はじまりに還る

今日は某在日外国人教育関係の会議。と言っても、フルメンバー会議じゃなくて、まぁ、代表者会議みたいなもんでして。
集まってきたメンバーで、今後のあり方について、あーでもないこーでもないとグダグダ話。
で、出てきた結論を聞きながら、思わず
「それって、この会の発足当時の姿と一緒ですね」
って言っちゃいました。
けっきょくそういうことなのかもしれませんね。「はじまり」からスタートして「はじまり」へと還っていく。
少し寂しいですけどね。

でも、わたしたちとは違う新たなとりくみは、あちこちですでにはじまっています。わたしたちのとりくみから得られたものを伝えられたらいいなとは思うのですが、たぶん「新たなとりくみ」の人たちには大きなお世話なんだろうなと思います。
それは、わたしたちのとりくみも出発当時は、たぶん同じだった。当時はわたしはいませんでしたけどね。
そんなものです。
そしてそれは、おそらくは外国人教育関係の運動だけではありません。
そうやって、歴史は繰り返されていく。そして「はじまり」へと還っていく。

やっぱりここかo(^^)o

今日は京都・在日外国人生徒交流会。
なんだろう。わたしがやる交流会って、基本的にはぁゃιぃ感じがするみたいで、うん十人とかいう生徒が集まる他府県の交流会とはまったく違うんです。
というか、毎回
「誰か来てくれるかな。もしも誰も来なかったらどうしよう」
というプレッシャーと闘っています。実際、ほんとに誰も来なかったこともあるので、シャレにならんのです。こんなことを20年間、100回ほど繰り返してきました。正直交流会の前は
「もうやるものか」
と思います。
でも当日が来るわけです。
で、迎えた当日
「いま、駅に向かってます!遅れます、すみません!」
みたいなメールが入ってくる。心の底からホッとします。
やがて、
「こんにちわー」
「ひさしぶりー」
みたいな感じで人が集まってきます。
今回も交流会ができるうれしさと、「よっしゃ!」という気持ちがわきあがってきます。
そんないつもの感じで、今日の交流会もはじまりました。
「なにつくろー?」
「えーと、あれ。チヂミ!大好き!」
と言うのは、なぜかフィリピンの子。
「アドボは?」
「食べ飽きた」
そりゃそうですな^^;;。
てことで、メニューはチヂミとキムチチゲに決定。もっとも、参加メンバーはフィリピン・中国・日本です。なのに、なぜに韓国料理?まぁええか…。
「チゲに納豆入れたらおいしいよ」
と仲間が言うと、みんなから一斉に
「イヤー!」
という叫び声。まぁしゃーないわな。
今回はみんなすごい勢いで動いてくれたので、あっという間に準備が完了。
みんなでワイワイ食べるごはんはおいしいです。
「○○大学に受かりました」「おめーo(^^)o!」
「赤点なしで進級できました」「イェーイo(^^)o」
なんて話をしながら、やがて自己紹介タイム。ここからがメッチャ長いのが、わたしたちの交流会の特徴です。
「なんで?」「それから?」
質問がどんどん飛んでいきます。
今回のヒットは、フィリピンの子のひとこと。
「掛け算の筆算のやり方が違うからわからない」
「じゃぁやってみて?」
見ていると同じです。何が違うんだ?
「この小さい数字*1はここに書かない」
この発言をめぐっていきなりバトルです。
「いや、そこに書く」「違う!上に書く」「そんなん書かずに覚えておいて暗算!」
まぁ、結論は日本とフィリピンの違いじゃなくて、教える教員の違いってことですね(笑)。

てな感じで交流会も終了。
やる前はほんとにしんどいけど、終わったら元気になっている。それが交流会なんですね。

*1:繰り上がりの数字

ひでぇエントリ^^;;

