今日は朝から新幹線に乗らなくちゃなりません。なので、京都駅へ。
新幹線の中では、ひたすらPCと向き合います。なにせ、今日のシンポのスライド、自己紹介のところしかできてません。いくつか普段のネタを入れますが、新しい内容も入れなきゃなりません。特にインタビューデータを入れなきゃなりません。どの「語り」をどこに入れるか。ふさわしさとインパクトを兼ね備えた「語り」を探しますが、それがまた多い。そんなこんなで、コピペしまくって、とりあえずの完成です。
品川で降りて、渋谷に移動。ここから京急に乗って三茶へ。えーと。世田谷線はどこだ?全然違うところにあるのね。やってきた電車はチンチン電車ですね。まぁ座らせていただきましょう。降りたのが「松陰神社前」なる駅です。
駅から歩きはじめましたが、何か違和感があります。
なんとなく、街並みが京都というか関西と違う気がします。あくまでも「気」ですが、たぶんそういうものなのかな。
そして到着したのは国士舘大学です。今日は「日本スポーツとジェンダー学会」があって、そのシンポジウムに誘われました。
会場に着いたら、「久しぶりー」と声をかけてくださったの関さんです。おべんきょ仲間の先輩です。今回はコーディネーターをされます。とりま、2人で控え室に行って、いろいろ話。そうこうするうちに、打ち合わせがはじまりました。何やら、今回の学会はきなくさいことになる可能性ありそうとのことで、みなさん、革命的警戒心を持っておられるようです。まぁ、テーマがテーマだし、そこに「わたし」がいたら、そりゃきなくさくなりますよね。もっとも、わたしの内容はこれの発展形なので、攻撃の対象にはなりませんがね。
そんなこんなで、学会スタート。総会の最中は学会員じゃないのでステイ。基調講演をされる内藤さんとシンポジストの貞升さんと3人で昨今の状況をあれこれ。
い「まぁねぇ、たしかに逆風が吹いてますが、ようやくここまで来たなって思ってるんですよ」
内「そう言えば、フェミニズムも同じでしたからねぇ」
貞「あぁ、医者の世界もジェンダーバランスひどいですね」
みたいな話。おもしろかったのが
い「差別禁止法、できないですよね。そりゃ、法律つくる人、自分が訴えられると思ってるから、そうなりますよね」
内「あの人たち、民事と刑事の違いがわかってないんです。差別禁止法ができたとして、訴えられても賠償金払えばすむことです」
い「そういや、あの人たち、三権分立も知りませんよね」
みたいな話。
やがて呼ばれて会場へ。まずは内藤さんの話から。
ハラスメントについての話をこってりとされました。勉強になりますね。が、ムズいな^^;。なんしか、少しずつ整備されてるけど、国際基準からすればまだまだって話なんだけど、そりゃハラスメントし放題の人が制度をつくる立場にいるから、そうなりますわな。それは差別禁止法も同じです。ほんとにもうちょっと基礎的な知識がある人が政治家にならなきゃ、マジでヤバイです。
で、お次はシンポジウム。
まずは関さんから心強いメッセージとともに、このシンポの狙いが話されました。
そして、わたし。ウケました。うれしいなぁ。昨日と一昨日が笑いがとれなかったので、余計にうれしい。が、たぶん聞いている方たちの年齢の問題もあるでしょうね。とにかく新ネタもぶっこみながら、最後は「conclution」で終わるあたりは、いちおうおべんきょの世界の作法ですね。もっとも、最後におまけの動画は流しましたが…。
2番バッターは貞升さん。女子サッカーの中にいるトランスマンの話です。なんでも貞升さん、GI学会にもおられるとのこと。検索したら、おられました。しかし、ホルモンの話とかになると「細かい話で」とか言いながら、筋注と経皮の違いについて話されるのですが、特に細かいと感じないなと思ったけど、それはわたしにとっては身近な話だからですね(笑)。しかし、ヨーロッパ圏ではトランスウーマンの女子種目への参加が論議になるけど、日本においては実際はトランスマンの男子種目への参加が論議になっていて、それはドーピングとの関係なんですね。そのあたり「研究/実際」と「世間」の違いを感じます。あとは、「グラス・ルーツ」の有無か。
そしてトリを務めれらるのは井谷恵子さんです。井谷さんは、「体育嫌い」とか「LGBTと学校体育」の研究をされているので、その成果からの報告です。わかりやすい。そして、問題が焦点化されています。もっとも、わたしが出てくるかと思ったら出てこなかったので、まぁそのあたりはそれですね。
