起床は午前4時です。とにかく起きます。同室のFき子さんを起こしてしまいましたが、しかたないですね。ごめんなさい。どうやら、隣の部屋でも目覚ましがなってるみたいですが、誰も止めない(笑)。
とにかく、昨日用意した服を着て、昨日荷造りした荷物を持って、ロビーへ。サングさんはすでにおられます。すごい。そして、K村館長は降りてこられない(笑)。それでも5分遅れくらいで来られました。
で、サングさんの車に乗せてもらって、仁川国際空港へ。さすがに道中寝てしまいました。K村さんは第1ターミナルで降りられました。そしてわたしは第2ターミナルへ。ここでサングさんとお別れ。ほんとうにほんとうにお世話になりました。
まずはチェックイン。時間がかかりますね。しかたない。そしてセキュリティ。長蛇の列です。どうなるのかと思ったけど、突然動きはじめたので、たぶんあいてなかったな。
セキュリティは意外と簡単に通過です。止められはしたけど、
「put off water?」
とか言ってはったので、ボトルの氷が問題なんだな。
「yes」
と答えたらおわりです。
しかし、このセキュリティの早さは、たぶん機材の優秀さなんでしょうね。
そして出国手続き。これもあっという間でした。少しお腹が減ったので、コンビニへ。まぁこれにするか。
papagoによると、激大スパムのおにぎりのようです。あとはコーヒーをボトルに詰めて、搭乗口へ。かなり遅れたけど無事搭乗。
となりのおにいさまが、かなりDMZを越してこられました。
これはさすがに注意ですね。
「ここまでね」
と肘掛けのこちら側で線を引いたのは、わたしの優しさです(笑)。てか、
「ここは板門店」
って言ってやろうかと思ったけど、かなりヤバイネタな気がしたので、やめておきました。わかりやすいだろうとは思うけど…。
飛行機の中ではウトウト。
やがて飛行機は関西国際空港へ。予定より小一時間遅れてます。でも、なんとか間に合いそうです。さっくり入国手続きをして、税関か…。そういや、そんなのあったな。紙を書くのを忘れてました。あわてて紙を書いて提出。
てことで、JRに乗りましょう。関空快速、遅いなぁ。ここから奈良まわりで、職場の最寄り駅へ。ここから職場までの登りがキツイ。もしかしたら、今回の3日間でこの道が一番キツイかも。
そして職場に到着。ちょうど昼休みです。廊下をスーツケースゴロゴロやって歩いてると
「せんせい、どこ行くの?」
と声をかけられたので
「いや、韓国から出勤」
と答えると
「キャハハハハ」
と大笑いされました。よしよし。
朦朧とした頭で5時間目の授業に行って、ここでも
「約束通り韓国から出勤しました」
と言うと、苦笑されました。でもせっかくなので、このサイトを見せて、感じだけは伝えましょう。
放課後、掃除カントクをしていると、今日の1時間目を振り替えたクラスの生徒が来て
「来てるー。ほんまに韓国から?」
と食いついてくれたり、掃除当番の子らが
「わたしらの授業時間って飛行機の中やったん?」
とか言ってくれて
「そうやなぁ、そんなもんやなぁ」
と話したり。それにしても
「わたしら5時間目やったらよかったのに」
とか言ってくれたのはうれしいですね。
「いやな、メッチャ眠いねん。でもな、「韓国から出勤しました」というひとことのネタを言うためだけに、4時起きで来たねん。ネタは身体をはるものやねん」
と言うと、笑われました。ウケたから、よかったよかった。
それにしても放課後はダメですね。ソファで休憩。そして定時が来たので退勤。と、玄関で支店長に会いました。
「どこ行くんや?」
「いや、韓国から出勤しました。身体をはったネタです」
と言うと、大笑いされました。しかし、最後のネタは支店長かよ!
駅でも生徒と会って笑われて、充実した1日が終わりました。
さてと。荷物をほどいて、シャワーを浴びて、ビールだな。
ものすごく刺激的で楽しかった3日間が終わりました。たくさんの人に感謝!
