計算はきちんとしよう

ここで2ヶ月ぶりのヤクの処方です。前回、5錠の日と4錠の日を交互にすることにしました。女性診療科のIちゃんさんから「どうですか?」と聞かれたのですが、「さぁ、どうでしょう…」としか答えようがありません。まぁ、前に5錠飲んだ時ほどのことはないようですけどね。
なので、2ヶ月ばっか5錠でやってみることで妥結しました。
と、ここで、Iちゃん曰く「う〜ん、量が1.5倍になるから…。あれ…?」ちゃいますがな。1.5倍になるのは2錠を3錠にした時でしょうが(笑)。Iちゃんさん、_| ̄|◯してました。
そうそう、言うの忘れていましたけど、診察室の前の張り紙、「やむおえず」じゃなくて「やむを得ず」ですよ…。

最後の秘境

まぁ、なんだかあちこち顔出しをしているんで、世間のたいていの人にはばれているだろうと思っていたのですが、ところが、ぜんぜんばれていないんですよね。
そういえば、前に書くのを忘れていたけど、いままで町中で一回だけ声をかけられました。あれは、忘れもしない11月9日のことです。
昼間、用事で京都駅で切符を買っていたら、突然「あの…」という声がかかりました。で、振り返ると
「テレビに出ておられた方ですよね?」「はぁ」
「あの、先生されているんですよね」「はぁ」
「見ました。こんなところで会うなんて…。わたし、別の意味で当事者なんですけど、とても勇気づけられました。ありがとうございました」って。
いや、本当にびっくりしました。でも、なんとなくうれしかったです。たった一人かもしれないけど、確実に一人の方が「勇気づけられた」って言って下さったわけですから。なので、「こちらこそ声をかけていただいてありがとうございました。すごくうれしかったです」と答えました。

で、これはまぁいいとして…。
実はわたし、毎年冬にスキースクールにスタッフをしに行ってますが、ここにはまったくカムアウトをしていないんです。去年とか、校長から
「おい、行くぞ」
って言われて「どこですか?」と聞くと
「風呂行くぞ」って言われてしまいました。
「え゛〜」と思ったのですが、しゃーないです。行きました、男風呂。そらもう、みなさんの視線を一身に集めてしまいました。てか、子どもさんなんて正直なもんで「お、お父さん!女の人が入ってきた!」。で、お父さんは「み、見るんじゃない!」って。まぁ大騒ぎでした。もっとも、すぐにみなさん慣れたみたいですけどね(笑)。
で、今年です。
この間の骨折で、今年の正月はスタッフで行くのは不可能になってしまいました。なので、
「すみませんが、今年は行けないんです」
と電話をしました。すると、
「あら〜、それはたいへんね〜。でも治ったらまた来てね〜」
といつもの調子です。
「すみません」と謝っていると
あ、そうそう、テレビ見たわよ!
「へ?NHKですか?」
「そうそう。いや、うちの子どもがね、「あれ、土肥先生がテレビに出てる」って言ってね、みんなで「うそだろう」って言ってたんだけど、みたら、土肥さんじゃない!」
「はぁ…」
「まぁ、いろいろあるもんね〜。また、電話ちょうだいね〜!」
…。
最後の秘境も、簡単になくなりました。
さて、次にスタッフで行ったら、どうなってるかなぁ…。

トランスジェンダー生徒交流会

今日は、トランスジェンダー生徒交流会の開催日。いや、いちおうこんなんもあるんです。
で、とりあえず、行きました。
着いたらとりあえずごあいさつ。「いや、昨日ね、こけてね、鎖骨にヒビが入ったの(笑)」。みなさんも、とりあえず「大丈夫?」とか言いながら、最終的には笑ってました。まぁ、そんなもんです。
前回はマジに話をしたのですが、今回は、一緒にごはんづくりをしようかな、と(←こればっか)。いろいろ考えたのですが、結局出てきたのは「水ぎょうざ」「チヂミ」という、なんの交流会かわからないメニューと、「こんにゃくとゴボウの汁」になりました。我ながら、発想が貧困だなぁ_| ̄|◯
でも、それなりに楽しくワイワイとつくって、楽しく食べました。
食事のあとは、話しあい。教員も含めて、少し長めの自己紹介。それから、そこに来てくれていたトランスの大学生からさらに長い自己紹介。一方、FTMのトランス(専門学校生)から若者ならではの悩み相談。いろいろと、いかにもトランスらしい話が出しあわれました。みんな「自分ってなに?」という問いかけをし続けているなぁということを感じて、わたしと一緒やなぁと思いました。
終了後、みんなはカラオケへ。わたしはさすがにしんどかったので、お家へ。
家に帰って熱を測ったら、微熱がありました。さすがにちょっと無理をしたのか。はたまたちょっと引っかけた焼酎が悪かったのか(笑)?

