泊まり明けの朝が怠惰な感じなのは、玖伊屋も合宿も変わりません。最後まで遊び続けた子どもたちはピクリとも動きません。早々に落ちた大人たちは、三々五々部屋の片づけをはじめます。
で、わたしは…。う、動かない…。基本的には早々に落ちたはずですが、体を動かす気力がありません。そんなわたしに冷たい視線を向けることもなく、みなさん淡々と片づけをされます。えらいなぁ…^^;;。
まぁそんなこともやってられないので、朝ごはん用に雑炊をつくっておられたのでネギくらいは刻みましょうか。そうこうするうちに、「おにぎりつくりましょか」ということになって、俄然元気が出てきたり。さらに鹿児島みやげが出てきたところで、一同
「ビールだね!」
ということで意見が一致して、朝の宴会開始です(笑)。いや、これも片づけの一環。
そんなこんなをしながらも、帰らなくちゃならない人が少しずつ帰っていって、昼頃に最終片づけ。
ふぅ、今年度の合宿も終わりました。
寒さが予想されてたけど、案外大丈夫でした。というか、鍋もいいよな。でも、焼肉もいいよなo(^^)o
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さてさて、どうなるか?・トランスジェンダー生徒交流会合宿
いつもの駅でいつもの人たちと待ち合わせ。今日は秘密兵器、キャスターを持ってきました。だって、2日分の買い物は半端ないですから(笑)。
待ち合わせ場所には、これまたいつもの人や、新しく来られた方もおられて、合宿気分が高まります。
会場についたところで、晩ご飯づくり。もちろんわたしは働きません(笑)。
で、メニューは…。こんな時は鍋に限ります(笑)。ひと鍋はキムチチゲ。もうひとつはピェンローってところも、なんかだかいつものパターンです。でもいいんです。おいしいから。
そうそう、兵庫県の参加者の方が「これ差し入れ」と出して下さったのが、鯛。「明石の鯛か!」と思いきや、愛媛の養殖だったのはご愛嬌。でも、せっかくだから、キムチチゲにする前にいただきましょう。一口食べたら、うまっ!これは日本酒ですな。いよいよ合宿気分です。
基本的には合宿の時は自己紹介はしません。なぜって、ご飯食べたら収拾つかなくなってるからです。まぁ、夜は長いから、いろんな人とゆっくりしゃべればいいんです。それは大人も一緒。なんか、あちこちで輪ができて、いろんな話をしているみたいです。
それを観察し、コーディネートするのがわたしの役目です。ただ、あまりにもコーディネート役に徹しすぎると、ちょっと寂しくなったりします^^;;。てことで、てきとうなところに
「混ぜてー」
とか言いながらまぜてもらったりして。
そんなこんなで、エンドレスな夜は更けていきました。
歴史を学ぶこと・歴史に学ぶこと
今日は某研究会の総会です。てことで、一時間目の授業をさっくりこなして、急いで会場へ。
午前は総会。まぁ、淡々と粛々と進むわけです。
で、午後は記念講演。昨年度夏に一度お呼びした松波さんの話です。
基本的には去年の夏の話を踏襲しながら、もう少していねいにされた感じでした。
基本的には「社会モデル」の話なんですけど、すごくうなづいてしまったのは「歴史」のことなんですよね。
例えばみなさんが部落問題学習をされるとしたら、やはり水平社のことや、部落解放の歴史について学習されると思うのです。ということは、障害についての学習をされるなら、障害をどう捉え、人々がどう闘ってきたかという歴史を学ぶ必要があると思うのです。
もうね。ほんとうにその通りだ!と思いました。
と、ここで振り返って、例えば、日朝関係史の学習をするとする。そこでなにをテーマとして学習をするのかです。あるいは、部落史でもいい。なにをテーマとするのか。
たいてい「なぜ日本に朝鮮人がたくさん住んでいるのか」「なぜ部落が発生したのか」みたいな話になる。それはそれで大切ではあると思います。でも、それを障害に置き換えたら、「小児麻痺の原因は?」「発達障害の原因は?」みたいな話になるのかな。それはそれで大切なんだけど、そこからは「いかに生きるか」という話が出てこない気がします。
なにやら、ついつい「歴史を学ぶ」ことに力点をおいてしまう。それはそれで大切。でも、人権学習においてそれよりも大切なのは原因を知ることではなくて、そういう社会の中で人々がどう生きてきたかということを知ること。そして、それを今の自分にどう応用し、社会をどう展望し、つくりかえていくのかということ。それを考えること。実践すること。