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本番
朝、7時に起床です。昨日早かったからどうしようかと思ったけど、やはりせっかくプピョンに来たので走ることにしましょう。
Fき子さんと一緒に外に出ると、ひんやり気持ちいいです。向かったのはすぐ近くにあるプピョン公園です。なんでも、旧日本軍の兵器工場があったところなんだとか。
途中パチリ。
公園に着いて、ラン開始。
スタートは7時半です。1周まわるとだいたい1.5kmあります。京都で言うと宝ヶ池と同じ感じですか。適度にアップダウンがあり、最外周にはむしろみたいなのが敷いてあるので膝や腰に優しいですね。2周まわったところで、これは4周で6kmにすることにしました。
昨日、関西空港の中でトイレまで走った時にフォアフットのコツがわかった気がしたので、今日もところどころでフォアフットを意識してみました。
結果、6.19kmを37分42秒で、アベレージは6分05秒でした。スプリットは6分17秒→5分59秒→5分46秒→6分39秒→6分03秒→5分51秒でした。
4kmの落ち込みがいただけないなぁ。
ホテルに帰ってきたら、そのまま朝ごはん。日本の東横インとは違い、食堂がキチンとしてます。そして広い。メニューもしっかりあります。特にチョヂャンをピピした野菜がおいしい。
で、いったん部屋にもどって、朝の恒例行事をしたり。やがて集合時間が来たのでロビーに降ります。ここから今日の会場までは楽器を持って歩きです。わたしはいいけど、「おばさま」たちにはキツイやろなぁ。でも、いつものようにヒョコヒョコと歩いていかれます。すごいなぁ。
ここからは延々と「待ち」です。しかし暑い。でも、マダンパンではひたすらプンムルとかチャンゴチュムとかやってはります。すべてメッチャうまい。当たり前か。
やがて昼ごはんを食べるとのことで移動開始。着いたのは冷麺のお店みたいです。
せっかくなのでピビン麺を頼みました。
うまし!
そして再び待機場所へ。と、あわただしくなってきました。どうやら出番は「次」のようです。が、前のプンムル隊、すごいな。うまいだけじゃなくて、1時間やる体力がすごい。でも、老若男女が一緒に楽しそうにやってるのがいいですね。もうすぐ出番というところで、恒例のエール。そして記念写真をパチリ。
そして出番です。
まずはソルチャンゴから。わたしの出番はないので、弾幕を持ちましょう。そして農楽です。気持ちいい。そして楽しい。自然と笑顔が出てきます。
そして、空は青い。
3年前にはこんな日が来るとは思いませんでした。あの頃は「一緒に叩く」ことが、かなわない夢でしたからね。それが気がつくと本場でみんなで叩いてます。そんなこんなで夢のような時間が終了。すんごい拍手でした。
次は「ドヌム」の人たちです。音が東九条マダンと似てます。なるほどなぁ。
しかし疲れました。なんでもSニさんとCョンヒョンさんはテレビ局の取材を受けておられるだとか。次のパレードのために、いったんホテルに帰りましょう。
しばし足を休めて、再びロビーへ。すると、パレードの実行委員会は
「いつ来るねん」
状態らしいです。しかし、「おばさま」の中には「行きたくない」と言ってる人もおられるとか。無理しなくていいと思うのですが、「おばさま」たちは厳しいです。
「せっかくやから歩こう!」
と激を飛ばされます。
そしてパレードの集合場所へ。わたしたちの前はサンバ隊らしいです。ここで、サンバ隊と記念写真を撮ろうとする人と実行委員会のソンセンニムの攻防がすごいです。まぁでも、ところどころで撮らせてあげるのが優しいです。きっと、メイクを怖くしてるけど、メイク落としたら満面の笑顔の人なんでしょうね。
やがてパレードが出発です。沿道の人の声援がすごい。
と、Kい子さんが泣いておられます。
そりゃそうです。
ウトロ農楽隊は土地を守るためにデモ隊の先頭に立って楽器を叩いてこられました。「楽しみ」のためではなく「闘い」のためでした。そんな時に農楽隊を囲んでいるのは警察です。その向こうには日本社会があります。それが当たり前でした。
でも、今日は違います。沿道の人たちは手を振って大声援を送られます。その真ん中を持って歩いてる弾幕はこれ。
足を引きづりながらも歩かれる「おばさま」たちです。さっきまで「行きたくない」と言っておられた「おばさま」が、気がつくと満面の笑顔でオッケチュムしながら歩いておられます。わたしたちだけでは人数が少ないからと、ドヌムの人たちが助けてくださってます。Kい子さんの姿を見て、わたしも涙腺が決壊しました。
そんな感じで、パレードを歩ききりました。歩ききったみなさんを見たら、やっばり泣いておられました。たぶん、わたしにはわからないほど深い涙なんだろうなぁ。
てことで、クタクタになってホテルに帰ります。が、その道が遠い。「おばさま」たちもゆっくりと歩いてこられます。
ホテルに着いたら、とりあえず着替えて、足と顔を洗って、再び出発です。打ち上げです。
打ち上げのお店はサムギョプサルのお店です。
肉は食べ放題。野菜は取り放題。楽しそうな「おばさま」たちです。
ちなみに「おばさま」たちが頼むんだのはマッコリです。お店の人、メニューにないのに買ってきてくださいました。
「言うてみるんや」
とのお言葉。さすがです。
てことで、打ち上げ終了。その後、ホテルの前で「外呑み」です。コリアンスタイルです。と、向こうのコンビニの前にはサングさんが飲んでおられます。サムギョプサルのお店では「おばさま」たちの送迎があるから飲めなかったのね。
てことで、合流。
部屋のお酒も持ってきて酒盛りです。昨日買ったキムチを食べたいけどおはしがない。と、
「行ってくる」
とおひとりコンビニの中に入られて、帰ってきたらおはしを持っておられます。すげえ。
そんな感じで、プピョンの夜は延々と続きます。が、明日は早いぞ。大丈夫か?