大学生のインタビュー

東京にあるK大学のSさんという方から、「トランスと教育」みたいなテーマで論文を書きたいのでいたビューをさせてほしいという依頼が、ちょっと前にありました。ちなみに、姐さんのところにも「K大学のSさんからのインタビュー」という文字があったので「おぉ!」と思ったのですが、別人でした(笑)。
夜、待ちあわせをして、居酒屋に行って話をしたのですが…。なんか、とりとめのない、しかも「勢い」ばかりの話をしてしまいました。ええんだろうか…。てか、あれで論文のネタになるんだろうかと、ちょっと不安…。でも、最近もやもやとしていたことが、しゃべりながらではあったけど、少し整理できた気もしました*1
で、ついつい話が盛りあがってしまって、気がついたら11時過ぎ。やれやれ。

*1:「両性の自立と平等」の作風と「解放教育」の作風のこととか…

1.5世代

今日は、大阪の某市で漫談。なんでこんなに高座の声がかかるのか、どうにかしてるなぁと思いながら行ってきました。ちなみに、ふだんよりまじめな場所なので、今日は珍しくスーツを着ました。で、会場に行くと…。みなさんすごくまじめです。なにせ、みなさんちゃんと前を向いておられる(笑)。新鮮ですね。
で、漫談が終わって一息ついたのですが、なんか気持ちが高ぶったままです。クールダウンをしないといけないので、ついでなんでヨドバシカメラに行って、iPod関連でほしかったものをゲット。
で、京都に帰って、Yちゃんと合流。
行こうと思っていた「スタンド」が定休日*1だったので、結局いつもの「たつみ」へ。ちょっと一杯のつもりが、結局閉店まで居座ってしまいました。
で、話の方はというと…。
相も変わらず黒いところで盛りあがったのですが、残念ながらほとんど伏せ字…というか、おぼえていないです。で、その中でおぼえていること。
杏野丈さんのところで前にあったけど、今って「2.0世代」なんだなということ。一方、今メディアで活躍されている方々*2は、やっぱり「1.0世代」。いや、どっちがいいかという問題じゃないです。でも、それこそ特例法以前の世代、あるいはガイドライン以前の世代と今の世代にはものすごいギャップがあるわけです。そして、なによりも問題なのが、そのギャップを埋めるための営みを、双方がしていない、あるいはしているとしてもそれが希薄であるということです。
たしかに、ガイドラインや特例法によって「性同一性障害*3」をめぐる状況は激変しました。でも、歴史っていうのは重層的です。それまでにどういう論議があり、いま何が問題として残されているのかということを学ばないと、これからを展望することはできないんじゃないかっていうこと。もちろん、「負の部分」もあるし「受け継ぐべきこと」もたくさんあります。そういうものをどうやって伝えていくのかということを、真剣に考えないといけないんじゃないかなぁと。
そんな話をY子ちゃんとヘラヘラと話しあいながら、わたしは密かに自分は1.5世代なのかなぁとか、だからこそできることがあるかもしれないなぁなどと考えていました。。
もしかしたら、そんなことをするための「なにか」をするかもしれません。そんなときは、ぜひともよろしくね!できないかもしれないけど(笑)。

*1:_| ̄|◯

*2:人ごとや(笑)

*3:あくまでも性同一性障害だけどね。

アイコンタクト

ところで、話をする前にちょっとレジュメをとりに行った、その時。ビビッと来る視線を感じました。瞬間「仲間や!」。終わったら「こっちへ」と言われたのですが、「仲間が来ている感じがしたので、会場に行って来ます」というと、おられない_| ̄|◯。とそこへ、目の前にあらわれました。いや、よかったです。会えて。うれしいなぁ…。
しかし、どこでこの高座(笑)の情報、聞いたんだろう…。

