職場の研修・2日目

午前は、教務部の研修。「どうすれば学力があがるか」という、「そんな方法があったら知りたい」というテーマです。
で、グループにわかれて、ブレインストーミング→発表ということになったのですが…。まぁそれぞれのグループごとにずいぶんと違いますね。わたしのグループの人たちは「まぁ、学力は低いけど自分の甲斐性でなんとかできるし、授業規律を維持するのはたいへんといえばたいへんだけどこれまた自分の甲斐性でなんとかしてきたなぁ」というのが多かったためか、「そんなんなんとかなるやん」という意見が大半でした。でも、そうじゃないグループもあるわけで、曰く「担当者会議*1が必要だ」とか「みんなで基準をつくってそこをまもらせるようにしないとしんどい」とか。うちのグループの人たち、そんな他のグループの発表を聞きながら「担当者会議なんて、担当者が楽になるだけのもので、時間のむだ」とか「職員室の雑談で充分できるやんか」とか「基準をつくるなんてストレスがたまるだけやん」とか、私語しっぱなし。
まぁ、研修中に私語をするような教員に習っているから生徒も授業中私語をするんだといわれたら、「ごもっとも」となるわけですがね(笑)。

*1:しんどいクラスの授業担当者が集まって状況を報告しあう会議

職場の研修・1日目

午前は進路研修。某教育産業の人を講師に招いて、大学受験の現状と、ウチの学校の改善点についての話を聞きました。
大学受験の状況って、激変しているんですね。特に、理系の易化が激しいとか。たぶん、人気がないんだろうなぁ。か、そもそも高校段階で理系選択をしていないので、選択の範囲外になっているのかなぁ。そこへもってきて、そもそもの大学受験人数の減少がある。なんかえらいことになっていますわ…。
後半の「改善点」の話。模擬試験(みたいなもの)からウチの学校の学力の変化を分析して、対応策を簡単に話をされたのですが…。まぁ分析はあたってますわな。実感として、学年進行に従って、学力が下がっているというのは、よくわかります。でも、その原因が某教育産業の人が言っているような、授業のノウハウにかかわるところとはずいぶんと違う気がします。なので、「成功例」として出された他校のとりくみ*1とか聞いていても、「ハァ?」という感じしか残りません。でも、学ぶところは学ばなくっちゃね。
午後は、国際教育*2をどう授業に活かすかという話。講師の方は、開発教育の方でかなり有名な人です。ただ、同じ府立高校の教員なので、話にくそうでした。あと、教員の側が「なんだかなぁ」な雰囲気で、これがまた話にくさを倍増させていたみたいです。でも、参加体験型をつかったりして、アイスブレーキングをうまくされたせいか、後半はいい反応があったんじゃないかなぁ。
内容的には、数学科としては、かなり厳しいものは感じましたが、根本的なところで「そう!そう!そう!」というものでした。ちなみに、この人を呼んだ分掌は、開発教育の持つ根元的な意味を知らなかったみたいで、イトしていたであろう内容とのギャップに、思わず笑ってしまいました。

*1:例えば、国公立大学に数十人合格するような学校における習熟度授業のありかたとか…。

*2:≠国際理解教育。詳細はhttp://blog.ituki-d.net/20060714#p1

定例の家庭訪問とか

いつも夏休みの最後に行く家庭訪問ですが、今年は延び延びになっていました。
ちなみに、この家庭訪問、夏休みの最後に「もうすぐ2学期やなぁ…。元気でおいでや…」と学校の空気を入れに行くという、誠に生徒達にとって迷惑な家庭訪問です。でも、これが必要な子もいるわけで…。
で、今日、あまりにも天気がいいし、ちょうどバイクで学校に行ったので、行くことにしました。
今日の家庭訪問先は山の向こう側にある家です。ということは、途中山道。抜け道なので、地元の軽トラ以外はほとんど車は通りません。でも、その割にいい道で、上に方に行くと杉林の間を抜けていく気持ちのいい道です。
走りはじめると、エンジンが新しくなった関係で、すごく楽。いままでだったら6000回転以上をキープしなくちゃならなかったのが、下の方からトルクが発生するので、ミッションをいじらなくても普通に走れます。それでいて、確実にいままでよりも早く走れます。下り道がまた気持ちいいです。わたしは、アクセルオフにした時の「パパンパン」という音が好きなんですけど、これがまた気持ちよく鳴ります。いい気分転換でした。
あ、家庭訪問の方は、いい出会いもあったりして、見事に目的を達成でした。
午後は、一昨日途中までやって、昨日は投げてしまった雑事の続き。これもようやく完成。
と、そこに一通のメールです。7900字程度で、締切9月15日とか。たしか月末までの原稿もあったはずだし、もう一個9月15日〆のがあったような気が…。どうやらトドに追いかけられそうな希ガスorz。