今日は終業式。でも、その時間帯に出張が入ったりして^^;;。
てことで、とりあえず放送のセットだけやって
「あと、頼んだしな」
のひとことで終了。まぁ、生徒が育つと楽ですわo(^^)o。
で、出張に行って、帰ってきたら、大急ぎで報告書書き。ちなみに、ふだんはそんなに急いで書かないのですが、タイムスケジュールを考えると、この後の数日間がメッチャタイトなんで、やれる時にやってしまおうと。
で、午後からまたまた出張。仲間とゴソゴソ打ち合わせをしたりしながら、とりあえず終了。しかし、うちらの仲間って緩いなということが、よその同じ畑の人と出会うと、なんとなくわかります。
で、夜は夜で会議。今回は案件が多くてけっこう時間がかかりそうなのに、いらん発言をしてまたまた時間をとらせて会議を長引かせてしまったり。でも、まぁそれがわたしの役まわりなので「よし」としてもらいましょう^^;;。
で、そのあとは呑み会。
気がつくと時間はデッドラインです。大急ぎで駅まで走って、なんとかセーフ。
しかし、こんなことしてたらもたんな^^;;。

先が見えんなぁ

目が覚めると6時過ぎ。7時に起きようと思っていたので1時間空いちゃいました。まぁ、この1時間を有効に使うために、もぎょりましょうか。
たった6時間とはいえ、かなり睡眠は深かったのかな、ずいぶんと体は楽になりました。
で、京都にもどって、某在日外国人教育関係の会議です。今回は今後のことを考えなきゃならない大切な内容です。みんなで頭をひねりながら、あーでもないこーでもないと考えを出しあいます。
しかし、前にも書いた気がしますが、いろんな断絶や分断があるんですよね。それが邪魔して、なかなかつながらない。わたしらみたいな「過去」の人は「胡散臭い」みたいです。まぁ、実際胡散臭いからしゃーないですけどね。でも、胡散臭さを隠してないだけマシだと思うんですけどね。ほんとに胡散臭い人々は、胡散臭さを感じさせないか、胡散臭さに麻痺させるところまで胡散臭すぎたりするわけで^^;;。
まぁ、そんなこんなで、あまり先の見えない話をしながら、会議は終了。
その後、みなさんと軽く飲んで、りだりだです。

中立なぁ…。

今日は「在日外国人教育セミナー」。テーマは「京都・滋賀の朝鮮学校の現在」。とてもタイムリーなので、いろんな人が来られるかなぁと。でも、考えてみたら、たぶん「いろんな人」も限られた人数の中で取捨選択しながらあちこちに行っておられるので、たぶん吹けば飛ぶような「わたしたち」の集まりには来られないでしょうね。
てことで、ゆるーい警戒感を持ちながらセミナー開始。
ちなみに、「集会をやる」ってことは、わたしにとってどういうことかというと…。

  1. 会場をどこにするか考える
  2. 必要に応じて根まわししたり、申し込みに行ったりする
  3. 名簿用紙をつくる
  4. 最初に行って会場をあける
  5. 必要に応じて案内用の張り紙をしたり、視聴覚機器のセットをする
  6. はじまったら電気のつけ消しとか視聴覚機器の操作をする
  7. 終ったらゴミのチェックをして片づけして部屋を閉めてカギの返却

なんですよね。これ、セミナーなのか交流会なのか玖伊屋なのかわかりませんよね。つまり、中味じゃないってことです。どんな集まりであっても、やることは同じです。でも、そういう感覚を持たない人が多いんですよね…。ま、いいや。

セミナーの中身は…。
支援者の方の話は、いろんな「情報」がつまっていて勉強になりました。あと、朝鮮高級学校の先生の話がおもしろかったですね。スライドを使いながらの話でしたが、生徒たちがとてもいい顔をしています。てことは、楽しいんでしょうね。それから、一生懸命なんでしょうね。とても大切なことだと思います。京都の公立高校であんな顔ができる学校がどれだけあるかなと思うと…。まぁ心許ないですね。