富平へ
集合は6時過ぎ。なので、某所でピバークして、なんとか間にあいました。
とりまバスに乗って、関空へ。ここで「本隊」と合流。
今日から3日間、ウトロ農楽隊のメンバーとして仁川[1]阪神競馬場ではない。に行きます。「富平風物祭り」に招待されたんだとか。
うことで、まずは飛行機のチェックイン。ここで記念写真。
みんなハイです。そりゃそうですね。そしてセキュリティ。引っかかりました(笑)。なんでも、筆箱の中の物差しがダメだった見たいです。でも、この間の北海道行きの時は大丈夫だったんだけどなぁ。と、向こうを見ると、Cヒョンさんが、ガチの引っかかり方をしています。大丈夫かな。
まぁそのまま出国審査に行きますか。ここで、パスポートの色が「青系」の人と「赤系」の人で振り分けられます。しばし待っていたら、Cヒョンさんも合流して来られてホッとしました。
で、コンビニで燃料を仕入れて、飛行機に乗ろうかなと。ところが、よく見たら、飛行機がありません。マジかよ。やがてやってきました。
そんなこんなで、搭乗が30分ばっか遅れました。まぁいいか。やがて飛行機が飛び立って、安定期に入ったところで、宴会開始です。
同じLCCでも、国内線と国際線は違うのかな。はたまたお国の違いかな?ゴミまで回収してもらって、なんだか申し訳ないです。
で、到着したのは仁川空港。今度は入国手続きです。またまたパスポートの色で振り分けられます。出国の時は「青系」の人は「再入国」の申請をしなくちゃならなくて時間がかかったけど、「入国」では「青系」の人が早いです。そんな中、お一人別室に連れて行かれた方がおられます。
ようやく入国して、みなさんのパスポートを見せてもらいまた。
なるほど…。「travel certification」なんですね。
てことで、荷物を受け取って外へ。ずっとウトロにかかわってこられたKIN(地球村同胞連帯)のサングさんたちのお出迎えです。弾幕が美しい。
そしてみなさんの車に分乗して、練習場に行きます。1階と2階は食堂かな。3階が「プンムル団「ドヌム」」の練習場なんだとか。どことなく、マダンセンターが思い浮かびます。
てことで、練習スタート。みなさん、ガチです。もう少し楽しめばいいのにと思うけど、やはりそうはならないんでしょうね。
練習でひと汗ながしたら、なぜか差し入れのチキン。
うまいわ。そしてそのまま「豆腐のお店」へ。
さすがは韓国の食堂です。とにかく、野菜料理がおいしい。
もちろん、メインは豆腐チゲです。
これもおいしい。しかし食べすぎました。
てことで、ホテルまで送ってもらいました。が、これで終わらない。ここから楽器の搬入だの、ミーティングだのが延々と続きます。早く終わろうよ(笑)
9時になって、ようやくミーティングも終了。速やかに「ロッテマート」に行って、お土産ゲットです。
そして夜の街へ。駅前ではイベントをやっています。おぉ!