その後、質疑応答。ここからが「革命的警戒心」のところですが、そんなこともなく、和やかなひと時になりました。ただ、最後に関さんからまとめの質問をされて、どう答えようかと。そうだ。
「人権学習の時に、常に生徒に話しているのは「何のために人権学習するのか。それはみんなが幸せになるためなんだよ」ってことです」
と話しはじめたはいいけど、
「だから…。えーと、オチがない」
と続けてしまって、関さんから
「いいこと言ってるから、続けて」
とか言われる始末です。
そんなこんなで、無事シンポも終了。終了後、いろんな人が「おもしろかった」と声をかけてくださって恐縮するなど。
ここから情報交換会という名の飲み会です。これが楽しみでした。
会場に行くと、外は大雨&落雷がすごい。部屋が高いので、雷が落ちるのがよく見えます。少しこわいですね。でも、会がはじまったら、外は見ません。とにかくビール!そしておいしい料理。さらに、いろんな人と話。
と、楽しそうな二人組を発見。ちょこっとからんで、2次会決定です。2次会では、なぜか内藤さん隣同士になって、いろいろ話。が、途中で記憶が飛んだから、きっと寝たな。
そんなこんなで、みなさん帰れなくなるので、お開きです。わたしは歌舞伎町の東横インへ。あたりはまだまだにぎやかですが、わたしは撃沈寸前です。なんとかチェックインして、缶チューハイを飲んでいる最中に寝ちゃいました。
カテゴリー: 呑み
理想と現実
朝、猛烈に眠いです。まぁしかたない。
今日は試験2日目にして、唯一カントクできる日です。なので、当然のことながらカントクがつまります。まぁでも楽なクラスをカントクさせてくれて、ありがたい。しかし、瞬間目を閉じたら寝そうになって、ヤバイです。
そして3時間目に担当科目の試験があります。どうなることやら。
てことで、昼過ぎにテストが手に入りました。とりま、おべんと食べて体制を整えます。そして採点の祭典に突入です。
まずは第1観点の採点から。ふうむ。貧富の差が激しいですね。と、ここで大あくびが出てしまい、これはいかんなと、しばし休憩。少し横になったら楽になったので、ここから一気に採点をしました。
まぁこんなもんか…。
あとはノートチェックとか第3観点の準備とかをして、退勤。
京都駅から向かうは「ちょぼやき会」の会場です。しかし眠いです。途中のコンビニで、とうとう手を出してしまいました。
うまいなぁ。けど、量が多いなぁ。でも、カフェインによる「元気の前借り」ではないから、あとが楽なはずです。
てことで、ちょぼやき会。今回は前回の続きです。
内容は…。マニアックです。が、おもしろい。
壬申戸籍のあと、明治19年の戸籍ができたけど、身分が載っていたと。で、それをのちにホワイトで消したと。さらに、戸籍の閲覧ができなくなることで、続柄をたどるのが困難になった。そこで土地に着目されることになった。
まぁそんな話から、裁判の話へと移行していきます。が、いろいろビミョーです。結局、包括的差別禁止法がないので、各論でいくしかない。さらに裁判は「個人単位」になるので、ますますパッチワークのようになる。
最後は「どうしたらいい?」と投げかけられました。
本来は「部落?そうですがなにか?」と言える社会をつくらなきゃならんし、カミングアウトできる社会をつくらなきゃならない。でも、裁判はそれとは真逆の方向に行かざるを得ない。どうしたものかなぁ。
みんなでもやもやしながら、「酔心」へ。ここで、飲んで食べてしゃべって。でも、10時になったのでおひらきにしましょう。眠い。帰れるんだろうか。
遠方より
今日の午前は第2のふるさとに出張です。なので、朝は少しゆっくり。それにしても、ほんの少しゆっくりするだけで、こんなに違うんだなと思いますね。高校を裁量労働制にしてくれたらと思うけど、それをやると、ガチの「定額働かせ放題」になるから、ヤバイですね。わたしは働かないけど(笑)。
てことで、第2のふるさとの中学校へ。まずは授業参観です。ほんとうに変わりましたね。とにかく静か。もちろん活気がないわけじゃないです。イキイキしてるけど、ベクトルが勉強に向いてる感じです。だから、教員もムリして授業をしている感じがない。いいですね。
その後、情報交換。もちろん外国人教育のことをぶっこんでおきました。
その後、第2のふるさとの本店へ。しばし謀議をして、ようやく出勤です。しかし、職場への坂道がきつい。しかも、試験を終えた子どもたちが坂道を下ってきます。なにやら笑ってます。遅刻とちゃうし(笑)。
職場に着いたら事務仕事。明日から採点の祭典が待ってます。それまでにできることをするしかないです。
とにかくあれやこれやをやって、定時が来たから退勤。
