授業と雑務にまみれる→呑まずに帰る

朝起きると絶不調です。というか、眠い。これはアカンパターンです。でも、そんなことは言ってられません。とにかく出勤です。
職場に着いたら、昨日できなかったプリントのチェック。いつも5時に帰ってるから「残業」はしてないけど、実は朝に時間外勤務はしてるんですよね。
で、午前は6人講座を含め3時間。6人講座はいつもの通りダラダラ。その次は「気になるクラス」なんだけど、さすがに尻に火がついてきたのか、それなりに勉強してますね。とにかくコンパクトな授業に限ります。練習問題を解くときは
「ひとりで考えなくてもいいんだよ。みんなで考えたらいいんだよ」
です。そしたら、案外ワイワイ考えてました。
4時間目は昨日の感想文の「読み」です。とにかく好評だったってことです。5時間目は「もうひとつ」のクラスです。こちらも動きはじめてます。が、気になる子は気になるよな。
6時間目からは感想文の「読み」と「打ち」です。まぁ音声入力ですけどね。

仕事を終えて、北摂地方の街へ。今日は夜のお座敷です。駅を降りたら山のように飲み屋があります。いいなぁ…。でももちろん飲みません。てか、あまりにも眠い。なので「元気の前借り」をしましょうか。

効くかなぁ…。飲んでも効きませんでした。まぁええか。
で、会場に到着。しばしの待機の後、お座敷です。前に座ってるとI田さんが入ってこられました。へ?ふたつ先の街じゃないの?てか、何回も話聞いてるやろ^^;。ビビります。
てことで、お座敷開始。うーん、笑いが少ない。これ、わたしのテンションのせいかもしれません。てか、テンションだけじゃなくてメンタルも下がってるしなぁ。でも、ニコリとしたりうなづいたり、はたまたメモをとられたり、反応はしてくださってます。てか、仕事を終えて疲れた身体で来られてるでしょうから、頭が下がる思いです。
そんなこんなで2時間話しきりました。話し終えた時の会場の感じは、なんとなくいい感じだったので、まぁなんとかなったのかな。
と、I田さんが来られました。
「なんで?」
「ちょっと用事があったので来たら、「いつきさん来てるで」って言われたので来ました」
いやいや、それならわざわざこちらに来なくてもさっさと用事をしたらええやん(笑)。
「何回も聞いてますよね」
「聞きたかったんで」
いや、申しわけない^^;。
てことで
「飲む?」
と聞くと、まだ用事が終わってないんだとか。いや、申しわけない^^;。
「飲みながら用事する?」
激しく悩んでおられます(笑)。
てことで、今日の飲み会はなし。体調的にはそのほうがいいです。
帰り際に「今日どうしても来られなかった人がいて、近々どこかで話される機会はありますか?」とか質問を受けるなど。いや、申しわけない^^;。
で、山のような飲み屋・ラーメン屋・餃子屋・焼肉屋を横に見ながら直帰です。
家に帰ると、まだ10時になってません。よし、お風呂からのビールでさっさと寝よう。

ウケたo(^^)o

朝、6時に目が覚めました。タバコくさい。やはり喫煙ルームはあきません。とにかく窓を開けて換気です。そして二度寝。8時までウトウトして、今日一日がスタートです。
とりま、昨日の夜に買っておいた朝ごはんを食べて、ひといきついてホテルの裏側にある会場へ。しばらくしたら、佐々木掌子さん登場。さらにしばらくしたら針間克己さん登場。なんちゅうメンバーやねん。
てことで、「小児保健セミナー」のスタートです。
午前は講演。ひとつは性分化疾患について。すんごいていねいな話で、勉強になりました。もうひとつは針間さんのセクシュアルマイノリティをめぐる話。これも既知の知識のアップデートになったかな。
午後はシンポジウム。まずは文科省のカリキュラムの中にあらわれるセクシュアルマイノリティにかかわる記述の話。学校に勤めてるけど、学習指導要領とか法令とか、そういうののハイアラーキーをきちんと勉強してないんですよね。次は佐々木掌子さん。基本的には相談場面のことなんだけど、けっこうかぶります。焦るな…。その次は保健室における実践。がんばってはるなぁ。てか、こちらも中身がかぶります。
てことで、最後に話の順番がまわってきました。与えられたテーマは「性の多様性を学校でどのように教えるか」です。結論は「ムリ」です。だって、学校も学校をとりまく社会も多様性を認めないんだもん。そんなところで教室だけが多様なはずがない。なんでみんなそうやって教室の中を社会の影響を受けない聖域ってとらえるんだろな。ベースはこの時のネタです。あのときウケたといって、今回がウケるとは限りません。ただ、これまでの人もけっこう笑いをとっておられたので、ウケるかなと思ったら、ウケました(笑)。
その後みんなでディスカッション。そんなこんなで今日のお座敷終了です。大学のセンセもけっこうおられたので「売り込み」をするなど(笑)。

