ハードな一日・前半戦

夜中にふと目覚めたはものの、体調は最悪です。とりあえず二度寝。で、次に目が覚めると7時15分。動きはじめるヤツは動きはじめてます。よしよし。
で、8時現地スタート。
某所にみんなを降ろして、わたしはそのまま京都市内へ。いったんマダンセンターに今日の食材を降ろして、お家に車を置いて、そのまま会議の場所へ。今日は在日外国人教育関係の会議です。
今日はあまり人がいなくて、しかも議題も少なくて、しかも「燃料」もなくて(笑)、チャキチャキと話がはかどります。
ちょっと時間があったので、会の今後のことについてちょっと真剣な論議もあったりして。
しかし、声が出ないと会議はきついなぁ^^;;(笑)。
てことで、サックリと会議は終了。
ここで、いったんわたしはお家へ。
いや、K田さんが
「いつきさん、休め!家へ帰って寝ろ!」
と、とても厳しくも暖かい言葉をかけて下さったので、それに甘えることにしたんです。ほんとにありがとうございますm(_ _)m。
家に帰って、しばし充電というか○○分補給(謎)というか。で、実用的なところまでとりあえずチャージして、再び出陣!

総括

放課後、卒業生が来て、先発隊が出発。わたしは後発隊で夕方出発。途中買い出しなんぞして、現地着。すでに準備はほぼできています。
あとはわたしが買ってきたブツを放り込んだら完成ってところです。
さて、喉も乾いた。お腹も減った。卒業生の乾杯で総括開始。みんな楽しそうに食べ、話をしています。
今年もがんばったもんなぁ。いや、まだもう少しあるか。途中、地元の会議に出ていた代表者も合流して、やっとフルメンバーがそろいました。
一息ついたところで
「10時スタートね!」
と声をかけます。勝手知ったるメンバーからは
「10時ね!」「わかりました!」
と威勢よく返事があります。でも、はじめてのやつらはなにがなんだかわからんやろなぁ(笑)
10時におもてに集合。肌寒いけど、まぁいいでしょう。それから約一時間、静かな、それでいて厳しいもっともコアな総括の時間。
さて、今年も総括すんだから、寝ようかな…。

しかし、完全に声が出ない(T_T)。
まいったな…。

人権学習2週目

先週に比べると、今週の人権学習は、なんとなくプレッシャーが少ないです。なんでかな。たぶん、準備物が少ないからかな。
今日は1年生は中国残留婦人3世の李洋さんの講演です。京都での講演は、たぶんはじめてだと思います。まぁ、賭けです。ちなみに、去年までは具志さんに来てもらっていましたが、大人諸般の事情でどうしてもお呼びできず、李さんにお願いすることにしました。
でも、タイプがまったくちがうので、けっこう楽しみです。
で、講演開始。
李さん、そうとう緊張しておられます。言葉が固いよ。でもまぁしゃあないか。でも、少しずつ緊張がほぐれてきて滑らかになりはじめました。きっととてもしんどかったであろう自分のライフヒストリーを淡々と語っていかれます。李さんの場合はそのしんどさを外へ出すのではなく内側で処理をしようとされるタイプなのかな。派手さはないけど、じっくりとくる感じです。うちの子どもたちの中には「内側」で抱え込む子どももたくさんいるから、きっと共感をしてくれるんじゃないかな。今までとは違う層に伝わっている気がします。
わたしは人権学習をやる時「○○を」伝えるのではなく「○○で」伝えるということを考えています。今回はテーマは多文化共生ですが、話を聞きながら、例えば自分のリスカのことを考えてくれてもいいと思っています。
で、講演ですが、たぶんテンパったのかな、予定よりかなり早く終わってしまったらしく、質疑応答に入ってしまいました。なので、わたしもサクラで質問。でも質疑応答で、さらに深められたかな。
たぶん講演を聞き慣れた人には「素人やなぁ」と感じさせたかもしれません。でも、わたしにはダイヤの原石を見つけたように感じさせてくれる講演でした。
子どもたちの感想が楽しみだ…。

今年も終了!