豚の丸焼き?とにかくめっちゃ賑やかです。明日の「祭り」の弾幕です。
ちょっこっと飲める場所を探してフラフラ。と、よさげなお店がありました。頼んだのはへジョンと、海鮮とそうめんのコチジャン和え。
うまい。が、おなかいっぱいです。しかも眠い。
ということで、ホテルに帰りましょう。でも、なんだかんだで寝たのは0時半。
明日、大丈夫かなぁ。
footnotes
↑1 | 阪神競馬場ではない。 |
---|
近づいた
朝、いつになく身体が重いです。しかたないです。昨日は食べすぎ呑みすぎでした。
とりま、朝ごはんを食べてPCの前に座りましょう。しかし書けないです。なぜだろう…。たぶん、専門じゃないからかな。いっそ、元にもどそうかと思ったけど、そういうわけにもいかないので、あれをこうしたり、これをああしたり。いちおう昨日ブロックをどの順番にすればいいかは考えたので、それにしたがって並べますが、うまくつながりません。
そうこうするうちに昼になりました。おなかが減っていません。当たり前です。
とりま、筋トレだな。
で、昼ごはん。昼ごはんを食べたら、またまたPCの前へ。うーん、えいや。まぁこれで送ってみましょう。コメントが返ってきたら、それを使って修正します。
てことで、もうひとつの月末〆切のゲンコをやりましょう。これも気が乗らない。てか、こういうことをやっているヒマは、本当はないはずです。が、しかたないです。そうこうするうちに時間が来ました。
ということで、向かうはウトロです。今日は夕方に農楽の練習があります。ほとんど、わたしのために時間を設定してくれている感じです。
到着したのは練習の1時間前。農楽の練習前に走ろうかなと。
本日のラン。ウトロの外周を走ることにしましょう。5時過ぎにスタートです。さすがに涼しいです。外周は約800m、小さな町なことがあらためてわかります。まずは5周、4kmが目標です。でも、3kmくらい走ったところで、5kmか6km走る方向に変更。結果6kmを35分43秒で、アベレージは5分53秒でした。スプリットは5分58秒→6分00秒→6分00秒→5分51秒→5分45秒→5分58秒でした。
夏以降はじめての6kmで、かつ6分切れました。でも、かなりしんどかったので、もっと楽に走れるようにしなくちゃ。
ランが終わって平和祈念館に入ると、ボチボチ人が集まってきつつあります。で、土曜日からの遠征の説明会。みなさん、うるさいです(笑)。
説明会の後は練習です。まずはソルチャンゴ。みなさん、うまくなりましたね。まぁ2年ばっか本気で練習しておられますからね。そして農楽。こちらは動きがあるのでややこしい。しかも、あれをどうするか、これをどうするかと、いろいろ意見が出まくります。収拾がつきません。が、いつものことです。ただ、気になるのは「音」です。すでに7時まわっています。苦情来るんじゃないかなぁ。
それでもようやく終わりました。と、「パレードの練習や」とのお言葉。まだやるのか…。結局小さめの音で7時半頃まで練習をして、ようやく音を出すのは終了。
その後、平和祈念館に入って、そこから最終ミーティングです。これがまた収拾がつかない。いかにもウトロです。みなさん、元気な証拠です。よかった。
と、Gョンヒさんが「呑み」と出してくださったのは◯ビスです。なんでも、ヱ◯スをみると、わたしを思い出すんだとか。うれしいです。でも、2日連続で呑んでるので、今日は呑みません。そのための車です。ということで、ブーメランを焼いたのと、炊き込みごはんをいただいて、ウトロをあとにしました。
韓国遠征がほんとうに近づいてきたなぁ。
大御所たちと呑む
朝、起きたくないですね。が、起きなきゃなりません。朝ごはんを食べたら、PCの前へ。恒例行事をすませるのにかなり時間がかかってしまいます。
それにしても、突然涼しくなりました。よかった。
で、4人のおべんきょ成果です。うーん、書けない。なんでだろう。一度書いたものを崩すと、順番がわけわからなくなります。さらに、後ろの方で入れていた「相互行為」をはじめに出してほしいと言われて、それが入る場所が見当たりません。たぶん、原因はそんなあたりですね。
グルグルしたままお昼ごはんを食べて、グルグルしたまま書けなくて、結局2時過ぎにスタート。てことで、到着したのはいくパーです。今日はクロスベイスのミーティングです。しかし、なんでわたしがここにいるんだろうと思うけど、発端はこの日ですね。でも、それのもっと源流はこのあたりにあるのかも。
まもなくミーティング開始です。まずはクロスベイスの現状とこれからについての話。その後、それぞれの近況報告です。うーん、近況…。なにもないな。まぁそれでもいろいろ話をしているとディープゾーンに突入していくのがクロスベイス関連の人たちです。
で、1時間半ばっかのミーティング終了。ここからは懇親会です。なんとなく、こっちがメインの気もします。お店は「チャン食堂」です。まずはサムギョプサル。これを大御所が調理して下さいます。
しかし、大御所感がないな…。
さらにキムチチゲ。こちらも大御所が取り分けて下さいます。
こちらも大御所感がない。まぁそれがこの人たちのすごさなんでしょうね。
わたしの向かい側はこの人です。ワイワイしゃべると楽しくておいしい。結局、食べすぎてしまいました。
その後、鶴橋駅まで移動して、2軒目へ。今度は教育関係の話で、しばし謀議。まぁなんとかなるかなぁ。なんとかしたいなぁ。
帰りは京阪でCヌンさんといろいろ話をしながら帰りました。いやぁ、よく食べてよくしゃべった…。
人権論のいまーインターセクショナリティの視点からー