その後、当然のことながら針間さん・佐々木さんと3人で呑みです。
「軽くですよね?」
「そうですね」
と言ったけど、気がつくと8時前まで呑んでました。アカンアカン。急いでおみやげ買って、缶チューハイを買って、新幹線に飛び乗りました。
家に帰ると11時過ぎ。ダメだ、なんかメンタル落ちてきた…。

ウケたのか?

朝起きて、なんとなくPCに向かいます。昨日やりきれなかったところをやらねば。
ちなみに、なんで朝にPCに向かうヒマがあるかというと、今日は午後から兵庫県西部の中学校でお座敷だからです。呼んで下さったのは保護者のみなさんです。ネタはどうしようと思ったけど、要望を聞いて、なんとなく「ミッション3」かなと思うなど。あれ、マニアックやけど、大丈夫かなぁ。ずっとミッション1と迷っていたけど、まぁええかと。
ということで、少しおべんきょしてJRに乗って会場に向かいます。列車の中でもちょこちょこ書いたり文献探したり。うーん、あの本、家にあったっけ。思わずポチろうと思ったけど、もしかしたら家にあるかもしれないので、踏みとどまりました。あと、読みたい文献があったので、思わずおべんきょ先輩にメールしてしまうなど。途中乗換があって、列車が出発するときの音で「お、ディーゼル!」と気づきました。あの振動がいいですね。そして、架線がないから空が広い。
駅で教頭さんに電話したら出られなかったので、これ幸いと歩いて行くことにしました。街並みがおもしろいです。
で、到着。かなり早めに着いたので、文献探しをします。うーん、いいのがない。マンガの分析しかないなぁ。

てことで、お座敷開始。
反応がない…。いや、ないわけじゃないです。けっこうあるんです。ただ、「わっ」という感じがないんです。個々にウケてたりはしますが、全体にならない。ひたすらまじめな顔して聞いておられる方もいたりして、どうしたものかと。やはりスベったのか。しかも、放り込むネタがことごとく「わからん」と言われます。そりゃ、ネタは古いです。てか、古いのが持ち味です。が、考えてみたら、中学校の保護者のみなさんって、わたしよりかなり若いです。てことは…。わかるはずがない。でも、あともどりはできません。行けるところまで行きましょう。
ということで、2時間ガッツリ話をして終了。
終わってから「おもしろかったです」とか「ネタ、ちゃんとわかりましたよ」とか言う方がおられて、それはそれなりにウケてたんだとあらためて思ったり。まぁ一安心です。
お座敷のあとは教頭さんに駅まで送ってもらって、いろいろ情報交換。ちなみに、この教頭さん、友だちなんですよね。てか、障子貼り職人のG藤さんです。
駅に着いて、すぐに乗ろうかと思ったけど、なんとなくガード下のお店に入りました。ここでクールダウン。

20分ほどですけど、少しテンションがもどりました。
帰りのJRはほぼ睡眠。なんか最近疲れますね。来月のダブルヘッダーとか大丈夫だろうか。
家に帰って本棚を見たら、探していた本がありました。買わなくてよかった。しばしパラパラめくって、メールチェックをすると、おべんきょ先輩が文献を送ってくださっていました。やhり、ひとりではおべんきょはできないんですね。みんなでやるものだってことが、あらためてわかります。
てことで、あとはビールを呑んでお風呂に入って寝よう。
明日は朝が早い。

初の離島体験

起床は6時。なぜにこんなに早く起きなきゃならんのかと思いながら駅に向かいます。新幹線→「やくも」と乗り継いで、とりま米子駅。

さらに乗り継いで境港駅。ここで昼ごはんゲット。で、レインボージェットに乗り込んでいただきます。

サーモンづくしらしいです。メッチャ多い。ちなみに、ビールはスー○ードライ一択でした。きついな。でも、なぜかうまかったので、よしとしましょう。
レインボージェットの乗り心地、おもしろいです。ほとんど揺れがない。たまにふわふわ上下動するのが楽しいです。
で、着いたのは西ノ島の別府港。別府港は大分にあるだけじゃなくて、島根県にもあると、はじめて知りました。迎えに来てくださったのはK下さん。とてもていねいな人で、ずっと連絡をとりあってました。ちなみに、つないでくださったのはN田さんでした。ほんとにお世話になってます。
到着したのは2時前。お座敷は6時15分から。ずいぶん時間があります。なのでゆっくりしましょうか。
とりあえず会場のチェックということで、向かったのは「西ノ島町コミュニティ図書館『いかあ屋』」です。入り口にはすでに立て看板。

