今日は某人権教育研究会の総会です。なので、朝はスマホのアラームを切って、ほんの少しゆっくり。のろのろ起き上がってコーヒーとトーストを食べて、京都府中部の町へ向けてスタート。
到着したら、すでに事務局や役員の人々が働いてます。みんなマジメやな。しかし、とある支店の支店長も細々とした準備をしていて、こういう感じは好きですね。
と、会場の音響照明担当の職員さんから名前を呼ばれてびっくりです。さらに
「わからんことがあるんですよ」
と、わたしを普段は立ち入り禁止のところに入れてくださって、なにがどうなってるのやら。
と、島根からO田さんが来られました。なんでも関西に来る用事があるので、午後の記念講演を聞きたいんだとか。まぁいろいろネジが切れてる人がまわりにたくさんおられるわけで、これがおもしろい。
やがて定時が来たので総会開始です。とはいえ、そんなにもめることもなく、淡々と総括が進んでいって、午前の部は終了。午後の講演にあわせてセットを変えて、とりまおべんとです。しまった、餅入りのお好みを入れてたけど、餅が固い。飲み込んでしまえ!
で、電車の時間が来たので、講師の和泉眞藏さんを駅まで迎えに行きました。
和泉さんとはメールでのやりとりはありますが、直接お会いするのははじめてです。お会いすると、すんごい謙虚な人です。でも、やってこられたことを知ると、半端ない人でもあります。そしてその半端なさの根拠が「科学者である」というあたりがまた、なんとも言えません。とにかく期待です。
で、講演スタート。
まずは自分史を語ったあと、covid-19をめぐる話から。ここでいきなり「全数調査をやめたからよくわからなくなった」としながらも、covid-19がどのようなウィルスでそれが人体にどのような症状をもたらすかを、簡潔ていねいに話されて、結果「5類にするのは反対」と。まさに科学者としての結論ですね。
そしてハンセン病とはどのような病気であるかということを、極めてていねいに話されます。そうなんだ、末梢神経にとどまりつづけるんだ。そして、自己免疫疾患なんだ。はじめて知りました。そして、ハンセン病対策の歴史とともに、ハンセン病についての語られ方の間違いを実証的に説明されます。
「ハンセン病は感染力が強い」とされてきた歴史があるゆえに、現在「ハンセン病は感染力が弱い」とされています。が、それは間違っていると。ハンセン病は感染力が強い。でも、発症することが少ない。しかも、そのプロセスはわからないことが多い。でも、早期に発見したら治る病気である。
そんな話をされながら、これといった結論は語られません。が、話全体が結論ですね。
しかし、「語られ方」についての話がおもしろい。例えば部落史だって、運動側が説明しやすいように語られてきました。それを歴史学者たちがバッサリとやりました。でも、そのおかげで豊かな部落のありようが明らかになったし、部落差別の本質に迫れるようになった。それはハンセン病も同じってことですね。で、和泉さんは苦笑しながら、そういうご都合主義的なところをバッサリとやられました。
せっかくなので「なぜ絶対隔離を光田健輔たちは続けたのか」と質問したら「あの人はメチャクチャなんです」と、これまたバッサリです。
あと、個人的にウケたのは、和泉さんのしゃべり方かな。まるで学会発表です(笑)。まぁしかし、当事者の話ではなく和泉さんの話からスタートできたのはよかった。いろんな人に聞いてほしいな。
ということで、総会終了。その後、O田さんとニューエビスノへ。ほんとうは和泉さんも来られる予定だったけど所用のためにダメになり、Aっちゃんに声をかけてたけどこちらもムリになり、サシ飲みです。それでも今日の講演の感想からスタートして、話はあちこちに飛びながらも、次の講演へ向けた話をしたりして、これまた有意義なひとときを過ごしました。
が、あまり遅くなると明日がしんどいですね。早めに帰ることにしましょう。あまり早くないけど…。
カテゴリー: 趣味
今回のテーマは「権利の主体」か・教研2日目
目が覚めると9時です。今日も9時から走ろうと思ってたけど、まったく無理ですね。そんな時はすっぱり諦める。
で、10時に入室して、10時半開始です。
今日はなぜかレポートしなきゃなりません。20年くらいレポート出してますが、提案県になるのは3回目くらいかな。もっとも提案県じゃなくても発言しまくってますが(笑)。