朝、目覚ましで目が覚めました。金曜日はたいてい少し早目に出勤します。なので、今日も早めです。
職場に着いたら、今日の授業のプランを考えましょう。いや、単にプリントを検討するだけのことですけどね。と、始業前からセクションの非公式ミーティング。これもまた早めに出勤したから参加できるということです。
そして始業。と言っても立番です。なんか空気が冷えてないですね。端的に言うと暑い。いつまでなんだろ。
そして1時間目。授業をサクッとやって、あとはプリントです。ターゲットにしてる子が、学びから逃げ気味です。どうしたらこちらに来るのかなぁ。2時間目、はじめ少しぴりっとしなかったので、軽く喝を入れましょう。すると、途端に活発になりました。いいクラスです。
授業が終わったら、後処理をしてスタート。と思ったら、放送機器のトラブルでスクランブル。それでも思ってた時間の少しあとに出られました。が、JRは安定の遅延です。これはまずい。それでも、運転士さん、本気を出してくれました。おそらく遅延をかなりとりもどした感じです。やるな。
とりま、地下鉄→阪急と乗り継いで、到着したのは関西大学です。今日は人権問題研究室開設50週年記念シンポジウムです。
受付で名前を言うと「あっ」とか言われて、センセイ呼ばわりされてしまいました。ええのに…。部屋に入るとあいさつ中です。間にあった。向こうを見ると、「おさいさん」がおられて、さすがだなと思ったり。
そして、第一部の基調講演です。講師は清水晶子さん。大期待です。タイトルは「共生の不安とインターセクショナリティ」です。
まずはクレンショーによる「定義」の説明から。うん、これはしっくりきます。というか、元祖ですよね。ただ、インターセクショナリティ概念が「バズワード」として用いられることにより、本来の意味からずれていく。なんでも「みんな差別的要素と被差別的要素を持ってるんだから、なかよくしようよ」みたいな使い方になっていく。そしてそれは新自由主義的なダイバーシティ&インクルージョンへとつながっていく。ここで出されたのが「ダイバーシティのタイ料理屋台モデル」です。なるほど。ちょっとスパイスのきいた料理が食べたくなったときに、屋台に行って食べる感じ。でも、けっしておなかを壊すようなものじゃない。でも、本来のインターセクショナリティは「カテゴリーの同一性を突き崩す抵抗」なわけです。そこで引っ張ってこられたのが「we are here, we are queer, get used to it」です。そして〆はバトラーです。つまり、「わたしたち」は誰かを頼らなければ生きていけない存在であると。その「誰か」には誰がいるかわからない。もしかしたら、「わたし」を殺すような存在も、そこにいるかもしれない。それでもなお、「わたしたち」は依存せざるを得ない。まさに「共生の不安」ですね。でも、それこそがインターセクショナリティってことなんですね。
ということで、あっという間に1時間ちょいが過ぎ去って、休憩時間。知りあいが何人かおられたりして、しばし雑談。
そして、後半のシンポジウムです。4人のパネラーの中で、もっともインターセクショナリティについて触れられていたのが、松波さんと宮前さんかなぁ。ただ、おふたりともスライドが最後まで行かない。もったいないなぁ。まぁそれぞれが1時間ぐらい話せるネタなので、しかたないか。
ということで、特別シンポジウム終了です。
と、後ろを見たら武内さんが来られてました。そして前を見たら坂東さんが来られてました。なんか、豪華です。ちなみに松波さんと話をしていたら、記念写真を撮られるとかで、
「ほら、行って行って」
と言うと
「お前も来い」
と。なんでやねんと思ったけど、どうやら研究員が入るんだとか。そうか、わたしもか(笑)。
シンポのあとはレセプション。といっても学食です。でも、いいよなぁ。
ここで清水さんに自己紹介してみました。
「あの…。どひいつきと申します」
「あー、あの!」
なんで知ってはるねん^^;;。でも、うれしかったですね。てことで、しばし交流会の話をしてみたり。
その後、KうさんとかRりぃちゃんとかといろいろ話。と、なんでも
「ジェンダーセクシュアリティセンターをつくりたい」
とおっしゃる卒業生の方がおられて、
「センターができたら、そこの常勤にして下さい」
などと口走ってしまったり。
2次会はケープコットです。ここでボトルワインを頼んでしまうKうさんとわたしです。で、さんざん呑んでしゃべって、いかんいかん、帰らねば…。
うん、でもやっぱり楽しかった。
「へのまなざし」
朝、駅までの道がなんとなく涼しいですね。そういえば、陽射しも少し低い。たしかに温暖化ではあるかもしれないけど、地球の地軸の傾きは変わってないということなのかな。
てことで、出勤。
関さんからコメントが送られてきたので読みましょう。きっと時間がないのにていねいに読んでいただいて恐縮です。前を向けそうな感じです。
ただ、今日は明日の4人のおべんきょ会に向けて、何かを書かなければなりません。キツイな。そして授業。前半は試験返しです。いつもの度数分布の発表をしたら、やはり阿鼻叫喚です。しかし、完全なフタコブラクダです。平均点あたりに人がいません。統計の授業で使えそうな分布です。
職員室に帰ってアマゾンをチェックしたら、ブツが配達されたとのことなので、事務室へ。ポストにブツは入ってました。さっそくブツを持って視聴覚教室に行って接続です。事務の人が来たので実演。単にプロジェクターからアンプの音を放り込んだだけだけど、それでも感動していただけました。