照れます。
なんでもこの図書館、去年できたばかりだそうで、木の匂いが新しいです。なんと言っても靴を脱いで入るのがいいです。で、印刷物のチェック。と、ここでトラブル発覚。レジュメを送ってませんでした。早めに来てよかったというかなんというか。あわててレジュメをつくってプリントアウトしてもらってホッと一息です。
で、観光に連れて行ってもらいました。向かったのは摩天崖。まずは摩天崖を望む向かい側の山へ。

あの崖ですか…。
それにしても、途中の町並みがおもしろい。家の壁が木の板でできています。ちょうどDash島の舟屋みたいな感じですね。あと、1階に大きなスペースがある家もあったり。何に使うんだろ。
で、再び急な坂を登ります。すでに家はないです。
なんでも西ノ島はほとんど平野部がなくて、かろうじて3つの地区に人が住んでるだけだとか。しかもその土地のうちの半分くらいは埋め立てて広げたんだとか。そしてほとんどが山。それも切り立った山です。西ノ島・中ノ島・知夫里島の3つの島はもともとは火山で、そいつが噴火してできたカルデラが海面上昇によって内海になったんだとか。なので、西ノ島は基本的には山なんですね。
途中は放牧地です。
牛。

馬。

監視所跡。

こんなところにも戦争遺跡があるんですね。
そして摩天崖へ。メッチャ高い。真下に海があります。これはアカン。それにしても、ひたすら草っ原です。

その後今日泊まるホテルへ。部屋に入るとびっくりです。

全面窓!
お座敷までは2時間ほどあるので、お風呂に入ってしばし休憩。

6時前に再びK下さんが迎えに来てくださって、会場へ。50人ほど入れる部屋がほぼ満席です。隠岐島前高校から高校生も来てくれてるとのことです。うれしいな。
今日の話は久しぶりのミッション1。セリフが飛んでないか心配です。いちおうお風呂の中で復習はしたけど、全部はできなかったからなぁ。
てことで、いつものマシンガントークスタート。
とにかく反応がいい!K下さんとか教育長さんとか、大声で笑って下さいます。そのおかげか、聞いてくださるみなさんも笑って下さいます。もちろんガチのところは一生懸命聞いてくださる。そのメリハリがうれしいです。てことで、2時間メッチャ楽しく話させていただきました。
話し終わったら、感想を言いに来てくださる方や、質問をしてくださる方、さらにご自分の話をしに来てくださる方もいて、それがまたうれしいです。そんなこんなで9時頃まで会場で話し込んだりしてました。

でも、さすがにビールがほしい。てことで、K下さんと課長さんと3人で向かったのは「みやこ」です。たぶん^^;。
お店に入ると、みなさんラグビーワールドカップのサモア戦でもりあがっておられます。少しそちらも気になりながら、刺し身おいしい!

残念ながらイカはないとのこと。なんか、不漁らしいです。ちなみに、ここでもビールはスーパー○ライ。でもま、おいしかったからよしとしましょう。それにしても、突き出しがきゅうり丸っぽ一本のやみつききゅうりってどうよ。おいしすぎます。その後、日本酒→いそっ子とすすんで、時間は12時半。最終的にK下さんのおつれあいが迎えに来てくださったんだけど、ほんとに迷惑かけてしまいました。すみません。でも、それくらいに楽しかったってことです。
さて、明日も朝が早い(;_;)。

「自分らしく生きる」?

朝起きるとすっきりしてます。birth効果なのか、単に早く寝たからなのか。まぁ全部ひっくるめてでしょうね。やはりこういう日が大切です。
てことで、今日は朝から3時間連続です。本来は2時間しかないんですけど、来週出張なので、それの振替授業です。きつい。
とにかく何も考えずに授業をこなして、ようやくひといき。ちょっと自炊でもしますか。
午後は「おいた」をした子の相手をしてみたり。なかなか飲み込みが早いから助かります。放課後は文句のある子の相手をしてみたり。
「なんでわたしだけ。それって運なん?」
「そやで、運やで。交通違反と一緒やで」
「T先生も同じこと言ってたわ」
まぁそんなもんですよ。あきらめなされ(笑)。

