この交流会、やっぱり子どもたちが起きている間は、基本的には(笑)呑めません。ということで、子どもたちを寝かしつけてから、引率の交流がてら、ほんの少しだけ呑みます。といっても、呑むのがメインじゃなくて、いろいろ各地の情報交換をするのがメインです。それぞれの地域でどんな活動をしているかとか、活動資金をどうしているのかとか、なかなか有意義な時間が過ごせました。
そうそう、今回は卒業生たちがサポートに入ってくれて、ヤツらともちょっと話できたのがよかったかな。まぁ最後は腕相撲とかして、負けて「にゃん!」とか言っていたからダメダメなんですけどね。
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今年もはじまった・死のロード(1日目)
今日から明日、奈良で「全国在日外国人生徒交流会」があります。今年も約100人の在日外国人の生徒たちが集まり、延々と語りあいます。すごくスリリングで、そしてすごく疲れるイベントです。いや、スリリングなのはもちろんなんですが、高校生真っ盛りの連中と2日一緒にいると、ほんとうに体力的には限界になります。さてさて、はたして持つのかな。
とりあえず、京都のメンバーと合流して、会場に向かいます。最寄りの駅に行くと、他府県からの参加者や引率がいます。
「ひさしぶり〜」
と声を掛けあうたびに、「今年もはじまったなぁ」という思いがわきあがってきます。
会場に入ると、すでにそこは100人ほどの高校生がいます。もう、多種多様なルーツのサラダボウル状態になっています。
今回は、ゲーム大会形式のアイスブレーキングではなく、2日間一緒に討論する班ごとにいろんな「タスク」をしながらアイスブレーキングをすることになっています。個人的には、たぶんその方がいいと思うんですよね。なので、早々に子どもたちは各班にわかれて論議をはじめます。で、大人は…。班につく人以外は、まぁヒマと言えばヒマかな。とりあえず、必要な買い出しに出かけましょう。
買い出しから帰ってきたら、晩ご飯。メニューは「ソースがたっぷりかかったハンバーグ・海老フライ2本・千切りキャベツ・スープ」とごはんです。なんというか…。これに旗が立っていたらお子様ランチですね。でもしかたありません。◯ールもなく食べます。
夕食後はルーツ別討論。ここはわたしも担当が入っています。わたしの担当は「日本人分科会」です。わたしは在日外国人生徒交流会を通して外国人生徒が元気になるのは大切だともちろん思っていますが、そこに参加する少数の日本人生徒がなにを考え、なにを持ち帰るかということも大切だと思っています。今回参加してくれた10人ちょっとの日本人生徒たち、地域や学校でいろいろな人権にかかわる活動をしていて、その延長でこの交流会に来ていることを知って、かなりうれしかったです。特に、徳島の生徒の
「地元に持ち帰って伝えたい」
という言葉に
「おぉ!」
という気持ちになりました。
その後、ふたたび班別討論会。このあたりになると、かなり疲れがたまってきています。責任者の人と、来年の話なんかをしながらダラダラ。やがて子どもたちの就寝時間です。
やっぱり死んどる・合宿3日目
いちおう昨日の夜部長と
「起床何時にする?」
「そうですねぇ。6時45分で」
と相談しておいたので、それくらいの時間に子どもたちの部屋を見に行くと…。
屍累々…。
その中で、黙々と編集作業をしているヤツがいます。いい景色です(笑)。やはり放送部はこうでなくちゃ。
全員たたき起こして、
「外の空気を吸ってこい」
と指示。そして朝ご飯。元気に食べるヤツもいるから不思議です。
で、作品発表会&総括です。
あんな短時間でつくったのに、なかなかおもしろかったりもします。短時間でつくらなくちゃならないからこそ、BGMなんかに頼ることができないからこそ、それがけっこういい束縛になって、結果的にいい作品になったりするのがおもしろいです。ラジオドキュメンタリーは時間切れでできず。まぁ、パソコンが一台しかないからしゃあないです。時間切れでできない悔しさを知ることもまたトレーニングです。