なんかそんなことをぐるぐる考えさせてくれる講演でした。
うん、来年度、少し教材をいじくろう。
今日は総括 ・日教組教研3日目
朝起きると頭が朦朧としています。そりゃそうです。てか、ホテルの部屋で寝られましたよ(笑)。
てことで、今日の分科会がスタート。
今日のお題は「仲間を増やすために」とのこと。んー…。とにかく言いたいことをメモメモφ(..)。
で、司会者の人が
「発言される方は県名札をあげてください。えーと、この人数ならひとり3分ですね」
とのこと。3分…。ちょいと計算すると…。これは2巡目はないな。てことは、この項目をすべて言わなくちゃならない。んー…。文章にするのは無理(笑)。で、順番がまわってきたところで発言。
「あ、時間がないからメモをそのまま読みます」
仲間を増やすためにはひとりになること。標的をつくらない。
自分の正しさを主張しない。「まきこむ」ではなく「つながる」。
「差別の現実から深く学ぶ」
自分を被差別者認定しない。当事者性に依拠しない。
刀は簡単には抜かないこと。
暴力の反対は対話。言葉を研ぎ澄まし、その言葉をおずおずと使うこと。ドストライクの言葉を使わない。
人権を血肉とする。日常の中に埋め込む。「見つめ、見逃さず、掘り起こし、考え、日常にもどし*1」実践する。
語ることをやめない。聞かない人がいてもあきらめない。
カムアウトするよりも、よい教員であること。
生徒にとっての解放区をつくる。
優しさには二種類ある。ひとつは冷たい優しさ。今、世間にあふれているのはこれ。「みんなちがってみんないい」はなんの力にもならない。もうひとつあるのは「暑い優しさ」。これは「人の世に熱あれ、人間に光あれ」。昨日のレポーターが泣いていたのを見て、20年前の自分を思い出した。全同教でレポートして泣き、全朝教でレポートして泣いた。でも、へこたれずにやってきたから、今ここにいる。昨日、あの人の涙を見た時、確実に仲間が一人増えたと思いました。
この三日間、言いたいことはすべて言い切りました。でも、あくまでも「今回」です。きっと、また「言いたいこと」が来年までの間にムクムクと出てくることでしょう。
てことで、今年の教研も終了!
3日目、暑い時間を共有した皆さんと、しばしのわかれを惜しみながら、会場をあとにしました。
今日がメイン・日教組教研2日目
朝、メールを見たら
「カギ、うちの部屋にありました。会場に持っていきます」
というメールが入っていました。ほんとにホッとひと安心。なんせ昨日の夜
「紛失したら高いですよ」
と脅されたからなぁ(T_T)。
で、今日が本番。
午前のテーマは「労働」です。
今日も思いつくままにメモメモφ(..)。
論議の柱は3本あります。ひとつの柱あたり発言が5分。ということは、3回で15分。言いたいことが9項目あるとして、それらを3本の柱にふりわけます。まぁかなりこじつけの振り分け方もあるわけですが、爪の先っぽだけでも引っかかっていたらそれを頼りに発言します。
しかし、午前の「ネタ」は完全に宮崎の人に持っていかれました。
「わたし、せいが2回変わりましたので」
ふむふむ。てことは、FTMTFかぁ…。え?
と、突然気づきました。で、思わず
「そっちの姓か…」
とつぶやいた瞬間、会場中大爆笑(笑)。これもまた両性ならではですわ。
てことで、午前は柱2本分で終了。
すみやかに会場を離脱して、友だちと一緒に昼ごはんです。弁当なんか食べられますか(笑)。この友だちは、北海道の教研からの腐れ縁。ともにS論にほめられた仲です。外に出ると雪がちらついています。
「あの時も雪でしたね」
とか笑いながら、なぜかうなぎ屋さんへ。いや、ここしかあいてなかったんです。
ふたりとも「並」を頼んだわけですが、出てきた重箱の箱を開けたら、うなぎはふた切れ(T_T)。これが並クオリティなんですね。まぁいいです。安いから。味はおいしいし(^^)。
で、ガソリンを補給して、午後に突入。
午後は「労働」の残りの柱をこなして、いよいよ本丸「性の教育」に突入。
その筋のみなさんが、レポートを読みながら、虎視眈々と狙っておられます。で、質疑応答。
