詳細はあまりよくおぼえていないのでパス(笑)。
途中、すごく事細かな質問があって、これへの回答として、コーディネーターの方から「ケガレ意識」あたりの話が出てきて、なかなか興味深い展開になりました。
ここで話された「ケガレ意識」って、たぶん「延喜式」あたりから出てくる話なんでしょうけど、この価値観のおよぶ範囲って、しょせんは京都を中心とした当時の都近辺だけですよね。となると、その勢力の外側にある地域では「女人禁制」ってあったのかなかったのか。あったとしても、「延喜式」を元にした「ケガレ意識」というわけにはいかないだろうと思うのですよね。にもかかわらずあったとしたら、もう少し普遍的に「女性を排除する」という文化があったというふうに考えなくちゃならないだろうし、それってどうとらえたらいいんだろう…。
それ以外にも、いろいろ話がありましたが、まぁ、これもここではパス。というか、「祭」のために帰らなくちゃならないので、途中で失礼したという…。
カテゴリー: trans
在日外国人の卒業生のうちにお呼ばれ
で、たまたま1年生の時に知りあって、そのまま4年越しのつきあいをしている在日外国人の元生徒の家にお呼ばれで行ってきました。
家に着くと、お母さんが満面の笑みで迎えて下さります。テーブルの上には山のような料理。お母さんのふるさと*1の料理である「エンパナーダ」とか、日本の食材が使えるようにアレンジした魚料理や豆料理など、すごいごちそうです。お母さんがお気に入りのスパークリングワインを飲みながら、話がどんどんはずみます。と、そこへ、南の島で大学教員をしておられる方とそのお弟子さん(?)も到着。いよいよ話はダブルの子どものアイデンティティの持ちようとかの核心をつく話に移行していきました。そんなところに、さらに在日コリアンの高校生やアメラジアンの高校生もやってきて、いきなりえらい感じになってしまいました。話は佳境にいきそうだったのですが、帰りの時間もあるのでお開き。
いや、けっこう身体は疲れていたけど、来てよかったなぁと。
兵庫で話
7月に兵教組で話をさせていただいた時に、「ぜひうちの支部で」という方がおられて、その関係で「兵庫で話」ということになりました。行ったのは、宍粟という町です。
みなさん仕事帰りでしかも金曜日。さらに、家族をお持ちの方はご飯の支度をしなくちゃならないというとんでもなく忙しい状況だったみたいです。にもかかわらず、150人ほどの方々がいらっしゃいました。びっくりです。
で、話の方は…。ふぅむ、やっぱり1時間半では終わりません。2時間かかってしまいます。なので、20分ほど時間オーバー。忙しい人ばかりだろうに、すみません。もしかしたら、会館の閉館時間もオーバーしてしまったかも…。
そのわりに、話の方はいまいち乗りが悪かったようです。やっぱり、ネタをくる時は「間」が必要なようで、焦ってしまうとその「間」がとれなくなるんですね。タメがないから、いまいち笑いに爆発力がない。勉強になりました。
てか、来て下さった人には、ほんとうにすまないことをしてしまったなぁという…。
結局は、自分との対話
で、家に帰ってメールチェック。すると、お友だち*1から一通のメールが…。
「いつきさんの日記を読ませていただいています。のど仏の件。わたしは今まで、のど仏に注目したことなどありませんでした。気になるもんですかね。◯◯さんも、昔は、のど仏のこと気にしておられましたなあ」
そうなんだろうなぁ、きっと。結局、わたしにとってののど仏の切除とかって、「自分の『ボディイメージ』とのズレをどう埋めていくか」という作業でしかないんだろうなぁ。
てか、まわりの人は、きっとそんなに気にはしていないんだろうなぁ。で、「わたし」という人間を知ってくれている人にとっては、きっと「のど仏があるかないか」なんて、どうでもいいことなんだろうなぁ…。
そう思った時、ちょっとうれしくなって、ホッとしました。う〜ん。ありがとうございます。
*1:m(_ _)m
お前はアホか(笑)!