てことで、1時間休みをとって退勤。向かうは豊中です。今日はこんなのがあります。

一歩くんと出会ったのは、ちょうど10年前ですね。あれからいろんなことがあって、今はお互いに人前で話をするようになりました。ちなみに、一歩くんもわたしも共通してるのは「自分「を」語る」のではなく「自分「で」語る」ところです。たぶんふたりとも「自分のことをわかってほしい」とか思ってません。自分のライフヒストリーを触媒にして、そこに起こる化学反応を期待しているんだと思います。
そんな一歩くんとわたしに「自分らしく生きる」というテーマで対談をしろというオファーが来たんですよね。おもしろいなと思ったけど「自分らしく生きてるのか?」というか「自分らしく」ってなんだ?ってふたりにそれを頼むか?と(笑)。でも、頼まれたことは断れません。それは一歩くんも同じだったみたいで、やることになりました。
ちなみに打ち合わせはしましたが、ぜんぜん打ち合わせていませんでした。その後、いちおうLINEで話す項目は決めたけど、一歩くん、よほど不安だったのか、おとついも「打ち合わせしよ」って言ってくれたけど、結局「なんとかなるで」ということで、やっぱり何も決めず。でもいちおうスライドだけ準備することにしました。でも、やっぱり不安なんでしょうね。豊中に向かう電車の中で、再びLINEで打ち合わせ。ここでようやく意思一致ができたかな。
てことで、会場に着いてセッティング。ところが音声が出ない。まいったな。まぁええか。てか、なんで画面の色が真っ黒になったんだ?でも、そんなことも言ってられないので、プロジェクタとつないで二人会開始です。

今回の二人会ではひとつのチャレンジをしようと思いました。それは、徹底的にライフヒストリーにこだわるってことです。用語説明もしないし、社会への発信もしない。ひたすらそれぞれがそれぞれのライフヒストリーを話す。社会化をするとすれば、それは聞く人に委ねる。そのためには、過去あったことへの今の自分の評価を徹底的に排除する。楽しかったことは掛け値なく楽しく話す。
てことで、普段は話さない親のところから話をスタートさせました。すると一歩くんもそれに応えるように親のところから話をスタート。へー、そんな子ども時代を過ごしたんだ(笑)。
歴史が重層的であるのと同じようにライフヒストリーも重層的です。そして、親や友だちや教員や、その他さまざまな人との相互作用の中にライフヒストリーがある。そして、内面はそこにはほとんどあらわれない。というより、内面は「あとになって言葉化される」。なので、言葉化される以前の内面は、ライフヒストリーには含めない。それがチャレンジでした。
そうやって語っていった時、ふたりのライフヒストリーは、あたりまだなんだけど、まったく違うんですよね。そういうライフヒストリーが、後になって言葉化された内面へと話が進んでいった時に、共通の体験へと変化していく。おそらくそんな二人会だったんじゃないかな。
そして最後に「自分らしく生きる」ってなに?という問いにふたりで答えました。
一「みんなから自分らしく生きたらいいんだよって言われたけど、その「らしさ」に自分はなかった」
い「「ありのまま」なんていうものは永遠に変化し続けつくり続けるものなので、そんなものはない」
まぁそういう結論しかないよなぁ(笑)。
終わってからいろんな人が来てるのがわかりました。みんな「おもしろかった」とか「斬新だった」とか言ってくれました。よかった(^^)。でも、グッタリと疲れました。
なので、打ち上げでははじめはしゃべれませんでした。もちろん燃料補給をしたらしゃべれるようになったけどね(笑)。
でもま、こんな機会はきっと二度とないだろうし、あったとしても二度はできないな。

なぜかホーム感

事の発端は6月はじめのことです。毎年リビングライブラリに来ていただいてる加藤さんからラインが入りました。
「えんたくに座っていただけませんか?」
えんたく?なんでも「これからの依存症予防教育」というテーマだとか。
「わたしの役まわりは?」
と聞くと
「教育関係者」
とのこと。なるほど。依存症予防教育はまったくの素人だけど、いろいろ考えてきたことはあるし、たぶんそれを加藤さんは知ってのことなのかな。
てことで、今日の午後は「これからの依存症予防教育 ~依存症は回復可能な問題~」に行くことになりました。
でも、午前中は時間があります。
まずは8時くらいからランです。今日も25分ほど走ってしまった。そんなに長い時間走る気はないんですけどね。道を間違えるとこうなるのがロードのこわさです。家に帰って軽く筋トレしてシャワーを浴びて、猫の額で朝ごはん。