なんというか、集中砲火とはこのことです。日本中から集まったみなさんが質問の嵐を吹かせまくります。それに対して堂々と答えるレポーター。と、途中から
「すみません。勉強になりました」
との発言が…。あー…。
でも、それでいいんだよな。とてもとても手痛い歓迎のエールなんだよね。わたしもやられたことあるもん。
で、論議の時間。ここで迷いが…。思わず九州の姐さんたちのところに行って、相談。
「今回は当事者性をなしにして参加をしようと思ったんです。でも、言いたいことが、当事者性抜きではわからない内容なんです。どうしたらいいと思いますか?」
わたしにしては珍しく弱気な話です。でも、姐さんたちは真剣に相談に乗ってくださいます。
「言いたいことは言えばいいんだよ。ここに集まっている人は、いつきさんの真意をきちんとうけとめてくれる。だって、いつきさんは、この場所に仲間をつくってきたんだから…」
ありがとうございます。じんわりしみてきた優しい言葉に甘えて、久しぶりに「当事者」としての発言をしてしまいました。でも、これ一回だけね。次の発言からは、いつもの調子にもどります。
てな感じで、今日の分科会も終了。
あー、疲れた。
あ、集中砲火浴びたレポーターさん。涙がにじんでるよ。へこたれないでね(^^)。
めざせ皆勤・日教組教研一日目
今日から月曜日まで日教組教研です。今年も両性のレポーターをやろうかなと。
にしても、全国教研のレポーターって、他府県の場合はメチャクチャハードルが高いのですが、ウチの場合はとても寛大なところなので、かなりの確率で行かせていただくことができます。
分科会の前に、福岡のSさんと合流して、会場の向かいのラーメン屋さんで、軽く燃料補給。
で、いよいよ今年も分科会の開始です。
今年の目標は、すべての討論の時間に発言をする(笑)。もうひとつは当事者性を出さない。いや、当事者であることに依拠して発言をするのはイヤなんですよね。
今日は、「意識・慣習」です。
とにかく、レポートを聞いたり読んだりして考えたことをメモメモ。矢印引きまくって考えを整理して発言発言。会場の皆さんも、少しずつ
「なんじゃ?あいつ」
という感じでこちらを見はじめます。が、そこにはへこたれずに(笑)、ひたすら県名札をあげまくります。やがて
「またや(笑)」
とみなさんが呆れた視線を笑って送ってくれたら勝ちです(笑)。
てことで、ひたすら発言しまくって、本日の分科会終了。
若い人なぁ
今日〜明日、京都で近畿圏内の若手教職員の集まりがあります。なぜかわたしも「若手」らしく、そこにスポット参加することに^^;;。まぁ、スポット参加を許されている時点で、若手じゃないですが(笑)。
てことで、昼に
「寒いなぁ。着替えるのめんどくさいなぁ。てか、着替えるの寒いなぁ」
とぶつぶつ言いながら出発。
まずは全体会。舞子高校の諏訪精二さんの講演。楽しみにしていたんですが、やはりおもしろかった。
どうせやらなきゃならないなら、できるだけいいものを。っていう考え方は、ある意味、敗北主義みたいなとらえかたをされるのかなとは思うのですが、わたしのように「現実解」を選択する人間としては
「そうだよなぁ」
と思ってしまいます。結局勝負どころは「どうせやらなきゃならない」となる以前のところにあるんですがね。
まぁそれはそれとして、ほんとうに試行錯誤しながら防災教育をつくってきたこと。そしてその中で子どもたちが、そしてかかわる教員たちが変革されていくさまがよく伝わってきました。そしてなにより、「誰もが被災を語れる」という観点がいい。「被災はないにこしたことがない」。その通りです。「誰もがボランティアに行けるわけじゃない」。その通りです。でも、「被災者やボランティア経験者から伝えられたことを伝えることは誰にでもできる」。そこなんですよね。
1月17日へ向けて元気をもらった気がしました。
で、夕食交流会。何と言っても圧巻だったのはけん玉伝道師こと向井智哉さんのスーパーパフォーマンス!すごいわ。あんなものが、1mの至近距離で見られるとは、かなり幸せな経験でした。
で、2次会に少しだけ参加。たまたま岡山で分科会にいあわせた人とか、3年前の「なにわ研」でわたしのしょーもない話を聞いて下さった人なんかがおられたりして、そんな人たちを混じえながら、京都のおいしいお店の紹介(笑)とか、なんだかんだと話をしているうちに、あっという間に終電の時間です。
ヤバい!走らなきゃ!