わたしの東九条マダンは、実はまだ終わっていません。最後の大仕事はドラ缶&網洗い。
なんかやる気が起こらなくて、しばらくパートナーとコーヒーを飲みながらダラダラ話。ちなみに、パートナーも洗濯をする気が起こらないみたいです。でも、こうやって朝に向かいあって話ができるなんて、滅多とありません。なので、しばらくはよしとしますか。
でも、頃合いが来たと見たのか、パートナーが
「さてと」
と言ったので、行動開始。
しかし、ドラ缶をワイヤーブラシでゴシゴシやってると、えらい疲れます。と、
「あるじゃん!」
と思って工具箱から取り出したのはスクレパー。あっという間に焦げがとれちゃいました。やっぱり適材適所ってやつなんでしょうね。

てことで、今年の東九条マダンもほぼ終了!

よく働いた→東九条マダン

休みというのに6時起床。のつもりが、身体が動きません。眠い。
それでもようやくもそもそ起きて、コーヒーを飲んで、さて、荷物の積み込みです。そう言えば、かつて主役の肉を忘れたことがありました(笑)。あの時はシャレにならんかったなぁ…。
なんてことを考えながら、予定時間を大幅に過ぎてスタート。途中仲間を拾って、とりあえずマダンセンターへ。先週漬けたキムチとタレをピックアップ。で、会場へ。
すでに会場は場と化しています。わたしたちも荷物を降ろして、車を移動して、臨戦態勢に入ります。
そうこうするうちに、生徒や卒業生がポチポチやってきました。
「看板つくってな」
「そろそろ炭いこそか」
という感じで、ゆるゆるとスタート。

さて、肉の試し焼きです。朝ごはん食べる時間なかったから、この時間が待ち遠しかったんですよね。
今年の肉は、めっちゃいいです。厚みも大きさも見た目も、例年とは桁違いです。原価は少し高くなったけど、それをうわまわる感じです。

「肉が厚い分だけタレの染み込みが遅いですね。ちょい漬け込みますか?」
と卒業生。
「うん、そうしよか」
今年はタレもいい出来です。
で、いよいよマダンがスタート!と、いきなりお客さんが来られました。幸先がいいです。
焼肉屋さんの難しさは、たくさん焼きすぎると肉が網の上に余ってしまって、ジャーキー状態になってしまいます。かと言って、足りなくなるとお客さんは別の店に流れてしまいます。焼くのに必死になると炭の補給が追いつかなくて焼けなくなります。炭が強すぎると、それはそれで焼くペースが早くなりすぎます。そのあたりをマネージメントしながら、売り子をやっている生徒と息をあわせなきゃなりません。
それにしても、なにがうれしいって、いろんな人が来てくれるってことです。今回もY崎前某町長さんとMゆ姐コンビはもちろん、Kよぽんの命をうけてAべちゃんがT中代表で来てくれたり、遠くは名古屋から手伝いに来てくれたり*1と、なんだかすごいことになっています。
もちろん、いろんな人が
「やぁ!」
とあいさつしながら、一皿ふた皿買っていってくださいます。うれしいなぁ。
で、昼ごろになって、えらいことになりました。「裏メニュー」が飛ぶような勢いで売れていきます。焼いたり炊いたりがおっつきません。にもかかわらず、予約注文が入る好評さです。例年では考えられません。とにかく忙しい。ひたすら肉を焼き続ける以外方法はないようです。焼いて焼いて焼いて、盛って盛って盛ってしているうちに、
「これ、最後ですよ」
との声。なんと、2時ごろに肉が完売!前代未聞です。
と、ここで「焼肉完売」「3時過ぎからちょー裏メニュー販売」の小さな看板が…。
とにかくあるものはすべて売るというのが交流会の流儀です。握って握って焼いて焼いて。これがまたよく売れる!ちょー裏メニューもあっという間に完売です。
さて、そろそろ日も暮れる。片づけをはじめましょうか。
ステージの上ではプシンが歌ってます。ビンビン響いてくるビートにのりながら、片づけ片づけ。
わたしのこの1か月の最大の懸案事項は、これでほぼ終了。最後の8時間はそれにしてもすごかった。
ちなみに、マダンセンターに片づけに行って、そこにいたハンマダンのメンバーとしゃべっているとき、
「あー疲れた」
と横になったら、
「いつきさん、歳とったなぁ。去年までピンピンしてたで(笑)」
と笑われてしまいました。まぁそりゃそうだわ。でも、今年もやりきったからええねん!