なので、雑務

夏休みがはじまって、昨日までに学校で仕事ができた日が3日という、過去に経験のない出ずっぱりの日々も、とりあえず終わりました。で、3日しか学校で仕事をしなかったということは、残りの20日以上の雑務がたまっているということです。いったい何から手をつけたらいいんだろう…。
幸い、長期休業中は雑務が少ない期間なので、数日あったらなんとかなるかという程度でした。
まずは、30日にある人権教育研修会のレジュメの印刷。
先日講師の方がレジュメを送ってこられたのですが、それを見てびっくり。A3じゃん!しかも縮小コピーしたらウチの学校の教職員、読めなくなる人続出(笑)くらいの大きさの文字じゃん!う〜んとしばらくうなったあと、A4で11枚の印刷→紙取り→ホッチングに突入しました。まぁ、やればやったで2時間程度で終わる仕事なんですけどね。
午後からは、某グループの名簿の整理。これがまたややこしいです。参加履歴も考えなくちゃならないし、住所変更もある。思わず「ええかげんにせい!」といって投げたくなったのですが、投げても明るい明日は来ません。てか、投げると事態はよけい悪化するので、大人になりました(笑)。

とりあえず、一段落ついて外を見たら夕暮れ時です。時計を見ると6時半頃。陽が落ちるのも早くなりました。もうすぐ秋なんだなぁ…。

学校公開

眠い目をこすりながらも6時起き。いつものようにお弁当をつめて、7時過ぎには出発。なにせ、今日は学校公開です。この手の行事、とうぜん放送が必要です。なので、行かなくちゃならないです。
ここ数年、「生徒に選ばれる学校に」ということで、どこの学校もオープンキャンパスをしています。しかし、なんだかなぁと思うのですが。今日日京都の学校も塾にランクづけをされていて、そのランクに従って入試を受けてきます。まぁ、そういうふうになってまだ数年ですから、イレギュラーなことも多々ありますが、それでも、そうそう大きくはずれるわけではないです。
でも、今年の学校公開は少しよかったかもしれないです。いままでは、本当に教員が延々と話をするだけという、なんの芸もない内容だったのですが、今年はクラブ員が自分のクラブのアピールをするなど、少しは生徒が前に出る内容でした。実はこういうのが大切なんじゃないかなと思うのですが…。
で、半日そういうことをやっておしまい。あとは、たまりにたまった雑務を前にして、呆然としてのこりの半日が終わりました(笑)。

今日が佳境、合宿・第2日目

昨日は結局一日遊んだので、合宿らしい内容は今日しかありません。
まずは、朝起きたら、朝食前の「発声練習」。そして朝食。朝食後は「機材講習会」。
考えてみると、1年生にきちんと機材の話をしたことがないんですよね。どんなにすぐれた企画があったとしても、それを表現するための技術がないと番組化することができません。来年のコンクールへ向けて、プチ番組づくりをやってみました。最近この手のことをやっていなかったので、わたしなりにおもしろかったです。
あっという間に午前3時間ぐらいが過ぎてしまって、昼ご飯。
2日目午後がウチの放送部らしいメニューになります。
まずは、野外活動です。まわりを見渡すと、あまり高い山がありません*1。「う〜ん」と考えてポンとひざをたたいたのが「鷲峰山」。東海自然歩道も通っていることだからたいしたことはないだろう、と。で、行ってみたらエライ道でした。なにせ、入り口は茶畑です。お茶の葉っぱにふんだんに日の光を当てるためにひとつひとつのお茶の木に段差があります。ということは、斜面が急ということです。そこを道は直登しています。これはかなりきつい…。
それでも、約2時間。登り続けたら、いつかは頂上に着きます。頂上には心地よい風が吹いています。風に吹かれながら視界の開けた方を見ると…。向こうに水面が見えます。「あの池、やたらでかいなぁ」と思ってよく見ると、琵琶湖でした。
去年はひどい目にあった山登り*2でしたが、今年は大満足でした。
夕食後は、代々伝わる秘密の儀式です。あまりにも秘密なので、いくらここでも書くわけにはいきません*3ので、この話はここまでにします。
儀式のあとは、再び卒業生たちとの交流会。みんな忙しい中を来てくれました。ほんとうにありがたいです。でも、夜1時をまわったあたりでとうとうダウンです。