そんなことをやってたら、すぐに昼です。おべんとを食べて、ソファに寝転がって解放新聞を読んだら寝てしまいました。
むくりと起き上がって体育館へ。放送部員は平常運転です。せっかくなのでメッチャ重たいニューアイテムを運んでもらいましょう。ただ、使うのは明日だな。
てなことで、定時が来たので退勤。
京都駅でYーきと合流して、向かうはちょぼやき会です。今日は「被差別部落へのまなざし」の視聴です。
おもしろい。もちろん、山もオチもありません。意味はあるけど(笑)。
たぶんうちの子どもたちに見せたら寝ますね。でも、これを学び咀嚼して伝えたら、いい教材ができそうです。なにが大切かというも「へのまなざし」が描かれているところです。つまり「被差別部落」をとりあげていない。
人権学習の感想が、いつも「被差別部落の人々」へと向けられるのがタニンゴト感があって、どうしようかという中でつくったのが、うちのガッコでやってる部落問題学習のプレゼンです。それとけっこう合致する感じがありますね。もちろんDVDのほうがはるかに詳しいしマニアックですが(笑)。
ただ、そういうわたしの意見に
「でも当事者の声を聞くことは大切」
という大切な指摘もあるわけで。
まぁ、そこのバランスですね。
てことで、ちょぼやき会も終了。あとは懇親会です。
ふぅ呑んだ…。
部落差別の現在
今日は研修日です。ちなみに、研修日は「家で自主研修をする日」ではなく、ガッコで研修をする日です。
てことで久しぶりの電車出勤です。まぁでも高校生がいないのですいてますね。
しばし事務仕事をしましょう。そういや、試験の解答もつくらねばなりません。問題作成は簡単なんだけど、解答と配点がめんどくさいんですよね。
で、午前の研修は進路研修です。講師は某受験産業のB社の方です。最近の入試の状況とか、全体的な受験生の動向とか。なんでも、「入れたらどこでもいい」という生徒が増えてるんだとか。だから、進学の目的をもたせる必要があるんだとか。
んー…。
昔から「モラトリアム」ってのはあったしなぁ。というのと、「入れるところ」を選択するのは、もしかしたら浪人させる経済力がない家が増えてるからかもしれません。
あるいは「点をとるための勉強方法がわからない」と考えてる生徒が多いんだとか。これを生徒の学習意欲と結びつけて考えてはるけど、それだけかなぁ。だって、わたしだって子どもたちの成績がどうなるかわからないもん。なにせ、成績のつけかたが複雑化してしまって、どうなるかわからない。さらに授業の方法もグループ主体になったりしてるから、勉強方法そのものも変わってきてて、そりゃわからんわと。
まぁそんな感じで「反抗的」な聞き方をしてしまいました。
それはそれでいいんだけど、棒グラフにグラデーション使うのはやめてほしい。どこが端かわからん(笑)。
そんな感じで進路研修は終了。その後、hyperQUの分析結果を見て、午前の部は終了。
しかし、なんでも明日の会議や研修はなしにするんだとか。思い切りましたね。
午後もあれやこれややって、2時半くらいにお迎えに行きましょう。で、駅で合流したのは内田龍史さんです。内田さん、13年前に話を聞きました。それ以来です。前回は、若い世代の部落の人たちのアイデンティティについて話をしてもらいました。今回は、部落問題の今日的課題について話してもらいます。
「最近の若い人は部落問題を知らない」
と言われます。厳密には、それはウソです。みなさん、知ってはります。ただ、「習って」はいない。じゃ、今の一定程度以上の年齢層の人が知っているかというと、それも厳密にはウソです。みなさん、ご存知ない。簡単にいうと、情報のアップデートができていない。なので、部落問題の今日的課題は、やはりやらなきゃならないってことです。
ということで、15時に研修会スタート。校長のあいさつは、自分に課した夏休みの宿題のことでした。なんでも、「カムイ伝」を全巻読破するんだとか。でも、まだ5巻なんだとか。大変やな。人のこと言えませんが。あとは、同僚が書かれたレポートが「ひとつ上」に行った報告。拍手が出るのがうれしいですね。そういや、わたしは全国にいっても報告されなかったなぁ(笑)。
ということで、いよいよ講演開始です。まずは自己紹介をされた後、「差別とは何か」ということを、かなりていねいに話されます。それにしても、「イナゴ」と「目玉焼き」と「「TKG」でどこまで引っ張るねんと思うのですが、見事に「同化政策」というところに落とされて、なるほどなと。
で、「部落差別とは何か」というあたりから、さらに「人権・同和学習」をすることの意味へと移っていきます。「接触理論」とか「拡大接触理論」とかが出てきて、たぶん、みなさん刺激されてるやろな。
でも、まさにそうなんですよね。私たちは「媒介者」なんです。だから、まず私たちが「出会う」こと。そして「学ぶ」こと。そして「伝える」「つなげる」ことですね。
それにしても2時間ノンストップで話されて、少しドキドキしました。いや、勤務時間が17時までですからね。
でも、みなさん、不満を持たれた感じではなかったので、よかったよかった。
研修の後は、駅前の居酒屋で反省会です。若手教員が3人来てくれて、これもうれしい。ここで、内田さんとわたしはムラとの出会いをいっぱい話をしたり。ちなみに、3人のうちの2人は「若い衆経験者」なので、一緒にムラの児童館に行った経験があります。ああいう、場所に同席してもらうことも必要だけど、やはり「呑み」の場に連れていきたいなぁ。でも、最近はないからなぁ。
そんなこんなで、8時過ぎに反省会も終了。
内田さん、台風が接近している中、ありがとうございました!