しかし、大分の支援学校のレポート、すごい。ガチの本気が伝わってきます。しかし、これができるところまで社会が変わってきたんだなぁ。いや、これをしなきゃならないし、してもバッシングできないところまで社会が劣化したのか。
で、わたしのレポートは3本目。分科会全体の最後です。ドキドキ(笑)。
で、レポート開始。今回のタイトルは「トランスジェンダー生徒交流会からの発信2022」です。と言っても、ふだんと同じ内容で、エピソードが加わるだけです。ただ、そのエピソードが大切です。それこそが子どもたちの生の声ですからね[1]ここではエピソードはわたしによって取捨選択され、加工されてるって話は度外視しましょう(笑)。てことで、10分間のレポートの最後は、おなじみの「子どもたちは支援・配慮の客体ではなく権利の主体である」です。
で、いろいろ質疑応答があったり意見交流があったりするわけですが、中にこんな意見が出てきたりして…。
「権利を主張されても、それを教員が受けとめたときに困る。だから権利ばかりを主張するのはどうか。道徳教育では権利と義務・自由と責任はセットで教える」
えーと…。瞬間脳みそが沸騰しましたが、幸いこれは午後の論議にまわることに。
てことで、昼ごはんは今日も燃料補給。コタツから出たくなくなったので、ちょうどいいです。
で、午後の論議。
「権利を主張するのは、その権利が、多数者にはすでに与えられているにもかかわらず、少数者には与えられていないからです。だから、権利の主張は正当なことで、そこには義務は発生しません。それは自由も同じです。誰かに対する義務は発生しません。もしも義務が発生するとしたら、それは自分の発言や行動に対してです。つまりその義務は自分に対して発生するってことです」
わかってくれたかなぁ。合理的配慮のことを話してるんだけどなぁ。このあたりは共同研究者の方もいろいろ話されましたね。
そんなこんなで総括討論に移行しますが、個人的には総括討論モードに入ってたので、もう話す中身はないぞ(笑)。それでも、なんかいろいろ話して、最後に共同研究者の話。
えーと、名指しです。せっかくわたし
「今の自分があるのはたくさんの出会いのおかげです。それは人や知識です。なかでもインクルーシブ教育と教育社会学との出会いが大きいです。ただ、そういう出会いをするためには時間が必要です。だから、勤務時間を守りましょう」
って言ったのに
「いつきさんの人権感覚の鋭さ」
とか言われて、いや、「そんなんないし」と(笑)。
で、お待ちかね、寺町さんの話。わかりやすいわー。ていねいで謙虚です。
「39年間生きてきて、いま、もっともジェンダーがわかりません」
と。それでも、論議の中で使われた概念なんかをきっちりと説明されて、さすがやなと。
今年の教研も終了。退出ボタンを押したら終わりです。寂しいなぁ。ふだんだったら、帰りに「飲もう」ってなるんだけどな。
まぁいいや。おふろに入って、ビールだビール。
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↑1 | ここではエピソードはわたしによって取捨選択され、加工されてるって話は度外視しましょう(笑 |
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なにを話そう・教研1日目
今日明日は日教組教研です。が、今年もオンライン。寂しいなぁ。まぁでもその代わりに楽と言えば楽ではあります。
てことで、開始前にラン。30分ほど走りましょう。
10時半から17時までzoomなので、その前にラン。平坦路を30分ばっかゆっくり走るつもりが、いきなり5分台に入ってしまって、5分52秒→5分41秒→5分48秒→5分36秒→5分48秒→5分31秒で、6.3kmを36分06秒。アベレージが5分41秒。
ちょっとこわいな。でもまぁ、そういう身体になってるのかな。
で、服を着替えてPCの前へ。このあたりはオンラインの楽なところです。
さてさて、今年はどんな感じかな。ちなみに今年の共同研究者には寺町さんがおられます。寺町さんとはこの本の時のご縁でメールでのやりとりはしてますが、オンラインとはいえ直接お会いするのは今回がはじめてです。うれしいな。