*1:例年、山登りをしています。一番高い山は…、大江山だったかなぁ。

*2:雨上がりのためか、ものすごい数のヒルでした。なにしろ、歩いていると下の方からどんどんわきあがってきて、はらってもはらってもきりがないほどでした。

*3:部員が見ている可能性が大なんですよね(笑)。

今年はよく会う、合宿・第1日目

京都市内は「五山の送り火*1」の日です。でも、わたしはそんな京都「市内」はあとにして、一路学校へ。今日から、放送部の合宿です。なにが悲しゅうてお盆にという話なんですが、放送部の合宿はお盆とか金・土・日にしなくちゃならないんです。というのは、卒業した連中の現役との交流の日でもあるからなんです*2
てことで、学校に着いて、放送機材を車に積んで、スタートです。
例年は京都府北部に行くことが多いのですが、今年は部員の出費が多かったので*3、近場でプアにやることにしました。まぁ、卒業生たちも日帰りできるし、いいかもしれないです。
到着したら、とりあえず昼ご飯。プア路線を最も強固に主張していた部長は、チョコレートスティックパン一袋だけという、なかなかの強者です。ちなみに、わたしはオクラとかの入ったネバネバそばを食べました。ヌルヌルでした。
昼ご飯のあとは、この夏の反省会。来年のコンクールへ向けてみんなでちょっと気合いの入った話しあいをしました。
でも、ウチのようなだらけたクラブがそんなまじめな話に長く集中できるはずがありません。あっというまにだらけモード。というか、プレステを持ってくるなよ。しかも「これ、重かったんや」と「太鼓の達人」用の太鼓を出すなよ。てか、ふたつも持ってくるなよ。気がつくと、部屋はゲーセンに変わっていました。
夕食後は、卒業生も来ていたので交流会。ま、合宿の目的が「放送技術の向上と親睦」なんで、こんなもんでしょう。

*1:けっして「大文字焼き」ではありません(笑)

*2:あ、関係ないけどふと思ったこと。「◯◯なんです。というのは××だから」といふうに、まず結論を書いてから理由を書く書き方、話し方って理系っぽい気がする。

*3:東京はもちろんですが、京都総文の要員のための国際会館までの往復の電車賃も、あとから返ってくるはものの、今のところ立て替え状態なので、お小遣いを圧迫しています。

いずこも…

今日は、府高人研の夏季研でした。
午前は分科会で各校からのレポートでした。
たまたま教職員研修をテーマにしたところに出たのですが、おもしろかったです。メインになったテーマは「発達障害の子どもへのとりくみ」でした。いままでは、部落の子どもや在日の子どもへのとりくみがテーマになることがほとんどでした。あとせいぜいが障害者「理解」的な内容程度ですか。それが、「いきなりそっちへ行くのか〜」という感じでした。
話の内容としては、「ウチの学校には◯◯らしき子がいて…」とか「ウチの学校には、今年、医療機関で◯◯と言われた子が来て…」みたいな話と、そうした子らに対する対応の難しさ。あと、印象的だったのは「ある医者は「対応ができないなら診断してもしかたないでしょう」と言った」という話と「専門家に聞いても一人一人への対応は教えてくれるけど、集団の中でどうするかを教えてくれない」という話。ま、それぞれがその通りだと思います。
結局、診断書が出ていれば個別の対応はできるけど、それが出ていない時は「証拠」がないためどうしようもない。ちなみに、個別の対応は「病気だからしかたがない」という理由でなされる「特例的措置」なんですよね。本来は、診断書が出ていようがいまいが、高機能障碍をもっていようがいまいが、部落であろうがなかろうが、在日であろうがなかろうが、個々の生徒を丸ごと受けとめてそれぞれに対応した教育をしていかなくちゃならない*1と思うのですが、現状ではしかたがないとは思うし、それぞれの学校ではみなさん本当に苦労されていると思います。
それにしても、これってどこかで聞いた話だよなぁ。

*1:「みんな同じ」じゃなくて、その正反対

京都総文・5日目

さて、いよいよ京都総文最終日。つっても、わたしたちは朝から駅に立ってあいさつするだけですけどね。
朝のミーティングで、さらに増員をしてくれました。疲労が蓄積しているわたしたち*1には本当にありがたいです。外回りのミーティングで「8時15分になったら少しの時間でいいから黙祷をしようよ」と提起。生徒たちも「なんで???あ!」みたいな感じで賛同をしてくれました。
相も変わらず、暑さとの闘いです。時間の変化の中に気温の変化を感じたりといった「自然」を感じられるのはとても楽しいのですが、しんどいのはしんどいです。
でも、セクションのチーフははっきりと「たいへんだなぁ」と思ってくれているみたいです。ほんとうにいろいろと配慮をしてくれています。ありがたいなぁ…。
そんなこんなで、じりじりと業務終了の4時が近づいてきます。一緒に立っている生徒と「あと10分、あと5分」と「分読み」をすることしばし。ようやく終了です。みなさん、ほんとうにおつかれさん。
あとは、閉会式とか最終ミーティングとかを残すだけです。ようやく館内で比較的長い時間を過ごすことができます。受付でボーっとしていると、参加者の方が不意に質問に来ます。さっぱりわからないです。隣にいた生徒が「先生、ぜんぜん知らないんですね」「うん、でも、近所の大学のオープンキャンパスシャトルバスの発着所の場所とか、結婚式場の行き方だったらわかるよ」と笑って答えました。そんなもんです。
セクションのチーフが来て、「最終ミーティングでそれぞれのセクションの代表がひとことずつあいさつをするんだけど、ウチのセクションからは外回りの子にやってもらおうと思うんやけど」と言ってくれました。迷わず一人の生徒を指名しました。そういうふうに評価をし、前に押し出そうと思ってくれているんですね。うれしいなぁ。
あとはどんどん日程が進んでいって、あっというまに解散時刻。
生徒たちは「打ち上げや〜」と言っています。ちょっとカンパを渡して、わたしはお友だちになった人と一緒にビールを飲みに行きました。生ビールを2杯飲むのは久しぶり。やっぱり乾いていたんだなぁ。

*1:すでに、ウチの学校だけじゃないです