で、昼ごはんを食べて、おべんきょ場所に行って用事をすませて、再び大阪市内へ。ここで、少し悩み相談です。わたしに何ができるわけでもないのですが、まぁ「悩もか」とだけ話をして終了。
その後、久しぶりのインタビューです。もちろん、わたしは聞く側なわけで。実は、おべんきょの方をかなりサボっていましたが、本気でそろそろなんとかしないとえらいことになるなと思い、そのためのインタビューなわけです。
てことで向かったのはカラオケボックス。防音してあるかと思ったのですが、案外うるさいですね。てか、まわりから聞こえてくるのは、ほとんど怒鳴り声です(笑)。そんな中、ひたすら話を聞くのですが、おもしろい。人の話って、こんなにおもしろいんだ。今回のインタビューイーの方は、かなり準備をしてくださっていて、そこにはある種の意図と、それにそって再構成ライフストーリーなわけです。でも、その意図とは異なるものが、あちこちから顔を出してきます。それをつついて、何が出てくるかを待つ。そんなことをやると、インタビューイーの方もそうとう頭を使わなきゃならなくなります。かなり疲れてきたところで、でも話は佳境に入ります。そりゃそうです。ライフストーリーは後ろへ向かって「今」へと近づいていくわけで、記憶もより鮮明になるし、「今」に近づくに従って、そのインタビューイーに依頼したこちらの意図が明確になっていくわけです。
そんな時に「あと10分」のブザーが。
これ、良し悪しですね。いや、決して悪いだけではないです。だって、疲れてくるもん(笑)。
てことで、場所を変えて、少しおなかにものを入れながらインタビュー続行です。にしても、食べ物店はうるさい。なぜに音楽を鳴らす?お店はサービスのつもりかもしれないけど、聞きたくない音を強制的に聞かされるのはしんどいです。それでも、もう少し話を聞かせてもらって、ようやくICレコーダーをオフ。
2時間半くらいかな。ほんとにありがとうございました。
てことで、あとはのんびりビールを飲んで、今日も一日終了です。
カテゴリー: おべんきょ
一難去って、また?
今日は「タイマン・フルボッコ大会」の日です。まぁ、1年間まったくおべんきょ話をしてなかったので、しかたないです。
とりあえず、隙間の時間を使って準備をするわけですが、「ドナドナの子牛」というか「9月1日にやむを得ず早起きした小学生」というか、そんな気分です。
で、おべんきょ場所へ。
雨です。恵みの雨となるのか、はたまた…(;_;)。
で、とりあえず今後のプランを話した瞬間、センセの顔が…。笑顔になった!
「うん、おもしろそう。それ、ぜひやってください。でも、それをやるためにはGフマンとかEスノとかやなきゃね」
はい。まさにその通り。
「じゃ、勉強しましょうね」
「えーと、この人、英語しかペーパーがなくて」
「読みましょう」
「え?」
「だって(笑)」
「はい(;_;)」
逃げられません。
「で、どこに書きますか?」
「えーと、Kょういく社会学研究?」
「そこもいいけど、Sゃかいがく評論に出しましょう」
「え…(;_;)」
メッチャハードルあがったし…。
「じゃ、Rんり申請の用紙を送るから」
「はい」
なんか、もう、どないするねん。
とにかく、頭の中身をそちらにするしかなさそうです。今後のわたしの世界の見方は微細になりそう(;_;)。
でも、ま、いっか(笑)。チャレンジは誰でもできる(笑)。
嵐の翌日
今日は久しぶりの完全オフの日です。でも、明日、フルボッコ大会があるので、少しでもフルボッコを避けるために準備をしなきゃなりません。
が、その前にPCの守りをしに、ちょいと実家に顔を出さなきゃならんのがつらいです。PCに火を入れてwindows updateを走らせると、なんか、延々とやってます。そういや、ずいぶんと長い間updateしてないからなぁ。結局3時間ばっかかかって終了。
家に帰って、おべんきょ開始です。が、なんとなくしんどいので、おふとんに潜り込んでのおべんきょです。なんか、ダメな気がします。
あんなペーパー、こんな本を読んでいるうちに、どんどん自分がそれていくのがわかります。まとまらない(;_;)。