てことで、チャットであいさつしようと思ったら、チャットできない設定になっていて「にゃろう!」と思うなど。
で、分科会スタート。今年はどんな発言が必要になるだろう。
んー…。
みなさん、すんごいがんばって実践しておられるんだけど、なにかがズレてます。なんなんだろう。そうか、社会や構造を問うてないんだ。みんな「個ががんばる」ことを結果的にうながしてるんだ。例えば、家事の問題であっても、ワークライフバランスがうまくとれないのを個の問題にしてしまい、それを阻む社会の問題として立ててない。そういう立て方をすれば、個人モデルになってしまいます。これ、どうすりゃいいんだろ。
とりま昼ごはん。
久しぶりのトゥンセラーメンで気合を入れましょう。もちろん飲み物はヱ○スです(笑)。
ちなみに、今回zoomはPCですが、それとは別にipadも使ってます。こんな感じ。
で、ipadで友だちとラインでやりとりしてます。オフラインでもそんな感じなので、通常運転ってことです。
と、メッチャおもしろいレポートが!レポーターが変な人です。なので、質問。
「あの、学校の中では「変な人」ですか?質問はそれだけです」
苦笑されました。
ちなみにこのレポーターのT林さんが、やはり「社会構造」を提起されていて、よかったよかった。
まぁ今や、人権教育も「心がけ」になったりしてるから、両性もそうなるよなぁ。
そんな感じで1日目終了。
しかし、寺町さんの助言の冒頭に
「全部いつきさんに言われてしまった」
って、そんなことないでしょ(笑)。
まぁただ、寺町さんもわたしも教育社会学のジェンダー研究なので、かぶるところは多々あります。だからでしょうね。
その後大阪へ。なんでもSゅんすけの店でYーきが新年会をしてるんだとか。なので、そこに乱入です。ちなみに、行こうかどうしようか迷いはしましたが、考えてみるとオフラインの時も飲んでるから、同じってことですね。
で、みんなでワイワイしてるうちに寝てしまったみたいで、気がつくと人が激減してました。でも、Sゅーとが家まで送ってくれてありがとー。
しかし3時か…。オフラインの時よりひどいな。いや、山手線の最終を逃したこともあるから、こんなもんか。
久しぶりの越冬合宿
今日は午後に某在日外国人教育の会議があります。なんで3連休の初日にするんだろうと思うけど、まぁしかたないです。
てことで、来年度開催地の徳島のMさんと京都駅で合流。最寄り駅まで移動して、一緒にランチを食べましょう。
口の中が餃子になっていたのでした。で、ごはんを食べながら事前の打ち合わせです。なんでわたしがこんなことをやっているんだろうと思うけど、まぁそういうことです。
会議の方は、突然のハイブリッドになりました。これがなかなかやっかいです。なにせ、そのつもりをしていなかったから、いろいろ機材が足りない。幸いにしてPCとipadはあるので、2台体制でなんとかハイブリッドを実現しました。
会議の論議の方は、いつものことながら全国の「本気」でやってる人の集まりですから、かなり充実していました。が、充実しすぎていて、終了予定時間を30分以上オーバー。まいったな、これから移動しなきゃならないのに。
で、集合場所に移動。今日から明日、久しぶりの越冬合宿です。去年は人数が少ないので中止しました。おととしは越冬合宿どころではありませんでした。なので、この時以来ということですね。
やがてSーととYーきが迎えに来てくれて、移動開始です。ひたすらしょーもないネタをしゃべりつづけるふたりに、てきとーに突っ込みを入れながら、合宿場所に到着です。そこにいるのはKうさんとIずみちゃん。ふたりでそうじをがんばってくれたおかげで、とてもきれいな部屋になっています。が、こたつにはふとんがない。そしてなによりビニールが吊ってない。ちなみにKうさんから最後に来たラインは
「寒くなってきた」
でした(笑)。そりゃ寒いわ。
てことで、みんなでビニールを吊ってふとんをかけて暖かい部屋が完成![1]写真はIずみちゃんのfacebookからいただきましたm(__)m
あとはブリを切って、イカをさばいて宴の開始です。
げそはどうしようかと思ったけど、Kうさんがしゃぶしゃぶにしたので、それに習ってみました。これがうまい!