京都駅で勝又さんと合流。なんか、今週関西に来ておられるとのことで、「抜き刷りができたので会いましょう」とのことでした。
勝又さんと出会ったのは山梨ですね。
とりあえずお家に帰って、ふたりで台所に立って料理から。できたのはこんな感じ。
相変わらず野菜だらけです。でも、ほんとうは居酒屋に行くよりもこちらがいい。
あとは飲みながらいろいろ話。まずはこの間のGID学会の話から。そうそう、これの抜き刷りをくださいました。
たぶん勝又さんとわたしが共通しているのは、トランスジェンダー界隈を研究の対象にしてはいるけど、トランスジェンダーを研究したいわけではないってところですね。だから、勝又さんは「家族社会学」だし、わたしは「教育社会学」です。そしてふたりともセクシュアリティではなくジェンダーです。まぁただ世代の違いがある。なので、違いもある。まぁ、そんな話で盛りあがりました。
いやぁ飲んだ飲んだ。
さてと、寝ますか。すぐに寝られるのもいいな(笑)。
朝鮮学校と多文化共生
今日の午前はヤクゲトの日です。なので、朝は少しゆっくり。
お医者さんに行くと一番乗りでした。いつも新察の前に血圧を測ります。どうせ高いんだろうなと思ってたら、メッチャ低くてビックリです。朝イチ起き抜けの血圧はなんなんだろう。
で、新察。
い「E2がメッチャ低いし、関係あるかどうかわかりませんが、なんとなく体調がイマイチピリッとしないんですよね。なので、2週間に3枚にしようかと思うんですが」
医「いいですね」
い「5の倍数の日に貼る感じで」
医「ありですね。ただ、数値に振りまわされるんじゃなくて、あくまでも体調と相談してくださいね。あと、血栓には注意してください」
ということで、ビミョーな量の調整をしましょうか。かつて飲み薬を「3日で5錠」とかやってたから、今回もそんな感じで。
一度家に帰ってシャワーを浴びて体制を立て直して、出張です。今日は京都朝鮮初級学校の見学と講演です。仲立ちをしてくださったのは「こっぽんおり」のさとう大さんです。さとうさん、いつから知ってるんだろう。かつて選挙に出られた時は、面識はなかったけど、すでに存在走ってた気がします。ただ、今みたいな感じになったのは、カウンター以降かなぁ。京都では重要な役をされてますからね。
てことで、初級学校に到着。と、校舎から
「いつきさーん」
という声が…。京都のハッキョには知り合いがいないはずだなと思ってたら
「ミョンファでーす」
と。マジっすか。
てか、授業中の窓からそれするか(笑)。まぁわたしも逆の立場だったらするけど(笑)。
会場の部屋に入ると、すでに校長さんが忙しそうに準備をしてくださっています。とにかく今回ものすごくお世話になってます。それにしても、すんごい歓迎してくださってるのが伝わってきます。おそらく「知ってもらう」ことへの意欲のあらわれなのかな。なにもできてない自分が申し訳ないです。
とりま、校長さんに自己紹介。
い「カウンターやってました。ウトロ平和祈念館の運営メンバーです。金尚均さんは飲み友だちです」
校「濃いいところとつながってはりますね」
ちなみにTシャツは「KYOTO AGAINST RACISM」です。と、ミョンファさんも来られて、校長さんにわたしを紹介してくださります。ありがたい。
やがて校内案内。とにかく学びへの意欲がすごいです。なんなんだろう。ソンセンニムたちも表情が豊かです。おそらく教える意欲もすごいんでしょうね。まぁそりゃそうだろうな。
しかし、広い廊下にある本棚に本が並んでます。あー、これ、アメラジアンスクールと同じですね。図書室がない。そして、本を買う予算がない。それでも本を読ませたい。だから、もらった本を並べる。その中に系統を見出しながら並べる。そういう感じが伝わってきます。
と、校長さんが説明してくださいました。やはりそうなのね。
あとは保健室のこととか、体育館のこととか、「わたしたち」が当たり前に「ある」と考えているものが、ここではそうではないということを説明されます。わたしは初級学校に来たことはないけど、それでももちろん知ってます。が、もしかしたら、他の人ははじめて知ることかもしれませんね。「当たり前」のことが「当たり前」でない状況にあるのはなぜかということを考えてほしいなと思います。
ということで、校長さんの講演「朝鮮学校と多文化共生」です。と思ったら、まずは養護教諭の方からのメッセージ。そうか、養護教諭がいないということは、「学校でケアされた経験がない」ということなんですね。これはわからなかった。そして、子どもたちの中から「将来の夢は養護教諭」という声が出たきたことがうれしいというひと言は、「そうなんだろうなぁ」という気持ちがしました。