教育の中立性ってなんだろうと、あらためて思います。カリキュラムによって、あるいは思想信条によって補助金を出すか出さないか決めるって、極めて中立的でないなぁと、ふと感じました。つまり、「中立」をどのレベルで考えるかってことです。「中立」に対して一定の審査をするということは、「審査基準」があるわけで、その「審査基準がある」ということそのものが中立ではないということだよなぁということなんです。
いや、「なんでも通しはあかんやろ」という意見はあるとは思うのですが、そういう話ではない。「中立ではない」ということに意識的である必要があるということです。「バイアスをかけて排除してる」ということを意識することが必要であるということです。自分を「正しい」と思わないということです。
単にそれだけのこと。
そんなことを、あの子どもたちの顔を見ながら、ふと感じた。まぁ、それが感じられたという意味で、参加してよかったかな。

散歩は楽し!

家を出たのはすでに集会がはじまっている時間です。まぁ、「お散歩」に間に合えばいいや。
てことで、円山公園に到着。あ!ちょうど「制服向上委員会」のライブが終わったところだった(T_T)。まぁいいや。「お散歩」の出発には間に合いました。
で、知り合いを探したのですが、わかるわけないです。なんでも参加者は3500人とか。円山公園が満席です。

宵々山コンサート以来です(笑)。
とにかく、各種団体がぞろぞろ出ていくので、そのあたりをやり過ごして行くと、なにやらあやしげな人々が残っています。直感的に
「あのへんやなぁ」
と思ったら、やっぱりそうでした。
てことで、「お散歩隊」出発です。しばらく歩くと、ラジオ塔のまえから「サウンドお散歩隊」が合流。このあたりでちょい悶着があったりしたものの、そのあたりにいるみんながそれぞれの役割をきっちり果たして「邪魔もの」をのけたりして(笑)。
あとはサウンドを聞きながら、ゆるゆると終着地までお散歩しました。

久しぶりだったけど、たのしかった!

団体散歩

で、午後からは出張です。行き先は広域校区*1の中にあるムラの団体散歩です。
まずは、行政の方からムラの概況と人権を俯瞰した話。
んー…。まぁええやろ、と。でも、中にあった「電話相談」の話は、聴いたことはあったけどぶっ飛びました。やはり、リアルさの勝ちですね。
で、お散歩。
たまたまなかよしの若い教員と一緒になったので、あーだこーだといらん説明をしながらお散歩です。にしても、広いなぁ。わたしの第二のふるさととはまったく違う感じです。ちょい都会かな。持ち家も多そうだし、メゾネットタイプのお家が多いのも特徴的かな。それだけ運動が進んでいるということ、街づくりを考えていることってことでしょうね。
で、今度は教育関係の話。
こちらはぶっちゃけ話をしてくれるのでおもしろい。まぁ、家庭環境がかなりきつい地域で、それに伴って教育環境もきつくなってしまう。当然その結果、学力が低いという問題をずっと抱え、その克服のために地域や行政、各種教育機関が一体になったとりくみを、ずっと続けておられます。この「ずっと」がポイントで、「変わらず」ではないんですね。「常に変化しながら」続けている。すごいなぁと思うと同時に、でも未だ問題があるということは、教育の問題は一朝一夕には変わらないということを示しているのかなと思います。
そうそう。なにやらどこかでは「制度をいじくれば学力がつく」「制度をいじくればいじめがなくなる」みたいなことを考えている人々がいるみたいですけど、「ここ」に来ればわかります。学力も差別も「制度をいじくって」どうにかなる問題じゃない。制度はひとつのファクターでしかない。いや、更に言うなら「現実をどうにかしようとするとりくみをサポートするための制度のいじくり」に意味がある。まぁそんなことをつらつら考えさせてもらえる話でした。
にしても、エンディングの映像。おもしろいけど、写ってるの、みんな「元気」そうな人ばっかりやな^^;;。

*1:今日日高校って校区が広がり過ぎてこう言うしかない気がします。滋賀県なんか校区は県全体。すでに校区なんてないですよね(T_T)。

温故知新(いつものことですが^^;;


