にお誘いしたということです。また来てね〜。
で、最後にラーメンをサクッと食べて、ホテルに帰って沈没です。11時半ちょうどいいころあいでした。それにしても、1日2杯も食べてしまった。>ラーメン

で話

まぁ、話の内容はいつもの通り漫談です。
ただ、最近思うのですが、「女性部」で呼ばれたり「両性研(旧女子教育)」という形で呼ばれたりということが増えたのですが、「いいのかなぁ」などと。だって、「女性部」にしろ「女子教育」にしたって、世の、とりわけ組合内部の男性たちからのものすごい抵抗に抗いながら、必死につくってこられた女性教職員の運動の上にできあがってきたものなんです。でも、どこかそれが頭打ち。そんなときにあらわれてきたのが「セクシュアルマイノリティ」なんだと思うのです。で、既存のジェンダー枠を突き崩したり、家族制度を問うたりするひとつの手がかりとして、また教育課題として「とりくもう!」となったのではないかなぁ。で、こちら側としても「え?関心持ってくれはんの!」ということで安易に飛びついてしまった。
でも、なんか最近「ひさしを借りて…」という気がしてならないんです。だって、このバックラッシュの嵐の中、ほんとうに厳しい闘いが依然としてあるわけで、てかかつてより厳しい状況があるわけで、そこからかえって逃げる場所をつくってしまったのではないかと思ったりもするわけです。
やっぱ「女子教育→両性研」という流れを大切にして、あくまでも自分たちは「傍流である」という自覚を持ちながら、話をしていかんとあかんなぁと思うのです。

そんなこんなですが、会場には当事者の高校生が2人来てくれました。この子らが生きていける学校をどう作っていくかということは大切ですよね。話のあと、部屋を変えて1時間ほど情報交換。けっこうしっかりしていました。安心しました。

一蘭

お昼ご飯は「白い人」から教えてもらった一蘭というラーメン屋にしました。
で、お味の方は…。「白い人」に感想の速報を送ったので、それを転載します。

タレ半分、青ねぎ、にんにく少々、チャーシューあり、それ以外はすべて基本で注文しました。
思ったより麺は固いですね。で博多らしく細くてお腹にもたれないです。スープとからむのかなと思ったのですが、どちらかというと麺とスープそれぞれの味を楽しむ感じ。麺は熟成された感じで、細いこともあるかもしれないけど、少しひねた素麺(笑)みたい。つるつる食べたらすぐになくなってしまう軽さでした。
替え玉半分を頼もうと思ったけどガマン。スープを飲みました。スープは麺とは正反対で、はじめはあっさりしているのに段々旨味が出てきました。でも、これも最後まで飲めてしまいますね。飲んでしまうと意外とずっしりきます。口のなかにスープのエッセンスがただよっている感じです。わたしはタレは基本でもよかったかもしれないけど、スープの味を楽しむなら半分でちょうどかもしれないです。
あと脇役だけどチャーシューがとろける感じでおいしかったです。
難点はふたつありまして、ひとつは店員さんとの会話がないこと(笑)。出る時「ごちそうさま」が言えないとなんとなく座りがわるいんです。もうひとつはビールがないこと(爆)
まあ両方とも一蘭の方針と真っ向からぶつかるので言うだけアホですね。
てことで、長〜い速報おしまいm(_ _)m

福岡の高教組で話

なので、新幹線で福岡へ。行きの新幹線の中では、ひたすら原稿書きです。いや、ある本の増補改訂がきまったらしいんですが、その原稿の締切がかなりせまっています。で、プレッシャーのなか、自ら来週水曜日に〆切を設定してしまったもので。自分で自分の首を絞めているなぁ。

他のカテゴリーがなかったから趣味

で、こんな日にしか見ることができないので、ようやく「パッチギ!」を借りてきて見ることができました。ストーリーだけを追うと、客観的に見ると、とても簡単なラブストーリーだし、ラストも「へ?」みたいな感じがあります。でも、笑い転げながら涙が出ていたり、妙なところに心が動いたり。終わると「終わっちゃった」という感じでした。
なんというか…。いま自分が住んでいる街、それも自分のテリトリーの九条近辺が舞台になっているというのは、とても不思議な感じです。主人公が川に飛び込んだのは、「潤(ユン)の街」を意識しているんじゃないかなぁ。「川(鴨川*1)」がふたりを分け隔てているんですけど、「橋のない川」じゃなかったりするんですね。その橋が、高橋の下の橋なんだなぁ。また東九条自主フィールドワークでのネタがひとつ増えました。オープニングは哲学の道で、ラストは出町の三角州。たまりません。
キャラも立っていましたね。看護婦さんも、さりげなく名札に「鄭」って書いてあって主張してます。メッチャステレオタイプだけど、「いるいる、こーゆー人!」という感じ。キョンジャの「朝鮮人になってくれる?」に対する「…」という答えからの数年のラストシーンもよかったかな。でも、なんと言っても円山公園の宴会と「堤防の街」の葬式の対比がよかったかなぁ。なまじわたしも朝鮮人社会とか部落に近寄ったことのある(近寄っている?)人間だから、あの招き入れる感じと拒否する感じが同居しているの、よくわかります。でも、キョンジャ(三世だよね)だって、一世の経験はしていないんですよね。おそらく、そういう意味では「橋」的存在なんだろうなぁ。
それから、なんといっても全編にフォークが根づいている。あれもいいですね。京都って、やっぱりフォークの街なんだなぁと思いました。てか、もっというと、雑多であることかなぁ。
う〜ん、次は「血と骨」か…。あれはきついな(笑)。

*1:ここは鴨川ね・笑