と、またまたダメダメ先輩からの天の声があったりして、少し前に進んだところで、お風呂に入って、ごはんを食べて、テレビを見て。
再びおふとんにもぐって、作業をしたけど、10時すぎに眠くなったので断念。まぁ、なんとかなるわ(;_;)。
セクシズムとカテゴライズ
先週、とにかく「いまできる雑務」をやりきって、再び上流から「桃」が流れてくるのを待つ状態になったので、少しおべんきょしなくちゃ。だって、来週、サシのフルボッコ大会がありますからね。
てことで、少しペーパーを読んでますが…。
わたしの関心事にピッタリのペーパーは、やはり見つかりません。実は、福岡大学のセンセにも問い合わせたのですが、やはりなさげです。でも、それはうれしいことで、「ない」ってことは「やれる」ってことですからね。
頭の中には、いま、素材がバラバラの状態で散らかっています。これをなにを基準に整理するかですね。
例えば、服が散らかってる。これを「下着と上着」で整理するのか「パンツ系とシャツ系」で整理するのか。それは、なんのために整理をするのかで決まります。
いま、その「なんのために」がモヤモヤしてるんですよね。でも、なんとなくわかってきた。それは、ジェンダーには「カテゴライズ」と「セクシズム」があって、それらは相互行為的に同時になされているということかな。「カテゴライズ」は「セクシズム」のためになされているし「セクシズム」は「カテゴライズ」を必要としている。しかも、個々の主体はそれらを行為遂行的に選んでいる。
あー、わからん(笑)。
でも、そういうふうに整理していくと、なんとなく切り口がぼんやりと浮かんできます。
タイムリミットは…。今週いっぱいか(;_;)。
これ、あとでゆっくり読もう。
一難去ってまた一難
まぁ別に「難」ではないんですけどね。
いま、「仕事のうちのひとつ」が火を吹いてます。が、わたしひとりではどうしようもありません。てか、「上流」からものが流れてこないので、「下流」に流せないという意味で火を吹いてます。で、たまに流れてくると、それに集中してこなして、下流に流す。流れたものは、再度わたしのところに来て、それを処理して最終加工場へと流すんですけどね。
ただ、これにかかわっていると、自分のやりたいことがまったくできなくなります。ちなみに、「やりたいこと」も火を吹いてますが、これは頭を使います。簡単に言うと、「おべんきょ」なんですけどね。
「おべんきょ」やってると、いろんなことに気づきます。本を読んでると、突然頭がブワーっと広がって応用可能性を探りはじめます。これ、楽しいけど、収拾がつかなくなります。でも、それをしないと次にはいけない。
そうやって考えていると、上流からものが流れてくる。そちらに意識を集中させる。と、某所から「1000字以内で書くこと」なーんていうメールが来ます。こちらも火を吹くわけです。
で、会議の中では、2クラス分の祭典と6クラス分の成績処理を半日でやれと。
まぁなんしかたいへんだわ(笑)。
できたかな?→次になにかがある悪寒(;_;)
エントリはおべんきょですが、あまりおべんきょじゃないです。
実は、2月の中ごろに「おべんきょタイム」があるのですが、まったく準備ができていません。というのは、12月の中ごろにひとつ「おべんきょネタ」を出して、そこから2月に向けておべんきょしようと思っていたのですが、クリスマス前に「1月6日までに書いてね」というメールが来て、それを書かざるを得ない状況になってしまいました。でも、6日なんて秋田にいたし、結局そのままずるずると来ていたのですが、ようやくここ2〜3日、先が見えてきた感じでした。
で、今日、いろいろとりくんでいたのですが、どうもすっきりとしないんです。前半のグダグダ感と中盤のダラダラ感と後半のモリモリ感が、どうにもすっきりしません。どうしたものかなと、ずっと考えていました。
で、突然降りてきました。
後半の一部を中盤に持って行ったら、中盤の一部が後半に行く。すると、中盤のダラダラ感が解消されて、後半のモリモリ感がマシになる!