そんなこんなで、総括をして、帰路につきます。
まぁ、ヤツらはたぶん家に帰ったら倒れるだろうな。それでいいんだと思います。
今日が山場・合宿2日目
今日の子どもたちの起床は6時。当然わたしはつきあいません(笑)。いや、そんな時間に起きたら、あと身体がもたないし…。
で、7時の朝食に間にあうように食堂に行くと、子どもたちは外で発声をやっていました。まぁ、今日はできるだろうな。
午前のメニューは「シチュエーショントレーニング」です。まぁ、カタカナで書くとカッコイイですけど、結局は
「今日のホームルームの時間は体育館で学年集会」
とか言われたら、どういう機材を持っていって、どうセッティングしたらいいのかみたいなことを考えさせる練習です。子どもたちは、基本的に頭がグチャグチャになっているので、その頭の中を整理させる方法を身につけさせないと、無駄なものを持っていったり、必要なものを持っていかなかったりして、えらいことになってしまいます。
なんだかんだと1時間ほどやって、その後は
「なんでスピーカーはふたつあるのか」
みたいな話。きちんと定位する音源を聞かせると、やっぱりびっくりしますねぇ。あと、マイク一本でも、パンで左右に振ると定位する場所が変わるので、目を閉じさせて
「どこにいる?」
みたいなことをすると、けっこうおもしろいです。さらに、極性を間違えるとえらいことになるので、そんなことも経験させます。
てなことをやっているうちに昼になりました。
「12時半、足元を固めて玄関集合!」
途中、コンビニで昼ご飯を買って、目指すは天理のトレイルセンターです。ここに車を置いて歩きはじめます。
山を登ると、いろんなことがわかります。ペース配分を考えずに飛ばすヤツ。速攻足が動かなくなるヤツ。淡々と登るヤツ。ひたすらしゃべり続けるヤツ。黙々と登るヤツ。ふだんはわからないこういう姿を互いに見せることが大切なんだと思います。もっとも、子どもたちから
「なんで山に登るの?」
と聞かれたら、定番の
「そこに山があるから」
が答なんですけどね。
そして、山頂に立った時に爽快感は、やはり最高です。
山に登ったら降りなくちゃなりません。実はこっちの方がしんどい。歩いているうちに、やっぱりひざがカクカクしはじめます。ほっとも子どもたちを見たら、みんな
「武者震いや〜」
とか言って笑っていますから、いっしょなんでしょうけどね。
で、ようやく山を下りて、車に乗って宿に帰ります。約3時間の山行でした。ちょっと短かったかな(笑)。
入浴→夕食後に夜のミーティング。
「ぜんぜん収録してへんやろ?みんなそれで明日の朝作品発表できるんか?」
ところが、イマイチ動きが悪い。しばらく見ていたのですが、なんかバラバラです。と、いきなり2年生が立ちあがって思いをぶちまけはじめました。いい感じです。こういうのがほしかった。
このひとことから、ようやく子どもたちが動きはじめます。って、もう9時過ぎてるよ。どうすんねん。
まぁお前らたぶん今晩は徹夜やな(笑)。
わたしはもたんから寝るしね。
今年はどうなるかな?合宿1日目
朝、しんどいなぁとは思いながらも準備をします。というか、その前に洗濯です。なにせ、ここしばらくの洗濯物が山のようにあります。でも、干す時間はありません。すみません>パートナー
で、とりあえず職場に向かいます。ここで荷物を積み込んで、奈良県南部の街へ移動。今日から10日まで放送部の合宿です。
到着したら、とりあえずちょこっと用事をして、ふたたび合流です。
夕食後、ミーティングの開始です。なにしろ、1年生を鍛えないと、これから先が大変ですから。それにしても、わたしたちが小さい頃って、オーディオと言えばコンポだったので、いろいろ機械と機械をつながなくちゃなりませんでした。でも、今はそんなことは全然ないから、子どもたちはそういう感覚がまったく身についていません。