昼、いつものように生徒達といっしょにお弁当を食べて、ダラダラと話。生徒同士もダラダラ話。いつものようなだらけた昼休みでした。お弁当を食べたら、お弁当箱を洗ってきて、イスに座ってグデ〜と脱力です。午前中に2時間授業が終わって、昼からは掃除監督と放課後の補習くらいしかない、まぁだらけた半日が目の前ですから…。
で、イスに座って脱力していたその時、「ハウッ!」。すごい衝撃が走りました。
振り返るまでもなくわかりました。生徒がわたしの脇腹をつついたのです。その生徒「なんや、先生、効かへんと思ってたわ(笑)」。わたし「お前はアホか!いきなりなんちゅうことすんねん(笑)」。生徒「アホて、先生にいわれたら傷つくわぁ(笑)」。
あのね…。そのへん、あかんねん(恥)。てか、職員室で大声出したらはずかしいやんか^^;;。
そうそう、結論…
ついでに寄り道
形成外科へ
今日は、のど仏のことをさらに詳しく聞くために再び形成外科に行って来ました。
今回は、ここに書いたように、聞きたいことを整理して聞くことにしました。また、リスクの回避方法についても、けっこうきちんと答えていただけたかなぁと思いました。
結局、前回はわたしのほうからあまり質問しなかったので、それに対して、聞かれなかったことについては話をしないということだったようです。
例えば、ご自身の症例数*1についても話がありましたし、リスクとその回避方法について、当たり前といえば当たり前の回答*2ではあるけど、話をしていただきました。
あと、声帯に傷をつけた場合は、専門の医者*3を紹介すると言うことで、そのお医者さんはここの形成外科医のお師匠さんにあたるとか。このあたりはびっくりしました。それ以外に、術後のケアについては、「前の患者さんは必要なかったようだけど、必要になったら必要になるので、学期中より休みの方がいい」ということも合意ができました。
最後に、「やはり目の前に「のど仏の切除ができる」ということがわかったとき、さまざまなリスクを考えたり時期の問題を考える余裕がなくなって、とにかく飛びついてしまった。焦っていた」ということを話すと、「GIDの方は、みなさんそういう感じです」と、これまた率直に返されました。ふぅむ。
亀岡で話をしながら考えた
2年前に「プロセス」というグループに呼ばれて、亀岡で話をさせてもらったのですが、そこの人が「学習会をするので」ということで、再度行くことになりました。参加者は10数人という、とてもこぢんまりとした会でしたが、なかなかアットホームでいい感じでした。なんでも、「ジェンダーフリーのまちづくり」をめざす会のようで、この学習会をもとに、12月にさらに大きな会をするとかいうことでした。
ところで、「2時間で」とか「1時間半で」というふうにいつも言われるのですが、時間通りにしゃべるのって、ほんとうに難しいですね。
なにせ、わたしにフルバージョンを話させると、2時間半から3時間は必要になります。で、さらに+1時間とか言われたら、ショーもないネタをふりまくって、時間を持たせる準備はあります。一方、「1時間半」と言われたら、話をして話せないことはないんでしょうけど、ネタを入れるヒマがなくなります。すると、とたんにおもしろくなくなります(たぶん)。しかも、ところどころのネタは密接にからんでいて、「伏線」になっていたりします。昔、伏線にすべきエピソードをひとつ忘れたために、えらいことになったことがあります。
さらに、「1時間」とか言われたら、自分のライフヒストリーなんかは話す時間がなくなるので、「だれがしゃべっても同じやん」ということになってしまいます。
でも、聞く側からすると、1時間半ぐらいがちょうどよくて、2時間はきついですね。わたしも2時間くらいの講演を聞いていると、途中つい時計を見てしまいますから。
てなことで、本気でショートバージョンを考えないといけないなぁと思う、今日この頃です。
つっても、考えついた頃には、「旬」は終わっている可能性もありますけどねぇ…。
やはり、材料が少なすぎる
「のど仏を削りたい」という気持ちと、「それでいいんだろうか」という気持ちの間を揺れていて、しかもそこに「リスク」を考えなくちゃならない。かな〜り考え込んでいたのですが、結局次の一歩を決めました。
まずは、もう少し材料を集めようということです。
この間「けて〜い」と書いた時は、「やりたいやりたいやりたい!」という気持ちだったので、「とにかく早く」ということだったけど、いまはもう少し落ちついているので、「やらない」ことや、やるとしても「いつやるか」ということも含めて医者からいろいろ話を聞こうと思っています。まぁ、そのあたりについては、ここに書いておきました。