あとは飲んで食べてしゃべって、他では聞けないような話を聞かせてもらって、いつの間にか記憶がなくなっていました。
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↑1 | 写真はIずみちゃんのfacebookからいただきましたm(__)m |
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水平社設立の地を訪ねる
今日は日教組の近畿ブロック・中国ブロック・四国ブロックの合同の女性部長会議です。これ、本来は土日の2日間でやります。ただ、そういう形で最後に開催されたのは2019年でした。2020年はどうだったかな。去年は愛媛でしたが、さすがに日帰りで行くのはキツイので、ネットでの参加にしました。で、今年は奈良なので、久々に対面で参加しようかなと。
ということで、橿原神宮前駅に移動。
移動中は、もちろんBOSEで音楽です。が、どうもよろしくない。小さな音が続くところで音がふらつきます。なんでだろう。そのせいで、Brucknerを聞く気が激減します。死活問題です。もしかしたら、もともとのソースのワウフラか?んなことはないな。
とりま、音量をあげてみたらどうなるか実験です。で、音量がマックスになったところで、いきなり「ソース通りの音量」みたいなチェックボタンが出てきました。
もしかしたら、コンプレッサーが聞いてたのかな?そりゃ音がふらつきます。このボタンをチェックしたらふらつきがなくなりました。よかった。
で、橿原神宮前駅に到着。
ここから水平社博物館まではランです。距離は約6.5km。まずは169号線を南下します。これがきつい。なにしろ歩道がありません。一部あったけど、草が刈ってないので、えらいことでした。途中で右に曲がって、ここからは信号もない気持ちのいい道です。ただし、曲がってすぐの登りは「マジか」と思いましたけどね。
少し雨が降ってるけど気持ちいいです。
そんな感じで4kmばっか走ったところで、右足の太ももの裏側が「ピキッ」ってなりました。これは肉離れやな。でも、受付時間があるので歩くわけにはいきません。とりあえずかばいながら走りましょう。
そんな感じで、ラン終了。6分17秒→6分10秒→6分07秒→6分03秒→6分23秒→6分10秒で、合計39分55秒。アベレージは6分11秒でした。いい感じです。ちなみに、みなさんから驚かれたけど、6kmはたいしたことないですよね。
で、岩崎村のフィールドワークです。
まずは西光寺。言うまでもなく、水平社宣言を起草した西光万吉の生家です。太鼓と鐘。
太鼓はどこのだろう。かつて、とある山の中にあるムラの太鼓が渡辺村のであることが判明した時はテンションが上がりました。きっとこれもそんな感じなのかな。いや、もしかしたら奈良でつくっていた可能性もありますね。ちなみに、鐘は「いろいろあった時」に鳴らしていたんだとか。
続いて灯籠。
「米田長一郎」とあります。こんなのを寄進したんだ。そして西光万吉のお墓。
なんでも1970年まで生きておられたんだとか。
お次は「5万日の日延べ」にかかわる石碑です。
しかし、賤民廃止令から5万日たった2008年9月3日に「5万日」を記念して立てられたとのことですが、それから14年たった今もなくなっていないわけで、もうなにがなんだか。
ちなみに、西光寺は現在は階段がありますが、もともとはこのあたりに道があったんだとか。そして、西光寺と道をはさんで向かい側に駒井喜作の家があったんだとか。
ここからは燕神社です。
この前にある広場が「建議の庭」と呼ばれているんだとか。で、案内の方曰く、このムラの源流は、この燕神社のあたりで、なんでも陰陽道をやっていたんだとか。それにしても、社のまわりにある石柱に刻んである名前がおもしろいです。
で、山を下りて、阪本清一郎の膠工場跡へ。現在はここに水平社宣言記念碑があります。
バックは燕神社です。
そして最後に行ったのは神武天皇社。
ここを見下ろす位置にあるのが、やはり燕神社です。
神武天皇とムラというと、はずせないのが洞村でしょうね。あちらは移転があったんだけど、こちらはなかった。そのあたりがおもしろいです。案内の方は
「それがイヤだから、ここが神武天皇のお墓であるといういわれのある紙を燃やしたんじゃないか」
とか言っておられたけど、笑ってしまいました。
ちなみに、燕神社は神武天皇社の鬼門の方向です。陰陽道の話も相まって、実はいろいろあったんじゃないかなぁと想像できますね。