そして校長さんの話。まずは自己紹介から。朝鮮学校で学び、朝鮮学校とともに歩まれた人生です。そして民族教育の歴史。この時に語った「国語(クゴ)講習所」とか「阪神教育闘争」とか「金太一くん」が登場します。これも在日朝鮮人教育にかかわる人間としては「当たり前」なんですが、知らない人は知らないだろうなぁ。そして、DPRKとの関係について。どこからも支援がない状態で、支援してくれる国があれば、そりゃ感謝するのが当たり前です。あとは、ハッキョのカリキュラムのこととか、近隣の小学校との交流のことが話されます。
実は、校長さんは子どもたちの帰り道のスクールバスの運転があるので、1時間もありませんでした。校長さんがスクールバスの運転というのも、わかる人間にとっては「当たり前」です。が、多くの日本の学校の教職員にとっては「当たり前」ではない。本当にそういうことがたくさんあります。
そして後半は、朝鮮初級学校襲撃事件当時に第1初級学校におられた教員の方からの話。そもそも「学校が襲撃される」ということも「当たり前」ではありません。が、その当たり前が崩される。それはいったいなぜかということです。
まずは「ヘイトスピーチとはなにか」という話から。そして事実経過が話されます。ところどころに動画があります。ちなみに、初級学校襲撃事件の動画はわたしも使いますが、カメラの向きが違います。中から見える風景はまったく違います。あの動画、ほしいな^^;;
ここからは、ヘイトスピーチとの闘いの軌跡です。自分のことも重ねながら聞きます。というか、出てくるスライドに知り合いがいっぱいいるわけで、それは当たり前ですね。
そして最後にさとう大さんの話と思いきや、質疑応答になりました。かなり赤裸々な話もしてくださって、ほんとうにありがたいです。ここにも「真実を知ってほしい」という思いがあふれていますね。結局さとうさんは最後にひと言コメントされただけですが、ここも「メインは朝鮮学校」というさとうさんのスタンスが感じられて、すごい人だなと思います。
そんなこんなで、本日の出張終了。
その後、京都駅近辺に移動して飲みです。とりま4人で飲みはじめたけど、やがてさとうさんが来られて、さらに校長さんともうお一方が来られて。
と、校長さんがお店に入られた瞬間、向こうで飲んでおられたお客さんがパッと立ち上がってあいさつしておられます。ハッキョの卒業生とのことです。校長さんもうれしそうな顔をしておられます。いいですね。
そのお客さんが帰られたら、お店の方が来られて
「今の方がみなさんの分を払っていかれました」
とのお言葉。いや、マジですか。それは悪い。てか、7人分のお勘定なので、そうとうですよ。と、校長さん曰く。
「ハッキョって、そんな場所なんです」
そうでした。「力のあるものは力を、知恵のあるものは知恵を、金のあるものは金を」でした。なんでも「わっそ」というお店の方とのことなので、また行かねば。
ということで、リセットしたところに、わたしたちの支店長が来て、ここからもうひと盛り上がりです。なんかヤバいです。結局、残りはわたしたちの支店長が払ってくれました。もう、わけわかりません。
きっと明日はたいへんだろうな。
でも、ハッキョの人たちと高校教員の出会いをコーディネートできてよかった。
エンディングへ向かう
昨日から明けての月曜日です。まぁでも、昨日はおとなしかったから、今朝はずいぶん楽ですね。日曜日の呑み会はほんとにダメージを与えますね。
で、出勤。ここから授業だらけの1日がはじまります。
ただ、今日の授業の「入り」は決めてます。
「みなさん、昨日はなんの日ですかー?」
「…」
「ヒントです。日本の中で、ある県民だけは、誰もが一発で答えられます」
「沖縄…?」
「そうです。「慰霊の日」です」
ここから地図を使って説明。
アメリカ軍は比謝川から上陸してね、南へ向かいました。北谷の飛行場に達したときに、本土から「守れ」と指令が来てね。負けるとわかってたけど戦闘しなきゃならず、たくさんの犠牲が出た。ここに嘉数高台というのがあってね。ここはもともと拝所だった。ここも高台の形が変わるほどの激戦があった。さらにシュガーローフというところがあって、ここではアメリカ軍もすごい犠牲者が出た。アメリカ兵が死ぬ。その死体の上を乗り越えてやってくる。そして、ここも落ちる。そしてアメリカ軍は首里城に向かう。ここに司令部があったんだよね。ただ、牛島という司令官はここから逃げるんだけど、最終的に割腹自殺をする。それが6月23日です。この日をもって、組織的な戦闘は終わった。だから「慰霊の日」になってる。でもね。組織的な戦闘は終わったけど、戦いは続いた。そこで多くの民間人が犠牲になった。沖縄の人々の1/4が亡くなった。