その後、いろいろ調べもの。一番のネックは『Bodies that Matter』の日本語訳がないことです。でも、一部のみあるんだとか。探したら『現代思想』の1997年5月臨時増刊号に載ってるんだとか。へーと思って検索したら「特集レズビアン/ゲイスタディーズ」でした。持ってるやん^^;。灯台下暗しというか猫に真珠というか。いかにおべんきょしてないかってことですね。
もうひとつの調べものは今日の講師の松本俊彦さんってどんな人だっけってことです。そういやKうさんから名前を聞いたことがあったなと思ったので、おふたりの名前で検索したら『精神科治療学』が出てきました(笑)。たしかに巻頭言に書いてはるわ。ちなみにKうさんにメールを送ったら「20年来の呑み友だちです」と返ってきたので、なるほどなと。

てことで、スタートです。まずは京都駅で来月使う乗車券をゲット。
続いて会場近くでランチです。

ちなみにテーブル席に通されたので「カウンターでもいいですよ」と言うと「女の人やから目立つところ」って笑顔で言われて、笑顔を返すなど^^;。
で会場へ。
うーん、知ってる人がいない…。アウェイです。やがて加藤さんが来られてホッとしたり。同じ「えんたく」に座る人と「なにしゃべろ」って話をしたり。と、Oか山さんが来られて「えー!」ってなったり。さらにSん均さんが来られて「ほー!」ってなったり。松本さんに「Kうさんと呑み友だちです。精神科治療学ではお世話になりました」とちゃっかりアピール系のあいさつをしてみたり。
そうこうするうちに松本さんの話がスタート。
話、うまい。おもしろい。早口(笑)。
「麻取と飲むとね、酔っ払ったら夢を語るんですよ「この世界から薬をなくしたい」ってね。そんなの絶対無理です。人間は薬をやる動物なんです」
なるほどな。しかし「麻取」っていうんだ。そういやIちくんも言ってたな。「金パブ」とかいうのもギョーカイ用語であるらしいです。
話が進むほどにあちこちでドカンドカンと大爆笑してる人が続出です。たぶんダルク関係者だな(笑)。
めっちゃわかりやすくて、でも深い1時間ちょいの話が終わって質疑応答。ここでまた深い質疑応答があったり。
で、休憩。いちおう「えんたく」の打ち合わせ。登壇者のおひとり谷家さんと「はじめまして」とあいさつすると「前から知ってました」とのこと。「ほへー」と思ったら、現在は麻取だけど、かつてはセクシュアリティ関連のことをやっておられたんだとか。その時にあちこちで名前を聞いておられたんだとか。悪いことはできません。
で、「えんたく」です。
いきなりわたしが指名されて「マジっすか」と5分のセッションスタート。
わたしにとってのアディクションとの出会いは、やはりMりくん抜きには語れません。部落であることとゲイであること。「両方を知ってるのは世界でいつきさんひとり」って言われたことから話はスタートです。考えてみると、加藤さんは在日。Hっかぶいさんはウチナー。シンナーやってたムラの子。みんな被差別の立場にいるんですよね。もちろん被差別の立場にいる人がやるんじゃないです。おそらくバルネラビリティの問題です。だから薬やギャンブルに近くなる。わたしにとってアディクションの問題は差別の問題であり人権の問題なんですよね。
まぁそんな話をして、最後に「一高校教員です」と締めくくりました。いやほんとにここではそうですよね。依存症予防教育なんてなにもしてないです。でも、なぜかアディクションの人たちと出会いがある。不思議です。
その後、加藤さんや家族の方や谷家さんが話。それぞれがそれぞれの立場での深い話をされました。そんな中でやはりダルクの存在の大切さを感じますね。でも、つくろうとすると地元住民から反対の声があがる。なんなんだろ。ダルクの人たちって少ししか知らないけど、お酒もタバコもやらないから、わたしなんかよりよほど迷惑かけないんだけどなぁ。
で、えんたくメンバーで質疑応答。加藤さんや家族さんに質問が飛んでいて「出番はないな-」と思ってたら、突然質問が飛んできました。
「もしも生徒の中に薬物をやっている子がいたらどうします?」
えーと、どうしますと言ったって…。
「たぶん逮捕されなければ「やめろ」ということにはなりません」
これ、退学ではないです。「進路変更を促す」ということです。でも、タバコやお酒が家庭謹慎なんだから、薬物もそうだろうし、ましてや市販薬だったら「オーバードーズ」ってことで、保健部とSCが動くんじゃないかなぁ。一般に考えられているほど高校は簡単に人をやめさせたりしません。じゃぁ、大麻が見つかったら…。微妙やなぁ…。
その後、みなさんが3人ひと組でトーク。すごいしゃべるな。で、それぞれの組で話したことを発表。そしてまたまたわたしたちの出番です。なにをしゃべろう…。
ひとつは、マイノリティ、それもセクシュアルマイノリティのアディクションのことかな。そうした人をダルクが抱えすぎないことかなぁ。「外」にアウトソーシングすることは大切なんじゃないかな。逆に、例えば交流会だってダルクにアウトソーシングすることが大切かな。もうひとつは「てーげー」であること。
ひとつは、かつて大北さんからおそわったことです。
「予防教育を徹底すると、感染者は予防に失敗した人ってことになってしまいます。そこから自己責任論へといってしまいかねないんです。だから、予防しきれないことを引き受ける。あるいは感染することを引き受ける。そこまで含みこんで予防って考えなきゃならないと思うんですよ。それで、例えば感染したかもしれないと思った時に取り乱す」
もうひとつは、かつてMりくんに
「自分は人生がギャンブル。なにかやるたびにレートが上がる。そういうギャンブルをしている。負けるとすってんてんになる。だから死ぬまで勝ち続けて勝ち逃げするねん。ギャンブル中毒やろ?」
って言ったら
「いつきさん、それは中毒ではありません。ギャンブル中毒者はね、トコトン負けて莫大な借金を抱えて「もうやらない」と思っても、「これで借金を返しや」ってお金をもらったら「これで勝って返す」って考える人のことなんです」
と言われて「あぁ、自分は中毒にはなれない」って思ったことがあるんですよね。そのこと。
中毒の人はすごいんです。とにかくマジメなんです。だから依存までいける。わたしはそこまでマジメじゃないから、依存の手前でとまってしまうんだと思います。だから、「てーげーでもいいんだ」ってことを子どもたちに示すこと。月曜日の朝は「学校爆発しろって思ってる」って率直に言うこと。
まぁそんなことを話しました。