で、やってみたら、なんとなくうまくはまりました。
結局、文章って、ユニットの移動なんだなと。
そんなことを考えていたら、Hがしさんから不穏なお誘いメールが…。もちろん「諾!」なんですが、もしかしたら、また文章書かなきゃならなくなるのか(;_;)?
おべんきょへの道は遠い…。
性における差別と支配ーヴァルネラビリティをめぐってー
朝起きると…。目が覚めただけですね。今日は久々のオフなので、家でゴロゴロしながらゲンコを書こうと思うのですが、それすらもやる気が起こりません。どうしようかな…。でも、気になる研究会があります。なんといっても、江原由美子さんが来られるわけですから。
ということで、テンションあげて行くことにしました。
京都駅でダメダメ先輩と待ちあわせ。円町からタクシー飛ばして立命館大学へ。
会場に入るとほぼ満席です。「前の方、あいてますよ」って言われて見たら、一番前じゃん。どーする?ま、ええかと、一番前に座ることにしました。
まずは江原さんの話。「ジェンダー秩序と性支配」です。「差異があるから差別があるのではなく、差別を合理化するために差異がつくられる」って話は、部落の古老の「美しければ醜ければ、貧しければ豊かであれば、そこに「差別」という言辞がつく」という言葉と一致します。ただ、みょんすさんの話ほど緻密な感じがしないのはなぜなのかな。たぶん「ジェンダー」というもののわけのわからなさなのかな。それにしても、見田宗介さんへの根強い批判からここまで来ておられるというのが、とてもおもしろかったし、そこは「うんうんうん」と思いました。
続いて佐藤靜さんの話。「性差別としてのヘイトメッセージとヴァルネラビリティ――〈傷つき〉の経験をめぐって」です。佐藤さんはヘイトの対象として、身体と精神のふたつにわけ、身体へのヘイトをヘイトクライム、精神へのヘイトをヘイトメッセージと名づけて、ヘイトメッセージについてのみ分析を行うという手法をとられました。そして、精神の傷つきやすさをヴァルネラビリティとして、傷つきやすい人と傷つきにくい人の差はどこにあるのかというあたりを掘り下げようとされていました(たぶん)。んー、これ、ムズムズします。かつて書いたぐるぐるの根源の中の「共感」というのと結びつくんですよね。あとで発言しようかなぁと思ったけど、発言できるかな。
最後は堀田義太郎さんの話。「差別の範例としての性差別とその固有性 ――性差別と性支配をめぐって」です。この方、倫理学からのアプローチで差別論を考えられます。日本においては「差別論」は社会学的なアプローチがされるのですが、そこには「善悪の価値判断」はないと。つまり、社会的に分析をすることが主眼になると。に対して、倫理学は、まさに「善悪」を考える学問なので、「なぜ差別が起こるのか」だけではなく、そこの「善悪」についても考えられると。そんなあたりから、区別と差別の違いや、なぜ差別がいけないのかといった、あたかも当然のことのように思ってしまうところ、そして、いざ問われるとなかなか答えられないところについての分析をされてました。これはおもしろい。けど難しい(;_;)。
そんな3人からの提起を受けて、質疑応答&ディスカッションです。
まず、のっけからの質問。「みなさんは「性別」をどのように捉えておられるのですか?」と。うあー、どストライクの質問です。で、みなさんの回答を聞いていると、ますますムズムズしてきました。ということで、手をあげちゃいました。で、名前を言うと、いきなり佐藤さんが反応されました(笑)。なんでわたしを知ってるねん(笑)。