*1:「大人の遠足」で出会った人

で、人権学習

今年も来てくださいました。中倉茂樹さん
うちの人権学習の準備、なぜか講師さんが手伝ってくださいます。みなさん、「偉くない」人たちなんですよね。それが魅力です。
今回は放送部の連中もテキパキ動いたので、余裕を持って準備終了。
で、講演開始。
今年も中倉さん、パワフルです。ところどころで子どもたちが固唾を呑んで聞いていることが伝わります。少しずつ子どもたちが中倉さんのペースにはまっていって、呼応関係になっていきます。すごいな。
1時間ちょいの講演が、あっという間に終わってしまいました。
講演のあとは小部屋でフリートークタイムを設けています。でも、いつもなかなか生徒は来ません。もったいない限りです。でも、今日は別の内容をやっていた2年の生徒が来て、しばらく懇談。
そんなこんなで、人権学習一週目は終了です。
中倉さんは広島へ向けて旅立って行かれました(笑)。

で、京都の交流会

てな気持ちを持ちながら、ふたたび東九条へ。なんか東九条からD大学に通っている感じですな。
会場に到着すると、すでにタレの煮込みがはじまっています。なんというか、「狂おしいほどの」という言葉をあえて使いたくなるほど、凝縮されたタレの匂いがします。
とりあえず、わたしは白菜の塩抜きをして、ヤンニョ厶をムンチします。
一方、久しぶりの参加のKヮンスはチヂミのタネづくり。ひと通りここまで来たところで昼ごはんです。
ちなみに今日はわたしがチヂミ焼き職人です。
今日は常連さんばっかりなんで、あえての自己紹介はなし。でも、初顔合わせの人は、それぞれでやってるからいいでしょう。
食後はキムチの漬け込み。わたしは…。
「手が汚れてない人がひとりは必要やねん」
と言って、漬け込みには不参加です(笑)。
キムチの漬け込みのあとは、タレの試食会です。豚肉・鶏肉・イカにタレをまぶして焼くと…。んまい!今年のタレは上出来です。肉もグレードがあがってるし、今年はなかなかなはずです!
と、そこへKよぽんからメール。
「まだやってますかぁ」
どーぞどーぞ!
しばらくして発表→打ち上げを終えたKよぽん登場。ふだんは「深夜の部」専門で、昼の部に来たのは、学生時代以来じゃないかなぁ。
肉をつまみながら、Kよぽんの発表について、しばし話。ふだんはグダグダな会話なんだけど、酔っぱらいでなければこんな会話もできるんだと、ちょっと(自分に)感動しましたよ。
てなことで、夕方になったので、そろそろ解散しましょうか。
もう、身体は限界です。家に帰って、さっさと寝よう。

今日も長い一日だ→研究会ふたたび

とりあえず目が覚めると、体中が痛いです。あ、畳の上か。横に敷いてあった布団にひょいと乗っかってふたたび寝ました。と、遠くで
「あ、とられた」
とかいう声が聞こえてきたのですが、よくわかりません(笑)。
次に目が覚めると7時。しばらくボーっとして、8時半頃にTーマスと一緒に家まで「白菜の塩漬け」をとりに帰ります。その後わたしはD大学まで送ってもらって、昨日の続きの研究会参加です。