ちなみに、神武天皇社の隣にあるのが誓願寺です。ここの住職だった三浦参玄洞という人は、西光万吉を精神的に支えたり、水平社設立趣意書の印刷を請け負ったり、いろいろ水平社を支援・協力されています。水平社って「当事者運動」だし、当事者vs非当事者みたいな構図で捉えられがちかもしれませんが、実際にはもっともっと豊かな関係の中であったんだろうなと思います。
で、昼ごはん。どんなお弁当かと思ったら、これでした
カスいりのお好みです。うまい。さいぼしもうまい。
午後は浦一志さんの講演です。が、よく聞こえない(笑)。なんでも、学校の文書の中から掖上小学校の合同にかかわるものが出てきて、それを教材化されたんだとか。こういう地域教材は「伝える力」がありますね。
そして水平社博物館の見学です。案内された方は、やたらSDGsを強調されますが、ええやろ(笑)。あと、帝国弘道会を「上から目線」とか大和同志会を「まだまだ不十分」とか言って、それらとの対比で水平社を語られるんだけど、それはイマイチやなと。大和同志会がなければ水平社はなかっただろうし、帝国弘道会がなければ大和同志会はない。歴史の流れの中で価値観の変容もあるだろうし、立場によってできることとできないことがある。そういううねりの中にさまざまな運動や施策があるんだと思うし、そう捉えた方がより豊かなものへの気づきがあると思うんだけどなぁ。
そんなこんなで水平社の話はおしまい。その後、女性部長会議です。
全国の情勢を聞いたり、各府県のとりくみを教えてもらったり。みなさんがんばってはるなぁ。京都も集まらなくちゃね。
で、水平社博物館を後にして、移動開始です。と言っても、近鉄急行一本ですけどね。
で、京都駅でT田さん・Uりんちゃんと合流。お酒を買いに行くと、そこへIちくんから電話。そんなふうにして、R恵さんの家に集合。今日は「気のおけない仲間たち」の飲み会です。なにがなんだかわからないけど、興味の赴くままに話をして、若い衆にウィスキーを買ってきてもらって、飲んで食べて。そうこうするうちに倒れましたとさ。
久しぶりの「まんまるの会」
朝、とうとうダウンです。身体が動かない。身体が睡眠を欲してます。なので1時間労働者の権利を行使。1時間行使すると2時間近くゆっくりできるのが理不尽やなと。
で、出勤。職員室は静かです。たぶんやる気がみなぎってる人はほとんどいません。だって、試験は終わったし、成績処理期間も終わって50分授業だし、この1週間の授業の「意義」が感じられません。
かつては試験が終わったら長期休業との間に「試験休み」がありました。この期間に成績処理をしてたんです。ところが、「授業時数確保」の掛け声とともに、試験休みがなくなりました。すると成績処理の時間がタイトになります。そこで
「成績処理の時間を確保せよ」
となる。すると
「試験を前倒しにして、成績処理期間を伸ばせばええやろ」
ということになった。もう、なにがなんだかわかんないです。優先事項は「授業時数確保」ということで、子どもの学びとかは無視です。しかも授業時数を増やせば学力があがるというエビデンスがないにもかかわらずです。ほとんど根性論です。ほんとにやってられない。
なので、やる気がみなぎってる人はほとんどいないってことです。
まぁそれでも眠気と闘いながら、等比数列の和の授業をやったり、微分の公式をやったり。それにしても、等比数列はおもしろくないな。
昼になったのでおべんと。その後、自分のペーパーの校正。うーん、アカンな。やはり急いで書いたからか、アカンところがいっぱいです。推敲の大切さをあらためて感じます。ただ、書いた頃って詰まってたからなぁ。
で、頃合いを見計らってスタート。今日は久しぶりの滝井参りです。とは言え、病院は変わりました。なので初診ということになります。
まずは受付けで初診の手続き。が、受付の人が何を言ってるのかわからない(笑)。BOSEのせいです。検温がうまくいかない。寒さのせいです。そんなこんなのパタパタはあったものの、無事第1関門をクリア。次の関門はなんということなく。しばし待合室でボー。と、看護師さんが
「あの、○○さまの奥様でいらっしゃいますか?」
いえいえ違います。いろんな意味で。てか、病院で家族と間違われるということは、病気があるとみなされてないってことです。まぁ病気じゃないか(笑)。
てことで、診察室。いつものO田さんとのやりとりです。てか、ほとんどO田さんがしゃべってたのはいつものことです。が、あまり長引かせると、あとの人に迷惑ですね。なので、そうそうに終了。
その後、待合室で校正をしながら時間つぶし。
頃合いを見計らって、スタートです。今日は久しぶりの「まんまるの会」です。ちなみに再開したのは10月ですが、その日は国会にいました(笑)。