じゃ、なぜ沖縄で地上戦があったか。それは「時間稼ぎ」だった。そういう意味では、本土は沖縄を捨てた。じゃ、なぜ捨ててもいいと思ったか。それは、もともと沖縄は「琉球王国」という別の国で、そこを植民地支配したからなんだよね。
そして、今も「基地負担」という形で「捨てて」いる。
君たちが行った(行く)伊江島でも激しい戦闘があって、たくさんの人が亡くなった。君たちが楽しんだ(楽しむ)その場所で人が死んだ。そういう場所です。そして、今も大きな基地がある。
沖縄に行く時、そういうことを知っていくのと知らずに行くのとは大きな違いがある。例えば民泊した時に、おじいやおばあに「激しい戦闘があったんですね」のひとことが言えるかどうか。そのひとことを言えたら、またひとつつながりが変わる。
そういうことを知ってほしい。
じゃ、面積か。あてるよ。
1・2と連続授業をしてひと息。そうだ!レインボー・ウィークでした。掲示板を見に行こう。
図書室も見なきゃ。
これから展示が増えていくんだとか。
昼休みにはESSによるアナウンス。そして音楽。いきなり「This is me」が流れます。
あわてて日本語訳の歌詞を印刷して、5時間目の最初は動画鑑賞です。
「こんなふうに生きたいね」
とつぶやいて、授業を再開です。
しかしあれやこれやとネタがある忙しい職場だな(笑)。
てことで、労働者の権利を行使して、夜の仕事に向かいます。
今日は先週やり残した学生さんの続きから。中身は「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」にまつわる話です。おそらくいろいろ調べられたんでしょうね。テキストの丸写しではない内容でした。
せっかくなので、リアクションペーパーにあった性感染症がらみの話から、日本における性教育が「純潔教育」であることへの批判をひとこと。
そして最終章「多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導」です。
この章、ひとことで言うと「altな章」です。なんか、「その他」すべてを詰め込んでいる感じです。まとめる学生さん、たいへんです。これを項目のみにてきれいにまとめられました。まぁこの章を見ると、「たいへんな現状やなぁ」となります。が、別にたいへんな状況は今にはじまったわけではないです。実はかつてからある。それに着目するようになっただけのことです。と同時に、きちんと章を立ててないから、不十分な記述がいっぱいあります。なので
「例えば外国人の生徒については、法律の知識も必要になるよ。それをひとりの教員がすべてやるのはすごく困難だからね。人権教育研究会なんかとつながって、いろんな情報を仕入れることが大切だね」
と、ひとこと補足。
さて、あと50分。「みんなの学校」の上映です。
ここまでは、ところどころにわたしの経験談を入れながらも、テキストを使って「机上の話」をしてきました。でも、ここからは動画を使いながら、実戦を見てもらいます。時間もないことだから、あまりコメントは入れません。が、これをテキストと照らしあわせながら見れば、具体的になにをどうしているのかは、自ずと浮かびあがってきます。
てことで、夜の仕事終了。
その後、おととし担当した学生さんと駅前で呑みましょう。
まぁいろいろ悩みを聞かせてもらって、あれやこれやと話をして、10時前になりました。いかんいかん。帰らなくちゃ。
うれしい来客
やっと来た金曜日です。授業の最初は「今週も生き抜いたね」からスタートです。ただ、なんでも明日は土曜日なのに「HOPE講座」なるものがあるらしいです。簡単に言うと、土曜授業ということです。なぜこういうことをするのか、ほんとうにわかりません。
てことで、子どもの権利条約を見せました。
「これだよ。「子どもは、休んだり、遊んだり、文化・芸術活動に参加する権利があります」。休めるんだよ!遊べるんだよ!そして、これを守るのは大人であり政府なんだよ」
まぁええか…。
1時間目が終わったら、しばし休憩。そして、プリント作成。おべんとを食べていたら、チャイムが鳴って、そうだ、中庭コンサートだった。まぁ子どもたちにまかせておきましょう。
ダンス部に声援を送っている生徒たちを見て、「こういう学校になったんだなぁ」と、しばし感慨に耽るなど。