新ネタ

なんで日田まで来たかというと、今年も漫談をしに来たんです。
なんでも、去年話をしたあとのアンケートに「この話の続きが聞きたい」というのがすごく多かったそうな。で、担当の方から「続きを聞かせてほしい」という電話があったわけです。その時のわたしの返事は「あの…、続きはないんですけど…」。
いや、最近わかったことですが、漫談というのは「いやぁ、ついしゃべりすぎてしまって、全部しゃべれませんでした、ごめんなさい」ぐらいでちょうどいいみたいなんです。なので、ふだんしゃべっていないところって、実は中身を考えていないという(笑)。
で、そこをしゃべれということは、完全な新ネタっていうことになります。ネタおろしって、実はかなりむずかしいんですよね。まだ自分のものとしてこなれていないし、なによりウケる自信がまったくありません。なので、「笑ってもらえる自信がありません」って答えたんですけど、担当の方「別に笑いたいから話を聞きたい訳じゃないです」って…。んなまじめなことをいわれても…。笑いをとって中身がないというのがわたしのウリなんですから、笑いがなければなんにもないじゃないですか…。
でも、とりあえずこれもなにかの経験ということで*1引き受けてしまいました。で、ずっと考えていたかというと、そういうわけじゃなくて、きのう「ゆふ」の中で30分ほど考えて、とりあえず半分くらいはネタができたところでやめてしまったという…。
そんなところで話をはじめたのですが…。まぁなんとかなりました(笑)。てか、なんとかなったのか?とりあえず、最後の〆のところは「あ、まだ終わっていませんね、続きを聞きたいと思われたら、3回目を。そのころにはなんとかネタとして練れていると思いますんで」とひどいことを言っていました。
てことで、すみませんでしたm(_ _)m。

*1:ひでぇ〜!

バレる瞬間は内面からやってくる(笑)

「平和の祈り」集会のあと、必要な打ち合わせなんかをすませて、別の人と合流。その後、みんなで「飲みに行こう」ということになって、某神宮の近くの裏通りにある飲み屋へ。ここ、店のまま曰く「場末の飲み屋だから…」。ほんとうに「場末」という感じで、味のある店でした。その割に、カラオケセットは最新のものが入っていて、横を見るとマラカスはもちろん、ボンゴなんかもあるというなかなかの店です。
で、みんなで飲みはじめました。やがて、適当に誰かが入れたカラオケを、適当に誰かが歌うというとりとめもないモードに突入していきました。わたしはちょっと疲れていたので、ニコニコとお酒を飲んでいたのですが、お店のおかあちゃん*1に「おねえちゃん*2、歌わへんの?」と何度かうながされました。で、しばらくしてかかった曲が「清河への道」。と、その瞬間思わずマイクを握っていました(爆)。「アジアの〜大地が〜、み〜たくぅって〜!」。今日は、声が出ています。ええ感じです。で、ひょいと「おりーぶさん」を見ると、「声、男の人やん」とびっくりしています。てことで、バレました(笑)。

*1:数10年前はきっと「オリーブ」みたいな感じだった人。ちなみに、店の名前は「おりーぶ」だったりします。

*2:

で、滋賀県の中学校へ

R市にある中学校の総合的な学習の時間のコース別授業で「セクシュアルマイノリティ」について学習している学校があります。その一環で少し話をしてほしいと言われたので、行ってきました。
集まったのは40人ほどの生徒さん達。けっこう「いろいろ持ってそうな」女子*1と、「にぎやかそうな」男子*2
事前に学習を積んでおられるので、すでに若干ネタバレをしています。どうしようかと思ったのですが、まぁそれはそれでいいかと、いつもの調子で話をしました。もっとも、中学生に「人民の海」とか言ってもしゃーないので、そのあたりは大幅にカット。その代わり、わたしが出会ってきた生徒たちの話は少していねいに話をしました。こういうところ、それまでザワザワしていた男子*3がいきなり表情を変えて食い入るように聞いてくるんですね。わかりやすいというか、おもしろいというか。こういう子らってええなぁと思います。
そんなこんなで50分×2コマがあっという間に終了。さてさて、みんななにを考えてくれたかなぁ。

*1:たぶん

*2:たぶん

*3:たぶん