で、打ちあげ。いや、楽しい。麻取・保護観察官・当事者が一堂に会して呑む。ちなみに、そこにいる麻取の人のことをずっと当事者と思ってた私がいたりします。それくらいにわからない。そして、ひたすら酒を飲んでるのが保護観察官と高校教員というのも、これまたあるあるなんですよね。こんなところを見たら、ぜったいにダルクが街にあっても大丈夫ってわかるんだけどなぁ。
加藤さんに
「今日はアウェイ感満載でした」って言ったら
「そうでしたか。でも、これでホームになったでしょ?」って言われました。たしかに…。
最後に
「「ダメ、絶対ダメ」がダメな世界をつくろう」という約束をして、打ちあげ終了。さぁ、帰ろう。でも楽しくて呑みすぎたな。

ええ子らやなぁ

朝起きるとひとりです。そうか、合宿は終わったんだな。寂しいようなホッとするような。とりあえず朝ごはんを食べて、シャワーを浴びて、ブログを更新して。ためると大変ですからね。
そんなこんなをしてると、あっという間にチェックアウトの時間です。迎えに来てくださるはずなので、ロビーで待たせてもらいましょう。が、いつ来られるんだっけ?連絡とったら1時間半後であることが判明(笑)。まぁええか。ゲンコをやっつけましょう。
そんなこんなで、昼前にMりさんと合流。今日のお座敷の場所へ移動です。
ちなみに、今回の徳島合宿はこのお座敷があるからやることになったんですよね。ちなみに決まった順番は順番は「お座敷」→「合宿」→「謎のシンポ」です。で、このお座敷ができるのは、土曜出勤の代休だからだったし、合宿をしたのはその続きで玖伊屋をすることにしたからだったし、まぁいろいろ偶然がありました。