5時間目の授業を終えて、しばらくするとお客さんが来られました。新谷さんです。ちなみに、今年度の後期、夜の仕事を新谷さんから引き継ぐことになっていて、わざわざ来られました。まぁもうひとつお願いがあったんですけどね。
しかし、新谷さん、ほんとうに優しいというかていねいというか。いろいろな資料をどっさりと持ってきて下さって、
「どうぞどうぞ」
と。いや、マジですか。でも、助かります。
いくら人権教育を担当しているとは言え、15回の授業をするのはなかなかのプレッシャーです。逆に言うなら、これができたら、さらに自分もステップアップできる気がします。そういうチャレンジです。
てことで、新谷さんは早めに出られて、またあとで合流です。わたしはいろいろ片づけをしたり、いただいた資料を読んだり。と、寝てしまいました。目が覚めると、定時をまわっています。しまった、待ちあわせに間に合わない。そのあとの電車に乗って、遅れる旨を連絡して、再びウトウト。
で、京都駅で再び新谷さんと合流して、向かうは角打ちです。到着すると、Aーちゃんがおられました。せっかくなので、レジェンド席に座って3人で呑みましょう。
と、なぜかKよぽんが合流。新谷さんが声をかけられたみたいです。ここから飲みが加速します。せっかくなので、お店を変えて、もうひと呑み。結局10時過ぎまで呑んでの帰宅でした。
疲れた。けど、お会いできてよかった。
久しぶり
今日は出張がない出張日です。3時間目に担任会に行って「多様性ワーク」の説明をするだけなので、いろいろでぎますね。
と思って職朝に出たら、2時間目に新採さんの研究授業があって、4時間目に合評会があることが判明。一気に午前が詰まりました。
てことで、研究授業に参加。いつものように教室の前に陣取ります。嫌がられました(笑)。まぁいろいろ考えますね。とりま合評会で話しましょう。
3時間目の担任団への説明は、M田さんとか、一昨年の若い衆とかいろいろおられるので、まぁ大丈夫かな。
で、合評会。みなさん、優しいですね。ほめるところから入られます。が、わたしはダメ出しです。もちろん自分のことは棚に上げます。まずは
「声がでかい(笑)」
抑揚をつけましょう。大きすぎる刺激は眠気を誘います。次に
「〇〇さんはターゲットにしてた?」
すごく声をかけてる生徒がいました。きっと気になる子なんでしょうね。そしたら、気になる子だったので
「そう答えられるならいいです。が、その子に言うために全体に返すって方法もありますよ」
さらに
「当てるときの基準は?」
「答えられそうな生徒」
ダメですね。相談させればいい。
最後に
「説明しすぎ。話してると教員は授業してる気持ちになるけど、生徒はなにもしてないから授業に参加できてないです。あと、前半にアクティビティを入れてたにはけど、集中が切れるのは後半なんで、後半をもっとアクティブにするようにマネージメントしたほうがいいかもね」
と話して、最後に
「数学のことは難しくてわからんから、話しません」
でおしまい。
おべんとを食べたら、あとは空き時間です。ただ、明日は人権学習なので、明後日はほぼなにもできません。で、明々後日は「人権教育論」がらみのお客さんが来られるので、その「予習」をしなきゃなりません。さらにゲンコの〆切も迫ってます。どれから手をつけるか。とりま、いただいた「人権教育論」の資料の印刷か。そしてゲンコですね。まぁでも中身は「人権・同和教育の継承」だから、よしとしましょう。
そんなこんなで定時までワチャワチャやって、職場を脱出です。と、4kmコースを走ってきたらしい陸上部の生徒がいたので、しまったなと。走りたかったなぁ。
で、大阪へ。今日はkgnの総会です。ここに来るのは半年ぶりですね。
前半の会議はネット経由でT田さんがツッコミ入れるのを聞いてました。相変わらずです。おもしろい。その後、Kうさんから、「裏話」が出されて、なるほどなと思うなど。そして総会です。このあたりでT田さんが到着。
T「老眼でスクリーンが見えへん」
い「ipadで拡大したら見えるよ」
T「やめて、はずかしい」
い「そもそも老眼で見えなくなるのは近くやし」
みたいなしょーもない話。で、総会もつつがなく終って、懇親会です。
ここもかつては毎月来てましたね。でも、会議の持ち方の変化とcovid-19の影響で、数年来てませんでした。半年前に、ようやく来ました。
でも、来ればいつもの通りです。赤星→超おいしい日本酒です。
「牡蠣、どうされますか?」
「デトックスで」
「ダメです!」
といつもの会話をしながらも出てきました。
うまい!