まずはKよぽんの発表を聞きますか。発表の端々に知っている人が出てくるので、とても親しみを感じる発表でした。
その後、昨日の分科会にふたたび参加。昨日より人数は少ないけど、なんだか濃いぃ感じです。質問を聞いていると
「現職の教員ですが」
みたいな前置きがあって、似たような参加者がいるんだなぁと、ちょっとうれしくなりました。
で、一様に学校の最前線からの質問が発せられています。すると、たぶん思いもよらないところからの質問なんで、特に学生さんはうろたえておられます。
まぁ、酷といえば酷やし、すれ違いといえばすれ違いです。簡単に言えばミクロとマクロの観点の差みたいなところがありますから。
ただ一方で、こういうところに出てくる現職教員は、かなりマクロな視点を持ちながら発言をしておられますから、必ずしも「自分の学校では」みたいなところにとらわれない話をされます。
まぁ、学生さんの場合しゃあないかなぁ…。

で、卒業生の会

研究会が終わったら、いそいで東九条へ。今日は「卒業生の会」です。
8時過ぎまで誰もいない会場で横になって、メールを打ったり、なんだかんだ。そうこうするうちに、徐々に人が集まりはじめて、鍋を囲んであーだこーだといろんな話。
わたしはというと、4時半起きの影響が出ているはずなのに、なんとなく元気です。はたして天一パワーなのか、たんなるテンションの問題なのか。まぁお酒もラムをちびちびやっている程度なので、さほど呑んでいるわけでもないってのもあるかもしれません。
途中、
「いつきさん、いろいろやりすぎ。減らさな」
とちょこっと怒られてりして、凹むわけでもなく
「そーやなー」
と反省したりしながら、ゆるやかにからだが横になっていきました(笑)。

つい出来心で…

昼ごはんは、ずっとくすぶっていた思いをはらすべく天一へ(笑)。スープを全部すすりきって、やっと満足。
で、D大学へ。今日は「日本教育社会学会」なるものが開催されているとかで、かなりそそられるものがあって行ってみることにしました。
参加したのは「教育をめぐる排除と包摂」なる分科会。
会場に入ると、知っている人は数名いるはものの、学者さんと学者さんの卵ばっかりです。完全にアウェイです(笑)。
で、いろいろ話を聞いていたのですが、なんとも落ち着きが悪いです。いや、切れ込み方というか、問題意識というか、そのあたりはすごくおもしろいです。そして分析についても
「へー。ほー」
という感じです。ところが、最後のあたりが
「んー(-_-#)」
という感じなんですね。
簡単に言うと「教育」にかかわる分科会ですから、当然のように対象が「学校」になります。で、何か問題があれば「学校が悪い」と、こうなるわけです。いや、こんなに単純な切り方ではないのですが、でも結局そういう話なんですね。
てことで、総括討論の時に、とうとう発言。
「学校ってなんですか?」
つまり、研究者の方々の発言を聞いていると、個々の教員や学校レベルの話と、教育行政レベルの話と、法例上の話と、その他諸々さまざまなレベルの話がゴチャゴチャになって「学校」と言っておられるように聞こえてきて、まったく理解ができなくなるんです。であるにもかかわらず、それらがすべて個々の教員の資質あたりにかぶせられてきているように聞こえて、それが落ち着きの悪さにつながっているように思われてきたのです。極めつけは、とある質問の中で
「この分科会で言う「排除」とは、具体的に「誰が」「なんのために」ということを明確にできるようなものですが、あなたのいう「排除」とは「誰が」「なんのために」しているのかが不明確。そこを教えてほしい」
という鋭いツッコミに対して、少々口ごもったあとに
「誰がということであれば…。やっぱり学校の教員」
と返事をされました。いや、全国に約42万人の教員がいるのですが、この返事はあまりにも雑かなと。
おもしろさと居心地の悪さが同居する研究会でしたねぇ。でも、「おもしろさ」を大切にしようかな。