「必ず入力があって出力がある。その出力を入力につなぐことで、機械と機械がつながるんだよ」
「コードには動脈と静脈があって…」
とにかく、そんなことを話します。まぁ正確じゃなくてもいいんです。感覚的につかんでくれたら、そこからその先のことはまた話せばいい。
「耳はね、だいたいの人は2つあるよね。だからスピーカーは2つあるんだ」
「口はね、だいたいの人は1つだよね。だからマイクは1つでいいんだ」
もう、ほとんどメチャクチャな説明ですが、それはそれでいいんです。その先のことはその先にまたあるわけで。とりあえず、「使いもの」にならないと、この先の文化祭が乗り切れません。そこでもまれたら、その先のことがわかります。
まぁそんなことを話をして、「ドキュメントの実際」ということで、「例の映画」を見せます。まぁ自分たちも登場しているし、いい教材になるだろうと思います。
で、いよいよこの3日間の課題発表。まぁがんばってくれたまえ。
とりあえず、あしたは早い。寝ましょう。わたしも寝ますわ。
挫折
朝、ふと目が覚めました。時間は6時。しまった。あと1時間は寝られたのに。頭の中はもうろうとしています。てか、眠い。でも寝られません。やばいなぁ…。今日はG藤さんに車に乗せてもらって中津に行かなきゃなりません。あまり食欲もないなぁと思っていたら、Yさんがおにぎりを握ってくださいました。ありゃりゃ。ありがとうございます!
やがてG藤さんが来られて、中津へ向けて出発です。途中、養護教諭仲間をピックアップしながら、中津の「聖ヨゼフ園」に到着。
ここは、カトリック系の児童養護施設で、今日は養護教諭仲間でここの見学に来られたそうです。せっかくなので、わたしもまぜてもらうことに。で、しばらく話を聞いていたのですが…。やばいです。どんどんしんどくなります。もう、身体が持ちません。G藤さんに
「ごめん、ちょっと車で寝させて」
と頼みます。しばらく車で寝ていると、聖ヨゼフ園の方が来られて
「応接室で寝られませんか?冷房も効いていますよ」
といってくださいます。いや、単に昨日の夜遊びすぎただけなので、そんなもったいない…。と思いながらも、それは言えないので、結局
「ありがとうございます」
とご厚意に甘えてしまいました。
それにしても、わたしは何をしに来たんだ?まぁええか…。
障碍学における社会モデル
朝、とりあえずなんとか新幹線に乗って京都に向かいます。○緒さんが
「あこがれの新幹線出勤」
とか言っておられましたが、ほんまにもう…。
で、なんとか職場に到着。もうろうとする頭でひたすら雑用を片づけます。にしても眠い…。
午後からは、人権教育研究会の研修会です。講師は世人研の松波さんです。
人権教育の世界で障碍を取りあげるの、実はけっこう難しかったりします。いや、いちおうやってはいるのですが、おそらく「障碍ってなんだ」ということを深く考えてやっている人は少ないんじゃないかと。なぜかなぁと思うと、それはきっと、教員、とりわけ高校教員の世界のまわりに障害者がほとんどいないからじゃないかと思います。
普通高校って、特別支援学校と完全に別世界にあります。いちおう同じ府立高校なので「なかま」ではあるのですが、やはりそこには分断がある。さらに、特別支援学校のとりくみは、ある意味「自立生活」というスタンスと相反するところもある。で、障碍学とかは、やはり自立生活の思想の中から出てきているように思います。
となると、どうしても障碍学とふれあう機会が少なくなってしまいます。
幸か不幸かわたしは松波さんやリビングライブラリなんかとのつきあいの中で、「顔のわかる形でのつきあい」をさせてもらっていて、そういう人たちが自分自身のことをどうとらえ、どう活動していくかということとふれあう機会もあります。でも、やっぱりそれを普遍的な形で教材かできるかというと、それはまだまだ難しい。