気分転換ということにしておこう
朝、目が覚めたのは6時過ぎ。ここ2週間は土曜日の朝に走ってきたけど、なんか、走る気が起きません。というか、そもそも動く気が起きません。というか、眠い。そのまま、ウトウトしたり、ゴロゴロしたり。でも、9時前になって、さすがに起きようかと。
朝ごはんを食べたら、またまたPCの前に座ります。昨日「えいや!」とやったけど、やはり「分析の□」の「入り」が気になります。なんか違うな。そもそも、なぜこの文章なんだったっけ。そうか、AGABの話か。
文科省2015年通知を見ると「戸籍上男性」という言葉あるんですよね。「生物学的男性」とは書いてない。これは「事例」なので、「生物学的な性を調べたところ男性だった」という報告があがってきていないってことです。当たり前のことです。学校は、子どもたちの生物学的な性別は知りません。そりゃ、例えば、外性器の形状を調べたら大問題です。つまり、書類上の性別記載が生物学的性と一致していることを「信じて」、さまざまなことをすすめているということです。
しかし、特例法の手術要件がなくなったら、場合によっては高校3年生で書類上の性別変更できるケースが出てくるってことですよね。まぁでも、そういう子は、すでに学校における性別の扱いの変更をもぎとってるか…。
てか、ここで文科の話はいらないってことですね。えい。バッサリ。すっきり。場所も少し変えて、いちおう通ったかな。
ということで、第2章「調査の概要」ですね。ここはすでに書いてあるんだけど、まだまだマーカーが残っているので、そこの修正かな。うーん。
タイムアップです。
ということで、ウトロへ。なんか、ここしばらくよくウトロに行っています。今日は「白頭クァンデ」の公演です。なので、放送担当です。が、いつもの大きいのは出しません。KORG MM130でいきましょう。これだけで、入力が4系統+AUX INがあるので、充分でしょう。
平和祈念館に着いたところで、あり?見覚えのある人が…。と、その方も
「いつきさん…?」
ふぇみゼミの時にお会いした熱田さんでした。ビックリです。
「平和祈念館のもうひとつの楽しみ方があってね「いつきさんを探そー」ってのがありまして」
と熱田さんに説明すると、あっちの方から
「そんなんあらへん!」
とディスる声がしてくるのはお約束です。てことで、ちょっとだけ館内案内。
4時過ぎからセッティング開始。やがて白頭クァンデのみなさんが到着です。ちなみに、今回日本に来られたのは「浮島丸爆沈慰霊祭」に参加されるためとのことです。てことは、舞鶴からこちらに移動ということですね。たいへんだわ。
到着されたら、いろいろ準備。なんでもUSBで音源をもってこられるんだとか。もちろんPCは準備してあります。が、どの場面で、どの曲を、どのタイミングで流すのかがわからない。スファンさんの通訳でやりとりしたけど、「中の人」にやってもらうことにしました。
で、公演開始。さすがです。うまい。迫力があります。それにしても、チンがいい音しています。もちろん、叩き方がいいんだろうけど、楽器もいいんだろうな。あとでもたせてもらおう。
単に農楽をやるだけじゃなくて、パフォーマンスもされるんですね。アーティストだわ。そして、みなさん、60歳以上に見えません。まぁ、人のことは言えませんが。
そんなこんなで、濃密な1時間半の最後はティップリです。スファンさん、プクを持ってきてくださいました。なので、ここはありがたく叩かせていただきましょう。いやぁ、気持ちよかった。
てことで、白頭クァンデの公演終了。後片づけを終えると7時です。みなさん、そのまま呑み行かれるとか。でも、脳みそが疲れています。そのために車で来ました。ということで、そのまま帰って、おうちでビールです。
まぁでも気分転換かな。
人権文化の花咲く学校づくり
今日の午後は地域の人権教育研究会の出張です。なので、リハビリがてら定時に出勤。