途中寄り道をされるのでどこに行くのかと思ったら「ラーメン屋さんに向かいます」とのことでした(笑)。もう無理です。なので、パス。途中のコンビニでパンとコーヒーを買って昼ごはんにしました。
で、今日の目的地のAわ高校。実はかつて来たことがあります。たしかその時はバイクで来たな。今回も子どもたち対象です。いちおうPTAにも広報されたみたいですけど、参加表明ゼロだったとのこと。まぁそりゃ3連休明けで来るのは大変ですよ。
準備もすんで、さぁひといきと思って体育館に入る子どもたちを見た時に「あり?」って思いました。筆記用具を持ってない?あ!レジュメ送るの忘れてた!いったんプロジェクタにつないだPCを切り離して、カチャカチャやって、レジュメをつくって、なんとかUSBにコピー。ここからプリントアウト→印刷です。マジでしもた…。
でもまぁそんなことも言ってられないので、レジュメはあとから配ることにしてお座敷開始。与えられた時間は90分です。もたすことはできるかな。
ところが子どもたちの表情がいい!爆笑してる子もいるし、柔らかーい笑顔でこちらを見てる子もいるし。いろいろ脳みそとか心とかが動いてる感じが伝わってきます。途中、質問・感想タイムをつくったら、3人の子どもたちが発言してくれました。話が終わってからも前に来て声をかけてくれる子がいたり。クタクタに疲れたけど、話をしてよかった。
お座敷のあとはお茶をいただきながら、京都と徳島の人権教育の状況について意見交換。徳島、ほんとにがんばってるな。
で、Mりさんに松茂まで送ってもらって、缶ビールをおごってもらって、無事高速バスに乗車です。

うまい!このビールのうまさは、Aわ高校の皆さんのおかげだな。そんなことを感じながら徳島離脱。次来られるのはいつかなぁ。

謎のシンポ

朝、目が覚めると、みんながいます。合宿だなぁ。
昨日ラーメンを食べ過ぎたので、というか、昨日の夜、なぜか「東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」なるものを食べてしまったので、おなかはまったく減ってません。まぁでもブログも更新しなくちゃならないし、ゲンコも書かなきゃならないし、そのあたりをやりますか。そうこうするうちにみなさん起きてきて、仕事をする人や仕事をする人やコーヒ-飲みに行く人やいろんな人がでてきました。わたしもお風呂に行ったり仕事をしたり。そうこうするうちにK野さんは「準備」とか行ってどこかに行かれました。それにしても、体調悪そうやな。心配。
で、チェックアウトの10時になったので、ロビーに降りて、今日の行動開始です。
まずは早めの昼ごはん。喫茶店のモーニングとラーメンのふたつの案が出たけど、やはりラーメンでしょう。と言って、向かったのは「岡本」です。15分くらい前に着いたらチラホラ並んでおられます。が、わたしたちは8人。さっさと並ぶのが吉です。と、11時前になると、わらわらと人が来られます。早めに着いてよかった。11時ちょうどにお店がオープン。あっという間に満席です。
頼んだのはラーメン小と豚丼小。ただし、豚丼はIっぽくんとシェアです。


うまい!今回の3店の中ではここが一番好きかも。豚丼も甘みがあっておいしいです。さっくりと食べ終わったけど、おなかパンパンです。でも、これで白・黄・茶の3種類制覇です。
で、今日のメインイベント会場へ。ここでなぜかシンポです。
もともとこんなことするつもりはなかったのですが、K野さんが「来るならしゃべる?」って言って、「ええよ」と返したのですが「ついでならシンポにしよう」って言ったので、「マジか」と思ったんですけど、みんなに聞いたら「ええよ」って言ったのでシンポになりました。
内容をどうしようかと思ったけど、結局この時の流れに準拠することにしました。
てことで、約3時間のシンポをやって、みなさんテンションが上がったところで無事終了。うん、やってよかった。なにより「共生とは理解することではない」という名言が聞けたのがよかった。

ここで、Iずみちゃん以外のみなさんはバイバイ。わたしとIずみちゃんはK野さんの車に乗せてもらって移動です。で、ホテルにチェックインしてから、向かったのは「安兵衛」。久しぶりにIずみちゃんとサシ呑みです。はじめはちょっとテンションが低かったけど、途中からテンションも上がって、最後はかなりワイワイしてしまいました。途中、お兄さんが脱走しかかったウナギを手でつかむシーンも見られたし、満足満足。結局閉店までいちゃいました。
で、帰りのバスに乗るIずみちゃんを見送って、わたしはホテルへ。部屋に帰ったら倒れました。そりゃそうだ。