「わたしはトランスジェンダーの子どもたちと学校について研究をしています。わたし自身もトランスジェンダーなんですが、わたしの性別ってどこで考えたらいいのか、いつも混乱しています。IDで考えたらいいのか、身体の形状なのか、生理的なところで考えるのか、社会的な位置で考えるのか。社会的な位置にしても職場で考えるのか家庭で考えるのか。仮にそれぞれの要素がふたつしかないとしても、それらがバラバラなので、ある言説に出会った時に、わたしは「自分がそこにあてはまるのかあてはまらないのか」と考え、いつも混乱するのです。そのことは、わたし自身のヴァルネラビリティとも関係します。つまり、〈傷つく〉資格があるのかないのかということです。ある言説に出会った時に、たとえそのことで〈傷つく可能性〉があったとしても、「自分は〈傷つける〉側じゃないか」といつも考えるんです。そして、自分の要素のうちに、ほとんど必ずと言っていいほど〈傷つける側〉がある。そう考えた時に「〈傷つく〉資格はない」と考えるから、傷つきにくいんです」(だいたいこんな感じ。もっと混乱してたから、ここまできちんとは話してませんがね^^;;)。
それに対して、江原さんからは「あなたが話す性についての要素は、いま論議されている要素をほぼ網羅している。それらにズレがあるあなたは、あなたにしか見えない性についての観点を持つ可能性がある」と励ましてくださいました。なので「パトリック・カリフィアあたりが言ってることですね」と返しましたが、マニアックすぎたかな。
その後、傷つきやすさについての論議をもう少していねいにしたかったんだけど、「差別/被差別」という言葉を使っちゃって、混乱させてしまいました。あそこは「支配/非支配」を使うべきだったな。
でも、終わってから「すごくよくわかった」って人が来られて、なんとなくうれしかったです。
帰り道、ダメダメ先輩から「いつきさん、安田直人でしたね」と言われて、我ながら「なるほど」と。結局、そこなんだな。
ということで、すんごい刺激的でおもしろかったけど、脳みそ疲れました(笑)。
ほぼほぼいけたか?
11月に入って何度かあったおべんきょも終盤です。自分の本来のフィールドではないところだけど、ここでおべんきょすることもおもしろいし、たぶん役に立つはずです。いや、「具体的ななにか」という形で役に立たなくても、なにかとつながるはずです。というか、すでにつながってるかな。
それにしても、お題をもらった時にはここまで来るとは思わなかったし、「おべんきょ」なんてものはひとりでやってきて、ひとりでやるもんだと思ってきたけど、何人かでやるのもまたおもしろいもんですね。
わたしの担当分野そのものは、実はわたしの本来のフィールドです。タイトルは、暫定的には「高校教員に見られるジェンダーにかかわる行為の様相」ですが、それをどれくらい掘ったかというとメッチャ浅いので、まぁたいしたことはないです。でも、そこのフィールドではなく、異種格闘技戦的なフィールドなので、それはそれでいいのかな。
意外な展開
今日は夜に前のおべんきょ場所でペーパーの読みあわせ会があります。なんでこんなことに首を突っ込むんだろうといつも思うのですが、やってていろいろ気づくこともあるから、まぁええことにしましょう。
てことで、帰る前に同じ部屋の同僚に質問。
「今からおべんきょ会があるんだけど、そのあとわたしは飲みに行くか行かないか」
みなさんの答えは
「行く」「行く」「行く」
全員同じでした。
さて、どうなるか?
てことで、読みあわせ会。
それぞれが自分のペーパーを読んで、それに対してみんなでコメントをしあうのですが…。
まず最初にお題をもらった時点で
「あたしわなにおかけばいいんだ?」
状態だったので、なかなかたいへんです。
しかも、センセを入れて4人が書いていて、それぞれのフィールドはバラバラ。書くスタイルもバラバラ。おひとりは、なかなか難しく書いておられます。もうひとりは逆にくだけた感じ。そしてわたしは…。さすがにおべんきょ生活5年目なので、そこそこカチッとした文章は書けるのですが、中身がね(笑)。とにかく収拾ついてません。そんなのを読みあわせを通して、持ち味を活かしながら揃えていくわけです。
結局、3時間ほどかけて、書き直す箇所を明確化していきました。「書き直しかー(;_;)」とは思ったけど、とにかくそこまできたのが奇跡的とも言えます。
さて、9時半だ。疲れたから帰ろう…。
飲みに行かなかった!
明日は自慢だな(笑)。