再開まんまるの会は食事は禁止。飲み物持参です。しかも、時間が18時30分から20時30分。食事時です。きついな。
それでも10人弱が集って、自己紹介したり、近況報告したり、「わたしの防寒対策」を紹介したり。みんな、いろいろあったし、やってるんだな。そうそう。書類の性別を変えても「痕跡」はあるし、結局過去は変えられないって話はおもしろかったですね。まぁ、程度の問題ってことですね。
そんなこんなで21時前の電車に乗って帰宅。帰ったら寝なきゃならない時間です。でもおなか減ってる。やはり「まんまるの会」は宴会しなきゃ「らしく」ない。まぁ次回から食事を再開するからよしとしましょう。
合宿明けの午後はしんどい
朝、目が覚めると7時過ぎ。身体を動かしたくないので、しばし抵抗していたけど、断念して起きました。
さてと。走りますか。
てことで、合宿場所から、まずは神崎川へ向かいます。川に近くなると小さな路地があって、おもしろいです。川の近くまで行ったけど、川沿いには行けそうにありません。なので、引き返しました。合宿場所近くまで来たところで約2km。このまま帰るのはおもしろくないので、今度は淀川方面へ。淀川もまた堤防まで行くのはめんどくさそうです。なので、淀川と並行している道を走りましょう。途中、大通りを横切ったところで、道にけつまずいて、こけそうになりました。轍はこわいですね。こけなくてよかった。
帰ってきたら、約5kmで、アベレージは6分38秒。いい感じです。今日はなんとなく身体が走りたがっていませんでした。なので、これでいいんです。
帰ってきたら朝ごはん。昨日の鍋をいろいろ合体させたようです。うまい。そこにあったごはんもぶち込んでおきましょう。
あとは3%の缶チューハイをプシュっとやって、何をするでもなくダラダラ。と、そういえばzoomの会議がありました。入室すると、大学教員ばかりです。なぜ高校教員のわたしがここに混じってるんだ?でも、そのうちのお一人が、大学の講義でわたしをとりあげることがあるんだとか。何かがおかしい。
それでも、片付けの時間が来たので退出。ここから約1時間の怒涛の片付けです。片付けの最後は大量のゴミとの格闘です。それでもみなさんの協力のおかげで1時間ばっかで片付け終了。
あとは、いつもの幸楽で打ち上げです。が、お腹がいっぱいです。でも、食べ物がおいしい。飲み物もおいしい。これはやばい。と、米子のMみさんとKーちゃんが登場。夏にメッチャお世話になった人々です。
てことで、新たに人が来たので、またまた話が盛り上がります。
そんなこんなで暗くなった頃に、そろそろおしまいにしましょうか。今日もいつもの通りKっかわくんに送ってもらってしまいました。
家に帰ったらお風呂につかって、もう極楽です。今日は早めに寝ましょうか。
今年も合宿
朝、目が覚めると7時過ぎ。どうしようかと思ったけど、8時までおふとんの中で過ごすことにしましょう。そして、土曜の朝は猫の額から。
が、寒いです。早々に中に入って着替えてランです。今日も登り坂を踏みましょう。だいたい6分30秒ペースで走ることと、登り区間の最後にある「壁」を走り切ることが目標です。ちなみに「壁」まで来た時に、それほどの登りに見えなかったので、調子がいいんでしょうね。
結局6分25秒→6分20秒→6分8秒→6分6秒→6分6秒→6分23秒→6分5秒でアベレージが6分13秒。いい感じで走れました。
今日は夕方から出なきゃならないので、昼間は時間があります。なので、ペーパー読みをしましょうか。ふむ、つかえるところがないので、まぁいいのかな。
と、宅急便が来ました。
まずは開封の儀。
中に入ってたのはこれです。
BOSEの到着です。スマホにアプリを入れて設定完了。さっそく耳につけると、圧倒的なノイズキャンセリングの効果です。ほんとに聞こえない。ただ、音が揺れる。これ、なんなんだろ。
てことで、出なくちゃならない時間が来たのでスタート。途中の道でも電車の中でも、圧倒的な静寂さです。てか、Brucknerのmotetの最後のデクレシェンドが最後まで聞こえます。すげぇ。
てことで、最寄りの駅でI田さんと合流。今日から明日は交流会の合宿です。去年はいろいろあったので、今年は細心の注意をはかることにしましょう。当然恒例の焼肉も鍋に変更です。
とにかく鍋の具材を切って、つくねをこねて。向こうではキンパをつくってます。子どもたち、楽しそうです。と、中高生が輪になってます。いいなぁ。とにかく楽しい一晩を過ごしてほしい。たまにひとりになる子もいるけど、誰かがフォローに入ります。いいグループです。