いろいろものを考えたり、本を読んだりして午前を過ごそうと思ったけど、「◯◯先生はおられませんか?」という電話がかかってきたり、夏休みなのに反省文を書きに来る子がいたり、「いらんものを持ってきました」とかいう教員がいたり、はたまた用事から帰ってきてドタンバタンする人がいたり、なかなかにぎやかな環境なので、進みませんね。
それでもバトラーを少し読んでみました。が、すでに赤線が引かれていました。そうか、ここは読んだのか。忘れてるな(笑)。それでも、第1章にいくつかメモ。
で、午後の出張に向かいます。前半が全体会で講演。後半が分科会でレポート発表のようです。会場について資料をもらって、レポートをざっと見ました。
えーと…。
「Aさん」へのかかわりがずらりと並んでいます。まぁそれはいいです。外国籍生徒についてのレポートが1本。それ以外は、基本的には「発達障害系」と「不登校系」のレポートですね。きっとていねいにかかわってはるんだろうな。でも、結局「マジョリティへの適応」なんだな。「Aさんを矯正しました」的な。まぁ高校も同じなんだけどな。
とにかく前半の公園からですね。講師は土田光子さん。とりま来られたのでごあいさつ。
「いつきさんやん」
「よろしくお願いします」
さて、どんな話かな。
「まずはじめによくある例を出しますね。ただし、著作権があるからね。でも、主人公を変えたら大丈夫」
どんなボケやねんと。ということで、クラゲさんとタコさんとウツボさんとマンボウさんの話がスタートです。でも、メッチャわかりやすい。そして、それらがヘイトの三角形につながる。なるほどなぁ。これなら小学生にも伝わりますね。もちろん、高校生にも伝わる。
「うまいなぁ」
とかつぶやいていましたが、隣に座ってる若い教員の方、わたしのつぶやきをどう捉えておられただろう。
とにかく強調されていたのは、「構造」の話です。
「優しさや思いやりは道徳。それはいらないわけじゃない。でも、人権は構造。守備範囲が違う」
まさにその通りです。そんなあたりから、集団づくりの話へと持って行かれます。ひとりのしんどい状況の子どもをめぐって、子どもたちがダイナミックに動いていきます。でも、土田さんは
「それでいいのか?」
と常に子どもたちに問いかけられます。そうやって、子どもたちに自分の行為を検証することを促し、子どもたちはさらに自ら成長していきます。あぁこれ、レポートへのアドバイスですね。きっと「Aさんにかかわったわたし」しか出てこないレポートを読んで、「人権教育はそうじゃないよ」「これは人権教育のレポートじゃないよ」ということを、少々辛口ではあるけど伝えたいという思いを持っておられるんだろうな。
ということで、講演終了。問題は、土田さんのアドバイスをどれくらいわかったかってことですね。
会場から外に出たら、土田さん、本売りをされてました。で、わたしにこっそり
「レポート読んだけど…」
と言われたので、思わずヘッドバンキングしてしまいました。
研究会が終わってから、土田さんとしばしお茶。ちなみに、入ったのはこれがある店です。
甘いけどうまいな。
でも、あっという間に食べてしまい、コーヒーもなくなったけど、ここから2時間くらい延々と話。
そうやねん、そこやねんと思うなど。
土田さんとはじめて会ったのは1997年にあった全同教第49回熊本大会でした。土田さんもわたしもレポーターでした。土田さん、わたしのレポートを聞いたあと、喫煙所(笑)で、うちの当時のボスに「こんなていねいな実践をする教員がいるんだ。実践において大阪の高校は京都に負けた」と言われたんだとか。まぁそれは京都の高校の方が楽で、ピンで動けるからってだけのことなんですけどね。印象的だったのは、他のレポートを読んで
「落ちてこん」
と首をひねっておられたところでした。そうなんやな。「落ちてくる」レポートと、「落ちてこない」レポートがあるんだな。それを見極めることができるのは、自分に実践があるからなんだな。
わたしはその後担任から離れたけど、それでも実践は積み重ねたいと思っています。そして、今、自分が実践する相手に教員もいたりします。
まぁそんなこんなで、楽しい2時間を過ごせました。
帰り道、ふと思いついたことがあったので、帰ったらPCを開いてメモ。
さて、あとはビールだ。