お酒も美しい。
ファンネルのようです(笑)。
そんなこんなで、おいしくて楽しいひとときを過ごさせていただいて、みなさんよりひと足お先においとまです。
これで帰れば、少しはマシかな。
旧交をあたためる
朝、少ししんどい。とは言え、先週よりはマシかな。今日は岸和田まで行かなきゃなりません。が、その前におべんともつくらなきゃなりません。何時まで寝るか。7時半かな。とにかくウトウトして、7時半に起床。
朝ごはんを食べておべんとをつくって、おにぎりを握ったらスタートです。電車を乗り継いで、岸和田に着いたのは昼頃です。ここからテクテク歩いて会場へ。今日はリアライズの研修会です。呼んでくださったのは三井孝夫さんです。はじめて会ったのはピアスクールかな。紹介してくれたのは川口泰史さんでした。その後リアライズの結成集会に行ったり、仲パレで会ったりしたけど、ほんとに久しぶりです。
で、三井さん、相変わらず落ち着きがない。とにかくウロウロ電動で歩きまわってます。やがてリアライズの人や、合同開催のいこらーの人たちも集まってこられて、70人くらいの研修会がはじまりました。
今日もらってる時間は90分+30分。なので、ミッション3のフルバージョンでいきましょう。
が、なんかおかしいです。
「みなさん、早口やと思ってはるでしょ?でも、今日、メッチャゆっくりしゃべってるんです。なのでカミカミなんです」
苦笑されました。
そんなこんなで90分セクシュアリティのこととか、LGBAのこととか、Tのことを話して、いったん休憩です。はたして楽しんでくださってるだろうか。すると今回いろいろ連絡をとってくださったF本さん
「おもしろいですよ。時間があっという間に過ぎていきました」
とのお言葉。ありがたいです。
そして後半の「トランスジェンダー生徒」の話です。でもこれ、そもそもの発想が障害者解放運動というか、自立生活運動というか、そのあたりからもらってるので、たぶん「今さら感」があるんじゃないかなと思ってましたが、逆に「なるほど」と思っていただけたのかもしれません。みなさん、楽しんでくださった感じが伝わってきました。よかった。
その後、ワークをされて、からの質疑応答。
「不十分な知識でかかわるよりもそっとしておいたほうがいいのではという意見もあるのですが」
という質問。んー、たぶん知識が充分になることはほとんどないだろうし、大切なのは「対話」することなんじゃないかなぁ。
そうそう、「最後にひとこと」と言われたので、同性介助の話はしておきましょう。
「まずは「同性とは誰なのか」ってところから、それぞれが問い直さなきゃならないんです。が、それはそれとして、喫緊の課題として「性暴力」がある。なので、それをなんとかするために、「同性とは誰なのか」という問いを一時棚上げにするのは、アリだと思います」
みたいな話。
てことで、4時過ぎに終了。そこから会場の片づけをして、懇親会の会場へ。きん魚というお店です。ただ、お店があくのが5時なので、30分ほど時間があります。なので、ゼロ次会。
で、懇親会開始です。いやぁ、おいしい。
「玉手箱や!」
という声があがります。
でも、話の方はどんどんディープになっていきます。JRと南海の比較とか、松高のこととか。そんなこんなでワイワイしてましたが、気がつくと9時です。やばい!帰らないと、とんでもない時間になってしまいます。
てことで、お店を飛び出して、電車に飛び乗って、なんとか帰れましたとさ。
昼も夜も
朝、少し寝坊。とりま朝ごはんは猫の額です。
さすがにあまり涼しくないです。まぁ6月です。その後、血液検査に行きました。なにせ、2ヶ月前にホルモン量を変えましたからね。そこからの変化がみたいです。ついでに血圧の薬も処方してもらいました。が、値段を見てびっくり。9000円オーバーでした。が、実はこれが普通の値段です。お医者さん、いろいろうまくやってくれていたけど、ちょっとアレなのかな。
薬をゲットして帰り道、突然Tじさんからライン。なんでも今日の試験を終えたんだとか。まぁその疲れを労ってあげましょう。ということで、急遽焼肉の準備です。
焼肉といっても、医療費でショックを受けたので、鶏肉と袋入り野菜です。まぁ、気は心ってやつです。
軽く1時間ばっか話をして、終了。いったん撤収して、昼寝タイムです。やがてノロノロ起きだして、筋トレです。そしてスタート。今日は放送部卒業生の飲み会です。