そんな感じで、飲んで食べてしゃべってたら、Kっ川くん登場。少し腰を触ってもらっているうちに眠くなってきて、シュラフに潜り込んだら、そっこう爆睡です。
またしゃべってしまった→案内役
朝、目が覚めると7時半。今日の分科会は9時半スタートだから、まぁなんとかなるでしょう。
とりま、食堂で朝ごはんのサンドイッチを食べていると、知り合いが…。やはり同じ宿に知ってる人がいたか。なんか、そんな気がしていたんですよね。
で、身支度をしてチェックアウト。分科会に参加です。
今日の1本目は公立高校の通信制のレポートです。
ていねいなとりくみをされてますね。でも、たぶんその意味は小・中の教員にはわかりにくいだろうな。なので、
「私立の通信との違いを教えてください」
とトスをあげましたが、少し読み違えてしまったかな。まぁでも楽しそうにやっておられるのが伝わってきたのでよかったよかった。
で、2本目はムラを校区にもつ小学校の実践です。ここは昔から分厚い実践をしておられるので、「すごいなぁ」と思いながら聞くのみです。
で、総括討論。いきなり
「部落を部落と呼ばなければならないのか?部落の子は部落の子と認識しなければならないのか?すべての学校で部落問題学習をしなければならないのか?しなくても、他のことをやれば、部落問題に突き当たった時に闘えるのではないか?」
という問題提起が。
めんどくさいな。いや、問題提起そのものはめんどくさくない話なんですが、これに全部が引っ張られますよね。すると、他のことが論議できなくなります。
とりあえず
「わたしも問題提起です。昨日「出会いの場所に立ち会いたい」というレポーターの発言がありましたが、わたしは「出会いの場所に立ち会いたいけど立ち会わない」なんです」
と発言。まぁ、読み筋はこれですわ。同じ発言を繰り返してるだけですね。
その後もいろんな人々が先ほどの問題提起に答えておられます。みんな真剣やな。ただ
「部落差別はまだなくなってないから」
では答えになっていない気がします。なので、再び発言。
部落っていうのは、他者からのまなざしなんです。それは多くの場合、マイナスの価値を持ってまなざされる。だからわたしはそうではない形でまなざします。ムラの子も他者からのまなざしなんです。それは多くの場合、マイナスの価値とともにまなざされる。だからあたしはそうではない形でまなざします。なぜなら、在日や障害やシングルマザー家庭や、その他もろもろと同様に、その子にとってとても大切な「一部」だからです。
それから、「すべての学校」の「すべて」の範囲ですが、別にパプアニューギニアでもやらなきゃならんというわけではないです。「すべての学校で部落問題学習を」というのはスローガンなんです。その意味は「関係ないと思っている学校こそ関係あるんだよ」ということです。そしてそれは世界中みたいな話じゃなくて、身近なところから考えるということです。身近なところで「すべての学校」と考えるということです。
ただ、そう考えたときに、昨日のレポーターのかたが「LGBTだったらいろんな話が出るのに、部落だと出ない」と言われた。あれは、とても貴重な問題提起だと思います。なぜわたしたちは部落については口を閉ざさせてしまうようにしてしまったんだろう。このことは真剣に考えなきゃならないと思います。
まぁそんな感じで分科会終了。
終わったら速やかに脱出と思ったけど、いろんな人に声をかけられて[1]うちお一人は「ファンです」とか言われて、恐縮するなど。、それでも速やかに脱出。ちなみに裏門から出ようと思ったら閉まっていて、隙間から脱出したのはここだけの話です。
で、近鉄に飛び乗ってウトロへ(笑)。今日はいろんな人を案内しなきゃなりません。
ウトロに着いたのは2時ごろ。やはり昼ごはんを食べなかったらお腹が減ってきますね。
「昼ごはん、たべてないんですよ」
「冷凍のパスタ、食べる?」
事務局長は日本人ですが(たぶん)、やはりここはウトロですね。
てことで、K野さんと半分こして、まずはK野さんを案内。と、そこにS渡さんが到着。まぁ見ていてもらって、わたしはK野さんとおさんぽかな。帰ってきたところで、今度はS渡さんとおさんぽ。しばし歩いたところで、本隊のH江さんたちが到着。3時まわってますよ。とりま、H江さんたちはおいといて、S渡さんとおさんぽ。で、帰ってきてH江さんを館内案内しようと思ったら、Sファンさんが他の団体の案内をしておられるので、そちらにくっついてもらうことにしました。で、1階に行くと
「フィールドワークがいい?留守番がいい?」
ということで、フィールドワークを選択。30分ばっか案内しました。