新年会議
今日は某在日外国人教育関係の会議です。
いつものように午前から事前の会議。いつものラーメン屋さんに昼ごはんを呑み食べに行って、午後から本会議。
今日は新年早々の会議なんで、ほんの少しだけ乾杯。
でも、内容は真剣そのものです。ここの会議、たしかに出るとすごく勉強になります。もっとも、わたしは事務屋さんなんで、事務仕事の話しかできませんけどね。で、事務屋としての「悲痛な叫び」をあげて失笑を買ったりしながら、会議は終了。
しあわせってなんだっけ・雪と氷の世界(4日目)
今朝もめっちゃ寒いです。今日の気温は17℃…。17℃ぉ?ダメじゃん(T_T)。それでも風はないから、昨日ほどのことはないかな…。
今日の生徒さんはスクール初経験の人たち。なんでも
「スクールに入ったほうがスキーを楽しめるようになる」
と言われて入校を決められたとか。
そんなん聞いたら、メッチャプレッシャーですがな(T_T)。しかも、期待にあふれて目がキラキラしてるし^^;;。
はじめは「中級」って聞いてましたが、集合場所からリフトまでの10mほどの移動を見た瞬間
「初級や」
と直感。考えていた練習課題はすべて捨てて、一から組み直しです。
「足慣らしをしますか」
と、緩斜面を一緒に滑って見て、練習課題決定。直滑降からやり直しです(笑)。
いや、下手にコテコテやるよりも、一から全部やり直すほうがいいんです。
てことで、ひとつひとつステップアップしながら、とりあえずプルークボーゲンまでのすべての練習課題をこなしたところで午前終了。
午後は一発「変なところ」に連れて行くことにしましょう。
いや、スキーの楽しさって、案外「こける」ところにあるのかもしれないと思うこともあるのです。
日常生活をしている時に、「こける」のとって、ほとんどありません。そんな時に、仮にこけると、これは「恥ずかしい」。でも、スキーではこけることは恥ずかしくありません。逆に、難しいところではこけるのは当たり前。「こけること」はチャレンジの証です。こけて雪まみれになった時、子どもの頃の泥んこ遊びと同じ気持ちになれます。はるかにきれいだしね。
だから、わたしはあえてこけてもらうこともプログラムに入れることがあります。もちろん、安全を担保したうえではありますが…。
てことで、今日もまずはいっぱい転んでいただきました(笑)。でも、生徒さんの顔を見た瞬間
「あ!この人、こけるのを楽しんでる!」
ってわかりました。完全に顔が子どもになっています。いい人だ!
てことで、午後が終わると、シュテムターンの基礎くらいまではいってしまいました。
あとで聞いたら、すごく楽しんでもらえたとのこと。実は、今日は午前のレッスンを終えて帰ろうかと思っていたのですが、帰るのをやめてレッスンしてよかった。
人に楽しんでもらえたことがわかると、すごくしあわせな気持ちになります。
しあわせって、自分がしあわせになることではなくて、他者をしあわせにすることなのかもしれませんね。そんなことを素直に感じられた一日でした。
恐るべき子どもたち・雪と氷の世界(3日目)
朝、めっちゃ寒いです。温度計を見ると12℃です(T_T)。天気はすごくいいです。てことは、風が強い(T_T)。すでにスキーするのがイヤになっています(笑)。でも、仕事ですから、やらなきゃなりません。
今日の生徒さんは小学生の初心者ふたり。
小学生の相手は両極端にわかれます。元気な子だとメチャクチャ楽です。おとなしい子だとかなり苦労をします。さて、今日はどうだろう…。
レッスンがはじまって滑らせてみると、けっこう滑れます。初心者?あ、きのう親御さんとちょっと滑ったのか!
じゃあということで、早速リフトに乗せて上にあげることにしました。
ところが、上に行くと、風がメチャクチャきついです。進もうと思っても風で押しもどされます。わたしですらそうです。まして子どもは…。悲惨です。子どもたちは
「寒い〜」
とか言ってます。もちろんわかってます。わたしも寒い。
しかも、急ごしらえ感のあふれる滑り方なので、やはり上に行くと、ところどころで厳しい斜面があります。暴走する子、へたり込む子。頭の中にふと「遭難」の二文字がよぎります。
どうしようかと思ったけど、なんとか林間コースに来たところで風も来なくなって、元気をとりもどしました。解散時には
「おもしろかった」
とか言ってます。ふぅ、これならなんとかなるかな…。
午後、集合場所に行くと、父親と滑りに行ってるとか。へ?楽しんでるやん!
てことで、午後は後ろにつけて、てきとうプルーくボーゲンをすると、てきとうについてきます。こどもはたいしたもんだ(笑)。
短いコースを一本滑ると、
「長いコースに行きたい!」
とか言いはじめます。メチャ元気です。
てことで、初心者の子どもが、一日たったらプルーくボーゲンでガンガン滑る子どもになってましたとさ(笑)。
ちなみにわたしはなーんもしてないです。恐るべし、子どもたち^^;;。