最寄りの駅に着くと、卒業生がいました。
「よかったー、来た」
と言われたので
「そら、来るがな」
と言うと、
「せんせい、前に忘れたことがあったしな」
と言われてしまいました。確かに…。
で、いつものお店へ。数は少ないけど、懐かしい面々がそろっています。とりまお店の中へ。ちなみに、入店の写真をLINEグループに投稿。そして乾杯。の写真もLINEグループに投稿。すると、
「参加できないけど、楽しんでね」
という反応があったりして、かなりうれしいですね。
そうそう。
「帰る頃は雨だから気をつけて帰ってください」
というラインも来て、これもうれしい。
なんと言っても、放送部は本当に自分にとって大切な場所なんだなと思います。そして、卒業生の皆さんにとっても、大切な場所みたいです。これからどうなるかという不安はないわけじゃないけど、それはそれですね。
あとは、飲んで食べて、昔話や今の話で盛り上がって、気がつくと閉店時間です。うん、楽しかった。またやりましょう。というか、誰かやってね。と言っても、ここは見てないだろうけどね(笑)。
てくてく歩く
朝、駅まで歩きながら、「昨日はしんどかったなぁ」と振り返ってみるなど。そして駅から歩きながら、今日1日の段取りを考えるなど。
今日は午後から出張なので、12時に仕事を終わらなければなりません。立番が終わると9時です。ということは、3時間しかない。何をするか、何ができるか。
まずは来週ある人権学習の事前学習プリントかな。去年、若い衆がつくってくれているから、それをチェックして、修正すべきところを修正しましょう。ちなみに、来週はふぁーさんがきてくれます。なので、ジャンルとしては「在日外国人問題」となるんでしょうね。ただ、この「問題」が何にかかるかってことです。「在日外国人」が「問題」なわけじゃないんだけど、それがそうは伝わらないのが「生徒対象」の難しさです。いや、生徒だけじゃないか。なので、「在日外国人の存在によって顕在化する日本社会の問題」ということを、明確に、繰り返し出さないといけないんですよね。なので、そういうプリントに少しだけ修正。
お次は組版か。まぁでもこれはさっくり終了。
さて、あと1時間。何をするか。やはり、3週間後にある「多様性ワーク」の準備ですね。というのは、来週担任さん対象に研修をしなきゃなりません。てことは、それまでにカードの準備をする必要があります。ここから後の状況を考えると、今日、印刷だけでも終了させてしまいたいです。7色の紙に14種類のカードを印刷します。ということは1色あたり2枚のカードになります。さらに教員用と色を合わせなきゃなりません。とにかく、ミスがないようにするのが一番の早道です。
そんなこんなで1時間で印刷終了。よしよし。とりま冷蔵庫に入れておいたおべんとを温めて、出発です。またまた駅までてくてく歩きます。出張先は京都府中部にある高校です。めんどくさいのは京都駅の乗り換えです。とにかく乗客が多い。そして、一番南の端から北の端まで移動しなきゃなりません。さらに、乗り換える先の電車も乗客が多いことで有名です。なんでこんなことになったんだろう。
そうそう。お茶を忘れてきたから、どこかでゲットしなきゃなりません。確か高校の前に自販機があったぞ。それも、チェリオだった気がします。google streetで確認したら、やはりチェリオでした。よしよし。てことで、最寄駅からてくてく。暑い。まぁでもチェリオのお茶がゲットできたからいいとしましょう。
会場で、おべんととお茶をいただきましょう。冷たいお茶がおいしい。
会議の方は、いつものようにつつがなく終了。
さてと、帰りましょう。またまた駅までてくてく歩きます。ちょうどきた電車に乗りましょう。が、とある観光地で山のように人が乗ってきます。京都駅では超満員の人が下車します。もう嫌だ。
そうだ、角打ちに行こう。角打ちまでてくてく歩きます。
角打ちは、いつものように空いてます。お客さんはY村さんひとりです。静かな店内で、ボソボソしゃべりながらお酒をいただきましょう。
と、Aーちゃん登場。Y村さんはお帰りです。今度はAーちゃんとボソボソしゃべりましょう。と、
「飲み」
とひとこと。ありがたく「半分」いただきました。さてと帰りますか。お酒と春巻きでお代は410円。いつもおかしくなります。
さて、てくてく歩いて帰りましょう。