今日は午後から出張です。向かったのは第二のふるさと。ここで、人権教育関係の総会があります。記念講演は、元校長。とはいえ、辛気臭い話にはきっとならないだろうと思っています。なぜなら、一緒に同和教育をやってきた仲間だと感じられる人だからです。
不思議なもので、かつては管理職は「敵」だと思っていたのですが、いまは「敵か味方か」みたいな捉え方をしなくなりましたね。まぁ、当たり前といえば当たり前のことなんでしょうが、どうも世間の動きは、より単純化されているような気もするので…。
で、講演。
まぁ、50分はきついですよね。予定されていたことの半分くらいしか話せてない感じです。でも、ほんとうにベタベタのところで実践をされてきたことがよく伝わってきます。そういう人って、人権教育の中から生徒指導を考え、生徒指導の中から人権教育を考える。そんなことがしみじみと伝わってくる講演でした。
ことさら目新しいことがあるわけではありません。「誰かさん^^;;」みたいに「アッ」と驚かせる話をするわけでもない。でも、「そうだったよな。それが原点だよな」と感じさせてくれるお話でした。
うん。時間が短かったのがもったいないなぁ。

いよいよだ→お客さん

今日はここしばらく準備をしてきたアクティビティの当日です。さてさて、どんな反応が返ってくるだろう。
授業がはじまってしばらくしてから教室の様子を見に行きます。
どうやら他の案件もあるらしく、まだはじまっていないクラスもあったりしますが、担任さんたち、それぞれにやってくださっています。
自分で考えたアクティビティが実際に目の前で展開されているのって、すごく緊張します。もしも自分がやっているのであれば、おそらくさほどの緊張はないでしょうね。でも、他の人がやっていると、自分はまったく手出しができません。ただ見ることしかできない。
ずっと一緒に考えてきた人権担当の方はさすがです。意図も段取りも理解してくださっているので、さくさくと進んでいきます。クラスの子らもなんだかんだ言いながら、動きがあるみたいです。よかった。
おそらくみんなが意図を理解するわけではありません。でも、たとえ半分の生徒でいいから、「小さな大切」が伝わればと思います。
さてさて、子どもたちから、担任さんたちから、どんな感想が返ってくるかな。

午後からは宇都宮からお客さん。なんでも「先進校視察」だとか。そう言えば、わたしも行ったことがあります。鳥取のお友だちとの出会いはあの時だったよなぁ…。あぁ、『部落解放』の鼎談の時ですよ^^;;。
しかし、うちのガッコが先進校?そうかなぁ…。でも、もしかしたら、案外そうなのかもしれません。先代から引き継いで、いろんな意見をもらいながらではありましたが、一生懸命やってきました。その中で、「みんなの一歩」までいったのかどうかはわかりませんが、「みんなの半歩」くらいはいったのかもしれないな。
てなことを考えながら、お客さんと話。なんだかんだでしょーもないことをいっぱい話をして、なんか一時間余計に引き留めてしまいました。すんませんm(__)m

めーっけ!

今日もバタバタと慌ただしい一日です。
とにかく雑務を終えて、会議と授業をこなして、そのまま出張。
出張のしんどさがどこにあるかというと、その間雑務ができないというところにあります。おかげで雑務がたまるのなんのって(T_T)。
でも、そんなこともいってられないので、電車の中でおべんと食べたりしながら出張先に向かいます。
で、辿りついたのは京都府中部のとある街。今日は人権教育関係の総括学習会みたいな。で、記念講演に「神野ちどり」さんが来られることになっています。
わたし、神野さんの話を聞くのは二回目かな。一回目は…。「神野ちどり」でぐぐると出てきます(笑)。
で、今日もお聞きしたのですが…。いいてすね。熱いです。なんかこの人、うちのガッコで話をしてほしいなって思いました。なので、話が終わったらさっそく出演交渉^^;;。
「あの、わたし、○○高校の○○といいまして…」
「あー、なにわ研で話していただきましたよね」
「…^^;;」
バレてたか^^;;。
「C木さんから聞いてます」
「…^^;;」
そこまでバレてたか^^;;。
てことで、研修会の講師は確定ですo(^^)o