今回は、そういうわたし(たち)に一石を投じてもらいたいと思って、松波さんに来ていただきました。
いや、おもしろかったです。
松波さんが具体的に出会ってこられた人々の話や、「きらっと改革委員会」で論議されている内容など、具体的な事柄に基づきながら、障碍学でいったいなにが論議されているのかというあたりを、すごくわかりやすく伝えてもらえました。
ただ、おそらくいろいろ複雑な気持ちで聞かれた方もおられるかとも思います。そこはこれからわたしたちの間で論議をしなくちゃならないことなんだろうなと思います。
今日もお散歩とか
とりあえず、F市から電車に乗って京都駅に向かいます。ちょっと眠いです。でも、今日は徳島からのお客さんと大阪はM高校からのお客さんが来られます。徳島からのお客さんはいつものお散歩をしに、M高校からのお客さんは、なんでも課題研究でセクマイを扱いたいので話を聞きたいんだとか。
「わたしの話を聞いてもなぁ」
とは思いますが、まぁM高校の引率の方はお友だちなんで、わかったうえでのこととしましょうか。
とりあえず、M高校の皆さんからは「某映画」を見たいというリクエストがあったので、見ていただいて、その間に徳島の高友のみなさんを案内します。やはり高校生ということもあって、なんか力が入ってしまうのは、きっと単なる職業病なんだと思います。ただ、かなりマニアックなところがあるので、そのあたりのフォローは引率の方にお願いするとしますか。
で、ひと通り案内したところで、徳島の皆さんは「聖地・おたふく」へ。わたしはしばしM高校の皆さんと懇談です。やがて、徳島のK野さんがピストンで来てくださいます。いや、いつもすみません。で、わたしたちも「おたふく」に到着です。
テンションあがるわ〜
さて、呑み会まであと1時間ほどあります。近くのムラに行くことにしましょう。
なんでも徒歩圏内にあるらしいので、テクテクテクテク歩いて…。ない…。と、遙か彼方にそれらしき建物があります。倉庫?それとも?まぁとりあえず歩くことにします。近づくと…。うわ!
すぐそこに見えているのに、グイッと遠まわりしなくちゃなりません。そして、ムラ中に入る道は小さな橋が一本だけです。中に入ってウロウロします。子どもが虫取りをしていたり、お年寄りが畑仕事をしていたりと、どこにでもある風景が、ここにもあります。
と、山の中腹を見ると、お寺があります。見に行くことにしました。りっぱな釣り鐘があります。さらに中に入ると…。た、太鼓だ!近づくと、おぉ!
「太鼓正謹製」
とあります。すごい!このムラと渡辺村の縁を感じます。と同時に、それだけの経済力があったこともまたうかがわせてくれます。一気にアドレナリンが放出されて、写真をバチャバチャ撮っているわたしは、単なる不審者だったでしょうね。そうでなくてもぁゃιぃし(笑)。
帰り道の橋の上でふと横を見ると…。
こころなしか右側の堤防が低い気がします。右側がムラです。あまりにもありがちな風景です。う〜ん。まぁ今は水はあまり流れていませんがねぇ。
それにしても、すごくいろんなことを感じ・考えさせてくれる「お散歩」でした。
来年の夏へ向けて?
で、新幹線を降りたのは、なぜか新大阪。あぁ、あれに乗れば京都に行けるのに、まだまだ京都は遠いなぁ。
で、大阪駅近くの教会の会議室へ。ここで、全国キリスト教学校人権教育研究協議会の会議です。
ここは、トランスであるわたしをはじめて出せた場所でもあるし、そんなわたしを受け入れてくれた場所でもあります。なにがいいと言って、ジェンダーバランスがいい。というか、逆に崩れているかも。今日の会議は、♂1人で♀4人、その他1人(笑)です。でも、これくらいでちょうどバランスがとれるのかもしれません。いろいろ話は脱線して、そういう意味では「無駄な」会議をしているのですが、その無駄さが、結局合意をつくっていく上で大切なんでしょうね。
なんとなく、来年の夏、全キリのセミナーは関西でやることになったようです。さて、自分になにができるか考えよう。