帰ってきたらSファンさんが館内案内を終えられたので、H江さんたちともう一回おさんぽです。
そんなこんなで、6時ごろまでウトロの中をうろうろ。さすがに疲れました。てことで、京都駅で解散。さぁ帰ろう。明日から日常だ。
footnotes
↑1 | うちお一人は「ファンです」とか言われて、恐縮するなど。 |
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やはりおもしろい・全同教1日目
今日から明日、久しぶりに全同教大会があります。前回はこの時かな。3年前になりますか。2020年は中止。2021年はレポート集の発行のみになりました。結局、新潟には行けませんでした。で、今年は久々に対面で開催となりました。が、人数制限をかけているので、果たしてどうなることやら。
てことで、奈良に向かうわけですが、昨日の前夜祭で少々しんどい。結局、西大寺までぜいたくをすることにしました。
わたしが参加する全体会の会場はサテライトです。それでも会場の外で声をかけられたり、受付に知り合いの方がおられたりして、いつもの全同教ですね。どうやら中には「暑い人」がいるらしいです。
で、全体会。メインは鼎談ですが、うーんとなりました。人権って、人と人との関係にとどめていいのか?もちろん、その側面はないわけではないけど、そこにとどめないのが全体会における鼎談じゃないのか?なんか「人権=共助」みたいな図式を見せられた気がして、フラストレーションが溜まりまくりました。
で、昼ごはん。暑い人と一緒に行くことにしました。
それにしても、食事の時も人権の話しかできない面々です。それでもAランチ、めっちゃ美味しかったです。
久しぶりに「ちゃんとした」ハンバーグを食べました。
で、午後の分科会。ここでK野さんと合流です。さてさて、どうなるか。
今回の分科会は、なんとなく部落問題学習にかかわるものが多いですね。まずは「授業で勝負」みたいなレポートです。
「授業で勝負」はキライじゃないです。でも、きっとそこからスタートした「変化」があるはずです。それが聞きたいな。なので
「こぼれ話があったら聞きたいです」
という質問。するとおもしろいエピソードなんかを教えてもらえて、よかったよかった。
2本目のレポートは出身教員の方のレポート。なかなか全校に広がらない部落問題学習を広げていくために、自由参加の校内研修をしたりされているとか。ていねいな実践をしておられることが伝わってきます。ただ、その中ですんごい大切なひと言が…。
「LGBTの研修だったらいっぱい話をしてくれるんですが、部落の研修だとみんな黙ってしまうんです」
これ、明日のネタやな。
3本目のレポートは、ふたりの生徒の出合い直しに立ち会った話です。たぶん、「夕焼けがうつくしい」が出発点にあるので部落問題学習関連にされたのかもしれませんが、ほとんど出てきません。どちらかというと、今回のレポートを生徒と読み合わせる中で、新たな展開があって、それをレポートするという、何だかメタレベル的な内容です。でも、それがとてもいい。ただ、すんごい大切なひと言が…。
「子どもたちが出会う場所に、自分は立ち会いたい」
これも明日のネタやな。
てことで、1日目は終了。問題は、晩ごはんの場所が決まっていないところですね。なので、K野さんに任せて、わたしは宿にチェックイン。速やかに「走り」です。どれくらい走ろうかな。30分では物足りないです。なので、42分、6.5kmくらい走りました。アベレージは6分34秒。46秒→48秒→43秒→32秒→25秒→20秒と変化したので、いい感じです。
宿に帰ると、相部屋のお友だちが帰ってきておられました。なので、今日の感想を交わしながら、わたしは筋トレ。
と、どうやらお店が決まったらしいです。
「JR奈良駅の中にある…」
あそこか(笑)。
で、徳島の皆さんと合流。こちらは福岡・京都の混合部隊です。やがて、島根の人が合流。そうこうするうちに、熊本の友だちが顔を出してくださって。そして、福岡のお友だちが合流。
そんな感じで、あーだこーだと飲みは続きます。
と、K野さんが
「かすうどんが食べたい」
と宣われたので、かすうどんのお店へ。ちゃんとお酒も置いてますね。よかった。
と、そこに福岡のお友だちの仲間が合流。レポーターさんなので、ここからまたまたレポートにまつわる話とか。
そんなこんなで、お店を出たのはいつかわかりません。それでも、帰りにプチフィールドワークをしたりして、宿に帰る前に、コンビニで明日の朝食&缶チューハイをゲット。
結局寝たのは2時前です。やばいな。