大移動

朝、いつもより一本遅い電車で出勤。それでも十分に時間は間に合います。
1時間ほど仕事をして、若い同僚の車に乗せてもらって山間の町に出張です。今日の午前は若い同僚さんが「出前授業」をするので見せてもらうことにしました。あいさつもそこそこに、授業準備に行かれました。ちなみに、わたしはチャイムが鳴ってから教室へ。生物の授業ですが、おもしろい!授業、うまいなぁ。校長さんは友だちですが、「アクティブラーニングやってるなぁ」と感心してました。2年目なのにね。
で、授業が終わったら、近くの駅まで送ってもらって移動開始です。目指すは八尾。えーと、あそこで乗りかえて、あそこで降りて、歩いて、乗換があって…。遠いな…。結局1時間ちょいかかりました。しかも、駅からは雨。やれやれ…。
で、小学校でお座敷です。
聞いてくださるのは24人。おそらく全員おられるな。夏休みの最終日の午後は迷惑だろうなぁと思いながら、今日しかなかったんですよね。でも、さすがに疲れておられる感じです。ところどころで集中が切れている方もおられたり。でも、熱心に聞いてくださる方や、なぜかメモをとっておられる方や、はたまた笑いたいけど声を出すのを躊躇しておられる方や、いろいろおられました。
終わってからの校長室での話もおもしろかったです。途中からムラの話になったり。
「部落って部落民というくくりがあって、でもそれだけで多様じゃないんですよね」
「あー、でも生い立ちとかバラバラだから、部落の中の違いに敏感になればいいんじゃないですかねぇ。結局、生い立ちを延々と語るしかないんじゃないかなぁ」
もちろん、読み筋はパラムの会です。
そんな話をしたあと、次の場所へ移動です。目指すは「おべんきょ場所」です。といっても、とある紙をとりに行くだけです。えーと、あそこで乗りかえて、次にあそこで乗りかえて、そのあとあそこで乗りかえて…。最後は歩きか…。こちらも移動は1時間ちょいかかりました。遠いな。しかも、このあたりでえらい雨になりました。てか、雷鳴ってるし。
それでも無事紙をゲットして、最後は京都へ。これがまた、駅までが遠い。15分くらい歩かなきゃなりません。ずぶ濡れです。で、地下鉄→JRと乗り継いで、京都に到着。1時間半くらいかかったかな。さすがに疲れた。そろそろ嫌気がさしてます。
で、stnのミーティングです。まぁでも、話をしているうちに、だんだん復活してきました。
また今年度もしでかしましょうかね。

今日は休憩?

朝、ちょいと早めに起きなくちゃなりません。今日は北摂のとある街の中学校でお座敷です。てか、この駅、この間来たぞ。そういや、あの時ここにOICがあるからペーパーのコピーをしようと思っていて、なのになにをコピーするのかメモし忘れていたことを思い出しました。もちろん、今日もメモをし忘れています。でも、今日を逃したらダメです。とりあえず、検索かけて見つけてほっとひと息。
電車を降りたらテクテク歩いて会場へ。ちょうど今からセットをするところでした。と、外付けスピーカーがない。どうしたものかと思ったら持ってきてくださったのはいいんですが、STZ-D10Zなるスピーカー。思わずダイソンの掃除機かと思いました。はじまるのを待ってると、一番前に座ってる若い教員の方
「レインボーのTシャツ着てきたらよかった」
ってつぶやいておられて、
「Anti Fascistね」
って言うと
「負けた」
とか言っておられます。ノリいいし。
てことで、お座敷スタート。前の方の数人の若手教員の方、爆笑しておられます。で、後ろの方のみなさんはニッコリとされます。アカン。前の方の爆笑組を見たら、話が長くなると思って、意識的に後ろの方のみなさんを見てみたりしながら話をしたのですが、なんでも部屋を借りてるのが12時までなので、話は最後まで行かず。ま、キリのいいところで終わったので、まぁそれはそれでよしとしましょう。

お座敷の後はOICへ。なんとかペーパーを探してコピーして。それにしてもOICって「Ocean International College」くらいかなと思ってたんですが「Osaka Ibaraki Campus」だったのね。

次に向かうのは、前のおべんきょ場所です。おとついも来たなと思いながら、研究会の会場へ。おとついと一緒です。今日は伊藤悦子門下生の研究発表→呑み会です。
今日のテーマはニューカマーへの小学校の対応の話。まぁそれはそれでおもしろかったけど、「ニューカマーの困難」を病理モデルで対処しようというのは、緊急避難的にはわからんわけではないけど、そこまで開き直るのはどうよって思ったり。まぁなんしか、京都府に外国人に対応するための部署がないのが最大のネックですね。「いまのうちに組織立てておかないと、えらいことになりますよ」って中の人に脅しをかけて進言しておきました。
で、宴会。やはり人権教育畑の人たちとの呑み会は楽しいです。しかも、みなさんそれなりに研究をされ、報告書で苦しんだ経験をもっておられます。
「文章書けなくて文献読むと、書けない罪悪感が少し減るけど、それって泥沼なんですよね」
って言ったら
「あるある!」
って盛りあがったり。いや、単純に今のわたしの状況なんですけどね。
そんなこんなで10時くらいまで遊んでお開きです。
あしたはがんばろう…。